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生きるということ
それぞれ違う理由で死を選ぼうとして偶然出会った二人。
お互い死ぬなら最期のご褒美にと旅行に出かけた先で、なぜ死のうとしたのかお互いに語り合い徐々に真相が明らかになります。
人は誰しももう生きたくないって思う時があるのではないでしょうか。
自分でか抱え込んだ辛さも、他の人から見たら、死ぬなんて勿体ないあなたはとても良いものを持っているじゃないかって思えることもあると思います。
このシャインという作品を通し、登場する原田と春日の今にも消えそうな心の叫びを第三者として聞くことで、違う 死にたいんじゃないんだと、逆に「生」への執着が芽生えました。
いつも辛いときこのシャインを思い出します。
きっとあなたの支えにもなってくれると思います。
もう一歩
あんなことや、こんなことや、そんなこと。
立て続けに失った攻。
もうだめだ。立ち直れない。死のう。
人生に絶望した攻が自殺を図り
死にきれず。
そんな瀬戸際に見た景色の先に
もう一人の死にたがり。
死にたがり二人の最後の～なお話ですね。
思わずしんみりしてしまうお話でした。
明日死のう。
身体を綺麗にしてから死のう。
いっそ死ぬなら最後に楽しもう。
ラブの部分でいえば始まるちょっと手前かなという印象。
もう少し先の二人を見てみたい
※追伸※
攻の目の瞳孔が開きっぱなしでちょっと怖かった。
これは演出なのか、そうじゃないのか。。。
危険な死の誘惑
自殺しようとする2人が出会う。
フツメンと可愛い系の男2人。死にたいのに色んなアクシデント？があって死ねない。死ぬ死ぬ詐欺で明るく生きていきます的なコメディ展開かと一瞬思わせるんだけど。
フツメン原田の死にたい理由は、プロポーズしようとした女性にフラれる＋会社での不当解雇。確かにつらいけど死ぬ事はないだろう、って思っちゃう。
一方春日の死にたい理由は重い。
春日はヤクザの末端にいる男・ケイと暮らしていて、当然ケイとの暮らしには犯罪や暴力やカネの問題や、つまりは地獄のような暮らしな訳です。
遂にトラブルが起きて、ケイが死ぬ。ケイは自分のために死ねたんだから自分も死ななきゃ、死ねるはず、ケイに会いたい、死にたい、という心象風景。
春日の方が圧倒的に危うい。生と死の境界線に立ちすくんでる感じ。
でも春日にもわかってる。なぜ足がすくむのか。なぜ原田に構ってしまうのか。
やっぱり春日も実際には死ねない。
春日は原田に死んでほしくない。
原田は春日に死んでほしくない。
それを2人とも心に刻んで、「生」に舵を切っての現実復帰。
2人は極限状態で身体は重ねてるけど恋愛はしてません。これからもL展開になるかは微妙ですが、「BL」の典型的ストーリーではないところで心の危機と揺れ・再生を描いて、思いがけないほどの重い内容からの希望を描く物語だったと思う。
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