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表題作今夜いつものバーで

火村直哉
会社の後輩
水島誠
老舗オーセンティックバーの常連客

同時収録作品今夜いつものバーで

土屋啓一郎
高校からの友人
吉木裕
バーの常連客で女子高生向けブランドの店長

同時収録作品今夜いつものバーで

氷室
バーテンダー
風見涼
バーのマスター

その他の収録作品

  • その眼差し(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

あらすじ

繁華街から離れた老舗のオーセンティック・バー――客の目的は、極上のカクテルを作る美貌のマスターだ。
常連客のリーマン・水島は、そこで相手を見つけ一夜の恋を楽しんでいた。
ある夜いつものように男を誘ったところを、密かに想っていた会社の後輩・火村に目撃されてしまう!
その途端、いつもは優しい火村がなぜか豹変!「ゲイだとバラされたくないなら、抱かせろよ」と脅し、
強引に身体を重ねてきて!?

作品情報

作品名
今夜いつものバーで
著者
青山十三 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199606908
3.8

(59)

(12)

萌々

(28)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
223
評価数
59
平均
3.8 / 5
神率
20.3%

レビュー投稿数9

上質なバーには

こんなオシャレで心地よい、何より美貌のマスターの居るバーに行ってみたい!!!!!!!
その店の名は『オーセンテック・バー』
マスターの美貌さることながら、なかなか粒揃いなお客様が訪れる。
常連客の水野は今宵の相手とキスしている時会社の後輩の火村に出くわしてしまう。
ゲイを会社にバラされたくなければ、、、
と脅され、、、。
水野も火村ももう少し素直になれば拗れ方も違った気もするが、水野にとっては自分の気持ちを知らしめる為には体を火村に貪られてある意味正解かと、、あ、ちなみに私大好き年下攻めです。
他二本、
常連お客様同士で高校の同級生、真面目くん✖︎ビッチな感じのあの子。
美貌のマスターの恋の話、過去から今へ。

表紙のマスターの手が、指が美しい!!!!

0

大人だから拗れるのだね

美しいマスターのいるオーセンティックバーに集う客たちの恋模様と、マスター本人の恋を描いたオムニバス。
想像以上のときめきをいただけました。

1組目はリーマンの水島です。
バーで相手を見繕って軽く遊んできた水島が、その日の相手とエレベーターでキスしているところにバッタリ出くわしたのは後輩の火村。
遊び相手を逃した水島は、火村の「俺とも寝れます?」の一言に乗っかって…。
遊びで寝た人数は多くても、感情が絡むとまるっきりピュアですよ。
クールビューティ眼鏡がじたばたもだもだします。
火村がイケメンすぎて、うっとり見惚れては、水島の反応に吹き出しそうになるラストは必見です。あのシーン、ほんと好き。

2組目はアパレルショップの店長・吉木。
ときめきたい!恋したい!と言いながら、なかなかピタっと来る相手に出会えない吉木。
この子が拗らせ過ぎてて、読んでいるだけでも面倒臭い子だなあという感じです。
ノンケとゲイで線を引いて、ノンケ相手には絶対恋をしない!と頑なになるキャラクターはときどき見かけますが、この子が一番面倒かもというくらい面倒。
自分を好きという相手を拒絶し続けて、その相手の目の前で他の男と恋愛や遊びを楽しむ…。え、好きになれないんですが…。
さらに店長のことを好きなバーテン・氷室もセフレ状態なので、うぎゃー!ってなるひとが多そうな、要議論回です。
こういう子が素直になった途端に、スパダリ風彼氏ができちゃうのが何とも。
しあわせを願えないキャラというのはいるものです。

最後はマスター。
1話目からちょこちょこ出てきたカウンター端のリザーブ席の秘密が明らかに。
同時にマスターの過去も見えてきます。
切ない…。その話、どこかで読めませんか?というくらい切ない。
その切なさを吹き飛ばす状況に直面して、奮闘するも…、という流れですが、ここからが氷室の見せどころ。
チクリと嫌味を言うマスターの大人可愛いところに痺れます。

そんなわけで3組のCPが出来上がりまして。
水島で盛りあがった気持ちを吉木でイラッと感にシフトチェンジされ、最後のマスターにきゅんとして終わる。
良い流れでした。
願わくば、イラッとはしたくなかったけれど、何分頭でっかちなので仕方ない。

1

バーにはエピソードがいっぱいあるよね

3組のお話ですね。
火村×水島
えーこれは辛い関係が続くの?と思ったらなんと両思いだったんですね。
火村が嫉妬から会社にばらすと水島を脅して。
必死で本社に移動したら愛しの水島は男とエレベーターでイチャイチャきっとこの後な感じで。

火村の独占欲が良かったです。
この後はラブラブカップルですね。

土屋×吉木
土屋が一途で、クソビッチの吉木の側を離れないで。えーん、吉木を好きなのになんて懐が広いの!
吉木も土屋の為に突き放しますがマスターの計らいでちゃんと話して。
土屋が刷り込みで吉木を好きだと思い込んでたのは吉木だけで、あの出来事も土屋には性的な意味はそうなくて、こんなにまでして励まして慰めてくれる大切な人になったんですね。
恋がしたい吉木もドキドキして良かったですね!

