• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作Life 線上の僕ら

伊東晃
高校生→大学生→リーマン
西夕希
高校生→大学生→リーマン→脚本家

その他の収録作品

  • JOY

あらすじ

下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った
生真面目な伊東と無邪気な西。

恋に落ち、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚えた伊東は
咄嗟に西へキスしてしまって……

高校生から大学生、そして大人へ―――
変わらない想いと、変わりゆく現実の狭間で
愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。

描き下ろし10ページあり

作品情報

作品名
Life 線上の僕ら
著者
常倉三矢 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
Life 線上の僕ら
発売日
ISBN
9784832290105
4.2

(731)

(479)

萌々

(102)

(67)

中立

(41)

趣味じゃない

(42)

レビュー数
100
得点
3045
評価数
731
平均
4.2 / 5
神率
65.5%

レビュー投稿数100

BL史に残る名作。 続編(番外編集)もぜひ読んでほしい

たまたま見かけた美しい表紙に惹かれて、2020年ぐらいに読破。
てゆーか2巻【シーモア限定BOOK】(50ページ)も出てたなんて知らなかったです。

子供の頃 自分もあの白線で遊んだけど、あれがこんな素敵な物語になるとは予想だにしませんでした。
冒頭セリフなしがずーーーっと続いて、どんどん引き込まれていって。
本当にすごい作品。夫にも1話だけ読ませたら「うわぁあああ続き読みたい!」ってなってました。

もうラストの病院の廊下で号泣。
さらにその後、攻めが天への白線上で読んでる本の題名ー!
すでに泣いてたけど、これに気づいてまた泣きましたよ。
そしてさらに読後何日かたっても、その廊下のシーンから本のシーンまで、ふわっと思い出すだけで何度もウルっときました。

タイトルが表すとおりの、生涯を通じて描かれたBLは本作以外に知りません。
ドラマ化・映画化もされ、ドイツの小さな書店にも独語版が売ってます。
モーレツにおすすめです。

読後はぜひ他のみなさんのレビューも読んでいただきたいですし、かくいう私も皆さんのレビューでまたジーンと目にきた側の人間です。
BL読者の好みは千差万別で地雷避けとか大変でしょうが、本作においては上の表をザっとご覧になって、大丈夫そうならぜひ試し読みだけでもしてみてほしいです。
ちる点3000越えってだけでもすごいことなので。
絵柄も私的にはそこまで好みではなかったんですが、読んでるうちにそんなことどぉーーーでもよくなりました。
作中で二人は養子縁組という手段を用いていたけど、ゆくゆくはリアル世界で同性婚も認められてほしい…

<その他 良かった点>
・スーツ試着した時、受けをちゃんと大人の男として見てる
・ところどころオモロイw 作者さんの笑いのツボが自分と同じで嬉しい

<注意点>
・攻めの自分勝手な行動に耐えられるかどうかが肝ですが、攻めザマァ展開あり
・受けが子供っぽすぎるとか、そもそも「高校生が二人も同時に こんな子供っぽいことするか?」って思う方はいるかも

1

No Title

泣いてしまった・・・長い長い2人の出会いと人生の終わりまで。若い2人の恋の煌めきと葛藤し始める20代後半・・そして30代のあのシーンでグッときてしまった・・。晃と夕希2人の心の動きが丁寧に描かれていてとてもとても良かった。大体出会った時の2人のシチュエーションがかわいすぎでしょ!こうやって歳を重ねていく2人の話はあまりないのでしみじみよかった・・。

0

こういうのが読みたかった

生真面目な伊東と無邪気な西、この二人の高校生から老後までの一生が描かれています。

学校帰りの一人遊び、白線ゲームで偶然出会った二人。そこから少しずつ距離を縮めていきます。

若い頃は相手を好きな気持ちと勢いで過ごしていたけれど、大人になるに従い広がる人間関係、気になる周りの目、そして少しずつすれ違っていく心。

伊東が西を振り回すので勝手だな…と思っちゃうんですが、不安を抱えて迷って間違って後悔するのも人間なんですよね…むしろ間違わない人なんていないだろうし。

一生を一冊で表現しているのでテンポが早く、この年齢はもう少し深く読みたかったな…と思う部分はありますが、でも出会いから看取りまでとても綺麗にまとまってると思います。

線上と西の笑顔がとても効果的な場面で使われていて印象的。いろんな作品にありますが、作品のキーとなるものをラストにもまた持ってくる構成、大好き!

3

泣かせられた。

宝くじでも思いましたが、構成力がずば抜けていると感じます。
こんな重圧な話をよく1冊に纏めましたね。
白線遊びから出会った2人の人生の物語。
一生の話なので場面がポンポン飛びます。
幸せな学生時代からのドン底はキツかった…。
やはり伊東君が世間体には耐えられなかった。
西くんが健気でいたたまれなくて。
別れは何が有っても途切れなかった白線が、ここで途切れてしまうんです。あ、もう本当に終わりなんだと。瞬間にページ閉じました。
でもね、私涙を耐えましたよ。
ただ最後の方、これは作者の意図で泣かそうとしてる!ってページが有るんですが、急に来るんです。

見た瞬間にバンっ!って涙腺崩壊。先生ずるいよ~。反則逮捕って位泣きました。
多分一番幸せだった時期に戻ったのかな。
伊東君が天国のパンフレットを持ってるのがニクい。
これはネタバレ無しで読んでほしい。

花音2020年6月号で映像化記念として2人の隙間を書いている話が有るのですが、最初の同棲初日のドキドキと引っ越しの忙しさ(笑)。オーロラ騒動後の同棲話で西くんの幸せが読めて嬉しい。

2

ファンタジックな意欲作

高校→大学→社会人との間に関係性が変化していくカップルの話です
普段BLを読んでいて結ばれた二人はこの後どのような人生を過ごしていくんだろう…?と先が気になることもあるかと思いますが、そうしたテーマに真っ向から向き合った作品だなと思いました。

やっぱり印象深いのが一度攻めと受けが別れてしまうところですね。どちらかというと現実主義な攻めには思うところがあり、この先も一緒にいられるのかという不安から別れを切り出します。だけど結局受けがいないまま生きる日々に耐えられず妻とは離婚…散々慰謝料やら何やらふんだくられたみたいですがそこは仕方がないですね笑

その後旅行先で再会して〜という流れはちょっとファンタスティックすぎてついていけない部分もあったのですが、晩年の二人の様子は可愛らしくてクスリと笑えました。受けの持つ感性もあってか、全体的にリリカルで優しい話でした。“ずっと一緒に”の実際的な困難さにはもう少しビターな展開が欲しかったところですが、ふわっと幸せに終わるのが作品のカラーには合っていました。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP