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表題作ハッピーエンドくそ喰らえ

原田芳生,25歳,高校教師
梅野泰蔵,25歳,会社員

その他の収録作品

  • 終わりよければすべてよし
  • 森くんはイイ奴

あらすじ

5歳の頃、お隣に引っ越してきた原ちゃんに一目惚れしてしまった梅! そこから20年間、エッチしながら片想いを続けていた……。

作品情報

作品名
ハッピーエンドくそ喰らえ
著者
青藤キイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
enigma COMICS
発売日
ISBN
9784775526903
3

(55)

(9)

萌々

(19)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
11
得点
149
評価数
55
平均
3 / 5
神率
16.4%

レビュー投稿数11

コメディマンガとして面白い

定期的に摂取したくなる作品なんですよね…。
多分、この内容でもっとシリアステイストだったら、重くてしんどい作品になったと思うんですよね。普通に考えて、原ちゃんの梅に対する対応はしょうもないですし。まあ、ドン引きですよね。
でも、梅ちゃんのネバギバ精神や、強かさ、前向きさ、話の良いテンポもあり、ラブコメとしてしっかりかかれていて「あり得ねえ、原ちゃんマジでヤバイなww」ってコメディとして楽しめるのはスゴい事だと思いました。

第一章終わったあとの「ハッピーエンドくそ喰らえ」が、まるでアニメのアイキャッチのようで、まさにその通りだな、と。

私的に、無意識にあぐらかいてた攻めザマァな展開も一応あり、梅ちゃんがいいならそれでイイじゃないと思い、大変楽しく読了しました!

そして、良い間男に是非祝福を…!

5

新発見!新手のクズをみつけました

梅と原ちゃんは20年来の幼馴染。
初めての出会い以来、原ちゃんへの思いを募らせていた
梅の初めての告白は高1の夏。
「俺さ 原ちゃんのことそういう意味で好き なんだけど」
対して「俺も好きだぞ」と応えてくれた原ちゃん。

そして、互いの初めてを捧げ合い…
なになに、もうハッピーエンドかよう早くな~い?ニヤニヤ
としていたのも束の間、
直後に悪気もなく同級生(雌)と付き合うことになったとのたまう原ちゃん。

あ?なにそれ?どうゆうこと?
と顔を歪ませたのは梅と私(読者)だけではないはず。

ショックを受けた梅がマジ泣きしていると、原ちゃんは優しく慰め抱いてくれる。
しかし、彼女と別れるでもなく、梅との関係も絶つでもなく…そんな曖昧な日々の繰り返し。

んんん?待って待って。
原ちゃんには彼女がいます、だけど、梅とも親友+体の関係あります。
それって浮気じゃないの??クズじゃないの??
あくまで原ちゃんには悪意はありません。
天然かつ無表情のマイペースで、
彼女がいても平然と「梅が一番大切だ」なんて言ってるよ。
なんなんだ、こやつ…
原ちゃんの思考回路が全くわからんぞ…((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
この時点で既に大半の読者を敵に回した原ちゃん、大半の読者を応援団につけた梅の図が出来上がったはず。

その後も、原ちゃんの我が道を行くっぷりに振り回され、
一喜一憂する梅が健気すぎて胸が押しつぶされそうだ。
ごはん作ってあげて、布団シーツ取り換えてあげて、
寒がりの原ちゃんのために半纏用意してあげて、
梅がめちゃくちゃいい嫁なんですよ!!!
できるなら梅の背中をなでなでして、
もうあんな男やめときな!梅ならもっといい男いるよ!
とお節介して慰めてやりたくなる衝動に駆られる。

途中登場した梅の友人兼セフレの森もそう思ったのか、
適度に梅に迫ったり、原ちゃんを煽ったりしてくれる。
いいぞいいぞー、もっとやれぃ!
原ちゃんへのフラストレーションが溜まりまくっていたので、
途中からもう森でええやんか!と思ってしまったけれど、
肝心の梅にはやっぱり原ちゃんしか見えていなかったみたいだ。ほんといい子。

これでもかというくらい梅を泣かせた末に、
やーーーっと梅の存在の大きさと自分の本当の気持ちに気が付いた原ちゃん。
梅が幸せそうだ…よかったほんっとによかった…。
梅の幸せを祝福できて私も本当に嬉しい!

稀に見る鈍感さで絶妙にムカつかせてくれた原ちゃんよ、
これまで梅を悲しませた分取り返すくらいに幸せにしてあげてね!!
梅が引くぐらい愛してあげてね!!
では、お2人さん、ハッピーエンドくそ喰らえ!!!

