またお前を抱くかもしれない…それでもいいのか?

日の当たらない場所(2)

hi no ataranai basho

日の当たらない場所(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×227
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
229
評価数
56
平均
4.1 / 5
神率
32.1%
著者
たつもとみお 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
日の当たらない場所
発売日
ISBN
9784040687179

あらすじ

島の観光協会に勤める拓斗は、
15年ぶりに戻ってきた同級生・寛也に、
東京へ帰れと告げる。

しかし、寛也が去った後で
胸にこみあげるのは、
泣き出してしまいそうなくらい
切ない欲情だった。

そして、身体を繋げた熱が
忘れられないのは、寛也も同じで――。

表題作日の当たらない場所(2)

磯崎拓斗,さびれた島の観光協職員,漁師
大島寛也,島を出た地域振興ベンチャー企業社員

その他の収録作品

  • デート。(描き下ろし)
  • 濡れ場プラス。(描き下ろし)
  • カバーイラストラフ
  • あとがき
  • おまけマンガ 2P

レビュー投稿数5

甘くなってきました

『日の当たらない場所』の2巻目。という事で1巻でまかれていた伏線が回収されつつのお話でした。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。






1巻の終わりで身体を繋げた拓斗と寛也。
けれど、拓斗から寛也へと告げられた言葉は「東京へ帰れ」というもので。

閉鎖的な島では寛也は仕事面でも精神面でもしんどいだろうと思う拓斗の愛情から出た言葉でしたが、彼の気持ちを正しく汲み取った寛也が起こした行動は…。

というお話。

若者たちが島を出ていく現状の中で、島に残り島のために働きたいと願う拓斗。
寂れていく一方の島では未来がないと、反対や不信感を持たれても島のために自身の仕事をはたそうとする寛也。

二人とも島を愛するという気持ちは同じ。そこから彼らが自分のできることで島の未来を変えていこうとする若者らしいパワーと逞しさと、故郷愛がとても素敵でした。

そして彼らの「恋愛面」でも。

身体を繋げたことで、自分の気持ちを再確認した彼ら。

けれど、ゲイではない拓斗の未来を奪いたくないときっぱり別れを告げる寛也の健気さにウルっとし。
そんな寛也の不安を一蹴するように惜しみない言葉をかけ続ける拓斗の男気にキュンとし。

そこからは今までのシリアスムードから一転、ラブ度がぐっと上がりました。

2巻の終わりでは寛也の過去のトラウマを払しょくするような展開も。
まだまだ父親との和解はできていませんが、自分の気持ちを隠すのではなく理解してもらえるよう気持ちを切り替え始めた寛也にエールを送りたい。

話の中盤で、島の復興のために拓斗と寛也の思い出の小屋を美大生たちにリフォームしてもらおうとする件があります。
その中の一人の美大生がとってもクズなので、苦手な方はご注意を。
まあ、彼のおかげで拓斗と寛也の気持ちがしっかり固まったところはあるのでGJな面もあるのかな?
この時に拓斗が見せる寛也への執着心がとてもカッコいい。
「俺以外に 二度と触らせるな」って…!
カッコよすぎですがな、拓斗くん。

1巻から引き続き寛也の仕事仲間の二人はとっても素敵な男性たちで、全体を通して優しいお話になっていました。特に城下さん。カッコいい…。彼主役のスピンオフを描いてはもらえないだろうか。

二人の過去。
そこから引き起こされているトラウマ。
そして、島の未来をつなぐために再会した彼らの現状。

設定は盛りだくさんですが、話がこじれることなく上手に話が絡み合っていてとても良かった。
たつもとさんの絵柄が綺麗なのも高ポイント。ふとした際に見せるしぐさや表情が綺麗だし、エチシーンもとても綺麗なので萌え度が上がります。

2巻ではまだ完結していません。
彼らのこれからが非常に気になります。次巻への期待を込めて、☆5つで。

4

ついに身体をつなげてしまった二人。
でもその心情は複雑。
攻が告げたのは「帰れ」の言葉。
はてさてどーなるかというところですね。

実はずっと想ってたとか
想い余って押し倒しちゃうとか。
でもでもやぱりとか。
案外攻が初っこくて萌えました(*´∀`*)きゅふv

そんな攻の気持ちを知って
もっともっとと頑張っちゃう受は好き。
大人な対応がいい。

後半はちゃんとカップルぽくベタついてる感じが甘いのもまたマル。
2巻で落ち着くところに落ち着いたかなという感があるので
あとは島の復興とお父さんとの和解がどうなるかですね。

首を長くして待ちたいと思います

2

光のカタチと歪のカタチ

『日の当たらない場所(1)』の続編です。
たつもとみお先生は絵が丁寧なので読みやすいです。

野師島観光協会職員の磯崎 拓斗とイベント企画共同経営者 大島 寛也のお話。

前作では、15年ぶりに故郷の離島に戻り、本心がわからない拓斗に抱かれた寛也でしたが、翌朝 拓斗から「東京へ帰れ」と告げられます。
今作は、その続きになります。
自分と寝たことを後悔しているのかと思う寛也でしたが、拓斗から聞かされたのは「この島がお前を受け入れることなない」という言葉でした。
本島に渡る船を待つ寛也に、子供が迷惑を掛けたと親たちが声を掛けます。
そこで、寛也は集まった保護者たちに自分の考えを伝えました。
拓斗からは依頼を取り下げると言われた寛也ですが、島を救いたいと動き出します。

