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表題作かえってほしいの

葉山たつる
医大6年生
手塚太惺
ヤミ金業者

その他の収録作品

  • bonus track 1 〔白猫 黒ネコ〕
  • bonus track 2 〔挑発〕
  • bonus track 3 〔覚醒〕
  • あとがき(書き下ろし)

あらすじ

とある昼下がり、飼い猫とイチャつくとある男。そこへ現わる「彼」が猫をどけて、むりやり…。怯える猫。最後の決着はいかに?

作品情報

作品名
かえってほしいの
著者
黒娜さかき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
ISBN
9784396783587
3.9

(54)

(18)

萌々

(18)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
206
評価数
54
平均
3.9 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数13

絵も作風もかっこいい

さかえ先生は「青春♂ソバット」を読んだことがありまして、個人的には絵、内容とも本作の方が好きです。
線、構図がかっこいい。余白の使い方が好きです。

巻頭と巻末以外の本編はセリフなしのサイレント漫画。
これ絵と表現力に自信がないとできないですよね。すごい。
雲田はるこ先生お好きなのわかる!とそこでも納得してしまいました。

「3匹の動物の戯れ」がほのぼのとしたタッチで描かれていました。
ストーリーは特にないですが、ふれあいにだんだん愛を感じるように思ったのは気のせいでしょうか。
特に坊主頭を撫でる手が愛おしそうだなと思ったら、性感帯だったとは!!ツボりました。

たつるは太惺をどうしようもなく好きだと自覚しているし。
太惺は素直じゃないけどネコなのでツンデレでたつるへの愛はあると思います。

1

タチとネコとねこ

あとがき曰く雲田先生の帯ということで、電子で買ったら収録がなかったのでTwitterで探してみたらon blue公式がしっかり画像を残していてくれました。
医大生だけどおバカって笑
こんな愛と官能の日々になっちゃってお勉強は大丈夫かしらと思って読んでましたけど、しっかりお医者さんになれたみたい?

う〜ん良い雰囲気。絵柄に雰囲気があって、流れるように読ませてくれます。コマ割りもセンスがあるんだろうな。セリフはなくても伝わる充実したラブライフ。あとがきの"はさむように編集"してくれた担当さんが素晴らしい!構成の妙。

0

猫と人の三角関係?

さすがにサイレントだけあって、あっという間に読み終わりました。
これはこれですごく雰囲気があって好きです。
説明がない部分は、読者の想像で補っていく感じでしょうか。
うーん、でも、太惺が髪を切った理由は知りたかったかも。
そもそも理由なんて無いのかもしれませんが……。

サイレントもとても良かったのですが、嫉妬や独占欲みたいな大切な萌え要素は伝わりにくいと思います。
セリフありの漫画の方が、そういった点では萌えました。

猫のロビィが可愛くて楽しかったです。
完全にたつるをライバルで邪魔者としてみてる(笑)

0

タチとネコと猫と

 無声、サイレントBL漫画というのが斬新!と思いましたが、無声だからこその良さをたっぷり味わうことができました。全編無声なわけではなく、最初と最後のボーナストラックは一応台詞ありになっています。そこはそこで楽しいんです。でも、やはりサイレントである本編をじっくり楽しんで欲しいですね。台詞がないはずなのに、2人の表情は雄弁に感情を語り、どんな会話をしているのか大体分かってしまうんですよ。黒娜先生のセンスが光っているなぁと感じました。

 さらにキャラクターにも萌えが詰まっています。まずは受けの大惺。鋭い目付きといかつい坊主頭で、闇金業者をやっているというなかなかの設定でありながら、たつるを惹き付けてやまない色っぽさも持ち合わせていて、そのミステリアスな風貌に参ってしまいます。そして、メインキャラは2人の他にももう1匹いるんです。大惺の飼っている猫・ロビィが2人に嫉妬して、邪魔してくるのが可愛くて。嫌がらせでたつるの靴の中に○○をした時には、策士だなぁと笑ってしまいました。猫とネコをかけて、ロビィと大惺が似た者同士であるという描写も、微笑ましくてとっても愛おしかったです。

0

台詞あり部分とサイレント部分、どっちもおいしい

丸々一冊同じカプが描かれています。

冒頭一話(ボーナストラック)が台詞付き

途中、全九話が台詞なし・サイレント漫画

終わりの二話(ボーナストラック)が台詞付きという構成になっています。

冒頭の一話は二人の出会いが描かれています。
女の長い髪が好きな医大生のたつるは、終電車で乗り合った男の髪の毛があまりにも綺麗でつい肩を貸してしまう。男だと判っていても妙に忘れられず、それからついついその男を駅で探してしまう日々が続くが、その男には会えずじまい。
そんなある日、飼い猫を助けるために手を貸してくれと坊主の男に声を掛けられて、良く見ると探していた男だった…という展開です。

そしてサイレントの本編がスタートします。
台詞は一切ない無音の世界だけど、台詞がなくてもちゃんと判ります。
主に受けの部屋で過ごす様が描かれているんだけど、二人というよりも二匹の大きな動物を見ているような気分になります。グルングルンと相手に絡みついてじゃれあって睦み合う大きな動物たち。
擬音や喘ぎ声すらない無言の世界での二人の交わりは物足りないどころか、なんともエロティックなんです!

受けは坊主頭のヤクザな男なんだけど、サイレント部分では何だか妙に可愛らしくてエロくて、ついつい攻めがちょっかいを出して泣かしてしまいたくなるのが判る。
「かえってほしいの」は受けの飼い猫の心情を表していて、大好きなご主人様の上に乗っかっていじめて泣かせる攻めなんて早く帰って欲しいの…!という訳です。この猫ちゃんが何とも猫っぽくて仕草などが上手に描かれていて好きです。
終わりの「挑発」という台詞付きの一話は、受けの男前が際立っていて台詞付きもいいなぁと思いました。

残念なのは表紙の金髪リーゼントが医大生の攻めなんだけど、エリートのはずが何だかチンピラ風情にしか見えないところです。医者の卵という堅気でエリートの攻めと闇金というヤクザな商売の受けという異種格差カプなんだけど、それが絵からは全く伝わらないのが残念だなぁ。
別に医者にしなくても良かったと思うの…。

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