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「舌が痛いんです」
「僕を連れて行って」
「俺を連れて行け」
最後にこの会話が出てきた時の興奮たるや…!
テンポよくお話が進むので1冊一気に読んでしまいました!
拉致されたあとの、無垢すぎるレンと12歳で初体験のカイルのやりとりがムフフで大好きです♡
スタンプ!!!
レンとカイルの関係だけでなく、家族の問題も解決したのが良かった。
金の根がまさか父にも…!
沙野先生の巧みな文章に小山田あみ先生の
美エロいイラスト。
すごく良い映画観たあとのような、
ふわふわドキドキ幸せな読後感です。
二転三転するストーリーが面白すぎて272pとは思えない濃密さでした。
と言うか、シチュエーション・キャラクター・心理描写の全てが自分の性癖すぎてビックリ!
まさか、こんなに萌え滾る作品に出会えるとは……!
まず、【盗賊団の棟梁の息子×誘拐された準男爵の息子】の関係性から既にワクワクが止まらない!
誘拐されて出会った〝加害者と被害者〟の関係なのに、豪快で自由奔放な攻め・カイルに惹かれていく、厳しい戒律に縛られるピューリタンの受け・レン。
〝17歳×14歳〟の思春期真っ只中な2人の淫らな交流にドキドキして、カイルの優しさに触れて次第に甘えていくレンの変化にキュンが止まりません!
「舌が痛い…」で、キスをねだるシーンの可愛さに萌え転がりました。
そんな甘酸っぱい時間を過ごした2人が、大人になって再会!
しかし、何故かレンに対して敵意剥き出しのカイルから一方的に陵辱されてしまいます。
完全に敵対関係となり、カイルとの思い出に縋るレンの姿が痛ましく、一方のカイルは敵意剥き出しでもレンへの愛を感じるので読者的には非常にもどかしい…ッ
で、何やら怪しい錬金術師のイザイが現れて、ここからめちゃくちゃSF展開!
もう、前半と後半で全く違うお話で、怒涛の展開にページを捲る手が止まらず一気読み。
ここから先は、是非ともネタバレ無しで!
もう、私から言える事は〝尾骶骨〟責めはエロいって事ですかね……
尾骶骨を優しく触られてトロットロになってしまう受け様がエロすぎて、新しい扉が開きました。
19世紀末イギリスを舞台に胡散臭い錬金術等、科学の発展と繁栄の裏に隠れた仄暗さを感じる設定と、小山田先生の美麗イラストがバッチリ合っていて世界観が堪らない一冊でした◎
タイトルに込められた〝盗賊〟の意味に、思わずニッコリ(◜ω◝)
ヴィクトリア朝時代の社会や風俗についても描かれていて、
BでLな二人だけじゃなく楽しめる小説でした。
継母に厳格すぎるほど厳格に育てられた受と、盗賊の首領の息子でフリーダムに逞しく育った攻のラブストーリーです。
受のレンの本当の母親は日本人という設定なのですが、海外との通商が頻繁でなかった時代に異国へ旅し、イギリス人の男性と結婚したという背景が、受の生い立ちとしてなんだかロマンチックな感じがしました。半分東洋人の血を持つというところは、当時の欧米の人達の目には神秘的だったんだろーなと。だからカイル(攻)は、ずっと気になってたんだろうし、怪しい錬金術師(イザイ)を無自覚に虜にしてるんだよね、と解釈してました。
萌的には、少年時代のカイルとレンの出会いから別れまでのパートが、大人になって再会してからの二人より好きだったんですよね。レンが初々しくて可愛くて。(大人になってからの駆け引きも悪くはないんですけど)レンが噛んで血のにじむ舌をカイルに突き出すと、カイルが舌で絡み取るというベロチューが、作中の前半と後半に1回ずつ出てくるんですが、異様に好きでした…(描写がエッロ)。
あと、他のレビュアー様も指摘されている、”馬車に犯されてるみたいな”プレイは斬新でした…。もう沙野先生案のプレイリストが欲しいです。また、受の尾てい骨が性感帯設定にもクるものがありました…。
怪しい錬金術師がもっと変態なことをレンに仕掛けてくる期待をしてたのですが、そこは割とさらっとされていて、ちょっと物足りなさを感じたのでした。
14歳の時に盗賊団に誘拐されたレンと、その時仲間の手から守ってくれた盗賊団の長の息子・カイルの再会愛。
レンは幼い時から、敬虔なクリスチャンの継母に、姦淫は罪だときつく教えられているため、実年齢よりもおぼこいような感じ。そんなところをカイルも可愛いと思ったのか、乱暴されるようなこともなく、ひたすら甘く接してくれて、誘拐先での出来事なのにキュンキュンくる。
再会後は怪しい錬金術師イザイの登場で、不穏な展開に。レンの貞淑さは相変わらずだけど、イザイの手によってレンの傀儡となってしまったカイルに対して、想いを抑えきれず、抱いてほしいと言ってしまう。
支配者と隷属者という関係でありながら、カイルとの甘い時間に、偽りとわかっていても溺れていくレンの気持ちが、切なくて萌えでした。
また、沙野先生はどんな作品にも毎回、ちょっと特殊なのに萌えるエロシチュを用意されてるけど、本作は「馬車に犯されている」というなかなかのパワーワードがあって、そのシーンは思わずドキドキ。
とにかく受けの、「こんなこと望んじゃダメなのに…」と思ってはいても、どうしても攻めを求める気持ちが止められない、という感じがかえって色っぽい…!
再会後のカイルは、レンの父の悪事にレンも加担していると思っているため、きつい態度なんだけど、好きな相手を信じたいという気持ちも絶対にあったはず。
そのあたりの葛藤がはっきり描かれていたら、もっとよかったなと思う。
あんな純真な14歳のレンを知っているのだから、彼がそんな悪いことをするわけないと、信じてあげてほしかった。
そのあたり、ちょっとレンが可哀想だったけど、最後はすっきりとまとまっていて面白く読めた。
小山田先生のイラストも重厚さがあって、世界観にもよく合っており、素敵。悪役でしかもかなりの変態でもあるイザイが、自分の想像よりもかなり格好良くて狼狽えてしまったよ。
シリアスか?と思ってたのですが、重い話ではなかったかな。
前半は、この義母~~~と(`Δ´)感じつつカイル(攻め様)と出会い。
なんだか、不憫なノエル(受け様)は誘拐され・・・。
後半はノエルが、すごく大人になってるような。
窮屈な家から独立!
カイルとも再開するが、以前と雰囲気が?
冷たい父の原因がわかったり盗賊の話しにくわえ、ラスト錬金術がでてきます。
展開も面白く楽しめました。