特典付き
「俺のこと、利用していいよ」 Renta! ロングセラーの人気作 待望の書籍化
はああ…itz先生の美麗絵で描かれる切ない片想い…良かった。。
「雪解けの恋」のスピンオフ作品のこちら。
「雪解けの恋」も随分前に読んだんですが、ほぼ忘れてしまっている状態でこちらの「ぼくらが恋を失う理由」を再読。
スピン元の内容を知らなくても/覚えていなくても、問題なく読めます。
(でも思い出すために後でスピン元も読み返そうと思う)
レビュータイトルどおり、叶わぬ片想いの切なさに、胸がぎゅっと締め付けられました。偶然出会った「稲村さん」も、実はそんな切なさを抱えた人物で…。
攻めの涙って好みが分かれそうですが、今作の攻め・稲村さんの涙、美しかった。
おーちゃん(受)は稲村(攻)を都合よく利用しているように思っていたけれど、実は稲村もおーちゃんに救われてたんだな、と。
「俺もあなたを甘やかしてみたい」というおーちゃんのセリフが刺さり、攻めと一緒にたまらない気持ちに。
そして、描き下ろしの5年後の話がまた、良かった…!めちゃめちゃ沁みる内容でした。5年越しに思わぬ形で?バレてしまったおーちゃんの昔の恋心。「しー」というポーズを決める稲村が格好良くて…✨
二人の同棲生活も壁になって覗き見したい。。と思える、素敵なラストでした。
『雪解けの恋』のスピンだったんですね
後から2冊を読み返してしまいました。
コミックス2冊目のこちらは、初コミックスの
雪解け〜より、より複雑な心境が描かれていて
面白かったです。
最初のモノローグ、素敵〜❤︎
と思って読み進めました。
そこは、読み終わって回収された
気分には正直なれなかったんですけど
タイトルがリンクする話の方は
本当に切なくて、とっても良かったです。
他の先生の作品もそうですけど、
この作品は特に、
傷ついた気持ちを抱えながらも
少しずつ新しい出会いに芽生えていくものを
細やかな描写で丁寧に描かれていて
更に、攻めの掴みどころのない雰囲気の
理由が種明かしされると、本当に切なくて。
いいお話でした〜❤︎
まさか、、そっち側も切ないとは・・・!
諦められないけど諦めている、良くも悪くも“オトナ”な二人の話。稲村さん、ただの陽キャだと思ってたよ、、まあ、生きていればいろいろあるよねえ、、稲村さんの、おじさんなのに語尾に『♡』つけてくるところが個人的にすごく好きです。
そして。ずっと、不器用な恋を、実ることのない恋をしてきたふたりの、1回目で成功しないセックスが!愛しい・・・!
鈍い彼が鈍いまま(知らぬまま)終わらなかったのも、なんとなく、オウシローくんが報われるような感じがして嬉しいです。きっと、変わらぬ関係性のなかで、いまより一層、大事な存在になっていくんだろうなあ(結婚する彼にとって)。
優しくて、切なくて、心がじんわりする本です。
『雪解けの恋』のスピンオフ作品
幼馴染のコバ(ノンケ)のことが好きな央志郎。
バーで飲んでいる央志郎は、いきなり声をかけられます。
その相手が稲村さん。
最初かなり怪しそうな稲村さんに、警戒をしていた央志郎ですが
徐々に二人の心の距離は縮まっていきー…。
『雪解けの恋』の二人の空気感も好きでしたが
今回の二人の空気感も好きだなぁと思いました。
ゆっくりちょっとずつ進んでいく二人の恋。
央志郎はコバのことが好きだったけど、
その気持ちにきちんと終わりを告げられてよかったし、
稲村さんも央志郎のことを好きになって
自分の気持ちに決着をつけれてよかった。
個人的には、一番描き下ろしに感動しました。
ちゃんと央志郎の口から、コバに稲村さんと付き合ってるってことを言ったのが感動しました。
稲村さんの気持ちも、央志郎の気持ちも救われてよかったなぁ。
とても素敵なお話で読めてよかったです。
「雪解けの恋」スピンオフ作品。
雪解けの恋で個人的に重要な存在だったなと感じていたおーちゃんとコバ。
おーちゃんは昔からずっとコバに恋をしていたんですね。
澄人と染谷の関係を"例外"だと思いながらも
コバへの気持ちに折り合いを付けることが出来ないまま、10年の月日が経っていて。
おーちゃん自身、その感情の答えが見つけられずにいたのはほんの少しの希望もあっただろうし、長い片想いに自分で区切りを付けることが怖かった部分もあったのかなと思いました。
稲村との出会いで、自分ひとりではどうにもできなくて手放すことができなかったコバへの気持ちをどんなカタチであれ整理することできたのは本当に良かったです。
でもそれは叶わぬ想いを抱えていた稲村も同じで、そんなふたりだからこそ同じ方向を向くことが出来たんだろうなと思いました。
稲村と付き合っていることを知ったコバはふたりが帰った後何を考えたんだろうな、とその場面には切ない余韻がありましたが
それを伝えたおーちゃんの表情に迷いがなかったので
コバの気持ちは読んだ人の受け取り方で想像するべきなんだろうなと感じました。
幸せに辿り着くまでの切なさに何度も胸がギュッとなりましたが
ツライだけではない大人の恋が描かれているリピ必至のとても素敵な作品でした。