電子限定かきおろし付
無愛想で人当たりが冷たいサラリーマン×吃音症の清掃アルバイターのお話です。
恥ずかしながら吃音というものの存在を知ってはいるものの身近で触れたこともなくその実態がイマイチわかっていなかったのですが、この作品はそこの部分に本当に丁寧に深く触れていて、吃音をあまり知らない人こそ刺さるものがある作品なのではないかと思います。
吃音症である瑠莉は子供の頃のトラウマも相まって人となるべく話さないですむように生活をしていますが、時々見かけていた憧れの人高科とひょんな出来事から知り合いになり紆余曲折を経て高科から想いを告げられます。
そんな2人の恋模様を描いた作品ですが、元々言葉足らずで無愛想な高科と言いたいことを飲み込んでしまう瑠莉のすれ違いは本当に切なくてたびたび心臓がギュッとなりました。その分高科が瑠莉限定な面が強いですが本当はすごく優しくて瑠莉のことをすごく考えていることも瑠莉が高科を思って一生懸命何かを伝えようとする姿もものすごく心に刺さりました。
この作品でしか味わえない優しさや切なさ、伝えることの大変さ、大切さが間違いなくあると思います。ぜひご一読を!
みたいな人(上司)けっこうおるなって思いながら読みました。冷たい・愛想がない、でも本人はまったくそんなつもりがないみたいな男性。完全無欠のスパダリよりかは何か欠点ととられる要素があるほうがどちらかと言えば好みなのでたかしなさん好きです。た行の発音が苦手って言われてズゥーンてなってるとこかわいくて笑ってしまいました。るりくんは本当に良い子でかわいい。バイオリンを指でポロンポロンてウクレレみたく弾いてるコマが地味にお気に入りです。
こちらも再読です。
何度読んでもいいものはいい!
またまたウルっときてしまいました。
吃音を気にしている主人公の瑠莉は、
エリートサラリーマン・高科に憧れています。
そんな二人がゆっくり近付いていくセンシティブラブです。
吃音のことは気に留めず瑠莉に接してくれる高科ですが、
ある日瑠莉に、心が弱いから吃音を克服できないーー
というようなことを言ってしまいます。
その言葉に深く傷ついて余計に言葉が出なくなっていく瑠莉が切なくて泣けます(´;Д;`)
吃音は心の問題だけじゃないんですよ!
色々な原因があるの‼︎
喋りのアドバイスなんて素人がしちゃいけません!
言葉が出にくい瑠莉と言葉が足りない高科……
それでも一生懸命言葉で伝えようとする姿にグッときます。
無理に治そうとするんじゃなくて、
理解してうまく吃音と付き合っていけるといいなと思います。
完璧にみえた高科にも欠点はあり、
人は誰しも何らかのコンプレックスを抱えているのです。
相手の欠点だけをみるのではなく、
良い点に目を向けられる二人が尊いと思いました^^
ただのラブストーリーだけではない深みがある作品です。
そして、健気な受けを応援したくならないはずがない!
吃音というナイーブな設定のもとお話が進んでいきます
攻めがあまり人に執着しないのに、受けには嫌われたくないと感じたのがちょっとふわっとしてる反面、職場の女性の攻撃がやたらリアルな感じがしました
展開は穏やかで、けどちゃんと前に進もうとする二人が微笑ましいお話でした
吃音で子供の時にうけた嫌な出来事はなかなか消えないですよね
攻めが何とかしたいと思うが故に、先走ってしまったり、名前が発音しづらいタ行なことを気にしたり、とても可愛らしかったです
◾︎高科(優秀な会社員/攻)×六瀬瑠莉(吃音/フリーター)
最初に書いてしまいますが、会社員はきちんと仕事をしてくれ頼むからってとこが残念で…
創作物でたまーにでてきますが、会社内で色恋沙汰で騒いだり、あまつさえ人前で泣きながら年上をひっぱたいたりする女性はそうそう居ないと思うので、そこで冷めてその後楽しめないのが非常に悲しい。
リアリティのある性格悪いキャラは大好きなんだけど、"女のテンプレ"みたいな感覚で出てくる女性キャラは萎えでしかない。
高科が瑠莉への言葉選びを間違えて、逃げられるシーンなんかは人間の描き方としてとても良かっただけに!ただその間違いに気づくのは、職場の人との直接的な会話ではなくて、もう少し高科自身で考えた結果だとさらに良かったな。
高科が瑠莉にひたすら優しくするBL漫画なら普通だと思うのですが、高科も人間付き合いが下手というコンプレックス(本人は無自覚なようですが)で失敗して、徐々に克服されていく展開は好きでした。
※電子書籍ひかり
限定おまけ漫画1枚
カバー下漫画有り、裏表紙無し