純愛独占欲

junai dokusenyoku

純愛独占欲
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

144

レビュー数
3
得点
47
評価数
12
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
シリーズ
プリズム文庫(小説・オークラ出版)
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784775526736

あらすじ

高校最後の夏休みを親友の勝利と楽しもうと思っていた佑季だが、父親の会社が傾いたことでそれどころではなくなった。一日中アルバイトに明け暮れ、家に帰れば借金取りが待っている。勝利にさえ会うことができず、このままでは高校を中退しなくてはいけないかもしれない。そんな佑季の事情を知った勝利は、祖父からの生前贈与金で佑季を助けてくれるという。交換条件として、性的に苛めたいと告げられ…。

表題作純愛独占欲

久我勝利,高校生~大手不動産会社社長,17~27歳
神薙佑季,高校生~北陸の酒造の営業,17~27歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

若気の至り

高校3年の佑季(受け)は父親の会社が倒産したため、高校を中退しなければならない事態に陥ります。
それを知った親友の勝利(攻め)は自分の資産を使っての支援を申し出てくれました。が、勝利のことを密かに好きだった佑季は好きだからこそ受け入れることができません。無条件というのが受け入れられない理由だと思った勝利は佑季を躰を好きにしたいと提案してきます。付き合っているかもと思うくらい仲良くしていた勝利から躰が目的と言われたことにショックを受け断るのですが、話を聞いた両親から(躰のことは知らない)その提案を受け入れるようにと勧め、両親は佑季の前から姿を消してしまします。

初っ端から勝利の提案を受け入れるまでが長かった。
にっちもさっちもいかない状態を一向に受け入れられず頑なに拒否する上、物事を冷静に判断できず、その時の感情に従って無謀な行動ばかり起こす佑季にイライラし、振り回されている勝利に同情しました。
勝利の提案も勝利の保護者が許可しているのだから、厚意としてさっさと受け入れていれば両親はいなくならなかったし、愛人契約を提案されることもなかったと思うと、
ショックを受けたことはわからないでもないですが、自業自得だと思いました。
この家族は感情を優先するためか全員決断が遅い。そのため、すべてが悪い方へと事態が転がっていってしまっていました。
ただ、愛人契約があろうがなかろうがお金を出してもらったという現実は同じなので、結果は同じだったかもしれません。

愛情いっぱいに育てられ無邪気な佑季と愛情以外なんでも持ってる傍目には非の打ち所がない勝利とのお互い肝心なところが臆病で本心を言わなかったからこそ遠回りしてしまった恋でした。

タイトルからはもう少し身体よりも心のつながりの独占欲の方に重きを置かれているかなと思ったのですが、表向きは金に縛られた躰の関係で、お互いの中では好きな相手に抱かれている(抱いている)関係で、勝利は本当は閉じ込めておきたいけど流石にそれは無理があるから束縛するといって感じでした。が、お互い好きなので生活はそこそこうまく続きます。
が、その関係も佑季の説明不足な提案によって破綻してしまいます。
そのせいで佑季はずっと後悔することになります。
ここでも、借りている負い目があるなら勝利の意向に沿う形で落とし所を見つける努力をすればいいのに、ちゃんと説明せず頑なに自分の意見を押し通そうとする佑季には成長してないと感じました。

愛情に飢えていて側にいてもらえるだけでいいと思っている勝利と借りた金を返し対等になってちゃんと恋人になりたい佑季は一度離れて成長しなければならなかったのでしょう。お互い大人になり、相手を思いやることができるようになって初めて二人は本当の恋人になれたと思います。
それにしても、ちょっとやり過ぎなエッチ以外はどう見ても独占欲むき出しな溺愛です。「好きだ」という言葉がないだけで佑季が全く気付いてないのも鈍い佑季らしいですが、あれで気づかないはずないと思いこんでる勝利もまた愛されなかったために愛情の伝え方がわからなかったのかな。最初のボタンの掛け違いでこんなにこじれてしまうとは。

私は一途な執着愛がとても好きなので、二人ともモテたと思うのに(特に勝利)、そして勝利はもう完全に佑季を諦めたつもりだったのに、誰の手も取らず一途に想い続けていたのはとても良かったです。
ただ、頑なに会わない選択をし連絡も無視し続けてきた勝利の行動は腑に落ちません。関係を修復する気があるならわかるのですが、そんな気はサラサラなかったようだし。理由の説明がなかったのでちょっと気になりました。再会は必要ですが、偶然会うというののほうが自然だったと思います。

