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表題作恋獄の椿姫

ジュリアス・バークスワーク,連合軍の顧問官で貴族
翡翠,酒場の歌い手,22歳

その他の収録作品

  • 顧問官閣下の愛情
  • あとがき

あらすじ

「服を脱げ。躾が必要だ」――敗戦で両親を亡くし、酒場で歌をうたって暮らす翡翠の前に現れた、氷のように冷たい瞳を持つ敵国の軍人・ジュリアス。唯一の肉親である弟を盾に取られ、彼の手駒として日夜みだらな性技を仕込まれて、翡翠の身体は初めて知る快楽に蕩けていく。憎い敵国の男に蹂躙される屈辱と、ジュリアスが時折見せる優しい表情の間で揺れ動く翡翠だが――。憎悪と恋情の間で織りなすヒストリカルロマンス、開幕!

作品情報

作品名
恋獄の椿姫
著者
葵居ゆゆ 
イラスト
高崎ぼすこ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルール文庫ブルーライン
発売日
ISBN
9784040674469
3.1

(19)

(1)

萌々

(10)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
1
得点
54
評価数
19
平均
3.1 / 5
神率
5.3%

レビュー投稿数1

凌辱プレイはエロいですが……

舞台は、戦争に負け、大陸の連合軍に支配される
とある小国(日本に似た島国)。
両親を亡くし、一人で弟を養う翡翠(受け)は、軍の顧問官・ジュリアス(攻め)に気に入られ、スパイとして様々な性技を仕込まれる。

張り型(蛇を象った棒)を入れられた状態で
弟に会ったり、
全裸で飲み物を運ばされたりと
凌辱プレイがなかなか豊富。
気の強い翡翠が、弟を人質にとられ仕方なく
数々の屈辱に耐える姿は
痛々しくもエロティックです。

ジュリアスは、幼い頃父親に拷問・性的虐待を
受けていた影響かあまり感情を表に出さない人物。
翡翠を情報収集に利用しつつも
たまに抱き締めたり、チョコレートを
買い与えたりといった優しさも見せます。


エロくて、痛々しくて、甘さもある
良く言えばバランスのよい、
悪く言えばあれこれ詰め込みすぎて
方向性の見えにくい作品かなと思いました。

例えばジュリアスのキャラクター。
翡翠を利用したり、性的に虐めたりする
冷酷な面を描きつつも
半端に不幸設定(父親からの虐待)も出してきて
微妙に同情を引こうとする感じにモヤッと;;
酷いことされる受けを描きたいけど
攻めを悪者にもしたくない、
作家さんの優しさ(?)がキャラクターを
ブレさせているような?

他にも、翡翠の両親の虐殺されたエピソードの後に
あっさりラスボスが倒されてしまい、
その後の処理は解説でサラリと済まされる等、
盛り上げてほしいところで
いまいち盛り上がらない点が
ちょっと消化不良でした;

挿絵は、高崎ぼすこさん。
何だか絵柄が変わったような?
キャラの頭が大きく、体も華奢で
かなり幼く見えます。
翡翠はともかく、軍人のジュリアスは
もう少し逞しく描いて頂きたかったかなーと
思いました。

12

Krovopizza

ココナッツさま

こんばんは、ココナッツさん!!!
コメありがとうございます~(*^O^*)

葵居さん自らそんなことを仰っていたんですね!
確かに葵居さんは作品によって全然雰囲気違いますね。個人的には日常系の話の方が好きです。
ココナッツさんが神評価をつけられていた「好きって言うから聞いていて」や、「したたる恋の足跡」あたりが好きかな~。
次はどんな路線で来るのか?って意味も含めて、毎回新刊が楽しみな作家さんですね♪

ココナッツ

Krovopizzaさま

こんにちは、Krovopizzaさま!
わたし葵居さんは好きなのですがどうやら作品でかなりカラーが違うようで、あらすじを見て苦手なものは避けた方が良いとご本人もおっしゃっていました(^^;;
Krovopizzaさまのレビューを読ませて頂いて、今回は回避するかなあ…なんて思っております。

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