電子限定描き下ろし付き
中川カネ子先生、定期的に読みたくなります。
読むと癖になるエロさ大好きです。
エロさばかりじゃなくて、ちょっと非日常なキャラがたまらないんですね~
『従順にワンと言って』
始まりは、とある深夜の派出所。
新人の巡査の典児が一人になったタイミングで現れたスーツの男。
いきなり後ろ手で手錠を掛けられて、初めてのうしろを弄られて!
きゃ~何者ですか?の始まり何ですが実は上司。キャリア組の警視の工でした!
なかなか、スピード感あるエロがいーんですよ!可愛い顔に、警察官だからガタイも良い典児がキャリアの工に逆らえないとこも有りつつ、何よりも初めての快感でイカされていく様子。
中川先生の盛り上がる下半身、うしろのヒクつき。さすがのクオリティです。
この工が、ほんと攻め方に抜かりないんですよ。典児がどんどん、抗えずに工のペースに巻き込まれていくのがね…涙目になりつつ開発されて。パイパンにされちゃったり。
なんだかんだ付き合うとごく甘い工がまた宜しいのですね。
巻き込み&絆されていく典児が可愛いかった~!
『監視する二人』
いわゆるセックスしないと開かない部屋の監視の2人。
ずーっとセックス見てるとね、そりゃムラムラすることになりますね!二人の行く末見てください。
『擦り切れて、欲求』
付き合い初めてしばらくたった2人。某80年代アイドルの赤いお花の歌のフレーズが出ちゃいます。
手を出さない彼氏に焦れついて、見せつけたエロさが仇に。いや、望んだ展開になりました!
それぞれのafterstoryもあって満足感有ります!エロと愛がある中川カネ子先生クオリティ、ほんと良かったです。
と、思ったら上位のおまわりさんだった件について…的なお話が表題作でした。
表題作の【従順にワンと言って】は、大型ワンコタイプの見た目の典児君が、キャリアの工警視に交番で万年筆突っ込まれたり、警棒突っ込まれたり、部屋に侵入されてバイブ突っ込まれたり、とうとうチンコ突っ込まれて、なんだかんだセフレ状態が続いて流されてるな~と思ったら…な作品でした。
お道具エロコメとして読んだら楽しめると思います!
同時収録の【監視する二人】は、簡単に言ってしまえば、セックスしないと出られない部屋です。
もう1つの【擦り切れて、欲求】は、付き合って3か月も経つのにヤレなくて欲求不満な所に、平良君の部屋でTENGAを発見してしまい、オシオキ焦らしプレーを!
攻めの平良君がとても可愛かった…本当に可愛かった…
深夜の交番に突然現れたスーツの男性。
「君が1人になるのを待ってたんだよ」てはたから見たら怖っ!
しかもイタズラがしたいとか(笑)
ヤバいやつすぎでしょ!て突っ込みたくなりました。
警棒を奪われ、その警棒でズボン越しにアソコを触ったりいれたりするとかヤバイ!笑
しかし、その正体がまさかの警視!!(ちなみにお父さんは警視総監という)。
しかも警視の京平さんは新人研修の時から典児くんに目を付けていたとは笑
もはやストーカー!!色々と衝撃な!笑
最初は抵抗しますが段々と京平さんに絆されていく典児くんがいいです。
最後は2人ともラブラブになりイチャイチャエッチ最高でした。
二作目の監視する2人は他人のエッチをみてエッチしちゃう流れが面白いです。
三作目の擦り切れて、欲求は攻の平良くんが奥手すぎてなかなかエッチできない二人。平良くんの部屋でオナホをみつけて怒って黒陵さんが一人オナニーショーを始めたのはエロかったです。
平良くんが実は絶倫で、手を出せなかった理由が可愛いかったです。
どの作品もコミカルでエロくて良かったです。
作家買い。表題作含む3つのお話が収録されています。
表題作『従順にワンと言って』
主人公は交番勤務の新人巡査である小頭くん。ちょっとチャラそうなイケメンくん。
ある日、深夜勤務で交番にいるときに一人の若い男が小頭くんを訪ねてきます。その男に何やら不穏な空気を感じた小頭くんは警戒するものの、その男にあっさり後ろ手を取られ、手錠をかけられ、挙句の果てに下半身にいたずらされてしまい…。
というお話。
小頭くんにいたずらしたその男・工(「たくみ」と読む)の正体はなんとキャリア組の警視。しかも父親は警視総監。しがない巡査である小頭くんは、警視ということもあって工に逆らうことができず、彼のエロい指示に従うほかなく…。
という、中川さんらしいコミカルでエロ満載なストーリー。
警視が小頭くんに執着した理由はあるものの、この二人の恋心、という面よりもエロに重きを置いた作品でした。手錠をかけたままのプレイあり、警棒を突っ込まれちゃうプレイあり、お巡りさんの制服を着たままのプレイありと、「お巡りさん」というバックボーンがエロに特化されて描かれていました。