展開が展開なので絡みの数は多いのですが、両想いエッチが好きな私としては両片想いで金で繋がってる状態の絡みがほとんどだったのはちょっと不満です。これが相手を気持ちよくさせようとするものならまだ良かったのですが、相手を貶めるて辱めるような言葉責めは相手が躰は気持ちよくなっていても心が気持ちよくないと思うので読んでいて好きになれません。そのかわり最後の両想いエッチはすごく良かったです、こっちの絡みをもっと読みたかったです。

しばらくは長距離恋愛になりますが、やっと両想いになったし、これからの人生は長いので、いずれ近くに住むか同居することになりそうだし、お互い愛情を注ぎ注がれ仲睦まじく一緒にいてもらいたいと思います。

2

両片想いのこじらせカプ

お坊ちゃん学校に通う、高校生の親友ふたりのお話です。

中学で出会って以来、いちばんの親友同士である受けと攻め。普通の友達として、でもなぜか時々キスをしたりもする、曖昧な関係を続けている。しかし、中小企業の社長である受けの父親の会社が倒産し、一家離散することになり事態が急変して…。


攻めはずば抜けたお金持ちの家の子で、超イケメンのハーフであり、成績はトップクラス。片や受けは、ちょっとだけ金持ちなおうちの、ちょっとだけ可愛らしい顔の、一般レベルのキャラ。そんなふたりなのになぜか馬が合い、ベッタリ仲良しです。
そんなある日、受けの父の会社が倒産。金策に追われ、悪徳業者から借金したため取り立てもひどく、一家は離散の憂き目に。
そして追い詰められた受けに攻めが手を差し伸べ、「金を出す代わりに俺に身体を好きにさせろ」と愛人契約のような関係が始まります。

受けが意地っ張りを通り越して意固地すぎるキャラで、意地を通しているうちに問題がどんどん悪くなるパターンでした。金を借りなきゃどうにもならないのに金を借りるのを嫌がる、反対された危険にみずから飛び込んで攻めに助けてもらう。そんなイライラさせられるキャラで、作中で自分でも言ってましたが、受けの判断が早くて確かだったらこんなに事態は悪化しなかったと思うと「こいつもう何も考えるなよ」的な感想が…。
結局「金を借りる代わりに身体を好きにさせる」ということになるのですが、あとあとこれで話がこじれてさらにうんざりしました。受けがくっつく時にまで「お前が金の代わりに身体を、なんて言うから…!」とか切れるのでびっくり。いやあんたがタダで借りれないって言うせいで出来た交換条件だったじゃん…。
金を借りてからも、返す返すとうるさい。返すあてもないくせに「いつか返すから!」とエラそうで、自分が金借りてる立場なのに何でこの人こんなに上からなの? と思いました。たとえ100万円でも手元に作ってから言えよと…。

受けはあまり好きになれないタイプでしたが、報われない攻めは健気でカワイソ可愛かったです。あとエッチがなかなか良かった。「身体を好きにする」契約時のソフトSM言葉責めも、くっついてからの甘々ラブラブエッチにも萌えました。
ページがぶ厚くて読み応えもありました。エロ方面では堪能しました。

1

一途な10年愛

純愛という単語に惹かれて読みました。釘宮さんの作品は初めてです。

佑季は高校3年のとき、父親の経営する会社が多額の借金を抱えた事により、一家離散という憂き目にあう。そんな中、金銭的な援助を申し出てくれたのは親友の久我勝利。そこまでしてもらう必要はない、そう突っぱねた佑季に勝利は交換条件を提示する。「性的に限界まで攻めたてて、感じさせて、泣かせたい」
勝利に想いを寄せていた佑季は、自分の躰しか求められていない事を知りショックを受ける。

エロが多くて“純愛・・・か?”と感じてしまった場面は、ありましたが結末は間違いなく純愛でした。
お互い好きだったにも関わらず、ほんの少しの言葉が足りず、二人は7年間離れ離れに過ごすことになります。でも、その間どちらも浮気することなく、再会を果たし長年の想いを伝え合ってからのHはとても良かったです。お金が絡んでいた事と、二人ともまだ大人になりきれていなかった事から、離れて過ごした7年は必要な期間だったのではないかと思います。今は別々に暮らしているみたいですが、二人が同棲する日も、そう遠くないでしょうから、末長くお幸せに。

ストーリーといい、キャラクターといい文句なしだったのですが、攻めの勝利はハーフの超絶イケメンらしいので、私としては高階佑さんか幸村佳苗さん辺りのイラストで見たかったかな。毬田ユズさんも好きなんですけどね。

2

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