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幼い頃の記憶と悪夢に悩まされ眠る事ができない一紫。限界が来ていた時、同僚の和深の声を聞いていたらそのまま昏倒してしまう。自分が傍にいると一紫が眠る事ができると知った和深は、一緒に暮らしますか?と提案してきて⋯。
和深くんの低くて優しい声は眠れず苦しんでいた一紫にとってまるで魔法のようで、申し訳ないと思いながら彼の存在がかけがえのないものになっていくのが尊い。
一紫の抱える過去が切なすぎて、和深くんと出会えてやっとその暗い部屋から抜け出す事ができて良かった。
一紫のお父さんもまた過去に捕らわれていた一人で、突然の喪失と悲しみを自分だけで乗り越えるのは無理だし辛すぎる。
みんなに光が振り注いでくれて、眩しく愛おしい展開に温かい気持ちになれた。
一紫と和深くんが周りを気にせずラブラブなのが最高です〜。(同僚たちは大変だけど!w)
トラウマものって言い方もどうかと思うけど、まぁそうでした。しっかりビリー先生の世界観を感じる。
「4話以降はスピンオフのような感覚で」とあとがきにありましたが、そのスピンオフ部分が個人的には好みでした。こういう類のBL作品で父親に焦点当てるものは読んだことがなかった気がして。安易に新たなCPを作り出すわけでもなく。皆様の感想を見るだに、父の描写が刺さった方は多そうですね。
先生は完全にFANGSのイメージになってたので、顎が尖ってるのにびっくりしてしまった。絵は美しいし可愛いんですけど、なんだか久しぶりにこんな尖ってる顎を見たなと…
とっても美しい表紙に心奪われて購入した記憶があります。読み返してのレビューです。
一紫が眠ることが出来なくなったその理由はとても重く、ツラいもの。
幼い時に人生の底のような経験をした一紫の心は深く傷付き、そこから何年も苦しむことになるわけです。
和深と出会えたことでその胸に抱えていたモノから解放され、ようやく前に進むことができたシーンはとても感動的でした。
不幸な偶然が重なってどこにも出口のないような悲しみが生み出されてしまうと
その悲しみを解くのはとても難しいものなのだな、と。
一紫の父もまた、長く続いた自責の念から解放されることができて本当に良かったです。
テーマは重ためですが、人との出会いは優しく温かいことを知ることができるような作品だなと感じました。
綺麗な表紙ですね。初読みの作家さんです。
悪夢を見てしまう為に眠らなくて倒れそうな可愛い魔性か?な受けとイケボで面倒見が良くて包容力のある年下攻めです。
トラウマからの夢の内容が攻めとの添い寝によって変わっていく様子と、二人の恋心がかみ合っていく様子が良かったです。とうとう結ばれたね!夢も部屋から出られたね!というところで受けの父が登場。
父もまた妻と息子である受けを守れなくて未だに苦しんでいて、その夢が受けにも繋がって。
何気に若い頃の父がイケメンですね。
想い出の場所で父も苦しみばかりにしがみついていたことを自覚し、大切なことを思い出して夢から覚めるのかな?
なんとも受けが可愛くて三十路なのに泣き虫で、ふぇ?みたいなマンガか!な(マンガだけども)こと言ったり。そして攻めは年下なのにすんごい包容力でそんな受けを好きになって甘やかして抱き締めて、んもう何じゃこの甘々カップルは!なお話でした。
『真夜中のオルフェ』と言うので、ギンナジウム系とか、悪魔系とか、それとももっと酷い人間が出てくるのか(ってちゃんとあらすじ読めよ!)、勝手に思い込み、なかなか手が出せずにいました……。
でも表紙はたまらん耽美系で綺麗だし・・・。
遂に手に取り、あ・・・なんて美しい。+゚ *。。+゚.。
大きくは、受けの心の傷が癒されて行くお話なのですが、読んでるこちらが癒されてしまいました。
こんなに優しくて美しいストーリーだったのですね。
出て来る人は全て心優しい人ばかりです。
日常に疲れて、美しいBLに浸りたい時にぴったりの一冊ですね。
その美しいストーリーに、いえ、それ以上とも言える程の美しい絵。西洋の絵本の挿絵のような……♡。
でもギャグもちりばめてあるし、もちLoveなシーンもちぁゃんと(灬ºωº灬)♡ムフフ
受けが幼い頃に受け、三十路を過ぎても癒えない心の傷を(そのせいで悪夢を見、眠る事が恐怖となっている)、攻めが暖かい心と受けの全てを包み込む大きな愛と、何よりな『イケボ♡』でこちら側(←これ大事)に戻して上げる、そのシーンに涙が出ました。
やはり受けのパパも心に大きな傷を抱え、それでも息子を必死で守ろうとする…。
このパパにも癒しは訪れます。
読み終わって思い返すと、教会に飾られた美しい絵を観ていたような、そんな気にさせて頂ける美しい本でした。
*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(*´-`)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
