煽情の花、従順な僕

和服男前受け

電子専門のアンソロ作品「四十八手アンソロジー秘宝館」に収録の雨宮かよう先生の短編がすごく好きだったのですが、電子で見つけた本作「煽情の花、従順な僕」が正に「秘宝館」 に収録されていた作品の完全版であることがわかりましたー！
紙になるのを待ってたんですけど…ポチりました。

内容は、表向き香道の師範、もう一つの顔は「鬼祓い師」の四方明(しほう あきら)が、突然「鬼」に憑かれてしまった青年・貴船道晴を助けて祓ってくれる、というお話です。
鬼には色々なタイプがあり、道晴に憑いた鬼はたまたま色欲系。この場合、祓うには同化の方法としてセックスを使います。
H行為で助けてくれた明に恋をする道晴。かなり健気、一筋に明を慕っていきます。
実は明は鬼祓いにあたって「お祓い用の鬼」というものを飼い馴らしていて…それが「触手」。
その触手が明の体内に取り込んだ「鬼」をお祓いしている。つまり明が触手にヤられるエロエロ描写もあり。
というように、エロシーンも満載です。
ただ、5話目に急に明が死ぬ⁇という唐突展開になったり、明の能力を知っている助手や刑事の存在も詰めが甘かったり、とストーリーの弱さがあって残念……
絵柄は非常に、非常に！好みで、明が和服というのもイイ！
香道の先生が鬼祓い師で、という設定はすごく面白いと思うので、そこに「萌x2」をつけたいと思います。