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初めての作家さんでした。
合コンで初めてお持ち帰りとなった女の子が実は女装男子だったお話。
ゲイ同士のお話も美味しくいただいてますが、やっぱり受け攻めのどちらかがノンケのお話に付き物の"同性愛への躊躇い、葛藤"はBLの醍醐味と言えると思います。
本作はまさにそういうお話でして、キスをしたはいいがその先となった時に怖気付いちゃったヘタレ攻めが悲しかった。
悠は21年間彼女ナシの童貞クンだし、ファーストキスもまだだったんです。だから、ヘタレとは言え決して責められない。
いきなりゲイS◯Xはハードル高いよね。
前の恋に敗れ、前に進もうとした慎二郎がまたしてもつまづいてしまったのは切なかったですね。
無駄に女装が可愛いのも罪だな…。
このすれ違い部分の心理描写が良かったです。
少ないセリフやモノローグでも説得力のある表現でした。
無事に想いが通じ合って、慣れてるはずなのに照れ照れしちゃう慎二郎と、初めてのお付き合いだけどエロに目覚めちゃった悠のギャップも萌えました。
表紙が印象的で気になってたのですが、いつか読もうと思いつつ‥
読んでみて、もっと早くに読めば良かったと思う反面
いろいろ読んできてこのお話に出会えて良かったとも思えるお話
ノンケの攻めとゲイの受け
受けはなかなか切ない恋愛をしておりそれを救う攻めがカッコイイ
そんな攻めに惹かれてながらも、攻め自身も男同士という事実がなかなか受け入れられず
そして、受け自身も信じきれず
とにかく、この流れがほんとに丁寧に描かれていてすごく良かったです
とても好きな作品で、再読です^^
非リア充の悠が合コンで出会ったのは、
奥ゆかしい美人・清子ちゃん。
でも、清子ちゃんには大きな秘密があってーー…!
という話で、合コンからの流れで始まる関係です。
清子ちゃんはとても可愛い女の子ですが、実は男です。
メイクを落として着替えたら、イケメン・慎に!
女の子だと思って期待したら、男じゃん‼︎という入りなので、
惹かれながらも踏み込めない悠……
慎に告白されても、男だからという理由で引いてしまいます。
イライラするけど、気持ちはよくわかるんですよね。
好きだから恋人にーーという展開より、一歩引いて立ち止まる所が好きです。
自分でゆっくり考えて、それでも慎が好きだと気付く所が良いのです(゚∀゚)
そして、北野先生のHシーンが大好きです。
足がきれい身体がきれい!
そして、とてもエロい(〃ω〃)
いつまでたってもウブな慎も、恋愛慣れしていないのにスパダリな悠も、どちらも好きです。
キャラもストーリーもお気に入りの一冊です!
受けの慎二郎が好きだった人にずっと女装を強要されていたというキャラで、冒頭から切ない雰囲気の漂う作品でした。自ら女装しているキャラは時々見かけるけれど、好意につけこんで女の見た目でいることを強いられ、嫌われたくないから言われるまま女の格好をし続けるなんて、なかなかハードですよね。その男とは序盤で別れるので、ずっと酷い目に遭い続けるわけではないのですが。
ただ、やはりその経験は慎二郎に暗い影を落としている。悠との新しい出会いに浮かれる慎二郎ですが、肝心な時は女装して接していて。ノンケで最近まで彼女が欲しいと思っていた彼に好きと言われても、結局女の見た目じゃないとダメなんじゃないかという不安を覚えます。そこからは大体先が読めてしまいますが、男女という性差に悩むシーンは久々だったので、それなりに新鮮な気持ちで読むことができました。こういう時、本人は自分の心の性を変えることはできないから、乗り越えなければならないのは相手なんですよね。悠は恋愛経験が乏しくても人間的に出来ていて、誠実さで慎二郎を包み込んでくれる攻めだったので、とても安心できました。
「なんとかなった日々」とあわせて購入。
読了後に良かったね感に溢れる作品でした。
重過ぎず軽過ぎずで何度も読み返す作品になる予感。
細かいことを言えば
ゲイが恋人を探しに行くのにノンケの合コンに参加してどうすんだ?とか思ったりもしますけど、
そんなことより慎が幸せになってくれて良かったっ!!
あんなに傷付いたのに純粋で素直な子には幸せになってほしい。
攻めについて。
悠は21まで恋愛に縁遠かった子。
作画を見るとイケメンではない。良い顔してるけどね。
イケてないという設定でも主人公はイケメン顔になる漫画が多いなか、モブみたいな普通の顔(いい意味で‼︎)なのが良かったです。
縁遠かったからこその恋愛への不安(しかも相手は男)、スレてない真っ直ぐさがよく伝わってきました。
是非、慎を幸せにしてやってくれ!!