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nezシリーズ第四弾登場!!
とうとう最終巻の4巻。
4冊とも最高に面白くて、夢中になって読み耽りました!読了して寂しい気持ちに包まれています…。
特に4巻は前知識なしで読んだ方が楽しめると思います。少々ネタバレありレビューします。
まず冒頭。3巻で千里への気持ちを自覚した鷹目の、優しいキスにキュンとします。スパダリ感♡
CASのクライアントが誘拐される。千里は敵の《鳥》に呼び出され、単独でモズの森学園へ向かう。それをCASの面々も追う。
(キャバレーの3人の正体がびっくりで面白い!w)
千里はとうとう《鳥》と対峙する。
二人の対話により明らかになる事実が衝撃的で、ドキドキしながら夢中になって読みました。そして、どうしたって理解し合えない二人が切ない…。
鷹目も《鳥》に呼び出されモズの森学園に。
《鳥》と「ゲーム」で対決することに…。そこからの展開もスリリングで大変面白く、ページを捲る手が止まりません!
後半《鳥》の真意が明らかになる場面は切なくてちょっと泣けます。
そして千里と《鳥》が一緒に転落するシーン。千里を守る《鳥》の姿に、彼なりに、ひょっとしたら無自覚に、千里を大切に思っているのかな、と感じられて切なかった…。
一方鷹目は怪我を負いながらも、千里を助けに森に向かう。常に理性的、合理的だった鷹目が、千里のためにそれを捨て、感情のままに千里を追う姿は、もう胸アツでした!
千里も鷹目もとてもしんどい状況で、お互いを強く想って深い森の中探し合う姿にはうるっとしました。そしてやっと再会。お互いを愛おしく大切に思う気持ちが溢れていてキュンとします。
そして最終章も一捻りある展開で面白い。
3ヶ月の再会。両思いなのに、やっぱり喧嘩になっちゃう二人には笑ってしまう。最後まで鈍い千里が可愛いw
鷹目の「おまえが一番大切だ」には、ズキューーーン!!ときました♡
無事気持ちが通い合い、たくさんキスをして…
千里の初めてのフェラ!描写がドエロい!w
最後、とうとう両思いの長い濡れ場。エロスに満ち満ちており素敵でした♡
読後はほっこりニコニコ、多幸感に包まれました♡
主役も脇役も魅力的な、最高に楽しくて面白い、そして萌えるシリーズでした!交渉人シリーズよりも好きかもしれません。4巻では終わりとは本当に残念!
いつか続編を書いてくださらないかなぁ。
素敵な作品に出会えて幸せでした!♡
34歳同士で大人気ないケンカップルのやりとりが面白かったシリーズここに完結です。34歳なのに今まで本気の恋をしたことがなかったみたいな2人。不器用ながらもお互い惹かれ合い求め合う感じが素敵でした。1.2巻あたりのコミカルな事件ものという雰囲気も好きでしたが。
3.4巻は千里の過去絡みで今までの謎が解き明かされていくシリアスパート。4巻はアクション満載です。千代子ママの格好良さに全て持っていかれた感じ。1巻では笑えるケンカ話ばかりの2人が最終巻ではなんとも甘ーい関係になっていくのが見どころ読みどころです。
榎田さんはBLで紙書籍の新作はこれ以降書かれていないのですね。一般の方で活躍されてるので。この2015年くらいまでのBL小説の方が自分の好みの作風が多いので最近はそれ以前の古い作品を読み漁ってます。今のファンタジー、オメガ、転生などが全盛のBL小説界には正直ちょっとついていけてません。漫画の方はまだ普通の人間の話も多いのに。いくら好きなBLでもお金と時間をかけてあまり興味のないジャンルを我慢して読みたくないなと思ってしまうので。
でも榎田さんの比較的最近のエロそうなヤクザ受けのBL本買っちゃいました。円陣さんのイラストだし楽しみ。またまだ沼からは抜けられそうにありません。
nezシリーズ4冊、あっという間に読み終わってしまった。
今作で「鷹目は笑って動くのをやめた。しばしのインターバルだ。千里とのセックスは、終わらせるのがもったいなくなってしまう。」という描写があるのだが、まさに、私のnezシリーズを読んでる時の感想そのまま。読み終えるのがもったいない。
シリーズ4冊を通じて主軸となる1つの事件があり、3作目のスメル アンド メモリーでそれが本格的に動き始め4作目に繋がる。
1〜2作目は、背後に主軸となる事件をなんとなく感じながら、鷹目と千里の在籍するCAS(相性相談サービス)に持ち込まれる依頼をメインに話が進んでいく。
