限定特典と割引が充実!
「たとえばこんな恋のはなし」は実話BL大好きな私にとって文句なしの神作だったので、本作も たまたま半額の時につられて手に取ってみたのですが…
以下の理由から好みではありませんでした:
①ケー番交換したエピソードも入れればいいのにな…もったいないなぁ。
こんな風にいつの間にかいろいろと進展していて、攻め視点が少ないのもあって
「いつ、どのように、なぜお互いが惹かれ合ったのか」がぼんやりとしてて物足りなさを感じました。
②これは完全に私の理解不足によるものですが、
送る画像の意味:しりとりとカウントダウンはわかるけどその中間がさっぱりわからなかりませんでした。
分かりたかったな~…作者さんの世界観を感じたかった~
③リアリティに関して:
・後ろも洗ってないのにいきなり2度も挿入して、しかも後ろ初心者なのに簡単にイけてるなど、BLあるあるのオンパレードで萎えた
(こういう描写がある作品でも、他がめちゃくちゃ良かったから☆5にしたものもいくつもあります)
・卒業式で双方の親が全く出てこなかったり、ズボンがひざ下で止まってる状態でヤッてる
(実際に可能ではありますが、不自然すぎると感じた)
④好きと頑なに言わないのも、頑なに連絡とらないのも、紙切れ一枚で済ませようとしたのも、「こじらせxこじらせ」を演出したかったのは分かるんですが、本当に良さが理解できませんでした。
他にも同窓会で飲食してる最中にアメ渡したり、「そういう展開にしたいから無理やり作ってる感」が満載でした。
「うっすら感じた」じゃなく、「満載」に感じたのです。
⑤④に関連するのですが、受け攻め共にキャラが全く好きになれませんでした。
⑥やはり他著作同様、パースやバランスが…てるのがめちゃくちゃ気になります。
2016年の初心者向けBLだったら、この内容なら仕方ないのかもしれませんし、こじらせDK同士のBLが大好きな方にはうってつけだと思います。
繰り返しになりますが、「たとえばこんな恋のはなし」は非常にレアな実話BLで本当に素晴らしかったので、私としてはそちらを今後も全力で推していこうと思います。
『スモークブルーの雨のち晴れ』で波真田かもめ先生を知り、他の作品も読んでみたいなと思って読んでみました。
一言で言うと、普通のBLです。
普通の高校生BLです。
世間の人達の漠然と思い描く、BLってこんな感じでしょ? っていうイメージと大体一致するんじゃないかと思います。
したがって、私の感想は、
うむ、BLだった!!
に尽きる感じがあるんですが、もっと詳細に述べるならば、恥の多い人生を絶賛送り中の花織くんのやらかしとかを全然笑ったり馬鹿にしたりしない蜂谷くんは癒しでした。あと、モノローグや背景描写に独特のエモみがあって好きです。
高校生BLを浴びるほど読みたい方にはおすすめです。
波真田先生の作品をコンプリートしたい方にも良いと思いますが優先順位は高くないんじゃないかと思います。
二次創作からBLに入って商業に興味が出たという人には【初心者向け】と称しておすすめするのはやめた方がいいと思います。たぶん予想を超えなさすぎてがっかりされます。むしろ高校生BLを殊の外好むというマニアタイプの商業BLファンの喜ぶ、上級者向けといったほうがいいでしょう。
(普通の学園ものの少女漫画を楽しんで読む人なら喜ぶかもですが、そういう人は少年漫画や青年漫画のオタクばかりの二次創作界隈では、レアキャラなんですよねー。)
クラスに馴染めずぼっちな満夫は、クラスの人気者でイケメンの蜂谷が気に障る。なのにキラキラな彼から目が離せなくて見惚れて捻挫しちゃったのをきっかけに、毎日蜂谷が絡んできて2人の仲は急接近…!
体は反応しちゃうけど気持ちは素直に伝えられないのが、何ともピュアでいじらしく。遠回りして大学生になってから結ばれるのにもほっこり。
蜂谷と満夫のはち・みつコンビの甘酸っぱさにトロけます。はちみつのど飴買ってくる〜!
この作品は私がBLを読むようになった頃に読んだもので、何度も何度も読み返した思い出の一冊。派手なストーリーじゃなくて、日常の学校生活の中で2人の距離が徐々に近づいていく感じが大好きです。
陽キャの蜂谷と陰キャのミツオ。
学校での立ち位置が全く違うのに、ちょっとしたキッカケで意識し合って好きな気持ちがどんどん膨らんでいきます。人目を盗んでこっそりキスをしたり触りっこしたり…自分のこと好きなのかな、からかってるのかな?と気にしながらも拒否できなくて、結局自分のことをどう思っているのか分からないまま身体を繋げてそれっきり。
なんとも言えない切ない思いを抱えたまま、進路が別れて離れることになりますが、心のどこかでまだ好きの気持ちが消えないミツオ。そんなとき、蜂谷に出会います。
この蜂谷との再会がめちゃくちゃ良いんです。
身体を繋げたときの蜂谷からのメッセージ、ミツオは全く気付いていませんでした。
蜂谷がミツオを大好きだ伝えるドラマチックな演出に、胸が熱くなってふぁあぁ〜(≧∀≦)…となりました。
蜂谷のサプライズ仕掛けがミツオに伝わってない…切なすぎやんか。そして、そこから怒涛の嵐で蜂谷の気持ちが露わになっていくのですが、蜂谷のミツオへの気持ちに萌えっぱなしでした。
ミツオも蜂谷へ密かに好きの気持ちを抱いていたけど、蜂谷も全く負けてない(笑)学校一の美女よりもミツオの方が可愛く見えて仕方なかった高校時代。学校でキスしまくっていたのはそーゆう訳だったのか。ハァ〜…ニヤニヤしました(//∇//)
結末が分かると、2人の高校時代の甘酸っぱさよ!学校でこっそりとか、ドキドキ意識したりとか…キューンとなりました。
反動なのか今の2人は超ラブラブ。蜂谷がミツオにメロメロなのがすごく良かったです。
はちみつが、蜂谷の「はち」とミツオの「みつ」に掛けてるのも粋。私の萌えポイントを突いてくる作品でした(^ ^)
読み返す度にキュンとさせてくれる甘酸っぱい青春ラブストーリー。めちゃくちゃおススメします。
