ボタンを押すと即立ち読みできます!
砂原さんの作品は、甘いもの好きな私からするとほろ苦い印象だったのですが、今作はとっても甘く幸せな気持ちになれるストーリーです。間之あまのさんがお好きな方はきっとハマると思われます。
ずっと好きだった相手と甘い新婚生活をしているつもりの澄一と、あくまでも専属の使用人として主人に仕えているつもりの可音の、すれ違い同居生活から物語は始まります。
容姿端麗で文武両道な御曹司である澄一が、「僕のためにエプロンを作ってくれるかい?」とトンチンカンなこと言って告白したり、クリスマスにあげたいものがあると言われてなんの疑いもなく可音を堪能できると考えていたり、ちょっと残念な一面を見せるのにクスッとなりました。
完璧すぎない攻めってイイね!
なんだかんだで私は、幼馴染みで、初恋で、ファーストキスも初体験もお互いっていう設定が大好物なようです。
裸エプロンもいいけど、せっかく元主従関係なんだからメイド服でご奉仕っていう鉄板ネタもやってほしかったわ〜。
甘いですねー。甘くて攻め様が受け様を大事に慈しんでるお話大好きなので、私もシアワセ気分で読ませて頂きました。
受け様は、健気で純粋で尽くすことが幸せ、というような可音。
攻め様である澄一が旧華族のいいおうちの長男であり、その家の使用人一家の息子である可音は、子供の時から一緒に育ってきてはいるけど、あくまでも使用人としての立場を弁えていて、お手伝いさんとしての思考回路しかない。
攻め様の澄一は、家柄人柄お顔もいい高スペック。
可音の事がかわいくて好きで好きでたまらない澄一は、就職と共に1人暮らしをする上で思い切って「お味噌汁を作ってほしい」とプロポーズする訳ですが。
ダメじゃん、それじゃ。
それって女性が付き合ってる男性に言われた場合、プロポーズかと思うセリフだけど、お手伝い思考しかない可音はそのまんまお手伝いとして一緒に暮らして欲しい、と請われたんだと思い快く承諾。
こうして、両思いの二人はすれ違いな新婚生活(?)をスタート。
すれ違って入るのに、なんでこんなにも甘々な雰囲気で幸せ一杯な毎日なんでしょうね。
行ってきますのちゅーも、1つのベットに2人で一緒に手を繋いで寝るのも、可音なりに納得できる理由を見つけて受け入れていて。
お手伝い気質=かわいい新妻気質だったんですねぇ。
もちろん澄一は僕のかわいいお嫁さん、と思って接していて、だけどHは可音が20歳になってから、と日々忍耐力も鍛えていらっしゃる。
お互いの勘違いに気付いた時、改めて間違いようのない言葉でプロポーズする澄一に対し、立場の違いを思い身を引く可音。
それでも、やっぱりお互いに唯一の相手はお互いしかいないって事で元のサヤに今度こそ正しい認識で収まって、よかったねーでした。
本編も甘かったのに、書下ろしもまた甘かった。
この二人は、2人の為に世界はあるの、とまるで2人しかいないような甘々な雰囲気をすぐにかもし出していて、これが通常モードなのか…です。
2度目のえちシーンがまさかの裸エプロン。
澄一さん、紳士面して何を要求してるんだ。しかも、旦那様の為ならで受け入れるけど、恥ずかしがってる可音が、とってもかわいい。
お互い、相手をとても大事にしていて、それをストレートに告げて態度でも示していて、読んでいて私もシアワセの気持ちをもらえました。
読み終えてからタイトルを頭に浮かべると再びほっこり。
気持ちは一緒なのにここまで見事にずれ合う二人の認識に早くも序盤で素晴らしいカクッをいただきました(^^)
覗けばどう見ても甘い新婚生活なのに受ちゃんだけが…そこがまためちゃくちゃ可愛いんですけどね。
おじゃまんな女性や豪快で優しい同僚まで登場して二人の関係をこちょこちょしていくのも楽しかったです。
ただ攻めがカミングアウトしなかったのが残念でなりませんでした。
ルームメイトとして周囲に隠し通す理由にイマイチ納得がいかないかな。
言いたいことは分かるけれどももうちょい強固な理由が欲しかったです。
気になる点はいくつかありましたが、とっても可愛いカノンのお裾分けに存分に癒されましたので神評価にさせていただきました☆
ここしばらく心が荒んでおりまして(笑)何か甘いお話を補給したいなと探しておりまして、皆様のレビューがあったからこそこちらのお話に出会えました(*´ω`*)おかげさまで癒されました。ありがとうございました!
