電子限定おまけ付き
大満足で読み終えて、レビュー見てビックリ!
あれ、あんまり評価、高くない...??
10年前に急に猫耳としっぽが生えた!!
なんという設定...!
片や手に痣を持ち、その手でなでると猫耳人は
猫又になってしまう。
なんという設定...!!(2度目)
小鹿ちゃんの心情表現がコミカルでぷぷっとしながら楽しく読めます。
BL漫画家のねーちゃんも最高。
すんなりラブラブになってアレおかしいぞ...と
思ってからの事実発覚。
ハラハラ箇所もありますが、えっちもえっちで
大満足です♡
題名から甘々ストーリーかと思いきや、中盤からちょっぴりオカルトちっくな雰囲気が漂ってきした。
受け様は、イラストレーターの小鹿。
高校2年の時に突然猫耳と猫のシッポがはえてしまう。以来10年近く、誰にも言えず、人と関わらないよう生きてきた。
それなのに、小鹿の絵が好きです、と熱心な担当と自宅で打ち合わせをする事に。
この担当こそ、攻め様の香椎。
ついうっかり香椎の前で猫耳とシッポを出してしまい慌てるけど、香椎は可愛いと撫ででくれて。
香椎に撫でられると、小鹿は嬉しくてたまらない気持ちになる。
「小鹿ちゃん」と甘やかに呼ばれ、お付き合いを始める2人。
香椎が小鹿が好きそうな場所に連れ出し、少しずつ小鹿の世界を広げていく。
この辺は、とても甘くてほっこり幸せ。
でも、実は香椎の左手には、木天寥印というマタタビの花の形をした印があり、この印を持つ者は、耳ツキと呼ばれる猫耳を持つ者を使役することができる。
「小鹿ちゃん」呼びが「先生」呼びになったのが辛かった(>_<)
そんな、日本昔ばなし風な展開では、シリアスでオカルトな雰囲気になりましたけど、2人の絆を再確認できてよかった。
おじいちゃん先生のお話にはホロリとしちゃいましたよ。
それにしても、何度読み返しても解せないのは、小鹿を使役したかった吉田が、なぜ香椎を狩らせようとしたのか。
たまたまなのか、あえてなのか。
あえてなら、なぜ!?と考えてしまいまして。
2人の関係を断つ為かなぁ。
完璧な猫又にする為かなぁ。
読む度に悶々としちゃいます(>ω<;)
イラストは駒城ミチヲ。
優しい雰囲気の口絵がとても好き。
他のイラストも可愛くて素敵でした。
kindle unlimitedにて
獣人の受けが嬉しい時に無意識で尻尾をパタパタさせてる描写が大好きなのですが、この作品では『撫でられたい受けvs猫を狂わせる左手を持ち撫で撫でしたいけど事情あって思う存分撫で撫で出来ない攻め』という組み合わせが最高過ぎました…なんっって可愛い設定だろう。
猫耳と尻尾が出てしまうので出不精の小鹿(絵師)とグイグイ迫るクライアントの香椎。香椎はスパダリ系優しい性格で、小鹿との会話が小気味良くて面白い。「小鹿ちゃん」と呼ぶのも甘くて可愛い!ナツ之さんの作品は何作か読みましたが、こちらは何となく雰囲気が違う気がして、文体にWeb小説っぽい緩さがあって入り込みやすかったです。
設定が余りしっかりしてなくて(闇っぽい組織とか猫又とか、大先生とか)ウームな点もあるけど、猫を撫でたいのに撫でられないなんて切な萌えだし、ナツ之さんの書くエロはやはり良い。
お付き合いし始めてのデートやお泊まりも何だか可愛らしい雰囲気だったり、小鹿が香椎が肯定して連れ出してくれる影響でどんどん外に出られるようになる前向きさも良かったです。
もっとゴロゴロ(喉も、昼寝的な意味でも)したりお腹見せたりしてほしかったな。甘々なシーンはいくらでも読みたかったです。
2017年刊。
ナツ之さんの文章って読む分には支障はないけれど、ちょっと独特のテンポがある気がする。
人慣れしていないような主人公・小鹿目線で進行していくのもあってか、今回の話には合っていたけれどね。
小鹿の描くイラストを絶賛している香椎と付き合い出してから、彼の行動範囲が徐々に広がっていく。
小鹿は高校生までは普通に生活していて元々擦れていた性格ではなかったとはいえ、26歳の割りにちょっと幼いなと引っ掛かりもあったが、土壇場では香椎恋しさに粘る一面も見せる。
ところで、植物を愛でる人の手を緑の手と言うらしいが、香椎の左手の秘密は小難しい漢字以外に何て言えばいいのだろう。
猫じゃらしの手、またたびの手…センスがない(-_-;)…
始終ほのぼのとした話かと思いきや、途中"猫使役と使者"といった遣い魔めいた者も出てきたせいか、ちょっぴりおっかないない内容だったのかな。
木天蓼(もくてんりょう)と猫、実は切っても切れない関係同士が出逢ったってのは目を惹く設定ではあるが、それがいまいち活かされてない惜しさがある。
小鹿の『ある日突然ネコ耳しっぽが現れた』という変化の原因には触れる事なくおざなりになってしまっている。
ここで、"実は香椎と出逢う、又はすれ違う偶然が有ったのに、お互い気付かずにいた"って裏話があるなら納得がいくものの、そんな伏線もないしなぁ。
結果オーライに収まったとはいえ、おじいちゃん先生も最初に逃げ出さず、もう少し親身になって小鹿のサポート役になってくれていたら良かったのに…
そんな小鹿の真相を知らないものの、引きこもりになった弟に絵の描き方を教えたり生活をサポートしてきた漫画家の姉が、面倒見の良い腹の据わった良キャラだった。
姉ちゃんなら弟への家族愛はかわらないだろうから、早々に秘密を打ち明けても良かったんじゃないかな。
ふわふわホワホワ系かと思ってはいたけれど、それにしても序盤で二人がさっさとお付き合い開始して目が点。
そもそも攻めが受けの猫耳と尻尾をすんなり受け入れちゃうし、なんか変だなぁとは思ってたんですよね。
攻めはすごく誠実で良い青年なんだけど、なんか妙な仄暗さをチラチラとさせてるし……。
いまいち攻めのことが疑わしいけどこのままホワホワ系で行くのか?と思いきや、攻めから別れを告げられてしまう。
突然の別れで傷つく受けの姿に、どこが愛されレッスンじゃー!?みたいな。
おまけに暗黒っぽい闇もチラチラするし……。
通して読めば、すんなりお付き合い始めちゃう冒頭の違和感にも納得はいくのだけど、それにしても色んな設定が微妙に中途半端で消化しきれませんでした。