毎日カノン、日日カノン

mainichi canon nichinichi canon

毎日カノン、日日カノン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×238
  • 萌20
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

244

レビュー数
16
得点
295
評価数
80
平均
3.8 / 5
神率
20%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403524202

あらすじ

「君が好きだ。一緒に来てくれないか?」
住み込み先の御曹司・澄一に請われ、二人で暮らし始めた可音。
けれど二人の認識にはズレがあって!?


表題作毎日カノン、日日カノン

朱鷺川澄一・旧華族の御曹司・23才
鹿野可音・攻めの家に代々仕える使用人・19才

その他の収録作品

  • 今日もカノン、二人でカノン
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数16

病めるときも健やかなるときも

砂原さんの作品は、甘いもの好きな私からするとほろ苦い印象だったのですが、今作はとっても甘く幸せな気持ちになれるストーリーです。間之あまのさんがお好きな方はきっとハマると思われます。

ずっと好きだった相手と甘い新婚生活をしているつもりの澄一と、あくまでも専属の使用人として主人に仕えているつもりの可音の、すれ違い同居生活から物語は始まります。
容姿端麗で文武両道な御曹司である澄一が、「僕のためにエプロンを作ってくれるかい?」とトンチンカンなこと言って告白したり、クリスマスにあげたいものがあると言われてなんの疑いもなく可音を堪能できると考えていたり、ちょっと残念な一面を見せるのにクスッとなりました。
完璧すぎない攻めってイイね!
なんだかんだで私は、幼馴染みで、初恋で、ファーストキスも初体験もお互いっていう設定が大好物なようです。
裸エプロンもいいけど、せっかく元主従関係なんだからメイド服でご奉仕っていう鉄板ネタもやってほしかったわ〜。

4

甘々新婚さん、末永くお幸せに。

 甘いですねー。甘くて攻め様が受け様を大事に慈しんでるお話大好きなので、私もシアワセ気分で読ませて頂きました。

 受け様は、健気で純粋で尽くすことが幸せ、というような可音。
攻め様である澄一が旧華族のいいおうちの長男であり、その家の使用人一家の息子である可音は、子供の時から一緒に育ってきてはいるけど、あくまでも使用人としての立場を弁えていて、お手伝いさんとしての思考回路しかない。

 攻め様の澄一は、家柄人柄お顔もいい高スペック。
可音の事がかわいくて好きで好きでたまらない澄一は、就職と共に1人暮らしをする上で思い切って「お味噌汁を作ってほしい」とプロポーズする訳ですが。
ダメじゃん、それじゃ。
それって女性が付き合ってる男性に言われた場合、プロポーズかと思うセリフだけど、お手伝い思考しかない可音はそのまんまお手伝いとして一緒に暮らして欲しい、と請われたんだと思い快く承諾。
こうして、両思いの二人はすれ違いな新婚生活(?)をスタート。

 すれ違って入るのに、なんでこんなにも甘々な雰囲気で幸せ一杯な毎日なんでしょうね。
行ってきますのちゅーも、1つのベットに2人で一緒に手を繋いで寝るのも、可音なりに納得できる理由を見つけて受け入れていて。
お手伝い気質=かわいい新妻気質だったんですねぇ。
もちろん澄一は僕のかわいいお嫁さん、と思って接していて、だけどHは可音が20歳になってから、と日々忍耐力も鍛えていらっしゃる。

 お互いの勘違いに気付いた時、改めて間違いようのない言葉でプロポーズする澄一に対し、立場の違いを思い身を引く可音。
それでも、やっぱりお互いに唯一の相手はお互いしかいないって事で元のサヤに今度こそ正しい認識で収まって、よかったねーでした。

 本編も甘かったのに、書下ろしもまた甘かった。
この二人は、2人の為に世界はあるの、とまるで2人しかいないような甘々な雰囲気をすぐにかもし出していて、これが通常モードなのか…です。
2度目のえちシーンがまさかの裸エプロン。
澄一さん、紳士面して何を要求してるんだ。しかも、旦那様の為ならで受け入れるけど、恥ずかしがってる可音が、とってもかわいい。

 お互い、相手をとても大事にしていて、それをストレートに告げて態度でも示していて、読んでいて私もシアワセの気持ちをもらえました。
 

3

ほんとカノンだった

読み終えてからタイトルを頭に浮かべると再びほっこり。

気持ちは一緒なのにここまで見事にずれ合う二人の認識に早くも序盤で素晴らしいカクッをいただきました(^^)
覗けばどう見ても甘い新婚生活なのに受ちゃんだけが…そこがまためちゃくちゃ可愛いんですけどね。
おじゃまんな女性や豪快で優しい同僚まで登場して二人の関係をこちょこちょしていくのも楽しかったです。
ただ攻めがカミングアウトしなかったのが残念でなりませんでした。
ルームメイトとして周囲に隠し通す理由にイマイチ納得がいかないかな。
言いたいことは分かるけれどももうちょい強固な理由が欲しかったです。
気になる点はいくつかありましたが、とっても可愛いカノンのお裾分けに存分に癒されましたので神評価にさせていただきました☆

ここしばらく心が荒んでおりまして(笑)何か甘いお話を補給したいなと探しておりまして、皆様のレビューがあったからこそこちらのお話に出会えました(*´ω`*)おかげさまで癒されました。ありがとうございました!

