義父はゲイでした。

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グレーとブルーのあいまで

gray to blue no aima de

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表題作グレーとブルーのあいまで

小夜谷雅寅
高校生,受の義理の息子(教師)の教え子
城山庚子
妻に先立たれ娘も巣立って独り身,50過ぎ

その他の収録作品

  • Blue-gray(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:イラスト

あらすじ

性格も容姿も平凡で「つまらない男」と
評される高校教師の甲太郎。
甲太郎の義父で、50過ぎてもどこか色気漂うゲイの庚子。
若さと美貌を売りに男をとっかえひっかえしている
甲太郎の教え子・小夜谷。
年齢も立場もバラバラな3人が
甲太郎を中心に繋がっていき――。
いくつになっても愛に不器用な男達のラブストーリー!

作品情報

作品名
グレーとブルーのあいまで
著者
糸井のぞ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
ISBN
9784829685822
4.2

(57)

(25)

萌々

(25)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
239
評価数
57
平均
4.2 / 5
神率
43.9%

レビュー投稿数12

シビアで甘くて苦い初恋の味が素敵❤︎


初読みの作家さんです。
タイトルと表紙の感じ、
あとあらすじで惹かれましたね〜

冴えない高校教師と、その義理の父、
教え子の3人の話だというので

てっきり、三角関係になるのかと思いきや。
素敵な人間模様のドラマが展開されて
とっても読み応えがありました。

個人的な話なんですけど、
最近は5話辺りにくると、もうすぐラストだとか、どう終わらせるのかなぁなんて頭に浮かんでしまったりするのが寂しかったんですが、
久々に、そんなことを気にしないくらい
夢中になりました。すごく嬉しかったです。

他のレビューにも書かれていましたが、
ぜひ、ネタバレをされずに読んで
このあっという間に読み切ってしまう
感じを味わって欲しいです。

ひとり気になったのは、50過ぎだという
義父の庚子さんなんですが、
今どきの50過ぎは、もう少し若々しい気が…
でも凄く魅力的なアラフィフなのは間違いなく
庚子さんのドラマに切なかったり、愛おしくなったり、とっても良かったです。

結構、ベテランの作家さんなのかな?
他の作品も読んでみたいです。

0

事前に情報を仕入れないで読むと、より楽しめます。

本来行き当たりばったりで本を読める強メンタルなのに、ちょっと魔がさしてネタバレレビューを読もうとしてる方、今すぐレビュー漁りをやめましょう。本作品はネタバレを読まない方が楽しめます。






本作は商業BL作品には珍しく、カプありきではなくストーリーありきの物語です。といってもハーレムものみたいに魅力的なキャラが次々現れて、主人公が誰とくっつくのかわからないというタイプの作品ではありません。

登場人物の人数は少なく絞られているなかで人間関係が展開されていくのですが、その関係性には恋愛も含まれるといった感じです。

なので、カップリングが思ったのと違うとイライラするとか、カプがどっぷりイチャイチャラブラブしている描写だけを観たい方には向いていません。

下調べを一切せずに図書館や本屋に行き、何となく目に留まった本を手に取るのを楽しみとしている方に向いています。

感覚的には、大人女性向けレーベルのBL要素のある作品を読むようなつもりで読むといいです。(とはいえガッツリとBLです)

0

じじいはいいぞ

じじいに惹かれて本作を買いました。はい、そういう人間です。

三角関係が苦手な私は読み始めると嫌な予感がしましたが、進んだら良い意味で期待から外れました。3人の主人公はそれぞれ問題や心配を抱えながら一生懸命生きようと、幸せになろうとしています。行き来していてお互いにぶつかり合う時の描き方、この先生の心理的な描写が特に上手いと思います。同じシチュエーションを三視点からアプローチするのが中々難しいですし、悪い点もしっかりつけながら悪い人にしないのも簡単ではありません。

絵柄が綺麗で、ストーリーのテンポも良い感じです。あと切なさも丁度良い量だと思います、個人的に。

何よりもじじいは最高に可愛かったのでオススメします。

0

わちゃわちゃしっとり

義父と生徒とわちゃわちゃ三角関係!!!

青春の甘酸っぱさも苦さも、積み重ねた余裕も余裕のなさも良いものです。

ロマンスグレーな庚子さん、粋でどうしようもなくて可愛いくて反則!!年齢を気にしつつも押したり、乱れる姿はたまりません!!
マサトラは掴みどころがないと思いきや、真っ直ぐな懸命さが可愛い!!
つまらない男と言われる甲太郎も図々しさといたって普通なとこに甘えてしまう心地良さがあって、甲太郎がいたから関係が回ったとこがあるのかなと感じました。

ちるちるのカプ表記を見ずに読んだので、最後までどうなる?もしかして?とドキドキしながら読めました。

0

スパイスの効いた名作

読んでいる最中はピリリと痛むけれど、拝読後はスッーと浄化されるような甘い雰囲気になれる作品でした。

他の方もコメントされているように、BLのファンタジー部分とリアルがとてもうまい具合に押し出されていました。それをちょっと歪な男3人の三角関係で描かれているのだからとても面白い。その立役者はやはり50オーバーの庚子さん。
酸いも甘いも経験し、ゲイとして一人娘を育ててきた、、、男性への初恋の思い出に苛まれ、本心を隠して生きてきた年月、、、とても重いです。
それ故に一言一言のセリフの重さがずっしりと沁みます。哀愁漂う雰囲気も相まって。

親子以上に歳の離れた男の子からの澱みのない真っ直ぐな言葉に立ちくらみしそうな庚子さん。残された人生、心の赴くままに生きて欲しいと、エールを送りたくなります。

3

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