雛鳥は汐風にまどろむ

hinadori wa shiokaze ni madoromu

雛鳥は汐風にまどろむ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神101
  • 萌×241
  • 萌11
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

179

レビュー数
14
得点
707
評価数
162
平均
4.4 / 5
神率
62.3%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784199607431

あらすじ

事故で亡くなった姉の子供・歩を引き取り、海の見える町に引っ越してきた勇一。
新天地での初めての子育てに悩んでいた勇一が出会ったのは、町で惣菜屋を営む元ホストの陵だ。ガッツリ胃袋をつかまれすっかり常連となった勇一に、「あなたのこと、もっとよく知りたいです」と口説くように囁やかれて…!?

表題作雛鳥は汐風にまどろむ

紅林 陵,総菜屋
立花 勇一,サラリーマン,甥を引き取って育てる

その他の収録作品

  • affer story

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レビュー投稿数14

切ないい。恋愛ではなく家族もの

だいぶ前に「サヨナラゲーム」を読んだはずなのですがあまり記憶に残っていなかった作家さん。レビュー高評価を見てこちらを読んでみました。

結果、切なく、子供も絡むものはあんまり得意ではないにもかかわらず、よかった。あまつさえ、後半ぶわっときました。。

一人になった甥っ子を引き取って暮らす勇一と、ホストをやめて片田舎で惣菜やを営む陵。

勇一はおいしい惣菜に胃袋をつかまれ、ご近所のよしみもあって陵と親しくなります。陵は最初は軽い気持ちで勇一を口説きますが、勇一はノンケでなかなかそういう関係には至らず。

ほのぼのものかと思いきや、片親でなかなか残業できない勇一が会社で陰口をたたかれたり、甥っ子が無口でうちとけず人しれず悩んだりと、割とリアルな描写が説得力があります。

一方、陵はホストをやめて営業スマイルで人気惣菜やを営むが、親に捨てられた過去があるトラウマ持ち。無条件に自分を受け入れてくれる存在を渇望しています。

そんな中、母親を亡くした勇一の甥っ子とは、自分を出せる場所である海で度々合うようになり、お互いに普段口にできない思いを語り合う。

そんな中、必死で甥っ子と家族になろうとする勇一に、陵は母親としての存在を求めるように。無理矢理抱いているように見えて、実は勇一にすがっている。

しかし、大人になった陵はようやく受け入れられない自分を受け止め、唯一自分をさらけだせる海に行き、入水しようとする。。

必死で追いかけてきて、陵を受け止める勇一の姿に涙しました。

いわゆる恋愛ではないと思います。そんな深い人間関係を描いた異色のBLでなかなかよかったです。

2

重なるストーリー

勇一と歩、陵のストーリーが重なり結ばれる印象です。

前半は勇一と歩がお互い一歩引いたり、勇一が俺ばかりって大変で追い詰められて。
でも陵のおかげでしっくりとわだかまりがとけて遠慮のない関係になれます。

そして陵の過酷な子供時代とその後。人の物だと欲しくなり手に入ると違うと思う。悲しいですね。
勇一が真っ直ぐでお人好しで幸せに生きてきたんだろうとイライラしたみたいですね。

でも陵を受け止めてくれた勇一。歩に勇一をくれないか?なんて聞いて断られます。
でも奪わなくても一緒にいられるんだってわかったようですね。
3人で仲良く、そして歩が巣出ったら二人で一緒に生きていけるといいですね。

1

なんだろう泣きたくなった

死んでしまった姉の子供を引き取って育てることになった勇一とお惣菜屋さんの陵の温かい恋の話

陵は誰かのものを取りたいのではなく愛されたいのだと思いました。家族から充分に愛されていなかったからなんだろうと思いますが…

最初はスパダリぽいと思った陵が回を重ねる事によって不器用なところが出てきてなんだか抱きしめたくなりました。

また勇一の歩に対する愛情も胸がギュッとなりました。

表紙買いしたものですが温かい話が好きな人にはオススメです。
あの3人が仲良く暮らしてほしいです。

2

続編求む

じんわりと来る漫画です。
最初は陵のビジネスの時の顔にまんまと騙されて、“ゲイばれして帰るところがなくなった”とかそういう過去かと思っていたのですが、結構な狼具合でしたね。歩はかなり最初から陵の素を感じ取ってた。それは二人が同じように親をなくして親戚に引き取られている境遇のせいなのかもしれませんがもしかしたら会った瞬間から勇一を巡るライバルとして直感が働いていたのかもしれませんね。

