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華道界の王子様×鉄オタ地味青年の、幼馴染み格差ラブ!
はー…久我先生のこちらの本、大大大好きです。。キュンが止まらないよー。
Kindle unlimitedで読了。
”乗り鉄”主人公・紬(受け)視点で進むお話ですが、
そんな彼に幼稚園の頃から長年、ずっとずーーっと恋をしている
攻め・雪輪の想いが、これでもか!!と伝わってくる物語。
自分は全く興味がなくても、好きな人が好きなところに一緒に行きたい。
好きな人が嬉しそうにしていると、自分も幸せ。
ニコニコ笑顔の雪輪の健気一途な想いに、たまらなく胸がときめくお話でした(*´∀`*)
一途な美麗セレブ男子×地味め鉄道オタク男前受け。
華道界のプリンスであり18歳にして著名なフラワーアーティストでもある雪輪(攻め)。
紬(受け)の幼馴染の彼は、ずっとずっと鉄道オタクの紬の趣味に、
嫌な顔一つせず付き合ってくれている。
そんな”友人関係”に居心地の良さを感じていた紬だけれど…
雪輪を狙う女子の一言から、二人の間の格差を意識するように。
距離を置こうとした紬だけれど、それを”好意がバレて避けられた”と
勘違いした雪輪が、いきなり紬にキスをしてきて、そのまま逃げ帰ってしまいー
と続く、趣味も身分も正反対の二人の、幼馴染ラブストーリーです。
やー、幼い頃、陰口を言われ泣いていた雪輪を救った紬のエピソードが、
なんといってもカッコいい&可愛い!!!
その頃から立派な鉄オタだった紬は、”変な名前”と揶揄われた雪輪の名前を
鉄道のマークに例えて褒め、”好きだ”と言い切るんですね。
それ以来、雪輪に「◯◯、好き?」と尋ねられるたびに
鉄道に例えて答え、「好き」と続ける二人のやりとりがなんとも微笑ましくて、
むず痒くて。
つむ君大好き大好き!!!という気持ちがまっすぐに伝わってくる
雪輪の言動、表情などの描写にもたまらなく萌えました✨
やっぱり、”一途真っ直ぐに受けを追い続ける攻め”って大好きー…!
雪輪が”鉄道”自体にはそれほど興味がないこと。
そして一方の紬も”花”自体にはそれほど興味関心がないこと。
それを全く”寂しい”と思ったり、不満に思うことはなく、
「自分には分からないもの」を好きな紬/雪輪のことが好き!!と言い切ることのできる
二人の姿が、眩しいです。素敵だー...・:*+.
18歳の若い二人の、まっっっすぐできらめく恋。
夢中になって一冊読み切りました。
”親友”ポジションを維持するために、健気に我慢し続けていた攻めの
想いの大爆発と、そんな気持ちを受け止める受けの男前っぷり。
雪輪・紬どちらにも「くう〜っ!」と変な声が出そうになるほど(笑)
萌えに萌えてしまう一冊でした!
久我先生といえば漫才もの。
私も大好きですがあえてこちらの作品をレビューさせていただきます。
鉄オタのつむ君と華道家元の御曹司雪輪君とのかわいいお話です。
出会いがおばあちゃんの付き添いという時点ですでにかわいい。
つむ君の鉄の好みが地味でかわいい。
2人の育ちのよさが滲み出るのんびりした会話がとにかくかわいい。
←幼稚園からの幼馴染なのにもかかわらずずっと「君」づけ
強すぎる雪輪君からのベクトルに対し鉄しか見てないつむ君がかわいい。
そんなつむ君を心底かわいいと思ってる雪輪君がかわいい。
言ってしまえばスパダリに溺愛される地味子という王道パターンなんですが
さすが久我先生、つむ君が面白くてかわいくてめちゃくちゃいい子に描かれているので、御曹司からの溺愛にも説得力があるんですね。
気分的にしんどくてツラい展開は少しも読みたくない時でもこの作品なら絶対大丈夫!
