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表題作12時からはじまる

羽田・ 元板前 カフェ経営
侑 ・バー経営

その他の収録作品

  • 12時過ぎにつかまる(書き下ろし)

あらすじ

喫茶店タマヤの店舗で夜だけ居酒屋を営む侑。
ある晩、店に高校時代につきあっていて、一度だけセックスして別れた羽田がやってくる……。

作品情報

作品名
12時からはじまる
著者
左京亜也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665127
3.5

(136)

(20)

萌々

(57)

(39)

中立

(14)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
16
得点
459
評価数
136
平均
3.5 / 5
神率
14.7%

レビュー投稿数16

そうそう、12年もたって、どの口が言うんや

意地っ張りなすれ違いラブ。
幼すぎて、心と体がちぐはぐなまま終わったことにしてしまった高校生時代の恋に、12年後に決着をつける話。
あの頃、本当に、好きで、好きで、だからこそ、あの時の傷を今でも忘れられないまま、誰にも心を開かずに生きてきた侑。
その侑の前に12年ぶりに現れた羽田は、相変わらず強引で、どんどん侑の生活に乗り込んできて、探していた、好きだった、今までの分を取り返したい、と迫ってくるのだが、、、。
侑の心情の方はわかる。
好きだからこそ流されたくない、突き放したい、愛されたい。
このじれったい感じはいい。
侑の表情もエロいし、かわいいしね。
それに対して羽田の方がなぁ、、、
この手の攻めはあんまり好きになれないんだよなぁ、、、
というわけで、ギリギリオマケの萌1つ。

0

12年も放置して?

高校時代、誘ったのは侑でも、羽田は強引に抱いて侑の体を傷つける。
侑は病院に行ったことで親や学校にバレ、二人はそのまま疎遠に。
12年後、侑は営業も経営もゆるいバーの店主に。大家の事情で店をたたむか・昼間も営業(家賃は二倍に)の選択を迫られていたところ、羽田がとつぜん現れ、二人で昼夜通しで経営、店の上階で同居することになり…

高校時代の事件、侑は体だけじゃなくて心も思いっきり傷つけられて、大人になった今でも、キスも触られることもできないトラウマを抱えて生きてる。(ゆきずりフェラだけはしてるけど)
そんな侑を救えるのは、侑が心から消せない羽田だけなのかもしれないけど、いきなり現れて「ずっと好きだった。ずっと探してた。」と共同経営・同居をしてしまう羽田は強引すぎるというか…同郷なわけだし、探し出すのに12年もかかるものかな?
別の場面では「忘れてたことがなかったとは言わない」ってモノローグもあったり、忘れてたの?探し続けてたの?どっち???

再会してからの羽田は侑を大事にしてるし、侑の想いも叶ってトラウマも解消して良かったねと思える反面、羽田が12年間なにしてたのか曖昧で…傷つけてしまった後悔とか忘れられなかった想いとかもっと掘り下げて欲しかったな。

普段は冷めた目でツンツンしてる侑の、追い詰められた時に見せる泣き顔とかかわいいのに…「お幸せに!」って二人を見送れないお話でした。

3

面白かった!けれど、物足りない感

大大大好きな左京先生の新作新刊との事で楽しみに手に取りました!

高校時代の初体験がトラウマで、それ以降まともに恋愛も出来ない侑と、そのトラウマの原因を作ったチハルの恋模様。
頑なだった侑がチハルの強引さに少しずつ手懐けられていく様は、とっても可愛くてキュンキュンしました。
ただ、やっぱり1巻完結という事で話の展開が早く感じて、読み終えた時に物足りなさが…。
もっと二人の事を見ていたいなと思ったので、機会があればまた描いて欲しいカップルです。

どうでもいい事かもですが、チハルの唇がぽってりしていて、エロくて素敵でした。

0

どうしても頭に浮かぶ

一巻完結の作品です。

受けの侑は現在、昼は喫茶を営むお店で夜だけバーを開いていましたが喫茶店の店主が店をやめることになり、今後店をどうしていくかという壁にぶつかってしまいます。
そんな時現れたのが攻めの羽田。
羽田は高校時代、侑と因縁のある相手で…

