羊、鹿、鬼──哀しさを秘めた、有角人たち。

コミック

  • 逃げたヒツジの捕まえ方

逃げたヒツジの捕まえ方

nigeta hitsuji no tsukamaekata

逃跑羔羊的捕获方法

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表題作逃げたヒツジの捕まえ方

及川英美(ヒデ),記者
イーライ・サフォード,天才数学者,羊の有角人

同時収録作品キラキラのキミ

望月祐人,高校からの友達,大学生
都筑士郎,ツノが生えている大学生

同時収録作品転校生のツノイ君には角が生えている

角井竜,ツノが生えている転校生
緒方修二,高校生

同時収録作品ニルの湖

高木秋生,屋敷の次男
亡き兄の留学時代の知人,鹿の有角人

その他の収録作品

  • my name (描き下ろし)
  • カバー下:角memo & 各話あれこれ (描き下ろし)

あらすじ

ようやく探し出した謎の天才数学者・イーライは、羊の角を持つ有角人だった。
記者のヒデは、取材を断固拒否する彼をどうにか籠絡しようとする。
だが、居場所を知られたから引っ越すというイーライは、まるで何かから逃げているかのようで……。

作品情報

作品名
逃げたヒツジの捕まえ方
著者
青山十三 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685556
3.8

(107)

(36)

萌々

(36)

(21)

中立

(9)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
22
得点
396
評価数
107
平均
3.8 / 5
神率
33.6%

レビュー投稿数22

ツノ萌えに目覚める

表題作は4話+おまけ、他短編が3つ。全部有角人のお話です。
表題作はとにかく羊角が可愛い!訳アリ博士とそれを追う記者のカプ。逃亡生活を続けるイーライはヒデの策略にハマり、まんまと居候を許してしまうわけですが、お互いがお互いに惹かれて人生の優先順位が変わっていくようなところが良かったです。二人とも反応が大きくて賑やか!
イーライの事情は想像以上に酷いものでした。それでもヒデの受け入れ方が良かったし、逆にヒデの決断に対するイーライの陽気な返しが素敵です。終わり方も明るい気持ちにさせてくれて最高でした。
短編は「転校生のツノイ君~」がすごく印象的。かなり怖くて酷すぎる背景のお話ですが、具体的なところは想像に任せる描き方で、ただただ今後の彼らの幸せだけを願えるエンディング。続きが欲しいようなここで終わって欲しいような、いろんな感情が渦巻きました。
気になったのは、イーライのなんかすごいらしいキス。口の中のつくりが違うってセリフがあるんですが、具体的にどんなキスでヒデを腰砕けにしたんだろう…そこ詳しく絵で見たかったです笑。

0

ツノに萌えたり、悩んだり

「ツノが好き」の一言で、これだけの物語を創り出す青山さんはすごい。
そして「ツノが好き」と言う作家さんに、GOサインを出せる編集さんもすごい。

ツノとの恋、4種です。

【逃げたヒツジの捕まえ方】(4話)【my name】(描き下ろし) 萌
あまたの数学者が挑んでは挫けた「アリス予想」を解いた天才数学者にまつわる噂と、真実を暴いて記者としての地位を確立したいフリージャーナリスト。
信じたい気持ちを利用しようとして、ミイラ取りがミイラに?というストーリー。
一瞬、有角人にビッチ疑惑が湧き上がりそうになる方もいらっしゃるかもしれませんが、描き下ろしまで読んだら、可愛くて一途な恋にときめくはず。

【キラキラのキミ】 萌
ツノが生えた途端にモテ始めた士郎と、ツノが生える前からの友人・祐人。
ツノがあってもなくても、という話。
こうやって、自分自身を見てくれている人がいるって、素敵なことですね。

【転校生のツノイ君には角が生えている】 萌2
これは…、目頭が熱くなる。
転校生のツノイと、隣の席の緒方の話です。
誰とも交わらず、馴染まない。壁の向こうにいるようなツノイの角に興味を引かれた緒方は、あることから次第にツノイと親しくなっていくが…。
「誰もが」興味を持つ。「誰もが」魅了される。
その「誰も」にはなりたくない強い想いが、「誰だって同じ」という諦めを吹き飛ばすというストーリーで、ラストはそこにたどり着くまで捨てきれない一縷の希望だけを支えに生きてきたであろうツノイに胸が締めつけられます。
妄想力総動員でどうぞ。

【ニルの湖】 萌
優秀だった兄が死に、その弔問に来た有角人。
完璧で冷徹に見えた兄の知られざる一面を知った弟は…。
うーむ、短くて妄想に翼が広がりきるにはもう少し!
最低限必要な情報は得られたものの、そこからのラストに気持ちをどう持っていっていいものか悩んで終了してしまいました。
兄目線の回想話があったらすごく萌えそうです。