4

天然無自覚クズ攻めに立腹

攻めが天然のクズです。
あまりにズレすぎでいてイライラしました。
ただ、この展開は……攻めザマァでしょ!
という期待感からワクワクで読みましたが、なんか違った……

20年の友だちでセフレの梅(受)と原(攻)ですが、
原にはいつも彼女がいます。
彼女がいても当たり前のように梅との関係を続ける原ですが、
ついに彼女と結婚すると言い出してーー…⁉︎

原がクズ過ぎて梅にも彼女にも謝って切腹しろ!と思いました。
かなりズレていて、変だとさえ思っていないからタチが悪い!
梅とヤッたあと、彼女とデートに行くとか……クソ!

そんな原に愛想をつかす訳でもなく尽くしまくる梅もアホです。
ここは突き放して原が泣きついてくる展開だろーー?

最終的に梅のセフレの森に嫉妬した原が全て清算して戻ってくるのですが、なんだかなぁ……という感じ。
あれだけの時間あれだけの事をしてきたのに、
原が負った痛みが少なさすぎない?
梅にもあまり悲壮感がないからいいのかもしれませんが……

せっかくの面白くなりそうな展開が、
強弱が甘かったがために台無しだったと思います。
結局、間男の森が一番まともだったかも^^;
それと、絵はとてもきれいです。

4

天然は罪。クズ攻めは無理だけど、梅ちゃんの可愛さに免じて♡

全く…。
人として、無理‼︎ な、ド天然な原ちゃんの無自覚クズっぷりに、ドン引きです。
『しゅみじゃない』評価レビューの方々に概ね、大いに同意します。
けれど。この一途な梅ちゃんの可愛いさよ。自分の「好きだ♡」という気持ちに正直で。
駆け引きする事なく想い続けるという愛しさよ。
愛は…。当たり前に注がれていると、こんなにも愚鈍になって行くものか。
原ちゃんの、梅の愛情に甘えて、どっぷり浸かっていて。そのありがたみを感じてもいない鈍さ。
梅ちゃんに愛されること、
「帰ってきた時に、家でうまい飯作って待っててくれたり。」
「言わなくても身体を気遣ってくれる人がいるっていうのが。」
「なんか、そういうのいいなって。改めて思ったんだ。」
それ、梅ちゃん以外とでも可能だと思っていて。
馬鹿過ぎる…。
この男は、どういうつもりで、彼女たちと付き合って、寝ていたんだろうか。
それは最後まで結局分からない。多分、原ちゃんにとって。
どういうつもりも何も無い。
何も考えない人なのだ。
そして、バッサバッサと振り落とされて行った彼女たちよりも。
一途に想い続けた梅ちゃんの、握力の強さの勝利‼︎ というだけの話なのかもしれない。
独占欲と嫉妬を感じて。初めて。梅ちゃんを手放さないと感じたと思う、
人間らしい感情を得た、今後の原ちゃんには期待したいですが。
クズは…、病気というより、治ったりするのだろうか⁇ という不安エンドでもあったりして。
梅ちゃんのことを本当に愛してくれそうな、同級生で、同僚の森くんが、当て馬になったり、
見張ったり、キューピッドになったりしてくれるので。
何とか梅ちゃんには幸せになって欲しいなぁ。

0

理解できない人

タイトルに惹かれて購入。
うんうん、テンプレのハッピーエンドなんてもう飽きたよね、と期待して読んだのですが。

うーむ。最初から攻めの人格が理解できず、全く感情移入できないまま読み終えました。お互い好きなのはいいのですが、好きでHもしているのに、なぜ彼女を作り、結婚をしようと思うのか、全く理解できません。

変な人、という言葉ではくくれないと思います。っていうか、こんな人いない。
やはり、すっと納得できるキャラ、お話運びが一番大事。

受けが尽くし体質で、ご同類バーでくだを巻き慰められつつも絶対めげない、っていうのは、こういう人いるかもと思えて違和感なかった。でも読者としては、早く目を覚ましてあげたい、という気持ち。

当て馬的に登場する森くんが、どっちかっていうと正論に思える。そんなクズやめて俺にしなよ、っていうのが、そうそうって頷けるっていう。しかしこの森くんも結局はメインカプをくっつけるための役回りをすることになり、本人の意図がどこにあるか分からずじまいでした。

3

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