故郷の島の同級生×日光アレルギーの起業家シリーズ完結!

日の当たらない場所(3)

hi no ataranai basho

日の当たらない場所(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×215
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
155
評価数
38
平均
4.1 / 5
神率
36.8%
著者
たつもとみお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
日の当たらない場所
発売日
価格
¥668(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784040694436

あらすじ

寛也と拓斗の密かな交際が始まり、島の振興事業も順調に進んでいるかに見えた。 しかし、寛也の会社の立ち上げメンバーが全員ゲイであるということが島民に知られ――。感動の最終巻!!

表題作日の当たらない場所(3)

磯崎拓斗・島の観光協職員
大島寛也・地域振興ベンチャー企業社員

その他の収録作品

  • 日の当たらない居場所
  • 日の当たらない図書室 2
  • カバーイラストラフ 2P
  • おまけマンガ 2P

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数7

全てのピースが自然にはまっていく。

とうとう完結しました。待っていたけれど、いざ終わってしまうとやはり寂しいです。
ですが、心地好く読み終えられる締めくくり方でとても良かったです。

寛也と拓斗の想いは通じ合っていてそれなりに安定しているので、中心はどちらかと言うと島の活性化事業の行方でした。
その活性化事業と寛也自身、拓斗自身、寛也と拓斗二人の生き方との話の絡ませ方が絶妙で上手いなぁと思いました。読みやすかったです。
環境面に偏ってしまうこともなく、恋愛面に偏ってしまうこともなく、バランスの良い描き方だと思います。
エロシーンも少し少なめですが、ちゃんとあります。
セミダブルベッドを購入し、一番最初は二人で使いたいから、と寛也が島に来るまで待っていた拓斗が可愛い。

島にとって初のイベント開催に向けて準備を進める中、島民やインターネット情報からなどの妨害を受け、会社全体として企画から手を引くことになります。それは全て、何としてでもイベントを開催し、成功させるため。成功させるために自分たちが邪魔なら、潔く島から手を引きます、と。
島民に全てを委ね、何としてでも成し遂げてほしいと懇願して、寛也たちは島を去りました。
ここでの寛也と拓斗の別れは、彼等が自分たちで決断したものではなかったので、辛かったです。

そこから紆余曲折を経て、イベントは成功し、島の活性化事業は良い方向に進んでいくことになります。
この流れと、寛也と寛也の父との和解が無理なく自然に関連付けて描かれていて、この作品に出てくる要素は何一つ欠けてはいけない必要なものばかりなのだと感じました。
寛也が日光アレルギーなのも、拓斗が島に残ることも、寛也の父が漁師でああいう性格や考えなのも、拓斗の父がああいう人物なのも、島の活性化事業も、島民やボランティアや寛也の会社の同僚たちも。余すことなく話に活かされていた気がします。もちろん、無理なく自然に。

特に、イベント終了後に東京へ戻る寛也を見送った後に交わされた、拓斗と寛也の父の会話。
第3巻の名シーンだと思っています。それも、1、2を争うくらいの名シーン。
あれが名シーンになるのも、寛也が日光アレルギーで、拓斗が島に残っていて、寛也の父が漁師で、漁師を継げない息子に尋常でないくらい憤っていた過去があって、そんな父に対して寛也が恨みや憎しみではなく、申し訳なさを感じていて、寛也のその想いを拓斗が知っていたから。
この中のどれが欠けても、この会話には繋がらなかったと思います。
しかも、その会話が淡々としたもので、そこが更にいい!

イベント最終日に寛也と拓斗との間で交わされた会話も名シーンの一つだと思います。
東京へ出て行く寛也と島に残る拓斗。
お互いにお互いの答えをわかった上で、傍にいてほしいという願いを改めて口にする。
ここの遣り取りが素敵でした。切ないはずなのに、幸せで満たされた想いが胸に広がりました。
寛也はまだちょっとネガティブ思考の名残がありましたが、拓斗がきっちりまとめてくれて良かったです。
安易にどちらかがどちらかの傍で暮らすという結論に至らなかったところが、現実的で二人それぞれの覚悟や想いをより感じられました。だからこそ、寛也と拓斗はこれからも大丈夫だと思えます。たとえ物理的な距離は離れていても。

描き下ろしが2編あり、どちらも良かったです!
「居場所」はもーう、ラブラブでいちゃいちゃで甘々で、ご褒美ありがとうございます!もっとください!的な内容。ほんと、あれだけでも充分なのですが、もっと欲しいです、いちゃいちゃしている寛也と拓斗。
「図書室」のほうはやはり1ページでは物足りないですが、だからこその余韻かな、とも。第1巻からもう一度読み返したくなりました。

ぐっと心臓を鷲掴みにされたり、込み上げてくるものがあったり、そういう激しく強い衝撃は感じないのですが、なんだかんだとずっと手元に置いておく作品になる気がします。
第1巻では萌×2評価でしたが、名シーンの存在と自然なストーリー展開、相変わらずの作画力の高さに神評価を付けさせていただきます。

