意識してからは翻弄攻×5年間片思い受

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表題作冬知らずの恋

笠原 千紘
高校生,愁人のいとこ
立花 愁人
いとこに片思いしている高校生

その他の収録作品

  • 十七歳の夏

あらすじ

「この恋は行き止まりだと思ってた――――。」


愁人(しゅうと)の5年間の片思いが、
隣に住むいとこ・千紘(ちひろ)にバレたのはこの夏のことである。
千紘は暑い夜には涼しい愁人の部屋にやってきて、
同じベッドで寝ていく。愁人の気持ちも知らずに。

そんな夜を繰り返し、
魔が差した愁人は寝ている千紘にキスをするが、
目覚めた彼に恋心ごとバレてしまう。

愁人は「今までと同じ関係を」と頼むが、
千紘の視線は徐々に熱を帯びていき……。

片思いの殻をこじ開けられる、
溶けるようなときめきの恋。

作品情報

作品名
冬知らずの恋
著者
夏野寛子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
ISBN
9784396784232
3.9

(377)

(139)

萌々

(121)

(82)

中立

(25)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
51
得点
1450
評価数
377
平均
3.9 / 5
神率
36.9%

レビュー投稿数51

夏を感じる爽やかで切ない作品

初めて読んだ夏野先生の作品ですが、まず、その美しい線で描かれる絵の素晴らしさに魅入りました。陰影での光の表現も美しく、作品全体が綺麗な世界です。

5年前に隣に引っ越してきたいとこの千紘にずっと恋している愁ちゃん。エアコンが壊れたからと夜寝る時にベッドに忍び込み眠る千紘を見ながらオナニーしていたところをばったり自分の母親に目撃され……!?

最近ようやくLGBTが叫ばれ同性同士の恋愛も自由になってきてはいますが、もし自分の家族が…?と考えるとすぐに受け入れる事はなかなか難しいかもしれません。愁ちゃんの母親もまさにそんな感じで、息子のオナニーを目撃して以降、千紘と二人きりでいる事をよく思わない人でした。
無理して女の子と付き合おうとする愁ちゃんも切ないし、元々ノンケの千紘が女の子と致しているのを目撃するのもしんどい……。

高校生独特の爽やかさもありながらモダモダ揺れ動く恋心で胸がいっぱいになります。
そして作品全体を通して夏のじんわりした暑さを感じれる作品でした!
心理描写が凄まじく上手いです。

0

切ない学生の恋

25時、赤坂でやアバウト ア ラブソングを読み、夏野先生の他の作品をと探して出会いました。

高校生ゆえの葛藤
好きな人が男であり、それを母親にも見られ泣かれたときの愁人の気持ちを考えると胸が痛いです。

千紘は意識してから結構グイグイいきますが、愁人は母親のこともあり1歩が踏み出せない様子。でも好きな人とは離れたく無いわけで。
切ないですね〜

いろいろエグい内容のBLを読んできたわたし的にはちょっと物足りない。でも、これは個人の趣味ですね。

BL初心者にはよいと思います。切なくてキラキラしてます。
ちょっとだけ、その後の母親との関係性が心配かな?察しているようではあるけども。

男女の描写あるので、苦手な人は注意を。

1

お互いの気持ちが大切

秘めるべきだった千紘への想い。それを抑えきれずにいたところを母親に目撃されてしまった愁人。
中心にいるのは千紘と愁人なのに母親の涙からお話は始まっていて…
お話が進んでいけはその理由がわかってくるのかなー?と思っていたのだけど、それほどはっきりしたものがなかったことにちょっぴりモヤモヤ。

千紘と愁人は従兄弟だし、さらには男同士だし。そういう後ろめたさを印象付けるために「母親の拒絶」を見せたのかもしれませんが、結局それを解決させられるのはふたりの気持ちしかないんですよね。
なので、"蓋をするべき気持ち"だということを母親の拒絶で表現されていたことに「うーん??」という気持ちになりました。

ふたりの関係はといえば。愁人が悩んでいたほど拗れることもなくて、それほど難しい恋ではなかったのかな?と感じました。
幸せなところに着地して良かったけれど、気になるところも結構あったなと思いました。

1

暑い夜に

作者買い。夏野先生の儚げイケメンでちょっとズルい感じの男子(攻)と可愛いお顔で意外と男らしい受が好きだ。

綺麗な顔して強引だったり、打算的だったりする、王子様顔で全然王子様じゃないのほんとずるい本当好きだと、夏野先生に実感させられます。

好きで好きでたまらなくって、でも、それを言ったら壊れてしまいそうな関係があって(この作品だと、母子関係だったり、友人関係)、理性的であろうとするけれど、あふれ出す。『見つからなければ大丈夫』とたかを括りながら、どこかで見つかることを望んでいる。そんな危ういDKの話です。

1

ノンケ高校生✕ゲイ同級生

隣に住む幼馴染であり従兄弟でもある千紘と愁人が恋人同士になるまでのお話です。

千紘に片想いしていた愁人に彼女ができたと知った途端、愁人を追いかける千紘が面白かったです。

しかし、愁人の母と愁人との関係が拗れたまま終わっているので、仲直りとまではいかないまでも希望を感じるような展開にしてほしかったなと思ってしまいました。

シーモアは白抜き修正でした。
序盤に千紘が彼女とえっちをしているところを愁人が隣のベランダから聞いてしまったり、愁人が母を安心させようと彼女を作ってデートしたりキスしたりしていますので、苦手な方はご注意下さい。
千紘は彼女と別れた描写があるけど、愁人はないので、そこがちょっと引っかかりました。

1

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