思いっきり酷い初体験だったので、侑が羽田との再会に動揺するのもわかります。
なので侑が羽田を許すに至るところが、いまいちわからないというか。
その辺りが残念なのと、左京さんと言えば代表作のクロネコシリーズが強烈に残りすぎて、他作品は不利かなあなんて思ってしまいます。
髪の色は逆さなのですが、なんだろう、どうしても受けの侑がクロネコの慎吾に感じられてしまいまして(汗
ある程度仕方ないことなのかもしれませんが、今回は細マッチョの大人の男という共通点もあるので申し訳ないのですが気になってしまいました。

0

12時からはじまる

高校時代のトラウマを引きずってる受さんがトラウマの主の攻さんと再会して…な、お話。

絵が綺麗。ほんと綺麗。もう大好きです。

受を好きすぎる攻のお話が好きなので、すっごい好みのお話だったんですが…なんだろう、何かがもの足りなかった。でも、何か足りないのかはわからない…

展開が早すぎて、二人の気持ちがうまく伝わって来なかったところかな…
攻さんが「何でもする」って言いながら「泣けばいい」的なことを思ってるところとか…?
拒否しまくってる受さんの変わり身が早すぎるところとか…?

最近、一巻にまとめず二巻にして心情描写をもっと濃くしてくれると嬉しいと思う作品が多すぎる。。。

1

大人な話

高校生時代のエッチのトラウマが・・・と
上記のあらすじそのままですが、ざっくり言えばそれで収まるといえばそうですが・・・
面白かったです!

受け様のトラウマでうじうじ日々を生活している中で
しょっぱなからそのトラウマの原因の攻め様登場で
積極的な攻め様のおかげで素敵でエッチなストーリーの始まりです
その中にもやはり受け様の葛藤がしんみりきてイイ!


毎回ながら職人技な先生の隠しですが
あそこを使っていないことがバレたシーンですが、
あれは隠さなくていいのかな?と思うシーン発見

0

黒歴史がねぇ

大好きな左京亜也さんの最新刊と言うことで楽しみにしておりました。シリーズものではなく一巻完結なのでクロネコシリーズよりは内容は複雑ではないです。
受けの侑は高校時代のトラウマで色々とNGなことの多いゲイになってしまいました。という設定が新鮮でした。確かにゲイだからと言ってネコとかタチ以外はオールオッケーと言う人ばかりではないはず。(←詳しく知りませんが)
だからこそ、攻めの高校時代の対応が許せない!いや、わかるんですよ、やりたい盛りのガツガツした頃、相手を思いやる余裕なんてないって。でもね、そのあと親バレして学校も休んでと言う状況を知ってまで、しかとされたからってそのままにしておくってあまりに酷い!私の好きな優しい攻めじゃないのです。
もちろん、それから反省して探しまくり、再会してからは優しくはなるのですが、それまでの黒歴史が侑じゃなくてもトラウマになりそうなので、評価は下がってしまいました。

1

攻めが勝手すぎる

左京さんと言えば、
エロエロ・美貌・潤んだ瞳・綺麗な裸体・
素敵なセックスシーンが思い浮かびます。
しかし、今回はストーリー重視であまり「エロエロ」ではありません。
しかし、「攻め」にムカッとくるシーンが何度もありました。

◆◆◆

主人公の受けは、ゆるいバーのオーナー。
この状態が続くと思われた時、ある事情から
店をやめなければならない危機に。
そんな時に現れたのは、高校時代の同級生(攻め)でした。

高校時代、付き合いのあった受けと攻め。
セックスも一度だけしたことがありました。
しかし、受けにはそれがトラウマとなり、本番セックスが
出来ない体になっていて……?
というのが序盤の流れです。


攻めはずっと受けの事が好きで、探していたというのですが、
「なんで今更」という思いが強いです。
それならば、もっと今のように高校時代、勇気を出してガンガン攻めて、
受けを説得・謝罪すればよかったのではないか?
そう思ってしまうのです。
成人した今となって、
なぜ攻めは説得・謝罪をしようとおもったのでしょう?
そこが不明確で不明瞭です。
受けがなかなか攻めに心許さないのは当然と
言えるのではないでしょうか?