氷室×風見
バーテンダーとマスターですね。いつもの予約席の謎が明らかに。マスターにそんな過去が…。
そしてお店の存続が。
バーテンダーの片想いも壮大ですね。マスターがお店を愛してるなら店ごと守るよって。
マスターに忘れられない人がいても運命共同体だって。
マスターが受け入れてくれて良かったね!嫉妬もされちゃって。
狂犬が狙った獲物に食いついて離れないうちにほだされちゃったかな?

バーが舞台のお話は色々ありますが、それぞれの人間模様、それぞれのマスターの個性や過去。

萌えました。


1

不器用な大人の男たちの恋模様。

オーセンティック・バーを舞台にした3カップルのオムニバスストリー。

後輩リーマン×先輩リーマン
水島は男とキスしてるところを後輩の火村に見られ、男の身体に興味津々そうな火村に脅されながら関係を持つ。それがとても気持ちよさそうで…でも快感に引きずられてじゃないのがこの話のおもしろいところ!
あとからわかってくる水島の本当の気持ちが切なくて、それをズバリ指摘して背中を押してあげるマスターが大人でかっこいい!
無事くっついた二人は、この後のカップルの話でギャラリーとして良い味だしてます。

元同級生同士
リーマンの土屋とファッション店員の吉木は元同級生、土屋は吉木のことを好きだと言ってるのに、吉木は恋がしたいと男と遊び回るビッチ系。
吉木も土屋には想いがあるのだけど、高校の時にやらかしてしまったこと、それで土屋は道を踏み外したと思い、罪悪感から土屋を受け入れることができない。土屋の包容力がある男ぶりがかっこよくて、吉木の意外な純情さがかわいい話でした!

バーテンダー×マスター
バーにはお客を座らせない予約席がある。その席の秘密はミステリアスなマスターの過去であり、共同経営者からバーをやめて過去に縛られないで欲しいと提案され、マスターもいったんはケリをつけようとするけれど…
マスターに惚れてるバーテンダーの氷室に励まされ、バーを続けるために二人は奮闘する。
氷室はマスターとの来たるべきその時に備えて吉木と寝ていて、マスターは氷室も吉木のことも意に介してなさそうだったのに、実は妬いてたっていうのが萌える!妬き方も大人でしびれる!
意地っ張りで寂しかった大人が心を休める場所をやっと手に入れる。オムニバスのラストをきっちり締めるお話でした。

正統派バーを舞台にしてるので雰囲気はアダルト、キャラも良い大人なんだけど、大人だって不器用なんだって、いや大人だからこそ本当の気持ちに向き合うのは勇気がいるんだって、共感させられる一冊でした。

2

ウィスキー ロック等を飲みたい気分

靴屋シリーズ読み返したら、なんだか青山先生ブーム到来。
探したら今月発売という当本に到達。
表紙の方(店のマスター 最後の1カプの受けさん)
美しいですー。中の方でも表紙負けせず、めちゃキレイです。
性格も見たまんま、ツンツンさん系統。時々毒はいてます。
根性曲がってるらしいですが、氷はちゃんと丸くなるらしい(From 電子本限定書下ろし)。

1カプ目 リーマン先輩・後輩
エレベータでこれからお気軽お楽しみ~の前のチューしてたら、
ぐーぜん後輩ちゃんが乗ってきたという再会物。
(エレベータ止まったんだから 離れとけよ というつっこみはおいといて)

後輩ちゃんは人気者系、強気おし、関西配属してたのを執念で本社戻ってきたところ。
先輩ちゃんはクール、眼鏡さん、地味系だけど優秀 てなとこ。

2カプ目は高校同級生もの 
攻めさん(一本気、だまってじっと待ってる 高級外車ディーラー勤め)は受けさんが大好き。
ビッチ的な受けさん(アパレル関係)、
攻めさんはノンケでいた方がいいと思ってて逃げまどい中。
2カプ目の2話目の中表紙が、とっても素敵。。。。
二人で抱き合ってるところなんですが、受けさんが幸せ全開ないい笑顔です。

3カプ目はこのバーのマスターと 3年前になつかれた カウンター入ってる大型犬。
オーナー爺さん(お義父さん)が経営権を手放す ということで急ぎ経営権を譲渡してもらうように
お金を工面する という話。

マスターの毒を吐くところが個人的には大好き。
どのカプも幸せ気分にしてくれました。
さらりんと読めるけど、あんまり残らなさそう。
一つのバーで起こるお話をまとめたもの として、
王道かと思います。

今回は登場人物のお名前をどうしてるのかな と思ったけど
今一つ関連性を見つけられず(笑)
火村、水野、土屋、吉木、風間、氷室   あえて言うなら自然系?

あー飲みたい。

3

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