• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作青い鳥より

山隈武文
公務員
目白学
塾講師兼小説書き

同時収録作品君で最後(前後編)

名島健
作家
古賀正宗
編集者

その他の収録作品

  • ドラマCD「青年発火点」アフレコレポート
  • 青い鳥へ
  • 名島よ・・・
  • 君と最後まで
  • あとがき

あらすじ

塾講師になった学(まなぶ)と、役所勤めの山隈(やまぐま)。
七年経っても変わらず互いを尊重し初々しく慈しみ合う二人だったが、
ある日、山隈の甥っ子の小学生・蒼太(そうた)を預かることになる。
山隈にそっくりな蒼太を見ているうち、学の心にはある不安が芽生え……?

「青年発火点」七年後エピソード登場!
「火傷と爪痕」の古賀と名島の続篇も収録。

作品情報

作品名
青い鳥より
著者
雨隠ギド 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
青年発火点
発売日
ISBN
9784403664939
4.4

(77)

(43)

萌々

(24)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
339
評価数
77
平均
4.4 / 5
神率
55.8%

レビュー投稿数10

2カプの続編

青年発火点と、火傷と爪痕のカップルの続編をまとめた一冊です。
メインは隈と学。同棲してパートナーとして暮らす二人ですが、そこへ隈の姉の子がやってきて。。
二人の甘い時間はお預け。でもこの蒼太くんがなかなかのキャラで。。

いつまでも二人の関係に自信が持てない学が、少しずつ相手を信頼していくという展開でした。
しかしこんなに一緒にいるのになぜ不安なのか。。その辺がちょっと学って面倒なキャラ?となってしまった。
まあかわいいからいいんですけど(本人は相手から自立した大人として見られたい様子)。

一方の名島と古賀はもうちょっとシリアスでした。
物書きと編集。しかし、筆を取らなくなっても自分のことを好きなのか?
自己実現と恋愛。古賀がようやく人間としての名島に向き合う、そんな続編で終わり方もキレイでした。

0

「君で最後」にもってかれた

「青年発火点」と「火傷と爪痕」の続編が半々

◾︎青い鳥より
学生時代のお話の続きで、社会人編が見られるのはとても嬉しい!問題をきちんと考えて、お互い向き合って解決していこうとする真面目な2人が好きです。
子どもが介入してくるお話が苦手な傾向にあり表題だけだと中立〜萌。

◾︎君で最後
同時収録のこちらがとっても好きです。「火傷と爪痕」の感想同じく、雨隠先生の作画がマッチしているかというと個人的には微妙なのですが。
"好き"と呼ぶものか迷うってテーマは雨隠先生の「悪人を〜」でも登場します。そちらよりさらにタチが悪いのが名島の他に"名島の作品"っていう好きの対象があることですね。
古賀がもっと長い時間かけて捩じ切れそうになってくれても良かったぐらいですよ!他の人と恋愛(偽物でも限りなく本物でも)してみたり。人生決めちゃうには古賀にもっと色々経験して欲しかった。

0

学かわいい

悶えながら読んでなかなか先に進めませんでしたw
夜王ってww大人になった蒼太見てみたい(*^o^*)
学が山隈との将来の事を悩んでしまうところはこっちまでうるうる(T^T)ゲイカップルは必ずぶち当たる壁ですね。。
はー、山隈に誘われるとわーいやったーって思ってる学可愛すぎる…お尻気持ちいいって暴露しちゃう学可愛すぎる…!!
名島×古賀カップルは大人ならではの葛藤とかあってぐるぐるしてたけど、これはこれで良い話だったかな。
でも名島、恋人に無言で逃亡は止めてあげて。

1

ボーナスステージ

『青年発火点』と『火傷と爪痕』の続編です。
『青年発火点』の続編はこれ一冊でも読めると思いますが、『火傷と爪痕』の続編のほうは前作読んでないときついかな、と思います。

さて青年発火点7年後。高校生だった山隈と学は2年前から同居している社会人カプになっています。公務員の山隈、塾の講師をしながら小説を書いている学。そのふたりの住む家で、山隈の甥っ子を預かることになったという話。
甥っ子は生意気ながらも人の気持ちに聡い、山隈にそっくりないい子です。学はその子の面倒を見ながら、自分がいなかった場合の山隈の幸せな人生を想像して落ち込みます。
その考えから脱出するために取った学の行動が男前で、成長したなぁ…とじんわりしました。気分が落ちている学の「考えさせてくれ」にやきもきする山隈にも萌えました。
『青年発火点』はほのぼのしていて好きでしたが、続編のこっちのほうが私は好きでした。続編が読めてよかった。こちらの評価は神です。

『火傷と爪痕』のほうの続編。作家×編集。
受け攻めどちらも比較的わかりやすい発火点カプと違い、前作でも今作でも、この作品の攻めは個人的に理解しがたいキャラです。予想するとおりに行動しないキャラなので。
その攻めが、デビュー作以来書いていなかった作品を書き上げます。受けのために。その時点では理解できるキャラになった! と思ったんですが、その後の展開がやっぱり私の予想を外れてました。どうしてこうなる…。
想像と違うほう、希望と違うほうに行っちゃうキャラで、読んでいて受けと一緒に腹を立てるかんじでした。でも面白いんですけどね。
こっちの評価は萌×2。

4

苦しみは一瞬

読後の熱が冷めません。
前半は特に、涙も止まらなかった。ふたつのカップル、どちらにもバリアみたいなものがあって、読み手はそこから先に入っていくことはできないような感じを覚えるのですが、そこがなんともクセになります。ぐるぐると悩み苦しむ間がほとんどなのに、そのあとの描写の一瞬でそれが逆転してしまうような気持ちになる。

たとえば、ものを作る方にとっては苦労される期間のほうが圧倒的に長く感じるものだと考えていたけれど、もしかしたら「苦労は一瞬、できあがった作品は永遠」なのかもしれないですね。

しばらくほかの何かは読めそうにない、そんな気持ちです。

『青年発火点』(2014)
『火傷と爪痕』(2015)
『青い鳥より』(今作)

6

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP