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初読の先生です。ちるちるのなんかの特集で見つけて購入しました。
ヒモ系のクズ×クズのお話なのですが、2人とも芯があってよかったです笑
女の子にヒモとして拾われた2人(攻め様のが先輩ですが)、ヒモの主人の女の子がいる間からなんとなーく互いを思い合ってて、女の子が2人を見放したところから大きく話が動いていく感じです。
攻め様はとことん「楽なところ」に居たい人で、そのために新たなヒモを探そうとかしてるんだけど受け様がまぁ沼野郎で。
消えないアダルト系デジタルタトゥーをたくさん持つ過去があり、その上すがる人がどうしてもほしかったようです。
意外と芯がしっかりしてる攻め様に惚れちゃったのかな、何としても金を差し出して攻め様を引き止めようとするのが健気で良かったです。
攻め様は攻め様で受け様と手を離せないから、しかも好きになっちゃってるし。
なんだかんだ2人で生きていけるように頑張る、と言うのがいい読後感で楽しめました。
身体で引き止めようとするくらいだしエッの時の受け様がホントトロトロでよかったです笑
これからも幸せに暮らしてほしいなぁ……
独特なお話です
キャリアウーマンのヒモとヒモ(NEW!)が、捨てられ、支え合い(?)、愛を築く…それぞれが薄暗い過去を持っていて、目指す姿は違えど、自分の居場所(安心できる、ここに居てもいいと思える場所、というイメージ)を探している
過去の話が二人の人間性の根幹にありそうなのに、そこは薄っすら描かれる程度で、ほとんどのページは二人が出会った後の話に割かれています。その分、「なぜそうなったのか?」が曖昧で、消化不良な部分も(特にアゲオの過去の生活とか)
写実ではなく、抽象画を観たような印象。何とも言えない読後感です。
絵もきれいだし、個々のシーンの雰囲気はイイんだけど、チラチラと垣間見せてる、その奥の設定みたいのが、なんかなぁ、
ハネスケの方のお話は、背景を語られちゃっても多分大丈夫だと思う。
でも、アゲオの方の背景の方は、なんだか盛りだくさん過ぎて、それをしっかりガッツリ掘り下げられちゃったりしたら、もう、これは、しゅみじゃないゾーンに突入しちゃいそうで、
なんか、いろいろ曖昧なままハッピーエンドっぽく終わるけど、このくらい適当な方が、読後感が平和でいいんじゃないでしょうか。
1人の女性のヒモ同士だったハネスケとアゲオ。新鮮な導入でここからどう話が展開していくのかな?と、序盤で既に引き込まれていました。家事もしない、もらったお金は使う、パチンコに通う、とヒモの鑑であるハネスケと、養ってもらうからにはそれなりに家事もし、必要最小限のお金だけ使う、と真面目なアゲオ。正反対で最初は相容れなかった2人ですが、決まった居場所がなく常に不安定で、いつ1人になるか分からない孤独を抱えているところは共通しているんですよね。
菜穂子に捨てられ、なんだかんだ同じ就職先に勤め、同棲し始めた2人。一緒にいるだけ、徐々に相手の良さ、自分にとって心地の良い部分が見えてきて。ただのクズなヒモにしか見えなかったハネスケは、いざという時に行動力がありしっかりしていて、心根は優しい。アゲオの方も、菜穂子の家にいる間は頼りなかったですが、どん底を知っているからか、一旦外に放り出されるとなんとか自分なりにやっていこうとはするんですよね。最初が犬猿の仲だったから、お互い素も晒け出せて窮屈じゃない関係を築けているし、心も身体も実は相性が良かった。
終盤に一度すれ違ってしまいますが、アゲオが本音を告げたお陰でハネスケも行動を起こします。ヒモらしい手土産を用意したハネスケも、最後まで彼を養ってあげようとしていたアゲオの想いも、とっても愛おしくて。遠い異国から巡り巡ってここに辿り着いたハネスケを嬉しそうに迎えるアゲオと、くすぐったそうに笑うハネスケのシーンも大好きです。過去の掘り下げは少ないですが、この2人はそこまで過去をトラウマに感じているわけではなさそうなので、あまり気になりませんでした。2人とも今を生き抜く強さ、良い意味での図太さがあるんです。末長く2人だけの楽園を築いて欲しいですね。
女の子に養われているヒモ同士のお話って…すごいインパクトのある設定だなと思いました。
お話も色々てんこ盛りな内容で読みごたえ充分。…充分すぎるほど!途中で「ちょっと待って」したくなるほど盛り込まれていました。
お名前だけ登場の菜穂子ちゃん。
彼女のやり方は理解出来ないな~。ヒモを飼っているなら最後まで面倒をみるべきでは…??と、複雑な気持ちに。
そうなってしまったらふたりの関係は変化するので何とも言えないですが。
あげお はかなり執着していましたが、依存することすら許していないような気がしてモヤっとしました。
少し歪んだ性格とヘビーな過去をもつ あげお となかなか謎に包まれてる はねすけ。
元ヒモのふたりには拗らせず幸せになって欲しいです。