アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋

Mr.Arthur Rutherford no ososugiru hatsukoi

アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×225
  • 萌13
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

163

レビュー数
11
得点
196
評価数
54
平均
3.7 / 5
神率
20.4%
著者
名倉和希 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
逆月酒乱 
媒体
BL小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784861348235

あらすじ

「この私が、今さら恋だって?」
百戦錬磨のプレイボーイが落ちた瞬間とは――!?

高校教師の時広は同僚の男性教師のストー力ー行為に悩まされ、退職することに。
しばらく自宅を離れたい時広のもとに、ホテルに滞在しての日本語教師の仕事話が舞い込む。生徒は国際企業の日本支社長に就任したアメリ力人・アーサー。
映画j俳優ばりの容姿の彼は名うてのプレイボーイでゲイ!
彼にとって小柄で童顔、純朴な時広は全然食指が動かないタイプだと思っていたのだが――!?

地位もお金もあるハンサム支社長×童顔・子供体型、まるで冴えない元教師

表題作アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋

アーサー・ラザフォード,アメリカ人支社長,30歳
坪内時広,元高校の英語教師,28歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数11

「アメージング!」に笑った

「今まで何故読んでこなかった?」と言われてもおかしくない有名シリーズですよね、このお話。
勝手に『ふわふわして可愛らしいお話』だと思っていたのですよ。
ところがお話の冒頭は、私立高校英語教師の時広が職場を辞める場面。それも『自分の意に沿わずに』。
主人公の時広は学校経営者の血縁の同僚に一方的に想いを寄せられ、ストーカーされ、挙げ句の果てには拉致監禁と強姦未遂の被害に遭っているんです。その後、同僚や生徒の態度はぎこちなくなり、時広も精神的にまいってしまって辞めざるを得なくなったという顚末。
おまけに時広は事故で両親を亡くし、育ててくれた祖母も他界した天涯孤独の身なんです。
加害者が『執行猶予付き有罪』って事なので……これは怖いでしょう。

「えー!そういうお話なの?いや、どんなのでも平気なんだけどね、そういう心づもりで読み始めていないから……」と思っていた所、途中からお話のトーンがガラッと変わるんですよ。
これがねー、とっても良かったの!
まぁ『落とす所まで落としておいて急激に押し上げると、上がる、上がる』とでも言いますか。

時広は外資系保険会社に勤める友人の大智から、日本支社長として赴任したアーサー・ラザフォードの日本語教師として務めて欲しい旨を要請されます。日常会話を教えて欲しいので、その間はアーサーと同じホテル住まいという条件で。
怖いから自宅に居たくない時広としては渡りに船の話なんですね。

ゲイである時広は、出会ってすぐにハリウッド俳優のようなアーサーに好感を持っちゃうんですけれども。
でも、アーサーは時広が全くもって好みのタイプじゃない。
身なりに気を使っていないし、ガリガリで、子どものような見た目なので。
おまけに控えめな時広は、アーサーにとっては「自己主張すら出来ない」と映るんです。

まあ、ご想像通り、アーサーの方がいつの間にか時広に心を奪われてしまう訳なんですが。
ここからが滅茶苦茶可笑しくて、もうクスクス笑いが止まらなくなるんです。
だって、当初は馬鹿にしていた子どものような見た目が「若く可愛らしい(アメージング!)」となり、自分のことよりも他者を立てる振るまいが「なんて優しく思いやり深い(アメージング!)」となる。
当初は日本を『アニメと変態の国』と思っていたアーサーですが、時広のおかげで『奇跡の国』に早変わりですよ。

ただ、流石『合衆国のエリート』アーサーは自分の気持ちが恋であることを否定し続けます。
ストーカー被害に合ったばかりの時広も、被害者の例に漏れず自分を卑下し、自分がそんな目で見られているなんて思いもしない。
このジレジレとした『両片思い』を大変楽しくいただきました。

ただね、このお話、スパダリ(それも『合衆国でエリートとして生きてきて、家は富豪っぽい』っていう、プライドが服を着て歩いているようなヤツですよ)が恋に翻弄されて『愚かしくも可愛らしい人』になっちゃう様子を楽しむお話だけじゃないんです。性被害に遭った健気な主人公が幸せになる『一種のシンデレラストーリー』でもあるというのがミソなんじゃないかと。
アーサーの様子が笑えるだけでなく、時広が過去の被害から解き放たれる所は思いっきりスカッとしますよ。

1

超肉食プレイボーイが初めての恋にオタオタする様子がおいしい。

初っ端から高校の英語教師をやってる受け様が同僚のストーカーに拉致監禁されてしまう不穏な出だし。
すぐに救出されて犯される事はなかったものの、心に深いトラウマを負ってしまい、職場にもいづらくなり辞める事になった彼に、臨時日本語教師の話が舞い込みます。

教える相手は保険会社の臨時日本支社長として来日したアーサー。
彼はオープンゲイの肉食プレイボーイ。
日本語に興味はないけれど教師が男だと聞いて、好みのタイプなら……と渋々承諾したところ、目の前に現れたのは好みとはあまりにもかけ離れた男。

こんな貧相でこどもみたいな男はごめんだ!と思うのですが、それでも肌のきめ細かさや、メガネの奥に潜む大きな瞳の艶やかさ、睫毛の長さとかに気づいてしまうあたりがさすがというか、男に対しての観察眼の鋭さはまさにハンターだなぁと思いました。

そしてトキ(受け)が早々にゲイでしかも童貞だろうという事も見抜いたアーサーは、今まで接したこともないタイプの人間を前にして、ちょっかいをかけたら面白いかもしれないと閃いて……。

アーサーの微笑みに思わず真っ赤になるトキを見ては面白いなんて思っていたはずなのに、柔らかそうな耳たぶについ触ってみたくなったり、時折暗い目をしている理由を知りたくなったり……と少〜しずつ少しずつトキに興味を惹かれていきます。

初めは好みではないから手を出さないと思っていたのに、一緒に過ごして惹かれていく過程でトキの背景や心の傷を知ったアーサーが、いい加減な気持ちで手をだして純真なトキを傷つけたくないから手を出さないと気持ちが変化していくんです。

そして超肉食で遊び慣れた攻めが、初めての恋に右往左往してプラトニックな関係で我慢しつつもオタオタしたり、ヘタレてしまったりする様子もたまりません。

大切にしたいがあまり人生最高の自制心を発揮しまくる攻めと、気後れしまくる受けという二人なので両片思いなのになかなかくっつかないのですが、そんな焦れっぷりも攻め受け両視点で綴られているおかげでイライラせずに読む事ができるし、そこも醍醐味の一つだと思います。

そして二人を支える脇役も良かったなぁ。
トキの貧相さにガッカリしたアーサーが、あんな男じゃ勉強する気にもなれない!とチェンジを希望した際に「目の保養になる男性を連れてきたら、それこそ別のヤル気が出てしまうでしょうが。」とボスにピシリと言い切れる秘書のエミリー、GJ!

思い通じあったあとの甘さといったら、さすが外国人!ストレート!
甘いの大好きなので、ごちそうさまです〜♪♪と有り難く頂戴しました。

ちなみにこの二人は続きがありまして、2巻のタイトルは「アーサー・ラザフォード氏の甘やかな新婚生活」。
どっからどう見ても甘さしかないといったタイトルなので、もちろん2巻も買いましたよ!

こちらは答姐でおすすめ頂いた作品でして、とても楽しく読めました。
どうもありがとうございます!



4

読む前は貴族だと思ってた

シリーズ物で、新刊が出るということで選びました。
名倉さんは最近では読むのご無沙汰していた作家さんでしたが、やはり文章に癖がなくサラッと読むことができます。
タイトルからアーサーって貴族なの?と思いきや、セレブビジネスマンでした(苦笑

受けは元英語教師の時広、28歳。
攻めは大手企業日本支社長代理のアーサー、30歳。

勤める学校の同僚から時広がセクハラ→拉致監禁され精神的ショックから退職し、その後友人の紹介でアーサーの個人日本語教師となるお話です。
視点が受け攻め交互の三人称で特にアーサーの一喜一憂が面白いんですけど、携帯端末という表記が気になって気になって仕方なくて。
地の文は良いと思うのですが、会話に「携帯端末を持たないはずがないし」という感じに出てくるんです。
口に出しての台詞なんだしここは「携帯」とか「スマホ」とかで良いのではなかったでしょうか。
もうそこで吹き出しちゃったんですよね、シリアスな場面なのに。
それまでは外国のビジネスマンなのでブラックベリーみたいなものを使ってて、わざわざスマートフォンと書かないのかな?なんて思っていたわけですが…違ったらしい。
そして誤字が…
電子化の時に直してくれたら良かったのになと思いましたね。

個人的には友人の大智がなかなか素敵攻めになりそうなんですが、先生の頭の中ではまさか受けでは??あとがきでは分かりづらい。
結構前に刊行された作品なので、大智のスピンオフなんてものがもう出ていたら嬉しいんですけど…どうなのかな?

