オカン系シェフ×新米クリエーター 心あたたまる同居生活、完結。

コミック

  • おはようとおやすみとそのあとに 4

おはようとおやすみとそのあとに 4

ohayou to oyasumi to sonoato ni

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表題作おはようとおやすみとそのあとに 4

立花開人,イタリア料理のコック,同棲中の恋人
片岡伊介,22歳,イベント企画会社勤務

その他の収録作品

  • がんばれ志帆さん(描き下ろし)
  • かわうそナイト(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:禁断の開人と伊介の部屋の間取り大公開!!・イラスト

あらすじ

「この先ずっと男二人で暮らしていくつもり?」
開人と伊介の関係が、貴見谷瞬にバレてしまった。
瞬は伊介に、親や友人にも開人との関係を
ずっと秘密にしていけるのかと問う。
二人は、友人の廣乃にカミングアウトすることを決めるが!?

「おはおや」シリーズ感動の完結巻!!

描きおろしマンガ1話分収録☆

作品情報

作品名
おはようとおやすみとそのあとに 4
著者
波真田かもめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
おはようとおやすみとそのあとに
発売日
ISBN
9784040680491
4.4

(134)

(83)

萌々

(36)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
590
評価数
134
平均
4.4 / 5
神率
61.9%

レビュー投稿数16

愛しき日々…、素敵な完結本でした

遂に完結!ということで、発売を楽しみにしていましたが、
これまでに、そのエピソードそんなにあっさり終わらせちゃうの?
と思う事がちょいちょいあったので、
もしかしたら今回も…と正直不安な気持ちも結構ありました。

でもそれは杞憂でした、読んでみたらすごくよかった☆☆☆
わたしはこの最終巻が一番好きです。


前巻から出ていた芸能人の瞬くんとの三角関係で盛り上がるのかな?
そう思っていたら、その部分は意外とサラリ。
だけど、開人と伊介のゆるぎない絆や、
瞬の友としての、懐の深さ & 頼れる大人な部分 が見れて嬉しかったな。

一番好きだったエピソードは、
開人と一緒に伊介の実家に帰るところ。
恋人としてじゃなく、単に一緒に住んでる友達としての紹介ですが、
今まで友達を家に連れて行ったことのない伊介とその家族には、
十分特別なこと。

その前に描かれた、開人が久しぶりに親と会うシーンとは違って、
伊介がお父さんの前ではまだ素直になりきれてないのが、リアルな感じ。
ぶすっとした顔をしてだんまりの伊介を、
開人が親の前なのにちょっと叱って、
それでやっと伊介が「楽しくやってます!!」と親に報告できたり、
そんな伊介も、内心では父親への悪感情がだいぶ薄れていることを、
辛かった昔の思い出と一緒に穏やかな顔で開人に話せたり…
ふたりで一緒に過ごしてきた日々は、
少しずつでも確実に、心を解して成長に導いてくれているんだなと、
改めて実感できた素敵なシーンでした。

伊介の実家の部屋で開人と並んで寝て、
「夢じゃないんだよね」と言うシーンもすごく好き。
もちろん、その後の実家エッチも♡

お互いの親にも会って、より関係が強固になったようなのに、
すごーーく些細なことで喧嘩したり、
「かわいい」の言葉に嫉妬したり、嬉しかったり、怒ったり…
大きな波があって盛り上がるわけじゃなく、
愛しい日常の積み重ね…、とても癒されるあたたかな描き方でした。


ふたりは大事な間柄なんだと認める周りの人たちが増えていって、
より家族という形に近づいた、開人と伊介。
新しい命は生み出せなくとも、
一緒に眠って、食べて、笑って、支え合って、成長しあって…
そんな満たされた愛しき日々は、
これまでの1日1日や、明日、あさって…の積み重ね。
まるで永遠に続く幸せようで、わたしの心もとても満たされました。

11

決して揺るがない絆と愛情、いつまでもお幸せに☆

着実に絆を深め、前向きに頑張り続ける2人の物語もついに完結!
何があってもぶれることのない2人の絆が本当に心地よく、
安心して読める大好きな作品です☆
いつまで経っても世話焼きオカンのような開人と
口下手美人だけど男前な伊介がそこにいました。

ずっと一緒に生きて行こうと決意した2人は強い。
瞬に対する伊介の強い意志と、開人の大人の包容力には感服したし、
そういうマイナスと思える面を自分の力に変えてしまう前向きさには
毎回感心させられます。

