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てんてん
妻の悋気には勝てません
本品は『華は褥に咲き狂う～鬼と剣～』の
アニメイト限定特典ペーパーです。
光彬の側近・門脇が妻・咲に
浮気を疑われてお仕置きされるお話です。
恵渡で多発する辻斬り事件の
下手人を追う光彬について
門脇は葦原に足を踏み入れます。
光彬が相談したい組の虎太郎は
葦原でも有名人で彼が同行すれば
光彬までも悪目立ちするからと
お供として門脇が呼ばれたのです。
色ごとに疎そうな光彬と
いかめしい門脇の取り合わせなら
精いっぱい背伸びしての
女郎見物にみえるだろうとの
虎太郎は考えたのです。
しかし、2人の動向は
彼らの妻の逆鱗に触れてしまいます。
恵渡の民のためとは言え
自分以外の男、しかも楼閣の太夫に
内緒で会いに行くなんて
例えその気がなくても浮気だと。
結果的には
光彬と門脇には全くその気はない状況でも
光彬は遊糸大夫に、門脇は禿の蛍に
それぞれロックオンされてしまいます♪
2人はあわやの時点で
それぞれの奥方に助け出されるのですが
門脇を連れだすために
大輪の牡丹の打ちかけを纏って現れた
咲の背後には鮫の姿が重なり
門脇は声にならない悲鳴をあげます。
咲の足元にはぐったりと転がる
振り袖姿の娘・蛍は
鮫に襲われた獲物の様です。
浮気相手を痛めつけた咲は
そろそろ本番だと門脇に詰め寄ります。
この私と言う妻がありながら
他の女子にうつつを抜かした浮気者に
お仕置をするんですよ
門脇はただ光彬に従い、
不憫な少女を助けただけなのに
それを浮気と言われては心外です。
果敢にも門脇は
断じて不貞を働いたりはしていないと
必死の抗弁をしますが…
A4サイズ右半分に文庫カバーイラスト、
左半分にSSが収録されています。
本編中で
葦原を訪れた光彬と門脇は
それぞれ妻に浮気の報復を受けます。
光彬編は本編にて
艶やかに描かれておりますが
本作は門脇編になります。
門脇の妻・咲は可憐な乙女姿で
純皓の小姓として使えていても
実は男子です。
しかも門脇は
組み伏せられる側である為に
不貞を疑われては何をされるか
判ったものではありません。
果敢に反論を試みますが
本能的な恐怖にかられて後ずさった際に
小ぶりの手箱をぶちまけてしまい
形勢は一気に咲にと傾くのです。
手箱に入っていたのは
幾枚かの絵入りの書きつけと
牛の角のような用途不明な道具類で
それらを見た咲は
いいものを見たとばかりに
鮮やかに微笑む･･･
門脇はまだ開発中の様ですが
咲が本懐を遂げる日も
そう遠くなさそうだと思わせる
とても楽しいSSでした。 (笑)
見た目のギャップで
光彬にも咲との上下関係は
誤解(!?)されているし
門脇の性格からも
床事情を告白するなんて事は
なさそうなので
門脇はとっても可哀想ですが
このカプはそんな関係だから
見ていて楽しいのですよね♪
※他特典(レビュー済)
コミコミ特典小冊子は
後継ぎ問題を絡めたサヤアテ合戦です。
