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数年前の作品ですが、古さを感じさせません。
飽きずに最後まで読むことができました。
亡くなった姉の夫・古村慶一郎と大学生・雪のお話です。
初対面から義兄のことが好きだったが、ずっと思いを秘めたまま過ごしていた雪。
姉は結婚して半年でなくなり、雪のあとを託された義兄と2人で暮らすことになり…。
想いが募る雪が、兄から離れて大阪に行こうとする。
実は雪のことが好きな兄は、雪とずっと一緒にいたいと想いを告げる。
後ろめたい雪は、姉を裏切ることになると受け入れられず家出する。
この辺りが切なくて、胸がキューっとなりました。
姉は雪の気持ちに気付いていた うえで、義兄に雪を託していたのだ。
早くから姉を裏切っていたのだと思う雪は泣き崩れるが、それでもお互いに手を離せない2人はこの想いを抱えたまま生きていくのだろう。
でも、咲かなかった姉の桜が咲いたように、姉は2人の背中を押していたのだと思う。
最後は一方的に背中を押すのではなく、義兄と雪が肩を並べて家をでる姿が、これからは2人で未来を歩いていくのだと思わせてくれました。
番外編もとても良くて、2人で幸せになってほしいと思いました。
少女マンガのようですね。
亡くなった姉の夫、義兄をずっと好きな雪。そんな気持ちと自分に姉に対する罪悪感に苦しむ。
義兄も雪の気持ちに気がついていたんですね。
可愛い義弟。身の回りの世話から心の支えまで。
雪がかたくなに姉や常識にとらわれて義兄を好きな自分を責めるのが切なかったです。
義兄も雪を好きででも雪の気持ちを慮り気持ちに蓋をして。
でも雪の教授や友人に焼きもちは焼いてましたね!
酔って雪に迫ったのに忘れたふりして。
姉の桜の木が初めて蕾をつけたのを見て義兄も覚悟を決めます。
やっと結ばれた二人。義兄は絶倫でしたね!
いつか雪の罪悪感が消えて義兄と幸せになって欲しいですね。
雪の友人もいい人でしたね。できた友人です。
そして可愛くて家事が得意でよく気がつく雪と、雪がいないとダメダメだけどカッコいい義兄。
良かったのですが男同士という問題はほとんどなかったですね。
亡くなったお姉さんの夫である義兄に秘かな思いを寄せる義弟のお話。
見た目はいいのに家ではだらしない義兄の世話を焼くことに喜びを感じつつも、亡くなった姉への後ろめたさから、義兄への恋心を必死で抑えようとする義弟が健気で痛々しかったです。
互いの気持ちを確認して、はいハッピーエンドという単純な決着ではなく、二人の葛藤や姉の秘めた思いなどを絡めつつ、上手くラストまで持っていってくれた感じがします。何となく、最後の方はお姉さんの視点で読んでいて、二人で幸せになってほしい、と自然に思っていました。
私は好きな作品です。
義兄×弟という非常に美味しい設定です。
昔からこういう設定に弱い私(笑) 表紙を見たら買わずにわいられませんでした。後ろから抱きしめるのが、なんか切なくていいですね。
サガミワカ先生の文字が小説みたいに繊細で美しいです。セリフが洗練されててベタな話なのにくどくないのが好きです。
義兄弟のこのイケない関係だからこそ生まれる罪悪感と切なさを最大限に表現した作品だと私は思いますね。なので神評価~
義兄さんの家でのちょっとだらしない感じも、和服メガネとスーツのギャップも萌え萌えだし、絵的にもすごく満足できる一冊でした。
弟くんが玄関で義兄さんの背中を抱きしめるようなシーンがあったらいいなあ。ちょうツボの後ろ抱きが表紙でけではちょっと物足りないかもw
サガミワカさんの作品は初読みです。
フェア目的で購入してみました。
片想い相手である義兄と同居している・・・という設定、私としてはとても萌える設定です。
しかも、古めの日本家屋で、義兄は自宅では和服を着ている・・・(でも設定は現代)という雰囲気もとても良かったです。
で、その義兄が見栄えはいいのに、自分の事が一切できない・・・ダメな子設定なのもまたツボでした。
しかも、義弟の気持ちに気が付いていながらも、微妙に押し切れないヘタレ具合とかにもマニアックな色気を感じてしまいました。
でも、このお話、受け様の亡くなった実姉(義兄の嫁)のエピソードや、とっても健気な受け様の様子にたっぷり泣かされます・・・
最後はちゃんとハッピーエンドなのですが、そこに至るまでの過程が受け様にとってはかなり切ない・・・
その分、そんな受け様を助けてくれる親友の存在が凄く良いアクセントに感じました。
そして、両想いになった後も、義兄から受け様にかける言葉にページのラストでも思いっきり泣かされます・・・(じ~ん・・・ときてわんわん泣けちゃう感じです)
ちなみに、お互い気持ちを確認し合った後の、Hに至る過程がなんとも言えずドキドキものでした。
何せ同じ屋根の下ですしね・・・
その後も、あんなにヘタレだったのにいざとなると結構激しい攻め様にギャプ萌えしました。