地味社員の皮を被ったドSモデル×お人好し先輩のドキドキオフィスラブ!

後輩がこんなにスパダリなんて聞いてない

kouhai ga konnna ni super darlin' danante kiitenai

後輩がこんなにスパダリなんて聞いてない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
23
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
角川ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784041061220

あらすじ

憧れのカリスマモデル・KAIを手本とすることで暗黒期を脱し、社会人デビューに成功した古森。そんな古森のもとに地味系新入社員・鳴海がやってくる。彼の教育係を担当することになった古森は、かつての自分を重ね、何かと世話を焼くことに。そんな折、モテ談義から何故か鳴海にキスのレクチャーをすることになった古森だが、思いがけず鳴海のキスにメロメロにされてしまう。見た目を裏切る色男ぶりに困惑するが、その鳴海が、実は憧れのKAIと同一人物だと知ってしまい!?

表題作後輩がこんなにスパダリなんて聞いてない

鳴海健太郎、小森が教育係になる新入社員
古森倫也、ファッション業界担当営業3年目社員

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

小馬鹿にしていたダサい後輩が実は

タイトルからスパダリな後輩に甘やかされる話かなと思っていましたが、そうではなく、ダサいと思っていた後輩は実は自分がリスペクトしているカリスマモデルだったという話。

広告代理店に勤める古森倫也(受け)は長年リスペクトしてきたモデル・KAIの担当に抜擢されます。社内では一番のイケメンとして女性受けが良かったのですが、KAI担当になったことによりKAIと接触したい女性社員との間に軋轢が生じるようになります。
そんな中、新人の教育係を担当することになり、野暮ったい格好の男・鳴海(攻め)が配属されました。訳ありなのか、部長から直々に呼び出しをくらい、「鳴海の外見は絶対にいじらないこと、残業もなしと」と釘を刺されます。
KAIの撮影の付き添いをしたある日、KAIと鳴海が同一人物であることがわかるのです。黙っていてほしいといという鳴海に古森はファッションアドバイザーをしてほしいと頼みます。


古森は早くに母親をなくし、父と姉の3人の家族です。姉は嫁いでおり、今は父と二人暮らしをしています。母親の読んでくれた本を大事にしており、外見を気にすることなく本の虫だったのですが、そのせいで大学時代に恥をかかされ、一念発起して外見を変えることにするのです。その時の参考にしたのがたまたま読んだファッション誌で見たKAIというモデルでした。彼を参考にしてイメチェンに成功し、会社でも一番のイケメンという地位を築くのです。
野暮ったい鳴海の教育係になった時も、彼を下に見ながらも昔の自分を思い出し、放おっておけずなにかと面倒見るのです。
生真面目な性格なので、KAIの担当になってから、女性社員に電話番号を教えろとか撮影につれてけとか言われても、きちんと断り無理やり撮影に付いてきてもあまり接触できないようにするのですが、それが女性陣を敵に回す事になってしまいます。

鳴海は会社社長の父親に頼まれてモデルとして成功しいましたが、引退して就職したくなり、父親と交渉して職場を紹介してもらう代わりにモデルを続けることになります。
バレないように野暮ったい格好をして、昼間はサラリーマンとして、夜と休日はモデルとしての二足のわらじを履く生活を送ります。
古森がKAIの真似をして、一生懸命イケメンを演じていることを笑いながらも、純粋に世話をしてくれる人のいい古森を好ましく思っています。


両方の視点で読めるので、どちらの心情もよくわかります。
過去の出来事から一生懸命イケメンを演じている古森が、実は目の前にいるのが件のモデルだと知らずに上から目線で語る姿は滑稽でちょっと可哀想です。でもその一生懸命な姿が鳴海の心に響いたんだろうなと思います。
ただ、恋愛要素としては、なんとなく気になって手を出したら止まらなくなったという感じだった後、すぐに古森の黒歴史拡散事件や海外デザイナーの接待など立て続けに起こり、二人がお互いのことをよく考える時間があるのか無いのかわからない状況だったので、あんまり甘い雰囲気にならなかったように思います。


それにしても、この会社の女性は感じが悪い人が多い。担当モデルの個人情報を流せと古森の信用にも関わることを要求するのにも驚きですが、なるべく穏便に拒否する古森に対して「使えない」とは。
一番KAIに執心していた総務課の今野の行動が一番理解できなかったです。連絡先を教えてもらえなかったり、近寄るのを邪魔されたからってそこまでするかな。他の人にも言えるのですが、この場合、古森の機嫌をとっておくほうが余程現実的だと思うのですが。
KAIにみんなの前で二重の恥をかかされたので、ちょっと溜飲は下がりましたが。その後の彼女の様子が見たかったです。社内の立場が悪くなっているといいと思います。ちょっとやり方が汚すぎました。

そして、古森を育てた古森を大好きなお父さんですが、いい人なんだというのは分かるのですが、私にはちょっと気持ち悪かったです。いい年した息子に対して「ともちゃん」と呼ぶのもだし(親戚のおはちゃんとかならわかるけど)、女性でもないのに何度もメールをよこしてきたりとか、夜中までまってるとか、昔のアルバム出してきて後輩だという鳴海に見せるとか(それも本人がいない時に)、私ならいくら悪気がなくても絶対に嫌ですし、親の立場としてやりません。親子の仲が良いのを書きたかったとしてももうすこし控えめでよかったともいました。

でも、古森がどんなときでも顔をあげようと努力する姿や、当たって砕けろ的な告白する姿は男前でした。そして、その姿を側で見ている鳴海が、KAIの真似ではなくちゃんと自分のものにできているということを古森に伝え、古森のことをメッキと蔑む女性社員に対して冷たい言葉を放ったことには拍手を贈りたいです。
そして、色々終わっての両想いエッチも良かったです。

でも、全体的に女性陣の嫌な面とお父さんのウザさばかりが印象に残ってしまって、甘い話を期待していたのでちょっと残念でした。もう少し両想いになってからの時間を読みたかったです。

0

軽くて読みやすい

電子書籍で読了。久しぶりに角川ルビー文庫を読みましたが、イラストがいきなり出てこないので公共の場でも安心して読めます。文章を読みながら絵を見ることが流れる様に出来ないもどかしさはありますが、紙の本と違って電子書籍はイラストが出てくる気配が全くしない場合があるので、私は重宝しています。

あらすじにさらっと『暗黒期』と書かれているのですが、私はここの部分の描写が面白かった。『人は見た目が9割(ですっけか?何割だったかは自信ないです)』と言われる時代。もはやもう容姿を気にする年頃を過ぎた私にも、見た目を変えることで自信がつくということの説得力がありました。
途中で出てくる悪役の描き方が胸くそ悪い点を除けば、主要な登場人物はみな好感が持て、ラストも爽やか。
あえて難を言えば、ライトで正しくひっかかりがなさ過ぎる所に喰い足りなさを感じることでしょうか。

3

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