学者や研究者の話は好きなのですが、表題作はいまいちハマりませんでした。
その代わりにツノイ君!
こちら、おすすめです。

0

童話のような美しい短編集

青山先生初読みです。
最初、少しガチャガチャっと進む?印象だったけど、テンポ良く読めた。

しれっと有角人とあり…何?と思っていたら中盤で説明あり、そういうことなのねと。
(事前情報入れずに読むので。表紙見たらわかるんですけどw)

キスとか、絡みのシーンが流れるような線と絵できれいだった。
いい攻めと受け。
お似合いですね。

他3本も全て、いろんな角が生えた人が出てきた。
角の本だったw

どれも、きれいな童話のような恋のお話でした。

0

美麗

切ない話多めで性描写が控えめな印象
ケモノ耳やモフモフに注目した作品は多いけれどこの1冊の主役はツノ
ツノ好きを公言している青山十三先生のツノへの愛とこだわりは半端ない
ツノの美しさや種類、生え方から伝わってくる
世界観も作り込まれていて短い話でもちゃんと入ってくる
表紙の美人さんで表題作に登場するイーライさんのツンデレや骨格が最高
同時収録作の「キラキラのキミ」士郎の生え変わったばかりの小さいツノもよかった
ツノの魅力が存分に味わえる1冊でした

0

角の悲哀

表紙が美しいですね。クールビューティーかなと思ったのですが、とっても可愛い草食系舐めんな!な羊さんでした。

記者のヒデとの攻防。イーライが可愛くて。事情があり居所を世間に知られるわけにはいかず絶対に取材は受けないと。
ヒデもどんどんイーライにひかれていき、いつもなら口説いて落としてでも取材するのに今回はやめておきます。
イーライやコニアの事情も気の毒ですがなかなか駆け足気味でした。
ヒデにならとイーライが取材を受けようとしたところが健気で。最後は追い付いて一緒にいられるのかな?

他の短編も角があるから研究対象にされたり急にモテだしたり伝説があったりさまざまなお話でした。

角BLってジャンルも良さそうですね!想像が広がります。

1

角は勿論なんだけど、私的には尻尾萌vvv

とにかく表紙のイーライ先生が魅力的v
大きな角が付いていたりすると、
ついついファンタジーチックなお話を想像してしまいますが、
どれも普通の生活の中に有角人が生活している。

それでも、やはり少ない種族らしく、
珍しがられたり、実験動物扱いされたり……

そんな中でも自分らしく生きようとしている姿に惹かれます。

どのお話も少しの哀しみが漂う。
けれどもその哀しみも、側にいる優しい誰かが癒してくれる。
ホントに優しい物語たち。

共通のモチーフである角は勿論魅力的なのですが、
私はイーライ先生の腰からお尻、そして尻尾へのラインに激萌vvv

青山さんの、優しく色っぽい絵柄とストーリーがベストマッチv

私的には、
どうしてもらぶらぶいちゃいちゃになりきれない所に引っかかりつつ、
もうほとんど神に近い「萌×2」!

0

タイトルがぴったり

表紙の横顔が気になってから読むと決めるまで、長い間購入候補に入れていました。
羊の巻いた角は、よく見ると美しいですね。

記者の英美(ヒデ)は、数学界の世紀の難問を解いた天才数学者イーライのインタビュー記事を書く為に
居所不明のイーライを見つけ出し、潜入を試みます。
ヒデは何かの薬と酒を飲んで意識を無くし、イーライの家へ転がり込む事に成功します。
イーライは羊の角を持つ有角人でした。
看病したイーライは、ヒデが取材に来た記者だと知り追い出しにかかります。
ヒデが出ていかないとわかると、イーライは一緒に住んでいるコニアと引っ越そうとします。
イーライ達は、これまで居場所がわからないように引っ越しをくり返していました。
実はヒデのルックスや人柄は、イーライの好みのタイプだったようです。
ヒデはそれを知ると色仕掛けで記事を書こうとしますが、イーライには逃げる理由があるのです。
イーライとコニアの抱える秘密。
それを知ったヒデは記事の為にイーライを裏切ろうとするけれど、情もあるんです。
一緒にいるうちにイーライとの恋に落ちるヒデ。
ヒデは記事を諦めるのか。

引っ越ししたくない理由の一つが、素数の番地が惜しいからというイーライがかわいいです。
ヒデは人間味があってどこか憎めないキャラクターです。
イーライから数学の問題を出されたヒデが、ご褒美にイーライのキスを要求しますが、
ご褒美に関係なくキスするくだりが面白いです。

ファンタジーだけど世界観がしっかりしていて読み応えがあります。
それでいて想像の余白も残っています。
私の予想とは結末が違いました。
ぜひ読んで確かめて欲しいです。

