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表題作放浪犬と迷い猫

加瀬慎之介
天才画家,20代
吉見拓磨
ライター,20代

あらすじ

世界を放浪する天才画家に、ずっと恋をしていた──

イギリスを拠点に活躍する、新進気鋭の天才画家が、帰国早々行方不明!? 密着取材するはずだった美術雑誌の編集者・吉見(よしみ)は胸中複雑。迷子の画家・加瀬(かせ)は、実は美大時代の親友で、いまだ想いをひきずる片恋の相手なのだ。俺を置いて勝手に留学したおまえに、会いたくなんかなかった──。けれど、内心反発する吉見に、編集長からお目付け役として同居命令が下り!?

作品情報

作品名
放浪犬と迷い猫
著者
九號 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199607523
3.9

(89)

(35)

萌々

(26)

(22)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
349
評価数
89
平均
3.9 / 5
神率
39.3%

レビュー投稿数9

泣いた

どっちもヘタクソですれ違いまくった結果離れ離れになった二人が再会する話。

基本受ちゃん至上主義なんですが、こちらの受ちゃんはなんだか好きになれず、、ビジュアルが好みでない(メガネと短髪)のもあるんですが、なんていうか、この攻くんにはもうちょっと包容力のあるタイプが、、(ごめんなさい!

攻くんは、幼い頃から集中すると周りが見えなくなる、天才肌タイプ。人当たりはいいけど、人付き合い、というか、集団行動がヘタクソ。でも、そこが彼の魅力でもあって・・・!

とにかく、攻くんを推すあまり、受ちゃんにもっと頑張れ!と思ってしまう本でした。なんならアテウマくんのほうが、、(ごめんなさい!二度目

最後のロンドンのシーンは純粋に憧れます。羨ましいです。完成された作品。

0

好きなカップリングでドキドキ

九號先生初読みです。

元同級生の再会もだもだの王道と言えば王道のストーリー。

吉見のこじらせ具合が少々めんどくさくて、うだうだがしんどくなりそうなところを、学生時代の回想が入って、現在と交互に進展していくので、そこまでじりじりはしなかったのがよかったです。

2人のキャラと、昔と今の気持ちが徐々にわかってきて、どうくっつくのかドキドキして見入ることができました。

黒髪長身孤高の天才肌天然ワンコ×ふわふわこじらせかわいいエロメガネという、個人的に好きな組み合わせでもあったし、萌えでした。

南室もいいキャラでした。チャラそうで実はいい奴。スピンオフが見たいくらいです。

0

ままごとみたいな恋

吉見にとっては忘れたいけど忘れられない存在の加瀬。
加瀬にとってはどうしても忘れたくない存在の吉見。
ふたりの間の気持ちの行き違いが当時からあって、それと向き合っていくお話のように感じました。
そもそも大学生のときにふたりは付き合っていたのか?そういうことに鈍感な加瀬のすぐ近くにずっといたのに確かめ合わなかったのは吉見のズルさだな、と。
ままごとみたいな恋だった、なんてキレイに結んで片付けちゃだめだぞ!と思いました。

でも、ちゃんとぶつかっていって幸せになれたので安心しました。

0

なかなか良かった

久々の作家さん。
ACID TOWN のイメージでしたが、絵も綺麗だし、お話もキュンとした恋物語で、だいぶ印象が変わりました。

天才画家、加瀬と、ライターの吉見。二人は同級生でいつも一緒にいる親友だったけど、近くなりすぎて、加瀬がにげてしまった、という過去を持つ。そんな二人が仕事で再会することになる。

放浪してむさっ苦しい加瀬が、さっぱりしてかっこよくなるのがいい。吉見は小さくて眼鏡っ子の可愛いいキャラ。

お互い気持ちはあるのに素直になれなかっただけなので、再会して大人として向き合えるようになる、というお話でした。

吉見を気持ちの面で後押しすることになる同僚くんがいい役でした。吉見と関係を持ち、冗談っぽくしながらも本気で口説くんだけど、吉見の加瀬への気持ちを理解していて、応援するという。。
この人にも幸せになって欲しいですね。

0

惚れ惚れするほど大好きな絵

連載時から読ませていただいておりましたが、
コミックスで再読しました。
なぜなら、九號先生の描く絵が大好きだからです。

本作は、受けの吉見の表情がとてもいい!
ちょっとビッチな吉見のHの時の表情も最高‼︎
加瀬の絵を見つめる表情もキラッキラでとても可愛いし、
身体のラインや髪の毛一本まで本当にいい!

美大の同級生同士の再会ラブです。

加瀬と加瀬の描く絵に一目惚れした吉見が、
親友の立場を得つつも加瀬に告白します。
しかし、加瀬は吉見の側にはいられないと、
一方的に別れを告げイギリスへ……という展開。

吉見が加瀬に恋し、
セフレとも手を切って真剣に向き合う姿がとても良いんです。
だって、親友の座をゲットしているんだからそのままでも側にいられるのに、あえて告白する……イイ!
その上で、加瀬には変わらなくていいと伝えます。

だけど、加瀬は変わってしまい、
吉見に欲情し、作品制作さえも手につかなくなってしまうのです。

吉見を友だちと思えなくなってしまった加瀬と、
本当は友だちの立場になんて収まりたくない吉見。
想いは合致しているのにすれ違ってしまったのが切なくもあり、
残念でもあります。

再会してからも勇気を出したのは吉見で、
自分の過去遍歴までぶっちゃけて加瀬の反応を見るほど。
加瀬はね……なんかハッキリしない男でしたよ……。
ただ、芸術家というキャラでありながら、
俺様ではなくド天然ワンコ。
この存在は貴重であり、
ギャップがいいともいえます。

それに、言葉にはできなくても、
作品を通して想いは伝わったと思いますし……
最後は、吉見もイギリスに移り住み?ハッピーエンドです。

なにより、当て馬の南室がとても魅力的でした。
吉見のことが好きなのに、
結局二人の背中を押しちゃうお人好し。
イケメンだしね♡
私は南室と吉見がくっついてくれたらもっと嬉しかったかも^^;

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