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「ねこはやこうせいだから じゃましたらおこられちゃう よるははやくねないとだめよ」
不思議な幼女の戯れ言 そんな風には思っても無下に出来ないなにかがあった
『夏だ!ホラーだ!オカルトだ!』積み本崩す掛け声で なぜか気になるタイトル買い漁り 挙げ句のお気に入りで擦りきれるまで読み込んでる本をまた読み返す
減らないわ 積み本 ←諸事情どうでもいいわ
で お気に入りの中にあったな『夏だ!ホラーだ!オカルトだ!』みたいなやつッ!
って出してきた ご無沙汰してます鯛野さん
文字にはできた 思いも 想いも 言葉にしなければ伝わらない
言葉にしないのなら その声は必要ないもの
自分の感情から逃げて 引っ越したら先で出逢った幼女
彼女も伝えてもらえなかったモノで哀しんだ
すべてを伝えられなくても 言葉にしなければなにも始まらない 終われない
秘めた想いの吐き出し方を知り 言葉に出来なかった自分の中の汚いものを吐き出し 彼から溢れる素直な言葉を受け入れる
こういうの読ませるの上手いですよね 鯛野さん
エロは求めないでください そういうやつじゃないんで
口籠る大人と 真っ直ぐに想いを伝える子ども
なんかちょっとどっかが暖かくなるようなやつ
同時収録の 高校生同士のお話もほんといいのよ
てか あたしの本棚 持ち主に似合わぬくらい優しくていいお話 けっこう眠ってるのよね うふふふ ←キモチわるッ!
怪談でもホラーでもなく、日常にファンタジーが潜り込んだ感じの何とも不思議な雰囲気でした。
夜遅くまで起きていると化け猫に金魚にされてしまう。
起きているなら午前二時に窓辺にミルクをお供えする事。
もし忘れたら─
猫が苦手な小説家の糺はそう告げる『まち』という少女に出会います。
糺は家庭教師先の高校生、康介の好意に気付きながらも見ないふりをし何も無いかの様に接しますが、康介は若者ゆえの真っ直ぐさで糺に向かってきます。
進学の事で親とモメている時に勢いで「糺さんが好きです」と言ってしまった後、康介が迷いも後悔も無いのに対して糺は彼の将来や可能性の種を自分が台無しにしてしまったと罪悪感でいっぱいになります。
そして康介と離れようと決意しますが···
化け猫の話と二人の恋物語の絡ませ方が本当に上手いです。
とり憑いた(?)ものの猫だった頃の話も切なかったです。
とにかく話としてよく出来ていてとても面白かったです。
絵柄も透明感がありファンタジックな雰囲気に合っていました。
将来を控えた高校生の青い感じから少し成長した康介と、大人ゆえ守りに入ってしまっていた糺の一歩踏み出した姿が見れて良かったです。
エロなしで最後に事後の1コマだけなのでどちらが受攻か分かりませんが想像におまかせ···というところでしょうか。
子供と大人の恋愛は問題がある、という現実的な話と、引っ越してきたアパートにお化け(?)が出るという不思議要素がミックスされて独特の雰囲気のあるお話でした。
アパートが舞台のほのぼのなお話を予想していたので予想外でしたが、ラストが気になっていっきに読める感じでした。
ダークファンタジーの要素が入っているのがよかったけど、まちという女の子の存在とか「2時にミルクを窓辺に置かないと金魚になってしまう」などの設定はもう少しわかりやすくてもよいかも?雰囲気で読ませる感じで、説明もふわっとしていたので、なんだか置いてけぼりになりそうな感じも少ししてしまいました。
結局、糺が優柔不断で思いを寄せられている康介から逃げてた、というお話なのですが、それをうまく綺麗に描かれていてすごいと思います。
これは子供→大人のお話なっていて、年齢や未来の問題がきちんと書かれています。
糺が口下手で大人しいのだけど、言いたいことやおもいを小説に詰め込んでいく過程がすごく綺麗です。康介もキラキラしていてなんて眩しい…。
子供故の純粋さで目がくらみそう。
大人と子供だから、男同士だから、いろんな壁を「好きだから」と突き進んでしまう康介は果たして愚かなのか、どっちも言い分があると思います。
個人的にはどの学校に行くかと恋愛は関係なく別で頑張ればいいんじゃないかとも思いましたが^^;
康介が攻めっぽいんですが、最後までしているシーンはなく、ラストページを見る限りもしかして逆なのか?とも思ったり。
その後のお話がもう少し見たかった気もしました。
最初から最後まで、絵もストーリーもキラキラしてるなぁと感じたお話でした。
初めて読む作家さんです。
可愛らしい絵柄、たくさん登場する猫たち、癒し系の表紙で、ほわほわしたストーリーなのだろうと思っていましたが、実際はそれに加えてたくさんのスパイスが効いたお話でした。思ってた以上に読み応えありました!!
化け猫がいるアパートで繰り広げられる、高校生と作家で元家庭教師の二人のお話です。
不思議な雰囲気のほのかなファンタジー要素と、二人が抱えるそれぞれの葛藤、思ってることを伝えたくてもそれが出来ないもどかしさが合わさって、綺麗だけど切なかった。二人の想いは簡単に言い表せないです。言葉にできないのですが、胸がギュッとなって、最後には温まる素敵なお話でした。ぜひ一度読んで欲しいです。
表紙に惹かれて購入。
鯛野ニッケ先生は初読みでしたが、自分にはとても合っていました。
素敵なお話を書かれる方を見つけて嬉しいです。
繊細な絵柄と印象的な言葉選びが相まって、とても綺麗なお話です。
正直どちらが攻めか受けか分かりにくいです、どちらも可愛らしい。でも全然気になりません。
「ばけねこ」等少しファンタジーっぽい感じはありますが物語に上手に組み合わさっていて、BLではなく普通に漫画としても楽しめました。
無理矢理詰め込んだようなエロもなく(匂わせる描写は一瞬ありますが)、作中あるのが触れるキスのみだったのも非常に良かったです。
この本のように、エロに頼らず話で読ませてくれるBLがもっと増えたらなぁと思いました…。
表題作の他に読み切りも一本収録されています。
少し雰囲気が変わりますが、こちらもほのぼのと可愛らしい?感じのお話でした。
まだ二冊目のコミックスとのことなので、今後鯛野先生が書かれるお話がとても楽しみです。