1冊のうちの5分の3が表題作で、他に3編の短編が入っています。
全て角を持つ種族、有角人のお話です。
恋人未満の話もあり余韻が楽しめます。

2

ツノ祭り

ツノが大好きだとおっしゃる青山先生の、ツノに対する愛情たっぷりな一冊です。

表題作はとにかく、イーライ(受)がカワイイ♡
題材的にはありえない人物設定ですが、でもそのツノ(有角人)のためにいろいろと苦悩して、逃げて、逃げて、逃げて...
追いかけてきた記者のヒデ(攻)と恋に落ちる。
ある意味、捕まった、ですね(笑)

天才数学者、イーライ・Y・サフォード博士は、姿を見せることない謎の人物。
その人物を見つけて、特ダネにしようと試みる記者、及川英美。
とっても心優しいイーライが、あるきっかけでヒデと一緒に生活をすることになり(ヒデが勝手に居座った...)取材を受けてくれと懇願される。
イーライはそれを頑なに断り続ける。
それは居所を知られたくない理由があって...

いろいろと複雑な有角人特有の理由があるんですが、罠に嵌めてイーライを売ろうとするヒデの心の変化がよかったな...
天才かもしれないけど、ホントに純粋でカワイイからな〜、イーライは♡

普通の恋愛話とはちょっと違うかもしれませんが、イーライが守ろうとしていたもの、ヒデがそれを受け入れてくれたこと、そしてなにより「逃げ回る生活の中で、いつか誰かが僕にたどり着いて... 好きだと言って...くれたら」という、イーライの気持ちをヒデがちゃんと受け止めてくれたこと。
はぁ〜、ホッとしました。

青山先生はとっても絵がお上手!
仕草、表情、お洋服の感じもすごくステキ!
もちろん、身体もいい!(笑)
私のお気に入りは、斜め角度からのちゅーです。
ヒデがイーライにするこのシーンは、もうめっちゃ好き♡
ヒツジ〜だけじゃなく、その他の作品(靴屋シリーズや、友口説など)でもほぼ斜め角度からのちゅーは出てきます。
こだわりかな?
もう、これだけでたまらなくなりますよ〜

2

角萌え(*´Δ`*)

有角人という共通のテーマで描かれた短編集。
4CP出てきますが時代や場所は違いました。

あ、でも表題作の『逃げたヒツジの捕まえ方』と『ニルの湖』に出てくる青年の故郷は場所が比較的近いようですね。(カバー下参照)

羊=ニル湖北西部に居住。
鹿=ニル湖南東部に居住。

らしいのでΣd(´∀`*)



■逃げたヒツジの捕まえ方/my name■【羊】海外?
及川 英美(記者)×イーライ・Y・サフォード(天才数学者)

ようやく探し出した謎の天才数学者・イーライは、羊の角を持つ有角人だった。
記者のヒデは、取材を断固拒否する彼をどうにか籠絡しようとする。
だが、居場所を知られたから引っ越すというイーライは、まるで何かから逃げているかのようで…。

体外受精とはいえ自分の子供たちが次々と死んで、遺体が川に流されていく様は想像しただけで本当にゾッとする…。
「川に流しちゃえ」って言葉…最初は読み流してたけど…笑えない、笑えないよーコニア。゚(ノ□`。)゚。。

…尻尾でベチッてされたぃーhshs(*´Д`≡´Д`*)hshs
あと口の中の構造も人間とは少し異なるようで、チューでイーライ博士をからかったらパニクった博士から逆にチューされてメロメロにされるというねwww
グルグルした挙句にプチッとなって「そっ草食なめんな!!」って顔真っ赤にしながら叫ぶイーライ博士めちゃくちゃ可愛い(*´Δ`*)

名前の由来が悲しい…。
“イーライ”=E部屋
“サフォード”=ヒツジの角を持つ一族
…研究対象を扱う上での記号みたいなものですよね。
そんな彼が唯一“名前”として感じられたのが、アジア系の医師が呼びかけてきた“ヤン”という呼び名。
イーライ博士を天才として有名にしたアリス予想の証明もこの医師が「おまえ数学好きだろ。解けたら教えろよ?」って渡した紙に書いてあったもの。
“ヤン”…羊、大切なもの。
いつの日か再会してほしいなー…なんて願ってしまう。
あと、コニアの病気が発症しませんように…。

…イーライ博士の舌が気になって「ヒツジ 舌」「ヒツジの舌」で検索掛けたら中々のグロ画像(食用?)出てきたので要注意((((;゜Д゜))))

■キラキラの君■【丸角】現代日本
望月 祐人(大学生)×都筑 士郎(大学生)

有角人になってから女の子にモテモテな士郎。
断り文句は俺?それとも角?
変わらない存在の祐人に…。

生え変わり…(*゚∀゚)=3ムハー
この話は普通に可愛かった!

