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表題作ことのはころり

森谷志信
大学1年生
永澤周
夜学部の大学1年生

その他の収録作品

  • ダイアローグ(描き下ろし)

あらすじ

大学進学を機に地方から上京した周は、自身の方言にコンプレックスを抱くようになっていた。そんなある日、方言丸出しで話しているところを初対面の森谷に聞かれてしまう。なぜか森谷に「可愛い」と迫られ、咄嗟に逃げてしまった周だけど…。変化は突然訪れて……



変化を望み、変化に苦しみ、変化はやがて、恋になる

描き下ろしもあり♥

作品情報

作品名
ことのはころり
著者
暮田マキネ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784866531120
3.7

(68)

(15)

萌々

(31)

(12)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
244
評価数
68
平均
3.7 / 5
神率
22.1%

レビュー投稿数13

No Title

地方から東京の大学へ進学した周は、方言にコンプレックスがあり人との関わりを避けていた。周りに馴染めず恋人にも去られ、そんな彼の泣き顔に惚れ込んだのは同じ大学の変わり者志信。距離感のバグってる志信にグイグイ迫られて…。
すっかり自分の殻に籠もり自ら壁を作って拒んでいた周、飄々としているけれど人の噂に惑わされないマイペースな志信。勝手な憶測で噂したり人を傷つけるのが平気な人たちは、とても怖いし醜悪だ。強く正しく生きるって難しい。
人恋しくて弱音を吐きたい時に抱きしめ合える2人で良かった。周の山梨弁がまた最高に可愛い!

0

何度も読み返しては胸がぎゅっと締め付けられる

暮田先生の作品は読んでいて胸がしめつけられたり、読み終えた後に重たい気持ちになったり、じっとり重たい味わいが癖になると思っています。
繰り返し読んでは同じところで、苦しく思ったり、新たな萌えがあったりします。

新作が出ると作家買いして、旧作も再読するのがいつもの楽しみかたです。

今作の舞台は大学。
地方出身で方言、なまりを笑われたことから傷つき、コンプレックスを持ち、口数少なくなってしまった、真面目で不器用な周。
弱っている子を愛しく思い恋人になってはフラれることを繰り返し、そのせいで留年までした志信。

志信は傷つき弱っている周にぐいぐい、ぐいぐい、空気を読まずに寄っていきます。
かなり配慮が足りないような言動に、ハラハラしたり、ちょっとイラついたりしました。
志信が周を友達の輪に巻き込んでいったことによって、コンプレックスが刺激されたり、停滞したりしつつ、少しづつ心を開き、防御をといていくような様子を見せます。

志信と周の2人だけだったら、おそらく成就することはなかった恋だと思います。
民族研究会の仲間たちとの交流によって、周は警戒を緩め、素直に物事を見て、受け止められるようになっていきます。
たくさんの困難を乗り越えた上での両想いなので、彼らはこの先、何十年も長く長く付き合っていくのだろう、と思わされるハッピーエンドでした。

0

方言っていいな

大学進学を機に地方から上京した周は、自身の方言にコンプレックスを抱くようになっていました。
そんなある日、方言丸出しで話しているところを初対面の森谷に聞かれてしまいます。
なぜか森谷に「可愛い」と迫られることになり…

先生買いでレビューしていなかったのですが何度も読み返している作品です。
この作品、読み返せば読み返すほどに味わいが深まっていくー!
周がとにかく可愛いんですよね〜
森谷が可愛い可愛いになってしまうのも納得。
森谷はゲイなのですが、周はノーマルで森谷が初の男性になります。
その辺の気遣いをしつつ、でもエッチなこともしたい、のシーンがたまらなく良いです。
めちゃくちゃエッチ…森谷も最終的には可愛い。

周がどの辺りから森谷に惹かれたのかとか、こちらで汲み取る面もありますが、私は大好きな作品です。
方言BLって可愛くていいなー!

0

方言きゃわッ

方言男子っす‼︎

内容は、本当にあらすじ通り
読んでもらうため謎めいて書いてるとかもなく
本当その軸はぶれていません!