幸せな気持ちで元気になれること間違いなしです。
久我先生のお話から幸せとときめきを沢山いただきました。
どれだけ励まされたか知れません。
宝物のようなお話の数々をこれからもずっと読み返すと思います。
本当にありがとうございました。
王子様に鉄オタと格差がある二人の、初恋実らせ系のピュアなお話です。
個人的に大好きな、攻めが受けを好きで好きで仕方ない!…というパターン。ほのぼのピュアな話にキュンキュンさせてもらえました!
華道界の御曹子でキラキライケメンな王子様・雪輪(攻め)と、ごくごく平凡な鉄道オタク・紬(受け)は幼馴染み。紬の趣味に雪輪が付き合うという形で親交は続いていましたが、大きくなるにつれ、紬は自分との格差を感じて雪輪と距離を置こうとし…というあらすじです。受け視点です。
タイトルが「初恋列車」とある通り、幼馴染みで初恋同士の二人が結ばれるまでを丁寧に追った、大変可愛らしいお話です。
地味ながらスレた所の無い紬と、育ちの良さを感じさせるおっとり系の雪輪という二人なので、話自体はじれったくなるほどゆっくりと進んで行きます。しかし、このほのぼのとしたのんびり感が素敵なのです。
鉄オタの受け視点で進むので、列車の話が多いのですね。ちゃんと解説は付いていますが、解説を読んでも疎い私にはよく分からない箇所がちょくちょくあります。しかし、目をキラキラさせ、列車の事を語る紬がとても可愛いのです! そして、そんな紬を隣で見つめる雪輪は、嬉しくて仕方ないといった感じ。読んでいて、大変癒されます。
そんな時に、ある出来事から紬が雪輪と自分との格差を感じ…という展開。更に自称「雪輪の婚約者」という女の出現で、雪輪に相応しくない自分は、彼から離れた方が…というすれ違いです。
こちらも少々じれったくなりますが、恋愛に対しては初心でピュアな受けが、悩みながらも自分の気持ちを見つめて、前に進む姿にほっこり来ます。
個人的に萌えたのが、攻めの溺愛っぷり。やや天然な受けは、攻めの気持ちどころか自分の気持ちにも気付いていませんが、かなりのアプローチぶりです。ニコニコと鉄道オタの趣味に付き合い、助手席に初めて乗せるのは受け。おっとり系の御曹子な為、アプローチもとても紳士的なんですね。
そして気持ちの通じ合う場面では、これでもか!…と甘い台詞を吐きまくりです。主に、「つむ君がいかにかわいいか」といった感じの内容。受けが羞恥で死にそうになっているのが笑えます。
絡みは1回ですが、濃厚です! 受けの初々しく素直な反応に、攻めが煽られるという個人的に大変好みのパターン!( ´艸`) 受けの反応が可愛すぎて悶えます!!
表紙がとってもポップで可愛いですが、表紙そのままの可愛らしくてほのぼのとしたピュアなお話です。
とても楽しく読めました!
