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転校初日、俺はケダモノに抱かれたーーー
あ。。。大好き。。。面白すぎる
純愛物語なのも大好き、しかもエロいし、攻めが超かっこいい。
受けに惚れて無理矢理(?)あんななっちゃう攻めに胸キュン
カシオ先生の大ファンになった。
帯「すがりついたのは 俺を犯そうとしている 名前も知らない目の前の男」
大好きだった「三上くんのおもちゃ」の番外編につられて購入。
カシオさんって絶対買う!ってほどでもない、と思っている割に、なんだかんだほぼ持っていて、気が付いたらいつもまんまと買わされてます。
で、読後「割とよかった♪」と満足するので、ついまた買っちゃう、というパターン。
これも目的は番外編でしたが、本編になっている「恋は舞い降りた」全6話もよかったです。
「恋は舞い降りた」
お話はあらすじの通り。なんですが、受けがただ不憫でかわいいだけではなかった!
なし崩しになっちゃいそうな顔をしてても、芯はしっかりしていて、おお!とテンションが上がりました。
体格も、ちゃんと細くて薄い成長過程の男の子の体をしていて、ビジュアルの可愛い受けにありがちな女子化していないところが高評価です。
やっとうまくいくかに思えたところで、冒頭の横暴な義父の横やりに遭う二人がどうするのかも見どころ。描写が少ない分、勝手に妄想してちょっとオカンの気持ちになりました。
「本当にあったエロい話」
親友ものの短編です。親友とふとしたことからやっちゃった、という単純な話ながら、背景を匂わせる描写がうまい。ページ数少ないのを感じさせない萌えがありました。
「三上くんのおもちゃ 番外編」
すっかりバカップルなイチャイチャの模様。6P。これにつられて…。
いや、幸せそうでなによりです。
ピアスレーベルなので全体的にエロ多め。だけど、必然性を持たせてくれているので満足感がありました。
難を言うなら、タイトルでしょう。なにゆえこれに?帯の煽りも、なんかちょっと違う気がしましたですよ。「JUNEの系譜がここに帰結」なんて、あんまりそんな気もしなかったですし。
いつものカシオさん(ちょっとシリアス寄り)という感じでした。
確かに健気な松雪くんですが、最初の方はとても気が強いです。
段々、話が進むごとに、健気な面も見えてくるかと…
二人の出会いは「運命」という感じの出会い方で、少女漫画っぽい世界観なのかなぁと。
エロ描写もしっかりと組み込まれ、尚且つ切ない。個人的に切ないのは苦手ですが、ハッピーエンドだったので◎
沢山の逆境を乗り越えた二人には、将来は是非、幸せになっていただきたい…
短編に、本編と関係のない作品がひとつと、「三上くんのおもちゃ」の続編(6ページ)が載せられていますが、どちらも短いにも関わらず、安定のエロで大満足!
タイトルに見合った、素敵な作品でした。エロに飢えてる方も、切ない系が好みの方も、あまあまが好きな方も、兎に角色んな方が満足される作品だと思います。
迷っている方は是非、好奇心で購入してみても、損はないと思いますよっ
最初は耽美ものなのかな…?と勘違いしていましたが、思っていたほどの扇情的なお話ではなく、主人公はとても初心。
受けも攻めも賑やかな性格だったので、表紙から受ける印象とは一転、前半はドタバタ系の楽しい作品でした。
学校の寮が舞台で先輩・後輩の組みあわせ。
目をつけられ、襲われそうになる転校生とそれを気まぐれ(?)から守ってくれる上級生。
こういう組み合わせや、寮でイジメのターゲットにされる展開は寮もののスタンダードでないかと思います。
でも、じめじめした雰囲気はなく、受けが初心なのに強気でツンデレ、攻めも俺様なのに割とへたれ。
カップルとしても楽しかった!
ですが後半は次第にせつない展開になっていきます。
こういう家柄のせいで離れ離れって、なんだか、もやもやもしてしまうなぁ。子供で力がないから、将来も、友人の関係も規制されるなんて、子供に人権はないのか?と理不尽さに、もやもや…。
しかし、受けがずっと攻め以外の人とは連絡をとってたというのも、そうまで頑なにならなくても連絡をしようとしても、よかったんじゃないかなあ。どうも、長い間離れ離れというお話は辛いですね^^;
でも最後の逆プロポーズはよかったです!
設定に対して展開が駆け足な気もしたことと、家の事情がちょっとわかりにくかったのは惜しいと思いました。
寮ものが好きだから、「寮で過ごす時間」をもっとゆっくり見たかったなあと思います。
しかしカップリングとしの萌えは十分堪能できました。
運命的な出会いというものがあるとしたら、こういうのを言うんだろうな。
しみじみとそう思いつつ、目頭を押さえた次第です(眼精疲労のため)。
表題作と短編、さらに「三上くんのおもちゃ」が1篇収録されていました。
「性春失格」
母の再婚で、会ったこともない養父の母校へ転校させられた松雪節。
全寮制の高校で彼を待ち受けていたのは先輩たちからのいやがらせだった…。
という感じで「生意気な新入り気に食わねー」な方々からいやがらせを受けているところを助けてくれた桐嶋フェリックス剣介と出会い、からだを奪われ、猛烈に嫌っていたものの…、という流れです。
ピアスなので、カシオさんの神がかり的な語り部の部分はえろすに押されてしまっています。残念。でも桐嶋はイケメンで、節は美少年。それで十分です。
語り部技こそ出てこないけれど、桐嶋の表情をぜひ追ってほしいのあります。
最初は明らかにめんどくさそう。でも節の足を開いた瞬間のぽーっとしたような顔。さらに嫌がる節の顔を見つめる表情をご覧ください。
こやつ…、落ちておる…。
思わずキスをしてしまうくらいに、落ちておる…。
続きまして具合が悪くなった節の看病をするシーンでは、倒れるくらいなのに「殺してやる!」と向かってきたり、とにかく反抗的な態度の節に、最初は高飛車に出ていたものの、独占欲を見せたり、睨む節の目にぞくっと来て襲った挙句、謝ってますよ。
こやつ…、完全に…。
その後も焦れた顔をしたり、節が来たと勘違いして慌てたり、真剣な顔で「抱きたいと思ったのはお前が初めてだ」と言ってみたり、別れ話で女といるところを節に見られたと思って必死な顔で追ってきたり、顔を赤らめたり。
もはや…、愛…。
他の作品より文字の情報が少ない分、表情が!全部を!語っているのであります!
おそらくそれまで桐嶋に言い寄ってきたのは、男女共に「桐嶋に好かれたい」一心のひとばかりだったのでしょう。だから自分のペースは崩されないし、興味も沸かないし、冷静にクールでいられた。
初めて「嫌いだ!殺してやる!」とまで言う相手が現れて、身も心も持っていかれてしまったんだろうなあ、と。
でもこの2人、一緒にいた時間は3週間くらい。
それから再会するまでの4年もの間、連絡すら取っていないのに、それぞれが「ふさわしい人間になる」ために努力を続けている。
単純にすごいな、と。それほどまでに想えるひと、しかも相手のために成長し続けられる関係。一緒にいた時間の長さ≠気持ちの強さなのだなあ。
描き下ろしの後日談がさらに痺れます。
あまりに長くなってしまったので、同時収録は割愛します。
「三上くんのおもちゃ」を当時から進化した作画で読めたのも大満足でした。