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コンビニの店員とその周りの人たちの恋物語。
3組のCPが登場する短編集です。
シンプルな絵柄だからこそのキャラの大人っぽさやイケメン感、表情の変化がわかりやすくすごく好みの絵柄でした。照れ顔が特に好き…
無愛想で口煩いイケメンが意外と面倒見が良く好きになったら一直線なのも、遊び人ぽく振る舞ってた先輩が実は一途で失恋に苦しんでるのも、タチを主張してたのに好きになってることを自覚したらネコになってもいいやって思ってしまうのも、それぞれにギャップがあってすごくよかったです。
短編集なのでそれぞれを深く掘り下げて、という感じはないのですが、短編集ならではのテンポのいいストーリーと一生懸命全力で恋愛する姿をたくさん見ることができて大満足でした!
3作入ってますが、どれも読みやすいお話で、
絵柄も画面も白くないのにすっきりキレイでほんと読みやすかったです。
表題作
・真面目で堅物クール君な年下バイト君×お人よしでヘタレな放っておけないタイプの店長
攻め受けどっちもノンケ設定ですが、受けは過去経験ありなのでノンケかと聞かれると微妙なところです。
お互いちょっとずつ意識していく、みたいな話なんですが、
あんまり男同士云々の葛藤が少ないので、その辺しっかり描かれてないと納得できない方には向いてないかも。
攻めの一見クールだけど執着気味なとこがいいです。
受けは序盤結構男っぽい感じだったのに、徐々に可愛くヘタレになって行っちゃうのはちょっと残念だったかな…
まあある意味恋して可愛くなるのは見所の一つですけどね。
2作目
・不器用で直情型な新人バイト×大人に見せかけて純情受動派な表題作の当て馬SV
表題作で当て馬として出てきたSV(コンビニの地区管理担当?みたいな人)のお話。
表題作では大人な余裕で表題作の受けをからかうような素振りばかりするんですが、自分をさらけ出すのが苦手な臆病者なんです。
そんな卑怯な大人がまっすぐな若者にぐいぐい来られてうろたえる所が見物です。
私は表題作よりこちらの方がすき。攻めも受けも可愛い!
これも多分攻めはノンケなんですけどあんまり男同士に拘る感じではなかったので、ちょっとあっさりした感じですね。
でもそのおかげで重くなく読めるので、私はこういうお話も好きです。
3作目
天真爛漫な後輩(タチ)×武道派でクールな先輩(タチ)
先輩は表題作と2作目で出てくるコンビニのバイト君ですが、
最後の方にほんのり出てくるだけです。
二人の出会いのきっかけが前2作のエピソードにリンクしてる感じですね。
一応攻め×攻めですが、如何せんショートなので受け攻めの攻防はけっこうあっさりです。
全作通して良い意味で軽く楽しめる感じでおススメです。
話はあっさりめですが、表情や言動でキュンキュン萌え楽しむ感じ。
画面もとても丁寧に書き込まれています。
BLはやっぱり絵で楽しむ要素が多いと思うので、最近背景スカスカ線ガタガタの作家さんが増えてきていたので、とても嬉しいです。
エロは普通~軽めかな?
あと全部受けが受け受けしくないのも良いです!何よりやっぱり個人的に絵がとても好み!
作者の描くメンズがとにかく美しく
ほのぼの、甘くて気持ちよく読み進められます。
BLにとってコンビニ自体は登場回数も多く不可欠な存在。
コンビニ店員内でいくつかカップルができるなんて大好物な展開だと思い手に取りました。ちなみに作者の作品はこちらしか読んだことがないのですが、一読目さらっと読んだわりにその後もたびたび引っぱり出しては再読しているという、クセになる感じの一冊。
3カップルあって、3カップルともたぶん年下攻め、うち2カップルがコンビニ従業員内でという、いかにも美味しそう、かつ面白そうなラインナップです。おすすめポイントは、この本にはイケメン以外登場しないということと、年下攻めのタイプが3つともはっきり違うところ。楽しめると思います。
スーパーバイザー(店舗を監督する立場にある)米村が好きです。
昔風男前ルックスが強烈で、オフの時とのギャップがたまりません。
かわいいキャラではないのだが、私からすると可愛すぎました。
どうしても読みたくなって本日再読。
表題作は短いお話なんですが、一冊まるまる読んだような満足感とうまくまとまってる感がありました。ホントに読んでいておもしろかった。コンビニが舞台で、堅物バイトの東野とやんちゃ系店長西山の歳下攻めカップルです。
雇われ新人店長の西山は、古株で愛想の無いバイトの東野が苦手。
けれど夜勤勤務で次第に距離をつめていき、知らなかった部分を知って、もしかして好きかも?ってところから、失敗だとか嫉妬だとかいろいろあってコメディーもシリアスも萌える場面もピンチな場面も…ぎゅっと詰まっていてでもごちゃごちゃでなく短く上手くまとめていました。
こういう、ちょっと馬鹿だけど兄貴肌!て感じの受けってあんまり見ないので、最初どっちが受けなのか…と思って読んでいたのですが、そういうところもすごい楽しかったです。
シリアスになりきらないところもよかった。
お互いを意識している微妙な空気がせつない感じになるのではなく、何事もハッキリさせないとスッキリしないタイプの西山が「話し合おう!」てなるところが笑えました。あんまり色気はないお話なんですよね。
でもすごく萌えるんです。
誰かに是非読んでみて!とオススメしたい作品です。
次のお話は深夜バイトの安藤とスーパーバイザーの米村の組み合わせ。米村は前半のお話で当て馬のような立ち位置でしたが、悪い人ではなかったので幸せになってくれてよかった。
10代と30代の歳の差カップルです。これはどっちが攻め?なのか…。安藤だとしたらかなり幼い攻めに見えます。安藤というキャラが非常にひたむきで、子供ぽいんですが真っすぐでかわいいんです。
でも最後のオマケで、安藤が米村を押し倒して米村の乳首を吸うシーンには笑えました。色気があるというより、子供が吸ってるようなコメディーな印象でした。こちらも色気のある、て感じではないですね。
もう一つコンビにカップルのお話が入っています。そもそもコンビニという舞台がBLでは結構好きなので楽しめました。
中田アキラさんの御本を始めて読んだのですが、こんなに面白いならもっと早く手を出しておけばよかった~と思いました。