華道の家元の息子で、新進気鋭のフラワーアーティストの攻めと、鉄道オタクでごく普通の大学生受けの、幼なじみ同い年カップルのお話です。
それぞれが5歳の時に出会ってから、18歳の今まで、家柄も趣味もまったく違うのに、交流を続けてきた受けと攻め。受けの視点のお話で、受けは何で鉄道のことしか喋らない自分とずっと仲良くしてくれているんだろう、と腑に落ちない気持ち。鉄道仲間と喋ってる方が楽しいと思っていたり、良くも悪くもとても正直というか、本当に鉄道のことしか頭にないんだな、という子です。
攻めは、鉄道にはまったく興味のない、華道の家元の息子。でもあちこちの電車に乗りに行く受けに付き合って、ニコニコしながら電車に乗っています。家柄もよく、おっとりとした上品なキャラです。
読者には攻めの気持ちは丸わかりなのですが、鉄オタな受けにはわかりません。それがもどかしいといえばもどかしいのですが、あまり攻めが焦りや欲望を表に出さないので、何だかとってもほのぼのした感じ。鉄オタな受けが一般人にはわからない鉄道の話をオタク語りして、それを上品なモデル風イケメンがニコニコ笑って聞いているという、何ともおかしみのあるシュールな描写が続きます。
お互いのことを、ずっと「つむ君」「雪輪君」って丁寧に呼び合っているのも可愛い。
そのバランスが、攻めに横恋慕している女子キャラの登場で崩れます。女子の嗅覚で受けが敵だと見抜き、受けを敵視して貶める女子は本当にイラっとしました。好きな展開でも好きなキャラでもないですが、結果的には恋のキューピッドなのかな。女子キャラのお兄ちゃんが良キャラで、こっちはもっと話に絡んできたら面白かったのにな、と思いました。
攻めが上品なおっとりキャラなので、エッチの時はどうだろう、とすごく楽しみでした。程よく野獣で程よくおっとりな、とても萌えるエッチでした。
モテモテな超絶イケメンが、長年受けに片想いしていて、なおかつ操を立てている設定に弱い方にはとっても楽しめるお話だと思います。
華道界の王子様(標準語)×地味な鉄道オタク(標準語ときどき関西弁)
受け視点で物語は進みます。
*****
紬(つむぎ:受け)は初言葉が新幹線の名前だったというほどの年季の入った鉄道オタク。
いっぽう、雪輪(ゆきわ:攻め)は華道界の家元の息子で、外見や中身も王子様。
まったく接点の無いはずの二人は、紬の祖母が同じ流派の師範を務めることもあって、お互いが五歳の時に華道の展覧会で出会い、仲良くなる。
月に二~三度遊ぶようになったけれど、小学二年生の時に紬の家庭の事情で大阪に引っ越すことになるが、文通(!)したり、長期の休みの時には一緒に遊んだりと交流は続いていた。
大学進学とともに東京へ戻ってきた紬と、また一緒にあちこちに行けるのを喜ぶ雪輪。
*****
というのが、導入部分でしょうか。
紬は雪輪から「つむ君」と呼ばれ、紬は「雪輪君」と呼び合う中で、それが大学生になっても続いているとは、なんとも可愛らしい関係です。
雪輪はいつもにっこりとしていて、本当に王子様で、紬も素朴で微笑ましい二人です。
離れ離れになる時に、
>忘れない。つむ君のこと、大好きだから、絶対わすれないよ。
>ちょっとぐらい、忘れてくれてもよかったんだけど…‥。
大学生になった紬のこの切り返し(心の中で)は、久我さんならではの書き方でしょう。
決して嫌味ではなく、また鉄道オタクや専門用語についてもくどくなり過ぎずに最低限の書き方に留めているのはさすがです。
とにかく雪輪の紬に対する恋心がダダ漏れで、二人でいる時に見知らぬ女の子たちに紬がダサいと言われ、申し訳なく思っているとさり気なくかばってくれたり、
>「つむ君はダサくない。凄くか……、かっこいい!」
などと言ったり。うん、本当は「かわいい」と言いたかったんだね、と読み手に伝わってきます。
雪輪に対しての恋心を自覚していく中で、雪輪の幼馴染の妹(雪輪に行き過ぎた好意を抱いていて、紬を敵対視している)が出てきて、そのため二人は誤解とすれ違いがおきますが、それも乗り越え、無事に結ばれます。
初エッチは雪輪が妙に手慣れている(寝室に何故かローション置いてあるし)ので、もしかして……。
と不安になりましたが、お互い初めて同士でほっとしました。
しかしこれで雪輪の属性に執着+ムッツリが加わってしまいましたが。
隠れ鉄だった青木、てっきり当て馬になるのかと思っていたら、普通に理解のある友人ポジションでした。
初恋、執着、初めて同士が好きなので、存分に萌えられました。
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挿絵:麻々原絵里依さん。可愛くてかっこいいイラストなので、作中ダサいと言われる紬ですが、んなこたぁない! 純朴じゃないか。と思えるほど、作品の世界に合っていると思います。