ふばば
「gift(上)白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、」電子限定おまけページとなります。
5p。
以下、内容となります。
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タイトル「以前の、或る日、」
勁は。
縛り上げられて、目隠しされて、兄に虐待されている。
宥は。
ボクシングに打ち込んでいる。
ある日の情景。アーケードを携帯を見ながら歩く宥と、同じアーケード内で所在なげに立つ勁。
すれ違いそうになる正にその一瞬…
勁は兄に、宥は友人に呼び止められて、2人の道は違える。
これが全てが始まるその前に起きていたこと。
電子版『gift (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、』限定漫画です。
描かれているのは宥と勁が出会う前のある日の事。
勁が本編より随分若く見えるので、2人が出会う数年前の事だと思われます。
本編も切ないですが、ほとんど台詞がないこのお話も切ないです。
特に勁が日常的にこういう状況にいたかと思うと…泣。
下町の商店街で2人はすれ違っているのですが、一瞬勁の視線が宥が歩いてくる方向に向けられていて、もしかしたら勁の視界に宥が映り込んだかもしれません…。
宥は携帯を見乍らちょっとうつむき加減に歩いていて、きっと勁の事は視界に入ってないかな…。
まるで映画のワンシーンのようでした。