2巻は、東京に帰った寛也は同僚の城下と信司にもお願いして、離島の振興事業に向き合います。
東京と島の往復で、プランを提案し、島民会議を行い、イベントを企画して、準備を進める…島民も少しずつ協力してくれるようになった…そんな時にある出来事が発生します。
最大の見せ所は、その出来事がきっかけで、拓斗と寛也が本音で話すのですが、ようやく2人が抱えていた苦しみと気持ちを伝えられたことです。
気持ちを受け取って返す…簡単なようで難しい。
でも、お互いに「好き」と返せた2人。
15年も自分の中に燻っていた想いを伝えらえました。
このことで、再び実家にも足を向けた寛也は父親にも協力を申し出ます。
一旦、東京に戻ることになった寛也ですが、前回よりも心は軽かったのでした。

イベントのために集ったボランティアにとんでもない奴がいましたが、寛也がどれだけ拓斗を守りたいのかが伝わりました。
大事に至らなくて良かった…。
ようやく本音で話せた2人に、こちらまで胸にこみ上げるものがありました。
きっと、拓斗も中学生の頃に寛也を意識してしましたよね。
拓斗はゲイの寛也とは違い、最初はノンケだったと思います。
でも、小さい頃から家庭環境が悪く、その影響あって女性とはまともに付き合えなかったのかも知れません。
でも、両想いになってからの寛也はもちろん、拓斗もとても幸せそうです。
最後は、Hの翌朝に寝ぼけて寛也に甘える拓斗が可愛すぎる (〃艸〃)

Hシーンは、2回あります。
とくにお風呂でのHはエロくていいですよ~。
告白した後にHしたのか気になる(笑)

描き下ろし『デート』
今度、寛也と東京でデートしたいと言い出す拓斗。

描き下ろし『濡れ場プラス。』
2人にとって特別なあの場所について。
第8話の告白後のHだといいな。

いよいよ本格的に始動する離島の振興事業。
誰もがみんな同じ意見ではない現実と一つにまとめる難しさ。
でも、島を愛する気持ちは変わらない。
続編では、寛也たちが島民と力を合わせられるかが重要なポイントになります。
そして、離島と東京に拠点を置く2人の未来はどうなるのか?
すぐに続編を読みたいと思います(笑)

1

殻を破って、本当の自分へ

大きく動く2巻。
本当の意味で拓斗と寛也、2人のこころが通い合う、しあわせな場面が多いです。

15年前は父や島に拒絶されるまま何の力もなかった寛也が、島を救う手助けができること、拓斗の役に立てることで、精神的に大きく前進します。
父の声を聞いても逃げない、父と向き合って話すことができる。そんな大きな成長がうかがえました。

拓斗への拗れた想いも、拓斗の気持ちを受けてしっかり伝えることができて、憧れという眩しいフィルター越しではなく本当の意味での拓斗と向き合えた瞬間に、こころが鷲掴みにされますよ。
寛也のこころを覆った殻の分厚さも、それを崩していく拓斗の真摯な言葉も、美しい作画でこころに浸透してきます。

いやなボランティアの登場でめんどうなことが起きますが、ゲイであることを公表するのはそのひとのタイミング。おおっぴらにすることだけが正義であるという考え方を押し付けることがいかに頭でっかちで偽善的かということを分からない人間っているんですよね、一定数。

つらい思いをしてきた期間が長いからこそ、早く完全にしあわせになってほしいのになあ。

0

この気持ちを受け取ってから、返して欲しい。自分の気持ちは自分のもの。

個人的には読み返すのが結構ツライ2巻なんですよね。せっかく想い繋がったのに、妙な横槍が…。不穏な空気を残していきます…。
この物語が素敵なのは、拓斗と寛也のラブに関してだけでは無く、寂れた島の復興に向けて真面目に取り組んでいる若者の姿を丁寧に綴っているところでもあります。
そして、ゲイである事が社会的にどう捉えられているか、特に閉鎖的であろう島内にどんな影響を及ぼすのか?といったところにも言及されていきます。少しだけ。
それで無くても寛也は悩みます。自分の性癖のせいで、愛する拓斗を引きずり込んでしまったのでは無いかと…。この巻では、その気持ちを正直に真正面から向き合う二人が描かれて行きます。
想う気持ちは自分だけのもの。俺が寛也を想う気持ちをどうか決めつけないで欲しい。「俺の気持ちは俺のものだよ。」と、告げる拓斗、男前です!不安だった気持ち、伝えられなかった気持ちが氷解する瞬間。寛也もきちんと言葉を返します。きちんと伝え合えた事で、心も強くなったんじゃないかな。この二人は大丈夫!しかし、不穏な空気を残したまま、次巻へと続く。

1

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