警視が小頭くんに執着している描写は多く描かれていますが、肝心の小頭くんが警視に惹かれていった過程がやや甘かったのが残念でした。
『監視する二人』
男同士でセックスしている部屋を監視しデータをとるのが仕事。
の、瀧さんと國くんが主人公。
男二人が、14日間、部屋に監禁される。
けれど、合意の上でセックスしたらその時点で部屋の鍵は開錠され外に出ることができる。
外に出たいがために、恋人でもない男二人がセックスするまでの時間を図り、それをデータとして収集する。
というのが、この二人に課せられた仕事という、ちょっと特殊な設定。
ゲイではないけれど、男同士のセックスを見ていたら催してしまった國くんは瀧さんを誘ってしまい…。
読み始めたときにこの特殊な設定が理解できず、頭の中に?マークが飛び交いましたが、オチが秀逸で爆笑してしまいました。
『擦り切れて、欲求』
リーマンの黒陵には、他部署の新人くんである平良という恋人がいる。が、待てど暮らせど平良くんは黒陵に手を出してこない。
DTだから、なんだろうな
と欲求不満になりつつも、それでも平良くんが手を出してくるまで待っていようと思っていた黒陵さん。
ところが平良くんの部屋でオナグッズを発見してしまった黒陵さんは、なぜ自分に手を出さない?とキレてしまい…。
ゲイで経験豊富な黒陵さんは、まっさらさんであろう平良くんを手のひらで転がしてやろうと思っていたのに、実は平良くんは絶倫で。
という、コミカルなお話。
カバー下におまけ漫画が描かれています。
表紙の下は『監視する二人~After~』が、裏表紙の下には『擦り切れて、欲求~Before~』が、それぞれ掲載されているのですが、この小話がすごく良い。
タイトル通り、『監視する二人』は、その後の二人のお話が、そして『擦り切れて、欲求』のほうは、彼らがお互い意識するようになったきっかけが描かれています。
本誌はエロに特化した内容でゆえに彼らの感情の機微が分かりづらい面もあったのですが、そういった部分を補足する小話でした。中川さん作品はこういった手法が多い気もしますが、こういうエピソードを本編に盛り込んでくれると、もっといいのにな、と思います。
3作品とも身体の関係から入るCPのお話で、ひたすらエロく、甘いお話でした。
作家さん買いです。
中川カネ子さん、テンポ良くちょいぶっとびぎみのストーリー展開をしつつもエロとキュンを両立させて萌えを提供して下さるというイメージを持ってましたが、この一冊はぶっとびエロ展開が全面に打ち出されてて、ちょっと男性向けエロっぽいとりあえずエロ!みたいなものを感じるというか、キュンとするところがほぼなかったです…。
表題作よりも短編のほうが好きでした。
【従順にワンと言って】
交番勤務の新米お巡りさんが、深夜2時、不審な男にいきなり手錠をかけられ万年筆でアナル攻めをされてしまい…というスタート。
背後で手錠かけられて両手の自由がきかないとは言え無抵抗でやられちゃうおまわりさん、しかも交番が舞台、しかもその不審な男は、実はエリート警視で(父親は警視総監というサラブレッド)というあたりが、なんか嫌…。
こんなぶっ飛びエロコメに正論突きつけるのは野暮だというのは重々承知してるけど、お巡りさん、勤務時間中なんだから仕事してよ…もっと抵抗しなよ…おまけにこんなやばい警視がいるなんて怖い…警察終わってる…みたいな気分になっちゃうんです。
【監視する二人】
とある実験モニターを監視する二人。
その実験とは14日後には自動的に解錠されるけど早く出たい場合にはお互い合意の上で性行為すると早く部屋を出られるという条件を出された場合、人はどうするのかというのもの。
モニター達を監視していた二人は、とある部屋の行為を監視するうちに、すっかりのせられてしまい…。
萌えはなかったけど、星新一のショートショートみたいなオチで面白かった。
【擦り切れて、欲求】
付き合い始めて3ヶ月経っても一向に手を出してこない…この奥手っぷりは童貞なのかもしれない…と、思っていた矢先、大量のオナホを後輩の部屋で見つけてしまいます。
俺に触れないくせに…俺はオナホにも劣るのか…とイラっとした先輩は、後輩の目の前で見せつけるかのようにオナホを使って焦らしプレイを開始したところ…。
多分、先輩ってタチっぽいですよね。オナホ使ってる時に「お前に入れてるって妄想してる」って言ってたし。
ゲイとして手練れている先輩はあれやこれやを後輩に教えようと思ってたのに…という形成逆転が面白いお話でした。
電子書籍には計4Pの描き下ろしが収録されています。
表題作の「4.6話」1Pと「監視する二人ープロローグ」2P、そして「擦り切れて、欲求」カプが後背位でやってるイラスト1Pです。