このヤクザ、極甘につき

konoyakuza gokuamanitsuki

このヤクザ、極甘につき
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

188

レビュー数
3
得点
40
評価数
12
平均
3.3 / 5
神率
8.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
シャレード文庫(小説・二見書房)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784576170923

あらすじ

ホストの千影はヤクザの久我峰に穴埋めという名のセックスを要求される。しかも久我峰はかつての幼なじみだったことがわかり……。

表題作このヤクザ、極甘につき

久我峰龍成、千影の幼馴染みでヤクザの組長
坂倉千影、人気ホスト(源氏名・花宮ヒサキ)

その他の収録作品

  • 彼とヤクザの極甘カレー
  • あとがき

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レビュー投稿数3

極甘ファンシーヤクザ

やや世を拗ねたホストの青年と、泣く子も黙るヤクザの組長の、甘々可愛いお話です。

家庭環境が悪かったせいで人間不信、恋愛不信のホスト・千影(受け)は、休日にまで客の女性にしつこくつきまとわれ、バーにいた知らない男を「これが俺の恋人だから」と嘘をついて追い払う。しかしその男・久我峰(攻め)はヤクザだった。久我峰は千影に、演技に乗ったせいで逃げられた男娼の代わりをしろと迫ってきて…。


ヤクザに借りを作ったせいで貪られる受けはBLではよくある設定ですが、突っ込まれている最中に、実はお互いが幼なじみであったことに気づく、というのはなかなかないパターンだと思います。挿入中に「チカちゃん?」「…サガミンか?」という、なんともおかしな展開。
結局途中でやめられるわけもなくエッチは完遂。それまでは迫力ある物騒な雰囲気だった攻めは、受けが幼なじみのチカちゃんだと知った途端にフレンドリーかつ甘々に口説きまくる暑苦しい男にジョブチェンジ。
実は攻めは、天使のように可愛らしかった受けが初恋で、ずっと忘れられずにいたのです。

忘れられずにいた割に、挿入中に古傷やホクロを見るまで幼なじみだとわからなかったこと、お初が無理やりだったことなどはマイナス点ではありましたが、総じてコミカルで可愛らしいお話でした。ヤクザなのに初恋の受けと再会し、極甘モードになっちゃう攻めになんとも萌えました。普段は強面の組長なのに、受けが相手だとイタリア男も真っ青な口説き文句の嵐。
受けの方は、幼なじみの攻めのことが大好きだったのに、攻めが引っ越して手紙もくれず音信不通になったせいで、忘れられた、捨てられたと思って恨んでいます。攻めとの別離が受けの人間不信の一因になっていて、口説かれても信じません。
その片意地さが可哀想でもあり、萌えでもありました。恨んではいても、もともと大好きな相手なので、邪険にしたくても口説かれたら真っ赤になっちゃう。とてもいいツンデレでした。

受けに付きまとっていた女性が思わせぶりな捨て台詞を吐いていたので、あとでやらかす伏線かと思ったら全然だったり、攻めが受けを安全な場所に置こうとして山奥だとかバーだとかに留め置こうとする展開が冗長すぎたり、引っかかる点はありましたが、楽しく読めました。

1

幼馴染再会もの

ホストの千景(受け)はプライベートで外出中、客しつこくされて困っていました。あまりにしつこいので、手近にあったバーに入り、目にとまった男を恋人に仕立て追っ払います。一件落着かと思いきや、その男が買おうとしていた男がその場面を見て怒って帰ってしまい、そのかわりを千景にしろとホテルに連れ込まれます。
本名を教えていなかった千景でしたが、最中に相手が千景の本名を口走り、幼馴染の龍成(攻め)だということが判明します。
龍成はすっかりやさぐれてしまった千景を屈託なく笑えるように甘やかすと宣言します。

千景は格差婚だった両親が離婚し裕福な母親に引き取られますが、一般家庭だった父親の血を引いているということで可愛がられず、母親が再婚し子供が生まれたことにより一層愛されることなく成長します。唯一、かわいがってくれたのが龍成でした。その龍成も全寮制の中高一貫校へ入学することになり、家族になろうとか必ず連絡すると約束してくれていたにもかかわらず、音沙汰なし(これに
は理由がありました)。母親に続いて龍成にまでも裏切られたと思った千景は他人を信じられなくなってしまいます。
信じられるのは金だけだと金を稼ぐことだけを生きがいにする生き方を選びます。