陵が勇一を欲しいと思ったきっかけには共感できないけど、勇一が陵をほっとけないと感じたのはなんかわかる気がします。同情なんかしちゃいけないんだろうけど、やはり守ってあげたいという気持ちにさせる人っているんですよね。

歩が勇一に内緒でシーグラスをプレゼントしようとしていたエピソード、「嫌いにならないで」の台詞には号泣せずにはいられなかったです。

三人でいることが当たり前になって、寂しさを感じている暇がないほど充実した毎日を送れることを祈ります。

2

癒しと再生の話

家族を失った痛みを抱える3人の優しくて温かいお話でした!

3人の中でも一番過酷な環境で生きてきたのは陵だけど、陵の抱える痛みは読んでて私までヒリヒリしたよ(☍﹏⁰)

陵の、歩に対する一方的な共感だとか、アレが欲しい。っていう渇望とか、コレじゃなかった。っていう落胆や、強烈な羨望には私自身が共感する部分が大きくて、心理描写の生々しさに脱帽。

ライバルでもあり、一番の互いの理解者でもある陵と歩の関係性も良かったぁ(;ω;)

巻末に魂の双子。って描写があったけど、この3人の中で、共鳴って意味で言えばこの2人が一番強いんだろうなぁ。って思います。

陵が歩と自分を重ねて癒されていくように、
勇一も陵が少しずつ苦しみが減っていく事で、
勇一自身が抱える苦しさや辛さを乗り越えて行けてたのかなぁ〜とか、想像したり…。

ただ、ただ…
必要なシーンだったのはよく分かるんですが
「それでも親は親だとろ--ちゃんと話せば-」って台詞にかなりモヤっときました( -᷄◞ω◟-᷅ )

っても、そんな事言えちゃう勇一だからあんなに心がキレイなんだよな〜 ( ˃ ⌑ ˂ഃ )

4

愛情が溢れる

亡くなった姉の子供・歩を育てる勇一。2人を気にかける惣菜屋の陵。ぎこちない歩と勇一の関係と、訳ありな陵を含めた関係を、あたたかく描いています。
勇一と陵の関係はもちろん、勇一と歩のぎこちないけれどお互い想い合った関係が素敵でした。親バカ全開な勇一が微笑ましい。
終わった後はほっと息をつく、素敵なお話でした。


以下、ネタバレです。


陵の、幼い頃の自分が勇一に引き取られていたらという想像が切なかった。
拒まないでと縋る陵は、身体は大きいけれど幼い子どものようで、勇一の大きな器に抱きとめられて、あやされ続けて、幼い陵が満足できたらいいなと思いました。

2

受けのまっすぐな性格に救われる

 総菜屋を営んでおり料理が上手く人あたりも良い陵と、亡くなった姉の子供である歩を引き取り越してきたお人好しの勇一、2人のビジュアルも設定もすごく好みで素敵な導入だなぁと思いました。実は陵の人あたりの良さは外面で、本来はもっと棘のある人物だというのも物語に深みを持たせることになっていたと思います。ただ、陵がそのような性格になってしまった背景も重く納得はできたのですが、勇一にあたってしまうところが少し自分勝手のように感じてしまいました。確かに勇一は今まで幸せな人生を送ってきたかもしれないけれど、彼も姉と両親を一気に亡くし、距離を測りかねている歩と2人きりの新しい生活を仕事と両立させながら懸命にやっているわけなので、もう少し考えた発言をしても良かったかと。個人的に相手の言葉の意図を考えず、同情はいらないとすぐ壁を作るキャラが苦手なので…。でも、この陵の不安定さ、満たされない心を抱えた子供がそのまま大人になったような性格が、この作品になくてはならない大きな一つの柱だと思うので、これはもう完全に読み手の好みの問題ですね。その子供っぽさが良いように働く部分もあり、特に優しさで包み込んでくれそうな勇一を切実に求める時の陵の言葉や表情にはすごく引きつけられました。歩も一見愛想がない子供に思えますが、彼の不器用さには早い段階で気付くことができましたし、実際にはとても健気な子供です。本音を晒す時と大事なことを言おうとしない時の感じも、リアルな子供っぽくてとても好感が持てました。