0

アーサーが興味深い

まずタイトルを見て英国貴族と日本人庶民ものかな?と思いました。人名に氏と書いてあるし。
読み初めて、あれ?辛い話?どうしようと思いました。

でも安心してください、この後は甘々展開が待ってますよ。

時間をかけて色んなエピソードをはさみお互いが恋に落ちていく様子が丁寧に書かれています。
特に私はアーサーの気持ちの動きが興味深かったです。

初めは時広の見た目も態度も気に入らないから始まって、髪型と洋服を変えさせて、おっとなって。
そして時広が28歳なのにまだ誰とも経験がないと知ってつい意識しちゃったり。
そして時広のストーカー事件を知りもうほっておけなくなりますね。庇護欲がどっとわき起こります。

アーサーの無自覚な浮かれっぷりに頬が緩みます。週末に行くプールを浮き浮きと調べたり、つい時広にキスしそうになったりあらぬ想像をしてしまったり、時広のことを鳥のトキのように貴重で、野に咲く花のように健気で美しく、襲いくる嵐から守ってあげたくなるなんて!もう恋しちゃってますよ!
親友の大智のことを心配したり。ジムのインストラクターを警戒したり。
このアーサー・ラザフォードがどうしたというんだというどこかの心の声が聞こえてきそうです。

事件は起こり時広が辛い目に合いますがアーサーと大智が助けに来てくれます。

悪者といったらこのストーカーくらいでそれもアーサーがしっかり手を打ちます。あとはみんないい人ばかりで。秘書が時広をなぜそこまで気に入ったのかは不思議でした。キュートだと何回も言ってるし。時広の容姿に関する記述は幼児体型に童顔とのことですが。小動物系で謙虚で誠実さが滲み出てたのかな?

最後はアーサーがやっと覚悟を決めます。
会ってしまったら止められないというのは本当でしたね。アメリカに連れていけるし、しばらく日本にいられるしハッピーエンドです。
ただエッチはあっさりの一回です。せめてもう一回読ませて~!

3

外国人社長×日本人教師

名倉和希先生の作品はいくつか読んでいて
いまのところ外れがなく
すべて私好みなので、
本作品も期待しながら読みました。



結果、すごくおもしろかったです。


タイトルが、遅すぎる初恋、なので
アーサーは時広に一目惚れでもするのかと
思いきや、
最初は「好みじゃない」とか、
とにかく時広のことをボロクソに言っていて
驚きました(笑)
でも、好みのタイプじゃないのに
好きになってしまった、という方が
なんとなく本気度が高い気がするのは
なぜだろう(笑)
最初はボロクソでも、
最後はちゃんとメロメロの溺愛攻めになるので
ご安心ください。
外国人だからなのか、
言葉や愛情表現がストレートなところも
とてもよかったです。

ただ、時広が遭遇する
2度もの事件というか、ストーカー被害
の内容が辛すぎて...
これで、アーサーと時広の
甘々ないちゃラブシーンがあれば相殺されるんですが、
いちゃラブが思ったよりも少なかったのが
残念です。

でも続編があるので、いちゃラブは
続編で補てんされることを期待したいです。

4

小動物っぷりが可愛い

久しぶりにre〇taさんでget。
表紙の金髪さんの のペっとした感じが好きになれないかもと思ってましたが
読んでみたら、面白かったです。
挿絵は全部で10枚+絵師様のあとがき1枚で
紙媒体とおんなじじゃないかな?
あとがきの1枚が、本編より こなれた感があり、一番好き。
(二人の着衣 日常姿みたいな図)

地雷要素は
受けさんにストーカーが絡んで、少し嫌な目にあう というところ?
あと、攻めさんの秘書が女子。一ミリでも女子は嫌 という方は無理かも。

私はこの女子、言いたい放題言うタイプだったので、面白かったです。
ボスに「小動物に手をだすな」と咬みついてました。

そして、小動物系日本人男子にまんまと落ちる きらきら系のお話が好きだわ
と再認識した1冊でした。
当作の小動物、ほんとに弱い。凛々しい という言葉は
みじんも当てはまらない。
故に、いらっ とする方もいると思います。
私も 「泣くな」(怒)と思うところも少々ありましたが
それよりなにより 落ちていく金髪ナイスガイが楽しかったです。
エッチシーンは最後の方だけなので、
エロエロしさは期待しない方がよいと思います。