■転校生のツノイ君には角が生えている■【鬼角】現代日本?
角井 竜(角の生えた転校生)×緒方 修二(高校生)

転校してきた角井くんには鬼の角があった。
ざわつく教室を一睨みで静かにさせた彼は、腫れ物扱いとなった。
けれど話すと意外にも…?

この話が一番有角人の哀しさが直にきた。
やっぱそうなるよね…。
しかも“鬼の角”は絶滅危惧種、薬効が期待される。
当然…そんな存在だから様々な製薬会社からお呼び出しを掛けられる。
角を削られ、腕の関節には逃げられないよう発信機を埋めこまれ…。
んもぉ…角井くんが痛々しい…。
最後、再会できたけど…腕なくなってたね。
逃げ出すために発信機邪魔だったから…腕を…。゚(゚´Д`゚)゜。

■ニルの湖■【鹿】結構前の日本
高木 秋生(屋敷の次男)×ニル・J・グレイス(亡くなった兄の留学時代の知人)

亡き兄(宗平)を訪ねて鹿の角を生やした外国人男性が屋敷に来た。
彼が近所の子どもたちに語った故郷に伝わる有角人と人間の悲しい話を聞き、生前の兄の言葉「ニルの湖にとらわれたんだ」を思い出し…。

お兄さんがストイックな方だった模様です。
折につけ思い出しては「あの鹿め!(##゚Д゚)」と罵る姿に愛を感じます←
生きている間に再会できたら良かったのに…。

1

ツノ!

Dr,イーライ。
読めば読むほどにカワイイ人。
ツノはもちろんいいアクセントであり
その特殊な舌がどうなっているのか気になるところではある。
有るのだけれど、誰よりも人を拒絶しているようで欲している。
好きだといえば頬を赤くし受け入れる入れないを葛藤している姿が
如何せんもどかしい。
素直になった姿もまたかわいいよね。
素っぽい姿なんとも萌えました。
攻も「おれは・・な人間だ」といいながらというのがいい。
結局はハマってしまった。というのがシックリくるのかどうなのか。
コニアカワイイ。長く生きてほしい。二人にも幸せに。

◆キラキラの君
生え変わりwwww
恥部っぽくてよいです。手篭めにしたry・・(殴

◆転校生のツノイくんには~
夢の中でツノをなめるシーンがエロ!

◆ニルの湖
鹿の角・・・じゃまくさくないんかなー
な印象が強烈でしたw
大事なのはそこじゃないよっていうな。

>全体的な雰囲気が良い作品でした。

3

つの!つの!つの!

丸ごと1冊、ツノがある人たちのお話です。ケモミミだけでなく、ツノにもこんなに萌えれるとは!と新しい発見だと思った記憶があります。

『逃げた羊の捕まえ方』
記者のヒデと有角人のイーライのお話です。とにかく、イーライが綺麗で可愛いです。長髪とツノが合ってて、色っぽいです。ヒデにからかわれて、いちいち赤くなるのに萌えます。結局裏切れなかったヒデが好きです。二人のその後が読みたかったです。そして、イーライ達の口の中が気になります。

『キラキラのキミ』
俺が好き?ツノが好き?と苦悩する士郎のお話です。「モテそうだと思ってたから、やっと世界が追いついた」と言い切った望月にニヤニヤします。二人の恋が始まる予感にキュンとなります。

『転校生のツノイ君には角が生えている』
一番好きなお話です。楽しかったあの時を忘れられずに、腕を切ってまで自由を手に入れたのが切ないです。お互いが相手を求めていた二人に、幸せな未来でありますように…。

『ニルの湖』
好きな人の喪失という辛さを乗り越えていく姿にキュンとなります。

続編が出たら、ぜひ読みたいです。

4

やっぱり美人受けはいい。

青山さんのこちらの作品、まるっと一冊「有角人」の話でした。

■表題作【逃げたヒツジの捕まえ方】
イーライさんは正しく美人受けでした。
表紙の凛とした横顔がとても美しいです。
そして角も美しい。
やはりと言うか、美人受けには男臭い攻めの組み合わせでした。
おっさん入ってて、若干三枚目な性格っぽくてどこか男臭い攻め。
イーライさんを裏切るのか、どうなるのか?と思っていたのでハッピーエンドでほっとしました。
それにしてもイーライさんのキスってどんだけすごいんでしょう!
攻めさんあれで真っ赤になってて可愛いかったですw

実に黄金比率の攻め×受けでした。
男臭い攻め(若干おっさん入ってる)×美人受け(ちょっとツンデレ気味)は人気作に多い気が。
王道だけどまんまと好きであります。


■【キラキラのキミ】
角の生え変わり萌え!!
割と立派な角が生え変わりの時に落ちて、
頭から小さいのが生え始めてるとか…
なんだこれなんだこれ!かわいいじゃないか!
小さい角に萌えてしまった。
新たな萌えに目覚めた瞬間でした。


■【転校生のツノイ君には角が生えている】
ツノイ君は有角人のため、
製薬会社に人体実験されている。
角を切らせ、手には発信機がついている。
そんな風に体を動物実験されているツノイ君がとても悲しかった。
切ない物語でした。


■【ニルの湖】
鹿の角を生やした有角人でした。
有角人と人間の間にある物語を語る有角人の青年。
それは自分の先祖のことと、自分自身のことのようで・・・?