廣乃に2人の関係を告白した時の廣乃の態度には
若干ハラハラさせられましたけどね。
でもそこは安定の廣乃で、すぐに2人の関係を受け入れて
自分を2人の息子みたいだーなんて言っちゃえるところが
本当に可愛い☆
そんな廣乃も、将来の夢に向かって地道に活動してたりする。
ほんと、この作品は前向きな人しか出てこないからすごい!!
開人に想いを寄せる志帆ちゃんですら、
2人の関係に薄々気づきながらも前向きな気持ちを忘れない!
良い子ばっかりで泣けてくるよ。。

開人、伊介それぞれの家族とのわだかまりの雪解けも、
2人の心の成長が見えるようですごく良かったな☆
口下手な伊介が一生懸命開人の良いところを開人父に喋るところとか、
父親に対して不愛想な伊介を開人がたしなめて素直にならせちゃう
ところとか、
お互いの足りないところを補いあって支え合ってる関係が
本当に大好き♪

2人のエッチシーンってエロさはあんまりないけど、
服を脱がせ合いっこしたりしてちゃんと裸になって、
体の繋がりだけじゃなくお互いの温もりを欲しているんだなって
思わせるところがすごい好きなんです☆
めちゃくちゃ愛情を感じるんだなぁこれが♪

最後まで大きな波乱はなかったけど、
2人が積み重ねて来た愛溢れる日常が堪能でき、
すごく幸せな気持ちになれる作品でした。
私、裏表紙のカバー下を見た瞬間、思わず泣いちゃったんですよね。
あぁもう、この愛しい2人には会えないんだなぁって実感して
しまって。。
もう完全に親心だな、こりゃ(笑)

それにしても、オーナーの人たらしっぷりには感服いたしました☆
これから更新されるスピンオフに期待が膨らみます(笑)

4

安定の信頼感

最後まで安心して読める二人で大満足のまま終わりました。
瞬くんに意地悪を言われようがハッキリと自分の気持ちを言える伊介は男前だし、拗ねてた瞬くんをあっという間に素直にさせる開人は大人でした。共通の友達廣乃に打ち明けることも、そしてそれを驚きこそしたけど今まで通りの距離感で付き合える3人も素敵でしたね。

それもこれも二人が自分の夢に向かって地道に頑張っていて、お互いを尊敬して、信頼している男同士だからだと思うと、これぞ究極のBLかなと思いました。
少女漫画だと夢はお嫁さんだったり、ラストが結婚だったりすることが多いと思いますが男同士だからこそ仕事に対しての気持ちも恋人と同じぐらい両立させてほしいのでそういう意味で理想のカップルと言えると思います。

2

幸せってあたたかい

 とうとう最終巻です。おっとり流れる時間を楽しみたくて、日をあけて1巻ずつ読んできました。ストーリーも台詞もさりげない描写がまさに日常BLで、あて馬か!?と疑った人物はことごとくいい人で、彼らの存在が伊介と開人を成長させて、二人の距離を更に近づけて、そして彼ら自身も成長していく。素直に、頑張るってすごいな、真面目っていいなって思えちゃう。二人を取り巻く人たちの反応も、ごく当たり前に普通に描かれていて、それがとてもあたたかくて泣けちゃう。
 伊介の実家に一緒に帰るエピソードも、描き下ろしの『かわうそナイト』も、心がぽっかぽかになります!開人の「かわいい」に込められた伊介への、言葉に出来ない愛情…。このシーン、すっごく好きです。
 衝撃的な展開とかすごい盛り上がりなどなかったけれど、すごく幸せな気持ちになれました。やっぱり幸せっていいなぁ。
 情報によるとスピンオフを描かれるそうで、オーナーと瞬のお話なのでしょうか!?年下攻めのオジサン受けだったら最高だな。 

2

日常の何気ない幸せがいちばん

4巻続いたお話の最終巻。4巻は開人と伊介、2人の良さが一番伝わってきました。おはおやシリーズは最終巻まで読んでこそ良さが分かると思います!

今回は、開人、伊介双方の両親が出てきて、お互いのことを親に紹介するシーンがあります。
開人が自分の父親に、結婚はしなくても(世間的な型にはまった幸せを得ることは無くても)俺は幸せだよって言うところ…泣きそうになりました
あとは、伊介の実家に2人が一緒に帰り伊介が自分の部屋で過去のことについて振り返るシーン。伊介が開人と出会ってどれだけ前向きになれたか、前に進めたかが分かってグッとこみ上げてくるものがあります…伊介本当に成長したなぁ;;;;

そして個人的に最後の書き下ろし、ひじょーに萌えました!!可愛いのは2人ともだっつの!!!!笑

4巻通して特別衝撃的な事件とかも起こらないので安心して読める作品でした。
日常に何気なくちりばめられている幸せこそ、一番大事でかけがえのないものなんだ。と教えてくれる作品です。波真田先生、心温まるお話をありがとうございました!

2

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