ただ、森谷さんがね、癖強めです!
わんこ系なんだが…抱く時の雄ぽさもなく
終始、尻尾振り甘え型わんこ系男子だった!
なので、わんこの中に
豹変して野生的な雄ぽさを感じたい派の人は
ちょっと違うかなと思います‼︎笑

暮田マキネ先生の作品は文章で魅せる。
キャラクターが言葉で多くを語らないけど
表情で文章で訴えてくる!
だからなんか独特な雰囲気が出るんですよね〜
ドラマ観てるみたい
そうはいうけど、ちゃんとここぞ!の
言わなきゃ分かんないだろ!って思うところは
好きだ!好きだ!と言葉で伝えるから
言葉足らずでモヤモヤさせない
上手いバランスだと思います‼︎‼︎
(本当、個人の意見です。すみません。)


今回の作品は
からかわれたことがきっかけで
ツンツン男子になったわけだけどさ

普通に可愛い顔してるし
優しいし、世間知らずそうだし
萌ポイントしかなかったです。

そして、方言遣い‼︎これは…優勝か!
と思われましたが
ちょい捻くれだしてきて
“あーそういう感じか”ってなった…
が、しかーーし‼︎
心を開き微笑み志信を受け入れた時の
可愛さが半端なくて…優勝でした。

志信は好みではない。笑
甘えすぎ!でも、周とはいい相性なんだよな
周がいいならいいよ!ってなった。笑
最後の方とか夫婦感半端なくて
自然にやっちゃう周素直でかわいっ♪

0

語尾の「ずら」に萌えが広がりました

はあ。。方言って本当にいいですねえ・・
「ふっ」と笑いながら好きな子に「…お馬鹿っちょ」なんて言われたら、理性がどこかに吹き飛びそうです。。(終盤のこのシーンが大好き☺︎)

方言BLを漁っていた時に見つけて読んだ、自分にとって初!の、暮田先生の作品でした。

ゲイ×ノンケ山梨方言男子の大学生同士のお話。
以下、ざっくりしたあらすじ展開です↓↓

受けの周は地方から上京してきた夜間部に通う大学生なのですが、自分の方言にコンプレックスを持っています。
ある日、彼女と方言丸出しで電話で別れ話をしているところ(そして泣き顔で飛び出したところ)を攻めの志信に偶然見られてしまいます。
もともと周のことをいいな♪と思っていた攻めに”方言が可愛い”と言われ、カッとなった周は、思わず志信の手を払い、それが顔に当たって叩いた形になってしまうのですね。そのまま咄嗟に逃げてしまった周ですが、後日、周のバイト先である大学内のソブウェイ(笑)に志信が現れます。

その後二人で話し合い、志信は周が気にしている方言のことを、無邪気にかわいい、と言ってしまったことを謝罪してくれるのですが。

その際に、叩いてしまったことを謝罪した周の顔にきゅんときた志信は、「やっぱり慰謝料が欲しい」と言い、方言の比較研究などを行っている「民俗研究室」に誘います。

そこから少しずつ、二人の距離が近づいていきー

というお話。

この民俗研究室のメンバーの方言についての会話が、専門的というかちょっとマニアックかもしれないんですが、個人的にとっても面白かったです!
「明後日の次の日」は、何の疑問もなく”明々後日(しあさって)”だと思っていたんですが、違う言い方の地域もあるんですね〜〜

BL的な部分としては、他の方もおっしゃっていたとおり、周が志信に恋愛感情を持つようになっていくプロセスの描写がもう少しあると、より萌えが広がったかなあ、と。彼女と別れたばかりのノンケですからね、周くん。優しくされて居心地の良さを感じたとしても、”友達”を超える思いを持つようになる理由が欲しかったかなー、なんて。

…まあそんなことを言いつつも、初えっちで志信にお尻を慣らされている時の、「…あと少しずら?」と真っ赤なお顔で頑張ろうとする周くんに、志信と一緒に「ほあぁあああ」となりました(笑)

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