1

まるっと有角人

ヒデミの死にものぐるいっぷり。
初っ端から表紙のイメージを裏切る軽妙なやりとりに戸惑ってしまいます。
ただ、素直に振り回されてみれば、イーライの心の隙間にある手放しきれない人間味と弱さに右往左往する姿が可愛くてかわいくて。
いつのまにかヒデミのイーライを落とす算段にかぶりつきとなります。

ニコラの絶望やそれを分かち合う2人の孤独。
ヒデミに晒してしまう程頼りのない不安な状況にぐっと惹きつけられ、ヒデミを信じると決めた後の潔さにカラリとした幸福感。

とても気持ちいい読み応えのある作品でした。

他「キラキラのキミ」「転校生のツノイ君には角が生えている」「ニルの湖」

角の美しさを十二分に感じさせていただきましたが、生えかわりのもぞもぞしそうな可愛いらしさにノックアウト。
マイノリティとしての肩身の狭さや生きにくい世界の無情に逆らわず流されず、当たり前に生きていく姿が優しく哀しく描かれていました。

4

角!

もう、あれですよ
角が美しいだけで、神!

角のある人と、切ない恋。

これはねぇ、この青山先生の美しい絵があってこそというか、
着想や、ストーリーにも、勿論、爆萌なんですが、
やっぱり、絵!
先ず、カバーイラストの、角にロン毛に、何と言っても「白まつげ」!!
草食獣のバサバサまつげが白毛!!
これだけでも充分、どんぶりで3杯的な萌。
と、イーライさんの美しさだけでも!!!がいくつあっても足りない萌ですが、もっと萌なのが、つのいくんの鬼角。
小さくおでこに生えた鬼角。
エロい、
エロすぎる、
研究材料って、
実験って、
何されちゃってたんでしょう、
妄想が炸裂しますね!
緒方くんの告白シーンには、涙腺が決壊です。

この本は、永久保存版です。

2

角萌えの扉、開かる

有角人オムニバス。
設定もエロ度も様々だが、一つだけ共通なのは角のある人との恋物語。

そう当たり前でもないが、
レアではありながら世の中で認知されているらしい角。
そこは説明も突っ込みもなく、マイノリティの生き方や
彼らに惹かれていく人間の思いが、描かれていく。
ヒツジ角あり、鹿角あり、生え変わりだったり……
角にも色々あるけれど、
どこかコミカルでありながら愛おしい感じがいい。

表題作は、ジャーナリストと世の中から隠れている天才数学者の話。
超魅力的な表紙は、この数学者のイーライさん。

お互いに過去に心の傷を受けた二人。
ジャーナリストのヒデは、当初はスクープを求めて近づいたのだが、
ユーモラスなやりとりの日々の中、二人の距離は近づいていく。
彼が世の中から逃げる理由は、実はとても重く……

角やしっぽ、彼の裸体ははなんとも魅力的!
成長を止めたコニアの見せる表情や、
無心に壁に数式を書き続けるイーライ、
彼の幼い頃の名前のエピソードといった
はっとする美しさが散りばめられながら、
全体としては重くなりすぎずない塩梅が秀逸。

ちょっと可笑しくて、切なくて、優しく印象的な物語達。
この言い尽くさない物足りなさこそ味だと思う反面、
続編を期待してしまうのも、また本音。


※読者の皆様、有角人とのキスって興味津々じゃあありませんこと?
 草食の舌……うーん、どんな感じなんだろう?(ワクワク)
 恋人になって下さいとは申しませんので、
 一度体験させて下さる有角人様いらっしゃいませんかぁ〜w?


6

他人と違うという事は悲観することではない。

作品としては、何かに追われて過ごすイーライを
取材したくて近づくヒデたちとのやりとりは面白く、
逃げる理由が明かされ解決し、幸せな終わりになっていると
私は思います。が、違う見方でも読める作品でした。

人間は得てして、規格外を受け入れたがりません。
自分と違う事、この作品の場合は「角」がテーマです。
反対に、それに執着する場合もあります。
物珍しさのために角をいじられ、しかし自分たちとは違うからと
離れていく。 一体、人は何がしたいのでしょうね…
誰かを傷つけてしまう問題は角に限らないでしょう。

みんながイーライやコニアの気持ちを理解できたら
日常でも誰かが逃げ回ったり、びくびくしながら過ごさなくて
よくなるのにな~と、ちょっと真剣に考えてみたりします。


3

白絹綸子

この一冊に収められた物語は二通りに味わう事が出来ます。
一つの味わい方は文字通り恋物語として。
もう一つの味わい方は、断片的な謎を手繰り寄せて継ぎ合わせて
想いを馳せると言うやり方で。
ただ、総てが詳らかにならない方がこの物語達をゆっくり
味わう事が出来るでしょう。

空想と残酷は常に背中合わせです。
雄弁な空想とそれに向きあえず目を逸らす残酷。
その残酷にほんの少し正面を向いてごらん、と促すのが
この物語の一群なのやも知れません。

2

捕まえられました。

 ツノが生えている有角人。人外というほどかけ離れていないその存在はファンタジー色薄めで、「ちょっと違う」人のリアルな物語。
 深い中に単純な萌えもあり、至るところに青山さんの愛情を感じます。これまでにない世界観に、完全に捕らえられました。

◆『逃げたヒツジの捕まえ方』1~4話+描き下ろし
 荒削りに見えて優しく、尻に敷かれるのが似合いそうなヒゲオヤジのヒデ。
警戒心が強い一方で愛を求めている、儚げで可愛い美人数学者のイーライ。
記者であるヒデは思惑を持って近づき、ヒツジ型の角を持つイーライは理由あって心を閉ざす。そんな2人のやり取りがユーモラスで甘くて切ないです。

 出版社特性ペーパーの「コニアレポート」もほのぼのしていて可愛かったです。イーライにいたずらして怒られてにやにやしているヒデ。それを眺めるコニア。それだけの日常がとても幸せ。

◆『キラキラのキミ』
 幼馴染み。ツノがあろうとなかろうと、「お前はお前」。究極の告白。

◆『転校生のツノイ君には角が生えている』
 鬼の角を持つ転校生。発信器を埋められ、全国の研究施設を巡る彼を愛してしまった主人公。中途半端な優しさはかえって残酷ですが…。

◆『ニルの湖』
 鹿の角を持つニルと兄の哀しい物語。几帳面で生真面目な兄さんの「あの鹿め!」という台詞に愛を感じます。哀しい話は、語り継がれるうちに美しい物語に。

 「ちょっと違う」と生きにくい世の中で。残酷で哀しい現実の中で生まれる偏見、猜疑心、諦め、打算的な感情。けれど1対1で向かい合ってみると優しい気持ちが湧いてくる。説教っぽくも偽善的でもない、人と人との素直なやり取りに笑い、キュンとし、癒されました。
 全体的に綺麗な雰囲気でしたが、ツノがみょ~~にエロかったです。やっぱり1番の性感帯になるんでしょうか。根元のほうが感じるとかくびれたところがいいとか。
 新地開拓してくださった青山さんに感謝です! 

4

yoshiaki

スズキ27さま

コメントありがとうございます!
す、すみません!素敵な本にゆるキャラのイメージをなすりつけてしまって(^▽^;)
でもあのコも有角人かと思うと、これからは見る目が違ってきそうですv

やーそれにつけても、ツノってエロいですよね。
闘牛BLを読んだ時も、牛の角エロいな~と思ったんですけど、BLとツノってすごく相性がいい気がしてます。

イーライさん、お美しい

角が好きです。
特に羊さんの巻いた角が。
加えて薄幸な美人受けが大好きなので、これが買わずにいられようか!
と某密林さんで買いましたら、予約したのに当日に届かずしょんぼり。
販売日翌日の今日、届きました。

ああああ!やっぱりイーライさんが美し過ぎる!!!
立派な角もさる事ながら、あの背中から尻尾のラインが!!!
コニアくん、いやもしかしてイーライさんと同じ年くらい?も、ヒデさんも皆素敵。
狩る者から逃げる羊が二人。
研究者たちのマウスでしかない彼らが悲し過ぎます。
切なさとほのぼのしたあたたかさが入り交じったお話でした。
大好き!
ただお話としてかなーーーーーり物足りない!
これ、続編でますよね?ね?

他の短編もみな角のある人たちのお話。
ツノイくんのお話が一番、つらいです。
腕切ったんですよね(がくぶる)

角好きさんには、全力でお勧めのコミックスです!
BLで角が拝めるとはいい時代になったもんだ。(ほくほく)

あ、ペーパーあったんですね。
こういうの買い慣れていないので、大失敗。

2

角の美。角の悲哀。角のエロス。

オール角萌えのラインナップで、表題作含め4作が収録されています。
「有角人」という斬新さももちろんですが、シリアスでコミカル、ダークでほのぼの、甘辛のバランスが絶妙! 
これって青山さんの最高傑作じゃあるまいか?・・・なーんて口走りたくなる勢いで傑作だと思うのですが、実は過去作は「みつきにいちど」しか読んでないwので、残念ながら「青山さんの傑作」としか言えません。でもこれ、好きですv ブラボーです!