まずこの物語、設定が面白い。
受けである千里は特殊な嗅覚を持ち、対象となる人物のその時の状態であったり、相性までも匂いで判別できる。
攻めである鷹目は、かなりのハイスペックでありながら、それを相殺してしまう残念な性分持ち。
この2人が仕事上のパートナーとなり依頼を解決していき、そこに2人の恋愛も絡んでいく。
鷹目と千里、シリーズ1作目から体の関係はあるものの、お互い好きだと気持ちが通じ合うのは4作目のユア ラブリー スメルでの事。
読者は所々で、いや、それ好きって事ですやん。とツッコミたくもなるのだが、いかんせん本人たちにその自覚が無い。
ケンカップルな2人の軽快なセリフのやりとりも面白い。
シリーズを通して2人のキスの描写が最高に萌える。個人的には3作目のスメル アンド メモリーのセックス描写が激しく萌える。(是非見ていただきたいw)
話は千里の「俺」の一人称語りをメインにして進む。間に鷹目視点も挟む。
榎田先生は、キャラクターに息を吹き込むのが抜群に上手いと思う。鷹目は非論理的、非合理的を嫌い、冷静沈着。そんなキャラクターの為、感情が読み取り難い性格のはず。なのに、私はどのキャラクターよりも愛しく、人間味を感じた。さすがの榎田先生。
後書きで、なにかの拍子に続きが出ることも否めないと書かれています。
いつかのその時を、楽しみに。
nezシリーズ、いったん完結です。あとがきで先生が不意に続編出るかもとおっしゃってるので、いったん完結。ストーリー的には続けられますし、主役の2人も魅力的なので期待したいです。
相変わらず鷹目推しの私は、鷹目のセクシーさばかり追いかけておりました。今回の表紙特に好きです。1巻の表紙と並んで好き。湖水先生、元から絵がお上手ですが、より一層上手くなっていく過程を見ているようでした。鷹目が途中からインケン眼鏡レスになってしまうのが、眼鏡鷹目好きには残念でしたよ。
そして最後までインケン眼鏡をイケメン眼鏡と読み違え、澪を"みお"と読み違えることを繰り返しました。一旦"みお"と判別し、いやいやこの人"れい"だったわと…
千里からのフェラシーンもあり、エッチシーンやラブシーンは大変楽しみましたが、サスペンス部分はシリーズ通して物足りなかった…洋子さん=鳥=父親も予想の範囲内で、鳥の願望含め想像を超えてくる展開がなく。洋子さん=男もあれだけ鷹目の分析力が優れているのに気づかないというのはなんとも…鳥の変装力への敗北が寂しい。
皆んなに隠してホテルから鳥のもとへ向かう千里も、最善策を取ったとは言い難い。こういときなんらか身内が追いかけれるだけのメッセージを残していくタイプのキャラが好きなのですが、洋子のような怪しい人と酒飲んで記憶なくすほど脇が甘かったんだ、そういえば千里は。
好きでないとこばかり羅列するのも申し訳ないですが、「本当は違うんだとしても⋯アタシは、美しく、正しく、ポジティブなものだけを愛って呼びたいわ」というママのセリフ…自分は美しくなく、正しくもなく、ネガティブな愛の表現も大好きなんだよな〜〜
文脈的に彼女の発言は決して間違いでもないけどモヤッとした。その愛の正しさは誰が決めるの?
nez4巻。完結巻です。
千里の過去や鳥の思惑等色々分かるのですが、最初からハラハラしどおしで緊迫感が凄いです。
そして鳥から逃げる千里と、鷹目が千里を取り戻すために怪我をおして森を彷徨うシーンは胸が苦しくなります。
2人が再会した時は泣けました…。
そして、とうとう認めます!言葉にします!
鷹目の「おまえが一番大切だ」に、千里の「あんたが大好きだ」。
それからは千里のお口奉仕に顔射…とエロ可愛い千里の魅力大爆発です。
鷹目の理性の石もそりゃ粉砕する訳だ(笑)
想いの通じ合った2人のHは、濃厚でそして愛が詰まってて萌えまくりでした。
こんな2人が見たかったんです…!
鷹目の負傷した耳を自分の耳と取り替えたいという千里に対し「おまえの耳なんかいらん。おまえを取り返せるなら両耳だってくれてやる」と言う鷹目の愛情に、胸がギュギュ〜ってなります。
千里は素直に「好き」と言うし、これを萌えと言わずに何というか…!
鳥との闘いもありエロはこの時だけですが、かなり満足度が高いと思います。
今回久しぶりに読み返しましたが、やっぱり大好きな作品でした。
全部で4巻とシリーズ物にしては読みやすい巻数なので、ケンカップル好きな方にオススメしたい作品です☆