1

控えめに言って最高です。

3冊まとめての感想です。
完結を待っての購入でした。
出来るだけ完結済みの本をまとめて読むのが好きです^m^
読み甲斐あるし、終わってる安心感あるし…。

とにかく、面白かった\(◎o◎)/!
3冊まったく飽きる事なく続きが気になりどんどん読めました。
でも、1巻で拓斗が寛也をいきなり襲うシーンがあってそこだけう~ん(+_+)ってなったんです。
脈絡もなくいきなりそういうシーンを作れば読者が喜ぶと思ってるパターンか!と。
私はもう枯れているのでタダいたしてるシーンには萌えないのよ!ちゃんと物語の筋が通ってないと、まぁ、まったくないのもつまらないけど…^^;笑…
でも、未遂で終わるし、中盤くらいで拓斗目線のストーリーに変わると襲ってしまった気持ちの経緯が描かれていて許容範囲内でした。

幼少期に傷つき苦しみ、島を逃げ出してしまった寛也と島を出る事が出来なかった拓斗。
立場は違えど2人は島の復興を通して、過去と向き合い必死で自分の居場所を見つけようと頑張ります。

島の住人たちや復興のプロジェクトなど本当に良く設定を作りこんでいて、他の方もレビュー内で云われてましたが、本当に映画であってもおかしくないお話の内容かと思います。
南の島と東京を舞台にしてシチュエーションも文句なし。

終わり方も、相手に頼る事なく、一人でしっかりと立って歩む2人。
一緒に暮らすことはないけれど互いに相手を想い合い、心でしっかりと結ばれている…と、とてもいいラストシーンが出来ると思います。

実写になったらこんな感じ…風景やシーンを想像できる、そんなふうにも楽しめる、ホントに素敵な作品だと思いますので是非、時間があるとき一気に読んでみて下さい。

1

大団円

『日の当たらない場所』の3巻目にして完結編。

たつもとさんは絵柄が綺麗という事もあって、3巻の表紙がこれまた超絶に綺麗。1巻から見直してみると、二人の関係がそれぞれの表紙に描かれているかのよう。3巻は二人の間に流れる甘い空気に満ち溢れていて表紙だけでも激萌えです。

ネタバレしてます。ご注意を。








島に残り作業をこなす拓斗。
東京に戻り、拓斗と島のために陰からサポートする寛也。
場所こそ違えど、島のためにできることを懸命にこなしている二人の姿からスタートします。

島のイベントを成功させるべく、寛也が島に戻り、島民からの支持も出始め順調に進んでいるかのように見えたが―。

島に観光客を呼びたい島民と、外からの客を歓迎せず今まで通りの生活を守りたい島民。
寛也の勤めるFC企画の三人がゲイであること。
イベントの開催を邪魔しようとする島民がいること。
そういった数々の横やりが入り始める。

寛也と拓斗が願う島の活性化は果たせるのか。

といったところを軸に、3巻では拓斗×寛也の二人の行く末についても描かれています。

2巻で、お互い自分の気持ちを認め想いを繋げた二人。
恋人同士としては甘く優しい空気が流れるものの、島で生きていこうとする拓斗と、すでに島では「よそ者」になっている寛也の未来はいかに。
最後に二人が出した答えに、拍手を送りたい。たとえ離れ離れでも、この二人ならぐらつくことのない「これから」を築けると思う。

寛也の持つ日光過敏症という病のために、漁師である父親と決別していたけれど、島の活性化というイベントを介し和解できた彼ら親子にも一安心。

拓斗の親父は…、これはもう仕方ないな、と。
かなりのクズではあるけれど、でも、彼なりに息子を愛していたのだろう、とわかる描写も良かったです。

描き下ろしで、東京に出てきた拓斗が。
めっちゃカッコええです。
甘々な彼らに、ごちそうさまでした☆

3

”日の当たらない場所”に居た二人がたどり着いた居場所。

さびれゆく島の再生とからめた、男たちの再会ストーリーは3巻で完結。
電子連載で追いかけていましたが、キャラの辛い状況や心情が、綺麗な絵でリアルに描かれているので、途中、読むのが辛い時もあり…
幸せな結末が待ち遠しかったです。シリーズ通しての感想になります。

誰しもが自分の生まれ育った土地になんらかの愛着があると思う。

寛也は日光アレルギーで、海に囲まれた島の生活に馴染めず、漁師である父の跡を継ぐこともできず、高校から島を離れて、自暴自棄に過ごしたこともあるけれど、現在はゲイ仲間と起業した地域振興をサポートするイベント企画会社で働いている。

そこに連絡してきたのが島に残った拓斗。
寛也は太陽の光が似合う拓斗に惹かれていて、親しくなれたことが嬉しかったのに、父の暴挙(日光アレルギーの寛也を海に投げ込む)に怒った拓斗が父を殴って以来、歪な自分に拓斗を巻きこむのが怖くて距離をおいてしまった…
15年ぶりに聞く懐かしい声。