龍成はヤクザの妾腹の子だったのですが、本家に引き取られ今では跡目を継いでいます。
昔から千景のことが好きで千景と家族になろうと約束しますが、まだまだ子供の龍成の思い通りには行かず、それっきりになっていました。一番甘えたかった時期に自分が側になかったせいで今の千景になってしまったと思った龍成は今度こそ家族になろうと千景をホストから足を洗わせます。

人を信じることができない千景なので、龍成に言われたことも内心うれしいのですがまた裏切られたらと思うと怖くて、信用することができません。
そのため、金で繋がっている方が安心できると愛人契約をするのです。
これからは甘やかす宣言をしホストを辞めさせ龍成の家に引っ越しもさせておきながら、しばらくごたごたするからとそうそうにい家を出され、知り合いのバーで住み込みの仕事をすることになります。それがまた千景の不安を煽ります。また、仕事がらみで人の機微に鋭いマスターにその感情は本当に金で繋がった関係なのかと質問され混乱してしまいます。
結果、お約束ですが窮地に陥るのです。

ほぼ、千景視点ですが、途中数回龍成視点があり、読んでるこちらにはどういう状況か想像できるものですが、千景が不安になるのがかわいそうでした。
心配させたくないのはわかりますが、人が信じられない千景になんの説明もせずに信じて待ってろというだけの龍成はちょっと浅慮だったと思いました。

ヤクザものは売春や薬等々昏い部分が多く地雷原のようなものなので最初から読まないのですが、この方のお話はヤクザといっても微妙にファンシーで私の苦手な描写がほぼないので安心して読めます。
タイトルから受けが溺愛される話を期待したのですが、ちょっと拍子抜けでした。
まず、最初がほぼ強姦だったのが気に入らない。確かに、無理やり巻き込んだ千景も悪いのですが、せめて千景が納得してたら良かったのに。最初のこのシーンで龍成の印象が悪くなりました。
再会して昔から好きだったと告白し、約束だからとすぐ家族になろうと言ってきていますが、再会がもう少し遅かったらどうしてたんだろう。いくら、親の意向で連絡できなかったとは言え、お互いもう成人しているんだし探そうと思えばできたはずです。約束は守る男だと豪語していたけど再会してなかった
ら政略結婚とはいえ別に家族をもつつもりだったようだし。どうも、龍成の執着度合いが計りかねてもやもやします。ずっと探していてやっと見つけたとかだったら良かったのに。

確かに、龍成は千景を溺愛しています。絡みも多く最後までするのも4回くらいあります。が、千景が放置されてる期間がそこそこ長く、その理由がわからず不安になる千景の印象が強く残り、あまり極甘って感じではなかったように感じました。
ごたごたをさっさと解決するか事情を途中で話すかして千景の不安をもう少し早く解消してあげてほしかったし、千景の不安が解消され素直になれない千景がやっと素直になるのが本当に最後のほうなので、家族になった二人の話をもっとたくさん読めたら、極甘のほうが印象に残ったのではないかと思いました。

1

タイトルそのままです

過去の苦い経験から、他人を信用しないと決めている人気ホストの千影。ひょんな事から寝る羽目になったヤクザが、実は幼馴染みの久我峰でーというお話です。

とにかく、タイトル通り極甘です。
久我峰は千影の事を天使だと思っており、これでもかと溺愛しています。そしてその愛し方もひたすら甘やかすでは無く、千影のためになるようにという深いもの。度量の大きさを感じさせてくれる、いい男なんですね。
更に妙にすっとぼけた所もあり、千影が憎まれ口を叩いても、全てプラスに解釈して惚気に変えてしまう。自分の気持ちに素直になれず、意地っぱりな事ばかり言ってしまう千影とは、大変いい組み合わせなんじゃないでしょうか。

それと、千影の事を好きすぎる久我峰が、所構わずエッチになだれ込むのにも萌えました。甘甘なエロ、大目だと思います。

ちょっと引っかかったのが千影のキャラクター。意地っぱりな受けも好きですが、度を超しているとイラつきます。子どもっぽく見えてきちゃうし、そもそも意地っぱりが可愛いのは、素直な所を見せた時の対比なんかがいいからだと思うのです。千影はやたらとツンツンしすぎていて、大人なんだからと言いたくなってくる。
あと、久我峰もこれだけ千影の事を愛しているなら、何故偶然再会するまで放っておいたのか腑に落ちない・・・。


引っかかる所もありますが、全体的には楽しく読めました。




2

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