受けがいくら拒絶しても、めげずに何度もアタックする攻め。
ああ、この心持がなぜ高校時代になかったのか…。
攻めもそのことを悔いていますが、
あまーーーーい!!(怒)
ゴメンですめば、警察いらん!

物語が攻め視点になることがありますが、
「もっと泣け」とか、今更都合のいいこと言ってるんじゃないよ!
という気分になってしまいます。

攻めに積極的に説得されるうちに、どんどんほだされ、
心を許し始める受け。
あああああ、やめてくれー!
受け、頑張れ! 気張れ! 心を許すな!
また同じことの繰り返しだぞ!
だって、攻めはどう見ても誠実そうに見えない!
再会して盛り上がっている一時的な感情に流されているようにしか
見えないのです。
最初の受けの心の閉ざし方はどうかとも思いましたが、
氷の心を持つ受けを氷解させるのは、別の人であって欲しかった。
別の人に、受けのトラウマを癒してほしかったです。

◆◆◆

ラスト、美しいセックスシーンが出てきますが、
納得できていない私としては、「うーん」と思いながら、
あまり楽しんで読むことができませんでした。

攻めにほだされた受け。
陥落した受け。
どうにもこうにも、この2人はすぐに別れてしまうのではないか……
そう思ってしまうのは私だけでしょうか。
と、いうか受けのために別れて欲しい!
また酷い言葉で受けが傷つく前に……。

受けが憐れで可哀想でならず、そして、攻めに怒りを覚えた物語でした。

キャラクターの性格だけで述べれば、
受けのツンデレ具合は可愛く、とても私好みだったので
★ひとつ上げて、「中立」で。

8

初恋で初体験

私は左京先生が大好きなのでもちろん迷わないで購入しました。期待を裏切らない作品になっていました。
左京先生の受けは華奢な身体の子が多いんですか今回もち本当に可愛い生意気な、といっても30才近いんですけど、初恋というか初体験をしくじるとトラウマになるんですかね。

受けは侑で昼間は喫茶店で夜だけ間借りしてスナックをゆるゆると経営しています。しかし喫茶店の家主が店を辞めると言い出しとても一人では家賃を払えない、その夜お店に強盗が?攻撃して怪我をさせてしまいます。その人はなんと初体験の羽田です。
羽田は板前で丁度お店を探していて、店兼住居で同居する事になりますが、もちろん偶然では無くずっと後悔していた羽田が侑とやり直す為にやってきたのです。

侑に優しくする羽田、素直になれなくて猛反発する侑、誘いますが羽田は誘惑に乗らないので侑は夜の街に出てて男を漁りますがどうしても最後まで出来ないトラウマで・・

やっと素直になって結ばれる二人、侑は素直になれないけど本当にずっと羽田が好きだった。羽田も今度こそ幸せにすると決意していたから二人が結ばれて良かったです。
もうツンの侑が可愛い、そして羽田のような尽くす男がいてらいいなと思います。2人の夜は甘くて長い12時からスタートします。

2

ベリータルト食べたい

本文入れると星が消えるのはなんでだろう?
相性悪いんかなぁ〜〜
途中でも保存しとく機能が欲しい。
本文じゃなくて確認ボタン押すと星が消えるな、コレ。

クロネコ程じゃないけどエロシーン多め。
動物にならないクロネコカップルみたい。
意地っぱり受けに溺愛系執着攻め

本編最後の
「おまえのそゆとこ ほんとイヤ」
ってとこがなんか甘い。
こーゆーの好きなんだなぁ。
みんなを帰して(鍵閉めれないから帰れなかった)二人の世界再び。

パンダマークなのにcatと文字の入ったTシャツ。
猫柄?にR18の文字入りTシャツ。
無地もあったけど、全部それっぽく揃えちゃえばいいのにー


1

侑(受)の着てるTシャツがR18!

左京先生が普通の⁈人間を主人公にしてます!

受と攻が高校の時に1度だけえっちするんのですが、、、
それがなかなか酷かった様で…
受けはトラウマでその後お尻を使えないという、意外に純粋な展開でビックリした!
舐めれるのにね!笑

侑(受)は臆病だけど大胆で、後先をあんまり考えないタイプだけど、顔に直ぐ出る。
そこが可愛い❤︎
抱かれそうになったら泣いてしまい、抱けるまで待つよ。と言われたら怒ってまた泣いてしまう。
そこも可愛い❤︎
侑なりに実はちいさ〜〜い?サインを何度も出してた様です。
全然気づかない自分はニブチン?
いや、あれは気づかない…( ;´Д`)
お風呂で自分で準備しちゃうところとか…
心の奥では、ずっと待ってたとか…
そんな所がほんとーーーに可愛すぎでした❤︎

左京先生の男子はお世話上手な方が多くて、個人的には好きだからありがたい❤︎

あっ、久々にするのに凄いプレイ見せてくれるのは流石左京先生でした。
これもありがたや〜❤︎

クロネコと連動で応募者全員サービスあるので、左京先生のファンの方は必須ですね!

3

受けを見る攻めの表情がいい

高校時代(12年前)のトラウマが原因でまともに恋をすることもできず、よくいく店で出会う男性客と関係(フェ○だけ)をもつような荒れた生活を送っている侑。

そんな侑の前に、トラウマの原因となった同級生の羽田が現れます。
一番会いたくなかった相手なのに、「お前を探していた」と自分のテリトリーにずかずか入ってくる羽田に動揺する侑。

自虐的な言葉ばかり投げかけ羽田を遠ざけようとする侑と、そんな侑を寂しげな表情で見つめる羽田。
ふたりの揺れる気持ちが表情から読み取れて切なかったです。

内容が濃いわけでもなく、左京さんにしてはエロも少なめで若干物足りなくも感じましたが、嫌いではなかったです。

2

恋は遠い日の花火ではない

高校時代に付き合った男のせいで、性的にトラウマだらけになってしまった侑(受け)。夜だけバーを開きつつ、刹那的な生活を送っていたが、その侑の前にトラウマの原因となった羽田(攻め)が現れる。
ずっと侑を探していたという羽田は、着々と外堀を埋め、一緒に店をやることに。過去の出来事からどうしても素直になれない侑だったが…。


結局、攻めが昔エッチ後に言ったセリフの本意がわからなかったし、いくら反省したって一度でも受けのせいにしたような男は信用できないので、攻めに対してはハマれませんでした。受けは受けで、心境は変わっていないのにこのときはダメでこのときはOK、という基準がよくわからなかった。

萌えはたっぷりありました。エロがエロエロしくてよかったな。
ただイラストがちょっと好みから離れていくような…。色気を追求しすぎて端正さがない気がします。あとなんで服装が身体にぴっちりしたスタイルばかりなんだろう。

4

あれこれちょこっとずつ足りない

​ 左京先生と言えば耳としっぽがついてなんぼやの​猫科人間(大好きです)のイメージなのですが、こちらはいたって普通の人間のお話です。

 高校最後の夏休みに起ったことがトラウマになっている侑と、侑を傷つけた事を後悔してずっと探していた羽田。
 侑のトラウマはひどい初体験だったので理解できます。そして嫌いになろうとすればするほど相手のことを考えてしまうので、今でも思いが残っているのもわかります。だけど羽田の気持ちはちょっと理解できないところがあるんですよ。優しく抱けなかったのも不用意な一言も若気の至りで理解できるけど、抱いてみたら思ったより良くて夢中になるのが怖かったって…。ん?体だけか?って思っちゃうんですよね。体から始まるのも大いにありなんですけど、再会するまでの間に、体だけじゃない、侑のどこに惹かれたのかとか、好きだと気づいたきっかけとかが描かれていたら、もっと萌えられたのにな~と思います。あと高校時代のあの出来事の前後ももう少し描いてほしかったです。高校生の侑はきっとものすごく可愛いに違いないものね!
 二人のHがちょいと空回りしているのは、面白いような物足りないような^^;初々しいのは可愛くていいのだけれど、ちょっぴりエロ不足な感じでした。
 体に触られると震えてしまうほどのトラウマも、もうすこし活かされてよかったんじゃないかなー。本当は好きだから羽田なら大丈夫なのかな?もっとガチガチに怖がって羽田を後悔させて欲しかったです。

6

お腹が空く〜!