甘いお話で癒されたい方にはおすすめですよ~。

2

お互いしか見えない

お坊ちゃん攻めと使用人の受け。幼い頃から一緒に育って両想いなのに片想い状態からのスタート、2人とも天然ボケなので可愛らしい、微笑ましくてピュアなお話だった。プロポーズしたつもりな攻めとあくまでもお仕事なつもりな受けの盛大な勘違いが面白くもありもどかしくもあった。受けの気持ちは初めから恋愛感情なのだけどそれを主従関係からくるものと抑え込む理由が過去の出来事にあった。それはとても切なかった。攻めの気持ちはぶれす子供の頃から受け一筋なのでなかなかの執着愛です。見知らぬ男と一緒にいる受けを見つけて思わず店のガラスに張り付いた攻めの残念さがとってもよかった。

1

とにかく甘い!!

ちょっとズレてるキラキラ王子様攻め×天然健気受けの、勘違いによって起こるすれ違いっぷりが面白い作品です。
シリアス展開は多少ありますが、基本はほのぼの&甘々。
まぁ、ズレてる王子様と、天然ならこうなるよね…と、読んでいるこちらも、ひたすらほのぼのとした気持ちで見守りたくなりました。


住み込み先の御曹司・澄一(攻め)に「君が好きだ。僕と一緒に来てくれないか?」と言われ、屋敷を出てマンションで一緒に暮らし始めた可音。しかし、「お手伝いさん」としてと思っている可音と、「お嫁さん」と思っている澄一。二人の認識にはズレがあって…と言うあらすじです。

受けの可音はひたすら健気。「お手伝いさん」という、ありえない勘違いをしたのも、ただ天然だからでは無く、幼い頃に自分のせいで澄一に怪我を負わせてしまったトラウマからです。使用人の立場を越えないよう、無意識にブレーキをかけているのですね。

攻めの澄一は、ややズレている王子様系。御曹司の為、世間知らずな面も。しかし可音に向ける愛情は深く大きい。可音が20才になるまでは手を出さないように自制する紳士っぷりです。これもまた、可音の誤解を助長する結果になっちゃうのですが…。

この二人による、両想いなのに見事にすれ違ってる、お花畑にいるような新婚生活です。

もう、とにかく甘いのですね。行って来ますのチューや、手を繋いでの睡眠。二つ並んだハブラシと、端から見れば、正に新婚生活その物なのに、絶妙な勘違いで誤解に誤解を重ねていく…。
攻めは「僕の大切なお嫁さん」と愛妻弁当をうっとり見つめ、受けは澄一がハブラシを一緒に置きたがる事に、ハブラシがさみしがるからだと勘違いして、「なんて優しい」…と感動する。
よくもまぁ、これだけ認識がズレていながら、上手い事回っていくもんだ…と感動ものです。

しかし、当然真実に気付く日が来て、受けは自分では幸せに出来ないと身を引こうとし…とシリアス展開。
…と言っても元々両想いの二人なので、それ程深刻にはならず、多少やきもきしながらも見守れる…といった所。

その後は書き下ろしの、更に甘々な新婚生活編。可音のアルバイト先の園児が、「先生を恋人にしてやるよ」と二人の間に割り込んで来る、何ともかわいらしい展開です。
前の一話も相当甘いですが、こちらは更に甘いです。
前話でフワフワしていたのは、お互いに本当の意味での相手が分かってないせいだと思いつつ読んでいましたが、こちらの話でもフワフワしっぱなしなので、もうこれはデフォルトなのね…と。

絡みは2回。お互いに相手以外は目に入らない二人なので、初めて同士という初々しさが萌えます。
更に後半のエッチでは、澄一によるおねだりで裸エプロンプレイ。いきなりトばした…。旦那様を喜ばせるのも役目と一生懸命な可音がかわいいです。

とにかく甘いものが読みたい方にお薦めです。

11

純粋な二人の純粋なお話

三人称、受け攻め両視点の本作。
本編は雑誌掲載である為、170ページほど。
ですので、出会いやら恋に落ちるまでといった辺りはありません。
いわゆる身分差で、スタートからすでに両片想いのお話です。

