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こちらKindle unlimitedにて読了しました。
思いきり”ネタバレあり”レビューを書いていて恐縮ですが...;
皆さんがレビューでおっしゃっている「ネタバレなしで!」の言葉を、
読後の今噛み締めています。
ぜひ、ぜひぜひネタバレなしで…!
予想もつかない展開、予想をたててもそれを超えてくる展開に
のめり込みました。
本当に文字どおり、”ページをめくる手が止まらない”状態で一気読みです。
ネタバレしないようにレビュー・感想を書こうとすると
すごく難しいですね;
(※以下、最小限にしようとは思いますがネタバレありの感想となります。
未読の方、ご注意ください)
野原先生といえばなんとなく自分の中で”ファンタジー”のイメージが
強かったのですが、こちらは現代もの。
シリアスで切なく、胸締め付けられる真実と、
攻め受け二人の警戒な憎まれ口の叩き合いにクスッとしてしまうコミカルさ。
精神的なトラウマや人の死が関わる重いテーマなのに、
気分が沈みすぎることなく時に笑わせてくださる野原先生の手腕、
さすがです..本当にすごい。
一人称で進むお話、個人的には苦手意識があるのですが
「えっ」と思ったのは本当に一瞬で、あっという間に
物語世界に引き込まれました。
読み始めてすぐは、主人公・紺のことを
”頭のネジが数本外れたちょっとヤバい奴”だと思っていた自分。
…読み進めるにつれて、最初の自分の頭をぱしん!と
はたいてやりたくなりました。。
目に見える姿の、その奥にあるもの、真実。
紺が火を使わない理由、毎日毎日同じ弁当だけを食べる理由、
元カレを執拗にストーキングする理由…
徐々に徐々に姿を現す真実に触れるたび、
胸が締め付けられて。。( ; ; )
攻め・テツローとの最初のセックスは拘束され無理やり…ではありますが、、
読後は圧倒的幸福感に包まれます…!!
コーヒーは飲めなくて、子供用の果物味歯磨き粉しかだめで、
強がりだけど甘えたがりで、攻めのことが本当は大好きで、
離れたくなくて…
ひとり抱えて来た重い過去、そして重い愛に、
躊躇いなく真正面から応えてくれる攻めが最っっ高です。
(終盤、攻めのいない間に夜逃げしようとしていた紺の、
その行動の理由とその後のセリフが泣けて仕方なかった;)
紺にはこれからもずっとずっと、憎まれ口をたたきながら、
テツローに甘えに甘えてたっぷり甘やかされて、
愛を心と身体で感じていって欲しいな..
そんなことを感じながら、本を閉じました。
一度読み終えて全てを知った後、またもう一度最初から読み直したくなる。
ちょっと久々に、そんな本に出会えたなという気がする一冊でした・:*+.
推し先生のひとり、野原滋先生。
ストーカーの紺とストーカー撃退に雇われたテツロー。
出会った初日からふたりのおもしろ攻防が見られます。
紺がね、明らかにちょっとズレてる感。
味覚が鈍かったり考えることを放棄していたり
過去に何かあったのかなと。
な~~んてのほほんと読んでいたら……!
やられました…
両親を亡くした火事、背中の火傷の意味、
姉の死因、先生との遺恨。
お隣の笹川さん!!
そんなに長くはないお話に詰め込まれすぎてびっくりしました( °_° )
全然予想と違った…!
かーらーのー!!!
首輪は、どっちだ
強烈な過去を持つどうしようもない紺の、
すごくすごく難しい面と不器用すぎる愛情表現。
歯磨き粉のくだりはかわいすぎるやろ…!
そしてそれを受け止めちゃうテツロー…♡
野原作品の中でも1,2を争うお気に入り作品となりました。
いやぁ、面白かった!!
当方、全く地雷無しなので軽率にお薦めしますが、色々地雷ポイントはあるのかもしれないけれど、ミステリー的な面白さもあるので気になったら是非読んで下さい!
受くんも攻くんも、ひと癖もふた癖もあるのですが、キャラが立ってて、行動含めて凄く興味深い二人です。
ストーカーとか監禁要素はありますが、言葉から想像するほどハードでは無いです。
一風変わった味付けと言いますか、奥深いエッセンスが足されているので読み進めていくうちにどんどんこの二人の関係に引き込まれていきます。
ちょっと変わった趣向ですが、現代モノです。
分類的には闇要素もやっぱりあるにはあるのでそちらが大丈夫でしたらぜひ読んでみてください!
野原先生の作品は『そらの旦那さま』シリーズを初めて読んでググっとハマってこちらを読みました。
旦那さまシリーズとは全然違うテイストのお話になっていて
普段溺愛攻めばかり読んでいるので新鮮な気持ちで読みました。
こちらの作品はネタバレ無しで読んだ方が面白いと思います。
私もネタバレ無しで読んだのですが
すーっとお話に入り込むことが出来てすっごく良かったです!!
元カレをストーカーする受けと言う設定の時点で
なんか斬新でわくわくしました。
読み進めると思っていた展開と違ってわー!となりました。
(語彙力がなくて申し訳ないです。)
とても読み応えのある作品で、この作品を知って良かった!と心から思いました。
これを機にもっと色々な作品に触れていければと思います(*´▽`*)
ちるちるさんの特集記事を見かけて、どんな話だったっけと思い再読。KindleUnlimitedで読めました。
途中、これ駄目だったやつだ…と思い出したのだけど、月日が経つとイケることもあるかと思い読了。
やっぱり私は、女性キャラが悲惨な目に合うBLは不快感を持ってしまう。男同士のイチャラブが見たいだけなのに、なぜそれと同時に不幸な女性の姿を見ねばならないのか…受けの元彼(というか…)がもうガチのマジでクズ過ぎて、真相がわかったところで救いになるようなものも感じられず、やりきれない気持ちしか残らない。
野原先生はほんわか〜とした作風というイメージなのに、ここまで嫌な人間を描ける引き出しの多さがすごい。
ミステリーとしては、最後の詰めが甘いというかなんと言うか。あそこまで証拠集めとか計画的に動いてたのに結局何がしたかったの…と思ってしまう。自分の正体をバラして、そこからどうしたかったのか、むしろストーカー行為よりそれからの方が大事なんじゃないかと思うのだが…。BLとしても、受けが攻めを好きになったポイントがよくわからず。攻めからは結局「タイプだった」って話で、何それ。
後半のお話ではラブラブなので、こちらはBLとして普通に楽しめる。二回読んでもタイトルの意味はよくわからなかった。