ううーん(-ω-;)
面白いには面白いのですが…なんでしょう。
脳裏をチラつくのは左京作品のクロネコカップル…。

クロネコシリーズが好き過ぎる弊害というのしょうか。
ビジュアルな部分は全く違うのに、受けの意地の張り方ややさぐれ方が真悟と同じだなーと思えて仕方なかったし、攻めのエチシーンの言葉…賀神も言ってたなぁって思っちゃうし。
まっさらな気持ちで読んでたら、受けの健気なトコも持ち合わせたツンデレ部分や、攻めの執着して逃げられても受け入れてくれるまで頑張る(でも時々暴走)な部分など、萌え展開は多々あったのですが、クロネコ色に染まった頭では無理でした。

攻めがポッテリ唇なのが色っぽくて良かったです♪
受けはトラウマ抱えてガチガチに怯えてる顔が萌えでしたヾ(*´∀`*)ノ
おしゃれで美味しそうなご飯にはお腹が鳴りますw
(この店行きたい!美味しいご飯を食べながらイケメン2人(しかもお付き合い中♡)を見られるなんて、この世に天国のよう(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ )

クロネコ色に染まりきった私の評価は低めになってしまいましたが、執着攻め×ツンデレ受けがお好きな人にオススメしたいです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(以下フェアに関してなので後日消します)
クロネコ彼氏のあふれ方(2)とこの本を2冊購入するとプチコミックスに応募出来るのですが、応募台紙はこちらの「12時からはじまる」に挟まってます。新刊の宣伝の広告と一緒に捨てちゃわないようご注意です☆

4

可愛いツンデレちゃんがここにいます☆

左京さんのスピンオフものではない新刊ということで、どんなお話かなあと発売を楽しみに待っていました。

左京さん作品の表紙って、ラブ度の高いものが多い気がしますがこちらの作品は少し毛色が変わっていてシリアスな雰囲気。うん、こういう表紙も素敵だなあとかいろいろ思いつつ。

さて、それでは内容を。すみません、ネタバレしてます。



昼間だけ喫茶店として開店している「タマヤ」。
その「タマヤ」の2階を間借りして住んでいて、夜だけ「タマヤ」を借りてバーを経営している侑(受け)。
彼はゲイですが、初体験の時のトラウマから恋愛に積極的になれず、仕事もプライベートも一生懸命になれず惰性的に生活しています。

そんな中、「タマヤ」を経営する家主さんが店をたたむことに。
「タマヤ」がなくなると生活する場も仕事場もなくしてしまう侑は、昼の間だけ店をやってくれる人を募集するのですが、その店にやってきたのが、彼のトラウマのもとになった『彼』で…。

というお話でした。

ストーリーは侑視点で進みますが、侑と彼の初体験の時の相手である羽田の二人の過去の回想や、羽田視点で描かれるシーンがあるので話が分かりやすく、感情移入しやすかった。

二人が初めて体を繋げた高校生のころ。
侑の羽田への恋心。
羽田の、友達であり同性である侑とセックスしてしまったことの動揺。

そして、今も相手を想う、二人の恋心。
トラウマを引きずったままで、素直になれない侑が可愛い。
そして、過去を後悔し、侑を探し続けた羽田の男気もとても良い。確かに、高校生の時の彼の対応はちょっとなあ、と思うのだけれど、まだ子どもだったんだな、と。
年齢に見合った二人の感情の機微の描き方がお上手で、グッと話に引き込まれました。

左京さんらしくエロはところどころあるのですが、二人がちゃんと結ばれるのは本当に最後。紆余曲折ありながらも、気持ちの上できちんと結ばれてからのセックスシーンはとても良かったです。

ツンデレちゃんてあまり好きではないのですが、侑のツンデレ具合には激萌え。長い間引きずったトラウマが理解できるからかな。
そして、恋人同士になった後の羽田のやきもちも可愛かった。

二人のお店の常連さん三人衆がいい味出してました。
ちょいシリアスな雰囲気が漂うのですが、この三人のおかげでギャグ色もあり面白かったです。

6

この作品が収納されている本棚

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