電子限定描き下ろし付き
最高に喰ってやりたいオトコ——… タチ×タチの攻防
お話自体は悪くはないけど、残念ながら最初から最後まで萌えどころがなかった…です。
黒木目線で進み、目論見通りに事を運ぼうとするが、逆に白沢にしてやられるというのは読めてしまいました。
白沢兄のくだりも。
黒木が白沢の顔が好きと言いながら、本気になっていく。
白沢は言動には出さないが、本気で黒木が好きだった。
という筋書きはいいのですが、どちらもかわいらしさとかかっこよさとか、相手を好きでたまらないとか、そういう萌えを私には察知できず。
具体的に言うと
イケメン好きなんだけど、2人とも表情が乏しく魅力を感じられなかった
黒木にはメガネを外してほしい
リバってほしかった
白沢の受けが見たかった
先生お得意のケンカップルでもなかった
かと言って甘さもデレもない
という感じです。
ストーリー的にも、まあそうなるでしょうなぁ、という感じで淡々と読めてしまいました。
悪くはないんだけどなぁ。
私の萌えポインツが入らなかったです。すみません。
ぼさぼさヘアに眼鏡でイケメンを隠している大学生、黒木。美人で超モテモテの先輩、白沢に一目惚れし、いつか自分のものにしてやろうと画策している。
そんなとき、白沢先輩から絵のモデルにならないかと誘われ、千載一遇のチャンスとコナをかけるのだが。。
なんと美人の先輩はバリタチ。これまでタチしかやらなかった黒木を組み敷いてしまう。
ここからリバにならないかなぁ、と期待しましたが、最後まで固定でした。。
それから少しはあがくものの、結局惚れた弱みで最後まで受けてしまう(そして開発されてしまう)黒木でした。
ビッチな白沢兄がかきまわしたりもしますが、これまで固定彼氏を作らなかった白沢先輩が、黒木に本気になってしまい、お互いラブなのね、というハッピーエンド。
少しコミカルなタッチで読みやすかったです。
今まで読んだトビワシオ先生の作品の中で一番細かいこと気にしないで楽しく読めました。
攻め×攻めってやつです!
王子様な白沢と、彼を狙う黒木の美大生CP
年下の黒木が攻めっぽい設定ですが、白沢が徹底的に上手で完全に黒木を組み敷いて心も身体もメロメロにします。実は黒木に同じくらいベタ惚れだった白沢…という何度読んでも面白い王道展開で、BL読んだな!って満足感がしっかり。エッチシーンも多め!攻め×攻めだけあって男くささが強いので、キラキラ感はないタイプのエッチシーンです。
萌〜萌2
最近はトビワシオ先生にはまっています。
とにかく、登場人物たちのクセが強めです。
それが、あれこれするんで堪らなく魅力的になるのですね。
こちらは、大学生のお話です。
白沢先輩と後輩の黒木。
美大生ですよ。
個人的に、白沢先輩がツボでした。
綺麗な見た目で、誘い込んだらパクッと食べちゃう食虫植物みたいです(例えがアレですが…♡)
顔と外面は、王子なのに脱げばバキバキにあらゆる武術で身につけた実用的な筋肉と、黒木の攻めをぐりんと躱し、押さえつけちゃうスキル。
そして、セックスの的確な攻め方。
あと、好きな相手に対する独占欲がね!
エピソードが進むたびに、黒木と一緒に好きになります。
黒木も、バリタチだったのに御愁傷様としか言いようがない。
でも、白沢限定ネコになりまして。それはそれで幸せかと思われました。
トビワシオ先生の描くセックスも、激しいけど受けが、攻め限定に感じる表情が秀逸です。
白沢の寝とり大好きお兄さんは、ヤバイひとですが…白沢のステルスな上、一気に黒木を守るところ良かったです。お兄さんにも、ちゃんと愛するひとが現れると良いなぁと思いました。
リバ好きの延長で手に取っては外すことが多いタチ×タチの攻防モノ。
1冊目(ホ乳類♂ヒト科)が面白かった作家様なので今回こそいけるかと思ったのですが、んーやっぱり萌えメーターは低空飛行。
なんでかなー。
攻防がだめなのかなー。
リバ好きが逆に仇になって、攻防するならリバれ!リバらないんなら攻防すな!って思っちゃうのかもしれない。
我儘だな私。
バリタチが攻めに出会って悪態吐きながらも可愛いネコちゃんになってくれると萌えるし、タチ×タチにも萌えの可能性はあるのだけど。
なかなか難しい。。