◆表題作◆

数学界の世紀の難問を見事に解いた、ニュースな天才数学者・イーライ・サフォード(表紙絵)。
新聞記者のヒデミは、人前に姿を見せず、謎のベールに包まれたイーライの独占インタビューを取るべく、彼の居場所を突きとめ、強引に彼に近づくのですが――

記事のネタとしてイーライを追いかけるヒデミの、記者としての探求心が、次第に「相手を知りたい」という恋愛感情に重なり合い、やがて完全に恋心に置き換わっていく辺りの描写が、すっごくイイ。
自信たっぷりに色仕掛けでイーライを落とそうともくろんでいたヒデミが、「舐めてもスゴいんです」なイーライのスゴ舌キス(有角人の最終兵器?!)に、一転して惑わされる側に転落!
二人の丁々発止の駆け引きが楽しくて、眼が離せません。

でも、一番ハートを撃ち抜かれたのはコニアの可愛さ!
コニアはいわば恋のキューピット役の有角少年なんですが、生き生きしたしぐさや表情、生えかけの角の可愛さがたまらない!
しかも、単に可愛いだけのマスコットキャラに終わらず、明るく屈託のないコニアも、実は有角人種の過酷な宿命を背負っている、という。
重い宿命。でも、その重さに押しつぶされずに明るく健気に生きているコニアが愛おしくて。

勿論、イーライの美貌や、無精髭が男っぽいヒデミの挑発的なしぐさ(上半身裸エプロンあり!)にも、めっさ惹き込まれます!
ツッコミどころは数々あれど、それを上回る引力に、やられました。 
この作品、まさかここで終わりじゃないですよね? 続編ないと泣いちゃいますよ。

◆「角」のこと◆

羊角・鹿角・鬼の角・・・角づくし、4作。
ツノを単なるアクセサリーで終わらせずに、ツノの持つさまざまな側面、そしてツノを持つ人=異形の存在という側面にもスポットを当てたところが、この作品集の大きな魅力だと個人的には思います。

帯コピーの通り、このコミックスに登場する有角人たちは皆、異形の者としての暗い宿命を背負って生きています。
「有角人」を、突然変異ではなく、人と共存するマイノリティー人種として描き、種族としての背景も加えたところが、個人的にツボ。
イーライにしても、種の犠牲になる運命から逃れて暮らす逃亡者の顔を併せ持つからこそ、一層彼の美しさに陰影が加わっている気がします。

「キラキラのキミ」や「転校生のツノイ君には角が生えている」では、角に男性器のシンボルとしての意味を持たせたような描写も・・・鋭角的に屹立したツノ、エロいですよね。

一方、表題作のイーライの角は、メリノ羊のような優しい曲線を描く角。驚くほどイーライの容姿に馴染んでいて、彼の美貌の一要素ですらある。
こんな角なら欲しいかも・・・という気にさせられる、美しい角です。

それぞれ角がしっかりと生かされた物語。
ただ唯一鹿角のニル(「ニルの湖」)は・・・どうしても奈良県のゆるキャラ・せんとくんを連想してしまってwww
そう言えば、ヤツも有角人! とても切ない話なのに、「ニルの湖」だけは、ヤツのおかげで萌えきれませんでした。ゆるキャラの破壊力、恐るべし。

3

スズキ27

Krovopizzaさんのコメントに便乗しまして、皆様こんにちは*

タイトルの「美」「悲哀」「エロス」の3本柱、まさしく!と叫んでしまいました。
今日はずっとこの作品を読み返してます。
せんとくんの事は脳内削除して(できる自信がない(笑))、もう一本イってまいります!

Krovopizza

yoshiakiさん、こんにちは!

私も青山さんの作品は靴屋シリーズしか読んでいないので偉そうなことは言えませんが、この作品は青山さんの最高傑作の一つなんではないかと思います☆

「有角人」という種が存在する人間社会、という嘘を一つだけ交ぜた設定が良いですよね。
全然小難しい話ではないのに、マイノリティについて考えさせられるというか。

ニル→せんとくんは盲点でしたww
ゆるキャラもいつリストラされるか分からない、
暗い宿命を背負った生き物と思えば
有角人の要素を見いだせなくもない…いややっぱ無理かw

ヒツジ!

モフモフで可愛いヒツジかと思っていたら、
とてもスレンダーで美人なヒツジなんです!