甘いお話で癒されたい方にはおすすめですよ~。
お坊ちゃん攻めと使用人の受け。幼い頃から一緒に育って両想いなのに片想い状態からのスタート、2人とも天然ボケなので可愛らしい、微笑ましくてピュアなお話だった。プロポーズしたつもりな攻めとあくまでもお仕事なつもりな受けの盛大な勘違いが面白くもありもどかしくもあった。受けの気持ちは初めから恋愛感情なのだけどそれを主従関係からくるものと抑え込む理由が過去の出来事にあった。それはとても切なかった。攻めの気持ちはぶれす子供の頃から受け一筋なのでなかなかの執着愛です。見知らぬ男と一緒にいる受けを見つけて思わず店のガラスに張り付いた攻めの残念さがとってもよかった。
ちょっとズレてるキラキラ王子様攻め×天然健気受けの、勘違いによって起こるすれ違いっぷりが面白い作品です。
シリアス展開は多少ありますが、基本はほのぼの&甘々。
まぁ、ズレてる王子様と、天然ならこうなるよね…と、読んでいるこちらも、ひたすらほのぼのとした気持ちで見守りたくなりました。
住み込み先の御曹司・澄一(攻め)に「君が好きだ。僕と一緒に来てくれないか?」と言われ、屋敷を出てマンションで一緒に暮らし始めた可音。しかし、「お手伝いさん」としてと思っている可音と、「お嫁さん」と思っている澄一。二人の認識にはズレがあって…と言うあらすじです。
受けの可音はひたすら健気。「お手伝いさん」という、ありえない勘違いをしたのも、ただ天然だからでは無く、幼い頃に自分のせいで澄一に怪我を負わせてしまったトラウマからです。使用人の立場を越えないよう、無意識にブレーキをかけているのですね。
攻めの澄一は、ややズレている王子様系。御曹司の為、世間知らずな面も。しかし可音に向ける愛情は深く大きい。可音が20才になるまでは手を出さないように自制する紳士っぷりです。これもまた、可音の誤解を助長する結果になっちゃうのですが…。
この二人による、両想いなのに見事にすれ違ってる、お花畑にいるような新婚生活です。
もう、とにかく甘いのですね。行って来ますのチューや、手を繋いでの睡眠。二つ並んだハブラシと、端から見れば、正に新婚生活その物なのに、絶妙な勘違いで誤解に誤解を重ねていく…。
攻めは「僕の大切なお嫁さん」と愛妻弁当をうっとり見つめ、受けは澄一がハブラシを一緒に置きたがる事に、ハブラシがさみしがるからだと勘違いして、「なんて優しい」…と感動する。
よくもまぁ、これだけ認識がズレていながら、上手い事回っていくもんだ…と感動ものです。
しかし、当然真実に気付く日が来て、受けは自分では幸せに出来ないと身を引こうとし…とシリアス展開。
…と言っても元々両想いの二人なので、それ程深刻にはならず、多少やきもきしながらも見守れる…といった所。
その後は書き下ろしの、更に甘々な新婚生活編。可音のアルバイト先の園児が、「先生を恋人にしてやるよ」と二人の間に割り込んで来る、何ともかわいらしい展開です。
前の一話も相当甘いですが、こちらは更に甘いです。
前話でフワフワしていたのは、お互いに本当の意味での相手が分かってないせいだと思いつつ読んでいましたが、こちらの話でもフワフワしっぱなしなので、もうこれはデフォルトなのね…と。
絡みは2回。お互いに相手以外は目に入らない二人なので、初めて同士という初々しさが萌えます。
更に後半のエッチでは、澄一によるおねだりで裸エプロンプレイ。いきなりトばした…。旦那様を喜ばせるのも役目と一生懸命な可音がかわいいです。
とにかく甘いものが読みたい方にお薦めです。