**********************
受けの可音は、代々朱鷺川家の使用人を取りまとめる家の息子。
19歳のわりに小柄で、小動物系。

攻めは旧華族の御曹司の澄一、23歳。
朱鷺川家の長男であり、容姿端麗・文武両道で温和な青年です。
**********************

二人は普通ならば幼馴染のような関係ですが、今は自分の立場をわきまえ一歩引いて澄一へ接する可音と、可音と共にある為に着々と足下を固める澄一は、考え方捉え方が真逆。
可音は使用人として受け身であることを刷り込まれていますし、なんというか澄一以上に箱庭で育った純粋培養的なんですね。
澄一が可音と共にある為就職と同時に一人暮らしを始めるにあたり、一緒に来て欲しいとプロポーズされたことも、可音にとっては使用人が欲しいと捉えてしまうし、朝のいってらっしゃいのキスも澄一が欧米的なのだろうと考えたり(苦笑
この真逆の思考がなんとか交差し結ばれるまでが本編の、可愛い作品でした。

ページ数は少ないものの可音が澄一へ対し一線引くようになった原因や澄一がいかに孤独であったか、そして彼はそれを、不自由なく暮らしていた自分にとって贅沢なことだときちんと考えていた辺りとても好感が持てる書かれ方がされています。
とにかく二人ともが純粋で自分のこと以上に相手を思いやり、もはやこんな人間は存在しないだろうとは思うのですが、それにまったく空々しさを感じさせないのは砂原さんの力量なのだと思います。
そして攻め視点を読むのが好きなので、今作のような作りはありがたいです。
お互いの捉え方が違うので、両視点というのは読者へとてもわかりやすい書かれ方だと思います。
そして受け視点のわりに神視点のように筆者が述べるのはどうもなあと思うたちなので、砂原さんのご本はその辺りがひじょうに安心して読めます。
砂原作品では『スリープ』がとても好きなのですが、そちらのシリアスな方ではなく、今作は可愛らしい系の砂原さん。
お疲れの方が癒されるのではないでしょうか。

5

ほんわかカップル


旧華族朱鷺川家に代々仕える家系の鹿野可音(受け)は朱鷺川家の長男、澄一(攻め)が就職を機に家を出る際に一緒に来てほしいと言われ、住み込みの家政婦として一緒に朱鷺川家を出て一緒に住むことになります。
幼い時から大好きだった澄一と一緒にいられることを喜んで一生懸命働きます。

澄一は名家の出ですが、身分制度のようなものは時代錯誤だという考えの人物です。家の事業は弟に任せ、自分は実力主義の外資系に就職先を決め、家族には武者修行といい、家から出ることにします。
自分ではプロポーズして受けてもらったと思っていたので、お嫁さんとして扱うのですが、可音には伝わっていません。とても一途で誠実な人で、自分の容姿も相まってどれだけ注目されようが全く気にせず、昔から可音一筋なのも好感が持てます。
元々身分制度に疑問を抱いているところに可音を好きになり、家にいては可音と一緒にいるために家から出たようです。

二人ともお互いが自分に求めている立場が違うとはつゆとも思っていません。
これは澄一が20歳になるまで、手は出さないと決めていてそれを実行しているのも関係していると思います。手を出したらさすがに可音でも気付かざるをえないでしょうからね。
このすれ違いが見事です。両方の視点で読めるので、俯瞰で見ている私はニヤニヤしてしまいました。

可音は仕事仲間には、嬉しくてつい恋人と暮らしていると話していて(澄一はそのつもりだから本当なのに)、嘘をついて心苦しいと思っています。その嘘がばれたときに二人の認識がずれていることが判明するのです。

ほぼ1年半もお嫁さんだと思ってたのに、お手伝いさんのつもりだったなんて澄一はとても切なかっただろうと思うけど、可音にとっては仕方のないことだと思います。小さい時から、祖父に主人に仕えることについて、それは厳しくしつけられており、忘れられない傷までつけられてほぼトラウマになっていて、どんなにおかしいと思ってもそういう風に受け取ることを無意識に拒否していたし、どんなに嬉しくても受け入れられない可音もとても切ないです。

仕事仲間の保育所の勇吾先生がいい味出してました。さぞかしびっくりしたことと思います。彼女との喧嘩話と思って話を聞いてたら、浮気だと誤解していきなりやってきたキラキラしいイケメンが自分が恋人だって宣言するんですから。否定的な態度を取らずにさりげなくらサポートしてくれて、本当にいい人でした。