あ、でも、可愛いところはたくさんあります(๑´`๑)

寝ぼけてヒデに抱き付いちゃうところとか!
ムキになってチューしちゃうところとか!
草食動物とキスするとどうなっちゃうのか気になるところです(๑¯﹀¯๑)

表紙のイーライも美麗です!
有角人のお話はまだ鬼系しか知らないんです。

青山十三先生の作品は靴のお話しか読んだ事ないので、ヒツジだからかゆったりファンタジーでとても良かったです。

どの作品も余韻が残る素敵な作品でした!

ツノイ君のお話なんて、ハピエンだけど悲しくて…( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )

ペーパーの花冠イーライが可愛い過ぎます!

帯も表紙も私にはインパクトありすぎです!
有角人たち。ってキャッチコピーに表紙のイーライの美しさがかなり目を惹きます。
Cannaコミックって表紙が紙なんですが、イーライの美しさを引き立ててる気がします!

ちるちるで購入しましたが、特典のブロマイドも美麗です(*´˘`*)

満足以上、神以上の作品です!
この作品に呑み込まれました。この作品から抜け出せませんm(__)m

5

ツノのある世界

靴屋シリーズ以外の青山さん作品は初めて読みます!

羊、鹿、鬼――――
頭にツノが生えた「有角人」と人間の恋を描いた
切なくも温かい作品集。
姿形は普通の人間と変わらないのに
たった一つの部分――「ツノ」があるというだけで
好奇の目に晒される。
そんな人間社会の哀しさを寓話化したような面も感じます。


■【逃げたヒツジの捕まえ方】全4話+描き下ろし【my name】
記者のヒデは、天才数学者で羊のツノをもつ「有角人」イーライを見つけるも取材拒否され…。

遺伝子疾患に冒された有角人の悲劇はとても切ないです。
希少種としてひっそり暮らしながらも、数学の真理を求めずにはいられないイーライ。
紛争地域にいた頃の心の傷があるからこそ、目先のスクープより目の前の人を救うことを優先できるヒデ。
それぞれにポリシーをもつ二人が、互いを癒し、元気付けていくような、温かなお話です。

表紙から分かる通り、イーライがひじょーに美人です!
しかも有角人の特性で、口の中の構造が独特だとか…
セクハラするつもりが、逆にキスで骨抜きにされてしまうヒデに萌えました(*´ω`*)
Hシーンは最後に少しだけど、
イーライの背中のアップがとても綺麗で(長い尻尾がステキ)
二人ともすごくいい顔してて、感無量でした。

切なさと萌えと感動がギュッと詰まった表題作でした♪


■【キラキラのキミ】
大学に入ってからツノが生えてきたシロー。
女の子はツノが珍しくて寄ってくるだけ。
そんな斜に構えたシローが、昔からの友達・祐人にだけ見せる恥じらい顔が何とも可愛い!
ずっとシローを見てきた祐人の健気さも可愛く、
癒されるお話でしたv


■【転校生のツノイ君には角が生えている】
この話に一番心を持っていかれました!
ちょっと前の日本が舞台。
転校生のツノイ君は、子どもの頃から「研究動物」として全国各地を転々としていた。

削られても生えてくるツノ。
肘に埋め込まれた発信器。
緒方はツノイ君のことを知るにつれ、いけないと思いつつもツノに触れてみたい欲求が高まり…。

ツノイ君を好きで、助けたいのに何もできない。
そんな緒方のまっすぐな想いが、少しでもツノイ君の救いになっていればいいなと思います。
そしてラスト2ページが………!!
バッドエンドではないけど、二人のこれからが気になって仕方ない。
作家さんにとって「大切な一本」とのことですが、自分にとっても忘れられない話となりそうです。


■【ニルの湖】
田舎の屋敷の次男・秋生のもとへ
鹿のツノをもつ外国人青年が訪ねてくる。
亡き兄の留学時代の学友だった彼との会話から、
生前の兄のストイックな生き様と
秘めた想いが浮かび上がってくる。
切なくも優しい救いが見えるお話。


■カバー下には、各話に登場する「有角人」についての解説と、それぞれの話についてのあとがきが載っています。

この世界観を大事に大事に書かれた作家さんの想いが伝わってくるようでした。素敵な一冊です☆

14

yoshiaki

Krovopizzaさま

コメントありがとうございます(^O^)
実はこれ、買う予定の本には入ってなかったんですがBLニュースの記事とKrovopizzaさんのレビューを読んで、急遽本屋に買いに走りました!
この本に出会えてよかったです。ありがとうございます。

Krovopizzaさんのお気に入りの「転校生のツノイ君には角が生えている」私も好きですよ~(〃▽〃)
ツノイ君も、ツノイ君の夢を見るオガタ君も、切ないですね(>_<)
でもそこが、色っぽい。
角シリーズ、もっと読みたいです。

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