ちょっと楽しかったので、続き読もう~

1

もっと、もっとくれー

サラッと読めました。簡単に説明すると

アーサー(アメリカ人)、攻め。
ベテランゲイでアヴァンチュールもお手の物だったはずが
趣味じゃないタイプのトキに、知らず知らずの内に心を奪われていく。
ある時「トキが初恋なんじゃないの?」と言われ動揺。
相手の事を想い何もないうちに身を引こうと変に気を回すが
逆に相手を傷付けてしまい、その上自分も傷付いてしまう。

トキ(日本人)、受け。
ゲイなのは認識していたが好きでもない同僚の男教師に襲われトラウマに。
友達に紹介された日本語を教えるバイトでアーサーと出会う。
アーサーの秘書(エミー、女)には
「28まで誰とも付き合った事がない、貴重な人」と思われていたが
実はキスも何もしたことがない事がのちに判明する。

その後トキがまた元同僚に襲われ、あわやという所でアーサーに助けられる。
お互いの気持ちを口に出して確認し、二人はようやく一つになる。

で、ですね、無事二人が初めて結ばれた後なんですが
「アーサーの帰国が伸びて良かったね~」的な事で終わっており
再度あると思っていた、二人の燃えるような熱いシーンがなかったのが
消化不良というか物足りないというか…。
せっかくならウブなトキを開拓していくさまを読みたかったです。





3

タイトル、あらすじが気になって読んだら良かった!

ゲイ×ゲイのお話ですが、時広がウブで可愛いです。

ひとつ気になったのは時広の元いた学校のこと。
私が学生時代から離れすぎていて今はこんな感じなのかなぁ?
知らないだけか?こんなにも対応してもらえないものなのかな?
学校を退職しないとアーサーに会えないし話にならないからかな?と納得することにしました。

時広の両腕を隠す仕草が話しのポイントやスパイスになっていて好きでした。
せつない!と思わせて、あまあまにいく展開は好きな人にはオススメの本です。
くっつくまでが長かったので、あまあまになってからの話をもっと読みたかったです!

2

シリアスのまま終わるかと思いきや

時広が受けたストーカー行為と、それに対する周囲の反応がかなりシビアだったり、アーサーがクールだったり、物語のはじめはかなりシリアス。これは泣けるほうの名倉先生かな?と思いきや。特にアーサーが時広のことを好きだと自覚し始めたあたりから態度も思考も人が変わったようにメロメロになっていくので、重たすぎず読み終えることができました。残念攻めの名倉先生キャラが大好きなので、とても面白かったです。「この、アーサー・ラザフォードが!」って自分で言っちゃう(頭の中でだけど)ところとか、古典演劇か!でも言いそうこの人なら、と吹きました。

3

文章が…

あらすじを読んで惹かれたので購入しました。
内容については前の方がわかりやすく書いてくださっているので、省略いたします。

小説を読んで一番に思ったことは、内容云々よりもかなり読みづらい文章だなと思いました。
言葉でその状況を詳しく伝えようとしてくださっているのはわかるのですが、説明口調が多く、第三者からみた状況という感じがします。また登場人物の口調も固いと言いますか…全体的に文章が固いです。しかし最後の方になると人物が感情的になるせいか言葉が人間らしくなるので、後半になって物語に浸ることが出来ました。

この物語は時広、アーサー交互に両方の目線でお話が進むので、この時こんなこと考えてたのか〜と知れて面白かったです。基本受け目線でお話が進むのが好きな私でも難なく読めました。(ただ短い章でパッパッと目線が変わるので読むのに少し疲れました)

物語は非常にゆっくり進んでいきます。
アーサーははっきり言って紳士な性格ではないですが、時広に対してだけは紳士です。手を出せない理由が様々あるせいですが、ここまで手を出さない攻めも最近のBLでは珍しいかと。

お話の本筋的にはシンデレラストーリーではありますが、内容は甘々ではないので一風変わっていて良かったです。(全体的に甘々じゃないせいか想いが通じあった途端一気に甘くなります…むず痒い)

あとは時広の親友である大智。すごく優しくて友人思い…いや、時広思いで凄く魅力的でした。

5

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