そして拓斗と寛也は島の経済を立て直すため頑張るけれど、島民の反発を受けたり、妨害にあったり、なかなか簡単にはいかない。

二人はけっこう早い段階からカラダの関係を持って、寛也は自分が島を離れた怒りと島に残った寂しさから拓斗に求められていると思っているけれど、拓斗は両親が消えた後も島に残り続け、島民から頼られても、拓斗自身は頼れる人も大事にしたい人も居なくて、拓斗の孤独感は寛也が想像してる以上に根深い…

『日の当たらない場所』ってタイトル、最初は日光アレルギーで島から疎外された寛也の心情を表していると思っていたけれど、太陽の光が似合っていても、拓斗の心にも陽の光は届いていなくて、寛也と拓斗、再会するまでの二人どちらもが居た場所のことを指していたんだなって切なくなります。

島の再生を目指しながら二人は信頼しあって、気持ちを育てていく。
寛也は一度は逃げてしまったけれど今度は逃げない。真実にも困難にも目を背けない強さを持つことができたから、二人とも本当の関係を築けていけるんだと思う。

拓斗が島を離れられるはずもなく、寛也も島で暮らすことはできない…
二人はまた離れ離れになるけど、寛也が島を離れるシーンとその後がすごくイイんです。
寛也の父は、漁師を継いでもらえないジレンマを寛也にぶつけ、寛也の絶望の象徴のような存在だったけど、父なりに息子を愛していたからこそのジレンマで、島のために頑張る寛也を認めて、ゲイだとわかっても責めずに受け入れる。本当の意味で寛也は島に受け入れられたんだなって思えた瞬間でした。
そして、父と拓斗の会話、こんな風に縁がつながって家族がかたちづくられていくんだなって心に響きました。
二人の距離は物理的に離れることになっても、島民、家族、仲間に支えられながら、この先もずっと心はつながっていけると思えるシリーズの〆でした。

3巻通して島の再生のことがリアルに語られていますが、このシリーズは拓斗と寛也、二人の再生物語でもあると思います。

3

するする読める

タイトルに惹かれて、あと絵が好きなので1巻を手に取り、するする3巻まで読んでしまいました。
たつもと先生の「365/1の恋人」を読んだときも思ったんですが、読みやすさと絵のきれいさに惹かれます。後味さっぱり、安定のおいしさというところ。その分、印象が淡泊になる感もあるんですが、このサラサラした作風は癒される気がします。幼馴染→再会、それぞれの抱える過去と現在の設定も無理なく、わりといい配分で現実感がありますし、過疎化する島の観光活性化、性的マイノリティの社会的立場等わりと深い問題を重くなくさらりと描いていて面白かったです。

2

いい形で終わったかなと思う

ついに完結。
復興の企画も終盤というところにきてまたひと悶着。
はてさてどうなるかというところからのスタートな今作。
イベント当日のトラブルに、
実は「ゲイ」という事実の露見。
企画立案者である受も島を離れることに。。。

そんな中でのお父さんの行動が意外。
と、思っていたんですが
実は受が忘れていた幼いころの記憶と
協力してくれる姿と。
思わず涙腺が緩んだ( ノД`)
満天の星空綺麗でした。

そして何より最後。
都会ですぞ、ここでイチャコラせんでどこでする
受の甘えたな部分がなんともかわいかった。
普段そんなじゃないのに、どうどうと甘える姿にキュンv
なんだかんだ遠距離な感じではありますが
微笑ましくて好き

1

一方通行じゃない、強い結びつき。

いよいよ、完結編。拓斗が、寛也たちが、一生懸命に心血を注いだ、復興イベントの直前に一部の島の人々の悪意とゲイに対する反感も重なり、寛也たちは島を引き揚げることになってしまいます。万が一イベントが失敗でもすれば、島の復興は叶わず、存亡の危機に直面してしまいます。引き揚げる前に寛也は島民に頭を下げて訴えます。「どうか、引き続き皆さんの力で成功させて下さい!」と。それまで反目していた寛也の父を始め、心を動かされた島民たちを中心にイベントは予定通り進められることに。そして…。

何でもそうかもしれませんが、やらされてやる事では無くて。自分たちの事は能動的に自分たちでやっていく事が大事で。そしてそれは、一方通行じゃない、強い結びつきがあっての事。復興もそうなんですが、この事を通して、寛也は家族との繋がりを新たに結ぶことになり、少年時代の島での疎ましい想い出とも折り合いをつけ、仕事でも成長していく。そして、大切な人との新たな関係を築くのです。一つの復興をテーマに3巻に及ぶ長編でしたが、それだけに丁寧に描かれていたと思います。そして、ラブ・ストーリーであると共に非常に学ぶことの多い作品でした。BLを超えていると思います。こういう作品こそ、実写化に向いているかとも思います。(エチシーンはそんなに盛り込まなくても成立しそうですし。朝チュンでも良し。)

1

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