2

全てが詰まった素敵ストーリー

とにかく泣けます

1

カバー下や電子特典SSに至る隅々まで「神」でした。

先のレビュアー様の「家族愛」というキーワードが目に入って、今読みたいものが読めるのではという期待から手に取ってみたら、これがもうめちゃくちゃ良くって!
感想はタイトルの通り。期待以上でした!
コミック1冊にしてはやや厚め(250ページ)の作品ですが、ストーリーはさらに読み応えあるもの。表紙から想像した感じよりもはるかに重さがありました。
特に攻めが救われるお話が好きな方は読んで損なしの1冊だと思います!

この物語の本当の主人公は攻めの〔陵〕。
そして、物語の重要な立ち位置を受けの〔勇一〕が引き取った子供〔歩〕が担っています。
歩と勇一の関係を陵の存在が変えて、勇一と陵の関係を歩が繋げて・・・陵と歩は「魂の双子のように通じ合っていて」とあとがきに書かれていますが、これに少し補足するなら、魂の双子っていうのは足りないところを補い合える、似ているけど正反対の2人。それが陵と歩で、2人の関係性もまたこの物語をより一層面白くしています。
子育てモノのBLは今や珍しいものではなくなってきましたが、本作のような位置付けで子供が登場するのはなかったパターンかもしれません。

私が思うBLジャンルの心地良さのひとつに「恋愛だけでなく広義の愛を描いているお話が多いこと」が挙げられるのですが、こちらはまさにそんなお話で、3人がそれぞれに1対1で心を通い合わせていくのがとても良かったです。
全体を見渡せば「家族愛」の物語であり、3人の三角形の一辺一辺には恋愛や魂の共感などまたそれぞれの物語が詰まっている作品でした。

読後の印象を一言で言い表すなら、“ほどける”かな。
“解放”よりももっとおだやかで柔らかなイメージだな〜って考えて、この言葉がフッと頭に。
勇一は「歩の親代わりを頑張らなきゃ」って気負い過ぎていた気持ちがほどけて、歩は「勇一に捨てられないようにしなきゃ」って我慢し過ぎて子供らしさをなくしていた心がほどけて、陵は・・・

陵のモノローグを最後に一文だけネタバレさせてください。


──いつしか俺は歩と自分を重ね
「もしも勇一に引き取られていたのなら……」
そんな妄想に癒されていくような錯覚を覚えた

最後の一行に陵の色んな思いが読み取れてしまい、一気に決壊しました。(T_T)(T_T)(T_T)


紙派さんにとっては酷な仕様なんですが、本作については電子特典のSSまで込みでぜひ。
彼らの3年後のお話です。
最後の答えが陵はずっと欲しかったのだろうな。
これまでの陵にはきっとこの質問を投げられる相手さえいなかっただろうから。

【電子】シーモア版:修正○(修正が必要なコマはほぼ無いですが)、カバー下○、裏表紙×、電子限定SS(5p)・電子限定イラスト(1p)付き

4

ギャップ萌えな攻め

こちらの評価がとても高く、設定も気になるものだったので購入しました。
他の方もおっしゃられている通りBLというよりは家族愛をテーマにされているような作品です。

受けの勇一さんはとても真っ直ぐで純粋で他人を放って置けないタイプ。そしてほだされ受け。とっても好みです。
そして攻めの陵さんはイケメンで過去にトラウマがあり闇を抱えるギャップ萌え男性です。最初と中盤と終盤でまったくイメージが変わります。オラオラ系かと思いきやヤキモチやきで可愛い男性。ギャップ萌えな私にはどストライクでした。
ストーリーも素敵でしたが何よりキャラが光っていました。甥っ子ちゃんもカワイイ。


それから、良い意味で表紙と中の絵の印象が違いました。表紙はふんわりした印象ですが漫画は線がはっきり描かれておりとても綺麗でした。陵さんの切れ長のクールな目に惹かれること間違いなしです。
少しでも購入を迷っていらっしゃる方全員に手に取って頂きたいなと感じる本当に素敵な作品でした(*^^*)

5

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