澄一に横恋慕する女性も出てきますが、見向きもしないし、切ないところはあり心配するところもありましたが、全体的に安定の甘さで安心して読めました。
二人とも少し浮世離れした感じのほんわかしたカップルで綿菓子ののような甘いやさしい気持ちになれる話だったと思います。
家柄、性格、容姿、学業、仕事とこんなにハイスペックなのに一途で全然よそ見をしない攻めも健気な受けも大好きです。

ただ、澄一の家族が全然出てこなかったのが気になりました。
弟が継ぐ気満々だからとはいえ、長男なのに大丈夫なのでしょうか?今は武者修行するために家を出てるだけでいずれは帰ってくると思っている可能性が高い。
で、家族にばれた場合、澄一は社会人として実家に頼らない生活ができているので縁を切られても構わないという態度になるでしょうが、可音はそうはいかないのではないでしょうか?そもそも、鹿野家の養子という立場なので養父から説得された場合、育ててもらった恩とか考えて泣く泣く説得に応じてしまいそうで怖いです。澄一には二人の幸せのために、外からの圧力を跳ね返し可音を守って欲
しいと思います。

変わった題名だなと思ったのですが、カノンは主人公の可音と二人で連弾したパッヘルベルのカノン、音楽のカノン(日本語訳では輪唱)の意味を生活の繰り返し、「愛しい、好きだ」などの言葉を繰り返しささやくこと、という意味といろいろ掛けた言葉で深い題名だなと思いました。

後、小椋むくさんの絵が二人のほんわかした雰囲気にぴったりでした。
お話しの世界がイラストで余すことなく表現されていてとても良かったです。

3

くすぐったくなる可愛さ

現代ものですがキャラクターやストーリーがいい意味でファンタジーです。
攻めのキャラもぶっとんでるし(ものすごく天然)受けはただただ可愛くて純粋。

漫画というよりは絵本。
甘い甘い砂糖菓子のようなBLです。
読んでいて自然と頬が上がってしまうような(笑)

砂原先生ってこういうのも書かれるんだなと、とても新鮮でした。
深みや人間ドラマは全くないけれど、そんなのなくてもいいじゃんと思えるような素敵なお話でした。

とにかく甘々好きな人にオススメします。
読後感もほっこりしてて素敵ですよ。

3

ただただあまい

受けが溺愛される話が好きなので、今作もかなり好みでした。

攻めの澄一は御曹司・イケメン・穏やか、とかなりのスペックの持ち主です。
受けの可音は可愛く控えめな使用人。
澄一が就職を機に家を出るんですが、それがキッカケで澄一は可音の事をお嫁さん、可音は自分はお手伝いさん、という勘違いをして…というお話。

天然と天然を掛け合わせたらこんな感じになるんですね…。
可音の天然さもたいがいですが、澄一の高スペックなのにあの天然さは残念なのか何なのか(笑)

勘違いでもどかしかったですが、非常に甘くて、甘い物好きな私は満足でした。

2

大好き同士がすれ違いながらやっと結ばれるただただ甘い物語

プロポーズが家政婦の引き抜きと勘違いしたすれ違いから始まる初恋の成就までの甘いラブストーリーです。

攻めは名家で資産家 朱鷺川家の御曹司。
下々のものとはズレたところがあるけれど思いやりのある優しい主人です。

受けは可音 代々朱鷺川家の使用人を束ねる家の男の子。
厳しい祖父の教育にもめげず明るくおっとりとした天然さん。主人に仕えるのが幸せな19歳です。

大学を出て社会人になるときに社会勉強としてマンションの一人暮らしを決めた澄一
その機会にずっと心の決めていた思い人に告白するのですが、相手の可音は一緒に暮らす、ずっとそばにいる、毎日味噌汁作って…が住み込みをお手伝いさんとしてついていくことと勘違い。

可音は無自覚ながら徐々に、新婚みたいだなんて想像したり、友人に年上彼女との同棲と思われたことがちょっと嬉しくて訂正しないとか、澄一が同僚の女性と一緒のところを見てモヤモヤするという感情を経てようやく自覚に至るわけです。

澄一は可音のことが愛しくて可愛くて大事すぎて手が出せない、でも堪えきれずに…と悶々とするところがよかったです。
可音が澄一の為に一生懸命になってお世話する気持ちがあたたかくてこんな嫁が欲しいとほのぼの読みました。

可愛らしい勘違いが微笑ましいようなおかしいような、でもそんな幸せて穏やかな日々がいつか破綻しそうでハラハラどきどきしながら読みました。
純で初々しいカップルです。
お互いが初めて同士で大丈夫かと老婆心ながら心配してしまいました。
こんな初々しい攻めは初めてでした。

2

この作品が収納されている本棚

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