おまけ付きRenta!限定版
コミックス発売前からドラマCD化決定の話題作、ついに刊行!
上巻と同時発売された下巻。阿仁谷さんの作品は表紙がとても素敵だなといつも思っているのですが、この作品もとても良い。パステル調の色遣いに、二人の表情。そして、上巻で古藤くんが首から下げているネックレスにつけられた指輪。
一読してからもう一度よく見ると、何とも奥深い表現に唸らされます。
上巻では、古藤くんへの自分の気持ちがわからずにもやもやしていた藤井くん。下巻で彼の気持ちがどう変遷していくのか。
自分は多恵(古藤くんの双子の妹)が好きなはず、なのに古藤くんの行動がいちいち気になるのはなんでだろう、という彼のぐるぐる感がとても良かった。
何をしても、何を見ても、すぐに古藤くんに直結してしまうくせに、それを「恋愛感情」だと認められない藤井くんにおいおい、と思ったり。
帯にもある、「きゅんきゅんきゅんきゅん うるせえんだよ」という気持ちが彼の気持ちのすべてを物語っていると思うのだけれど、それを素直に認められない藤井くんの、ノンケさんならではの葛藤が良かった。
普段はしれっとしている古藤くんですが、エチシーンになると途端に小悪魔的な魅力を醸し出すのもよかった。藤井くんのことが好きで好きで堪らないんだなあ、と。
上下巻ともに二人の高校生の時の話がところどころで描かれているのですが、下巻の終盤に描かれている古藤くんが藤井くんに恋するようになったきっかけのお話がとても好き。
古藤くんが少しずつ少しずつ藤井くんのことを好きになっていって。
そして想いが通じて恋人同士になって。
その時に藤井くんが言った「多郎なら何でも好きになるから」というセリフ。
そして、そこから『今』の二人の想いがまた通じたところへ持ってくるストーリー展開のところがとても良かった。
話としては記憶喪失を題材にしていることもありシリアス寄りなストーリーですし、古藤くんの報われない恋心なんかが描かれていることもあって切ない系のストーリーかなと思うのですが、ところどころで出てくる阿仁谷さんらしいギャグがあるために、ほどよく切なさあり、笑いあり、萌えあり、のお話でした。阿仁谷さんらしい1冊(いや、2冊か)だったと思います。
タイトル通り、記憶をなくしても、何度でも恋をする。
まさに純愛の、可愛らしい作品でした。
やばい、下巻やばいっ!
涙腺に打撃がっ!
最低3回は涙腺に直撃いたしました。
多郎がふと貴博が息しているかどうか不安になるところとか、「…それ言っちゃダメなやつ」は多郎を思うと辛すぎて涙して、貴博帰宅(終盤)あたりがやばいー。゚(ノ□`。)゚。。
記憶失う前の動画での「すきだ」と、今の「すきだ」が重なるシーンなんか一気に涙ぶわっっですよ!
基本的には貴博視点で話が進んでいるので、記憶をなくしているけれどどうしてか多郎に惹かれて揺れまくる描写もあるのがまたいい。
そらね、高校の時までノンケで過ごしてきて多郎とくっついたんだもんね。
記憶無くしちゃったから、「相手は男だから違う!」って勘違いなんだ、だから双子の妹のことが本当は好きなんだそうに違いないって思い込もうとするよね。
結局記憶は戻らないままだけど、それでもまたなんどでも好きになるんだね。
ほんともう下巻は…(´;ω;`)ブワッ!!!
これねー多郎に事情を知っている味方(多郎の双子の妹・多恵ちゃん&貴博の姉・かずちゃん)がいてくれて良かったなーって思う。
いや別に彼女たち出張りまくって「うらうら早くくっつけやー!」ってしているわけじゃないんだよ。
どちらかというとそっと側にいる感じ?
普段通りの生活?
それだけだけど、“独り”とは全然違うだろうなって。
ってか最後まで多郎の仕事がなんなのか分からなかったんだけど(とりあえず貴博の勘違い職業ではない)なんだったんだろー?気になるー。
上巻でも思ったんだけど、多郎って寝起き悪いねwww
今度はコーヒーを超不機嫌な様子で貴博に要求したのを寝ぼけて覚えてなくてめちゃくちゃ嬉しそうに「ありがとう(*´艸`*)」ってしてたよwww
ブッスゥゥゥゥッと要求されて「何だよコイツ!イラッ」とさせられてもこの表情されたら何か許してしまうよ(*ノェ`)っ))タシタシ
あと多恵ちゃんが毎回持ってるズッシリ荷物の中身が気になるw
レビューでまた泣いてしまいました!!
帯を見て記憶がなくなる系のお話みたいだったので、個人的に気が進まず買わずにいました。しかし、書店で見かけるたびに切なそうな表紙がすごく気になり始めつい最近やっとの覚悟で購入しました。感想としては、どうしてもっと早くにこれを読まなかったのだろうと思うぐらい私の好みの作品でした。多郎の気が緩んだ瞬間に見える表情とか、普段は気持ちがばれないようにお調子者っぽい発言をするとこが可愛くてきゅんきゅんでした!
久しぶりに泣ける漫画に出会えました。セリフも何度も何度も読み返し何度も泣いてしまいました。
上下巻通して読んだ上でのレビューをさせていただきます。
下巻になってくると癖のある絵柄にも慣れ、サブキャラの女の子たちの可愛さにも癒されます。
下巻は主にストーリーのシリアスな部分が中心だったので、ただただ入り込んでページをめくっていました。
キャラの掘り下げも丁寧で、ふたりがどんなことを考えているのかがとても自然に入り込んできます。
オチは読んで確かめてほしいです。
私はあまり記憶喪失ものを読んだことがないのでパターンなどわかりませんが、お約束!と思ったとしてもちゃんと楽しめるような作りになっていると思いました。
あとやっぱり古藤(受け)のエロ可愛さがすごいです…。