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とにかく爽やかな作品。
色々な高校生カプのオムニバスです。
中には大昔の(?)在校生カプと、それが今にリンクする話もあります。このカプの2人は現在どうしているのでしょうか。
軸は、クォーターの生徒会長と、彼の好みである黒髪メガネ、眉山くん。
会長が生徒会委員として集めたメンツが全員このタイプで、後から来た眉山が生徒会を一目見て、ハーレム? と呟く瞬間は笑えました。
個人的に好きだったのはカモ。不良で腕っぷしの強い霜太と付き合っているのですが、これがまた短髪メガネくんで、かっこいい訳ではないがなんともいえずカワイイ。
霜太じゃなくても好きになっちゃう。このかわいさは。
痛かったりダークだったりコミカルだったりと幅の広い先生の作品。
こちらは読後感のいい爽やか作品でした。
同じ高校のいろんなBたちのLの話が何本か。
眉目秀麗なゲイの生徒会長が見た目平凡な眼鏡の眉山を生徒会へ誘う。
役員は黒髪眼鏡口下手地味な子(会長のタイプ)ばかりで会長のハーレムなの笑ったw
不良の霜汰が地味メン(ごめん)メガネのカモにゾッコン(死語)で「カモのデコとか舐めてぇ」もツボw
霜汰が暴走しそうになったら止める役を頼まれている之也が飛び蹴りしたのかっこよかった。
あと野球部同士のちゅうとか。
イケメンでないキャラが多くて新鮮だった。
最終話「アラウンド」で全ての登場人物が描かれ、群像劇だったんだなと改めて。CP以外の話もあり。
表紙がとても秀逸!一枚画としてとても面白い。カバー捲っても面白かわいい。
特に既刊の紹介方法が描き下ろしのおまけと連動してるのがうわああセンス!!!てなった。
煮干し子さんは漫画が上手ですね…
そしてわたしが一番好きなのは三好君です。
目次ページのイラストを最後にじっくり見直してさらにドガンときました。
メガネで地味な子たちが集う部屋。
あれは笑ったww
しかもあれがハーレム((´∀`))ちょw
全作品が、ちょっとずつリンクしてる感じですね。
煮干しさんの描くほのぼのとした、どこか独特の世界感が好きです。
どの子が第二婦人になるのwwのなんて読み方は邪道でしょうが
面白かったです。
そんでもって
照れた時に見せるあのなんとも初々しい雰囲気が好きだったりするのです。
ちょっとずつ小出しの作品ですが、
どの作品ももう少し先が読みたい。
もっと長いストーリーで読みたいと思わせてくれるお話詰め合わせ
ふた昔前のドが付く様な耽美から
幾匙か何かを抜いたらこう言う空間が
出来あがるのかも知れない、と
読み終えて先ずは一息。
ボーイズラブと言うにはもう少し青臭く
埃っぽい味わいの様な気がします。
じゃあ昔のジュネかと言われると…
ジュネの中でも実験作に近い部類の括りに
入ってしまうのかも知れませんね。
作品の内容は、そう言う価値判断もあるよね、
と言う生真面目さが張り巡らされているので
どうしても好みは分かれるでしょう。
そう言う本にカバー袖の一寸した遊び心…
相変わらず曲者な作者さんですね。