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表題作兄弟失格それ上等(増)

辻芹(旧姓 花椿)
21歳,義弟,大学生
辻風介
21歳,義兄,大学生

その他の収録作品

  • 芹の日課
  • 唯一のプライベートスペース
  • カバー下、カバー裏:キャラクターラフ、おまけエピソード

あらすじ

「好きって言う気になってきた?」
両親の再婚によって、大学生の風介と芹は義兄弟になり、ふたりでラブラブ同居生活を送っている…わけがなく、
女の子大好きだったはずの風介が、今ではすっかり芹とのエッチにハマっている。
エッチはするし、やきもちも妬くくせに、絶対に好きとは言わない芹に、風介も意地でも好きとは言わない。
そんなふたりの前に、風介の高校時代のクラスメイト・奥村が現れて!?
風介はふりまわされてばかりでーー
わがままイケメン×チャラ男のどエッチラブ♥
待望の続編登場!!

作品情報

作品名
兄弟失格それ上等(増)
著者
中川カネ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
兄弟失格それ上等
発売日
ISBN
9784813031888
4.2

(147)

(70)

萌々

(51)

(23)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
625
評価数
147
平均
4.2 / 5
神率
47.6%

レビュー投稿数15

バカップル、再び

作家買い。
作家買いですが、中川さん作品の中でも『兄弟失格それ上等』が一番好きな作品なので、その続編である今作の発売を楽しみに待っていました。

『兄弟失格それ上等』は、親の再婚により義兄弟になった風介と芹。
酔った勢いで芹と身体の関係を持ってしまった風介。芹のことを憎からず思っているのに、意地を張って「好き」と言えない風介だけれど…。
というお話。

続編にあたる『兄弟失格それ上等(増)』は、風介は芹へのきちんと想いを言葉にして、恋人になれるか?というお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





お互いに「好き」という言葉を言うことなく、身体の関係だけは継続中の芹×風介。芹との関係を認めたくはないけれど、芹に流される形でセックスだけはしてしまう風介。芹から「好き」と言わせたい風介は、意地でも言わないと気負っていますが、そんなある日、高校時代の友人だった奥村と再会して。

風介のことが好きオーラを出す奥村くんに、警戒心を隠そうともしない芹だけれど、さらに風介の先輩で奥村くんの幼馴染である和久井まで現れて…。


はたから見てると、芹×風介はバカップルなんですよね。
常に王子様然としている芹は、風介の前だけは甘えん坊でわがままになる。
風介も、なんだかんだ言いつつ芹のわがままを聞いてしまう。
もう恋人でいいじゃん、と思うのだけれど、意地を張って好きじゃない、と言い張る風介がなんとも可愛いのです。

前作で、乙女心をマスターしてしまったから、という理由で少女漫画家になろうとした風介ですが、今作でもその伏線は生きていて、風介が少女コミックで乙女心を学ぼうとするシーンに爆笑してしまいました。

で。
奥村くんという青年が摩訶不思議な男の子でした。
風介の髪の毛を切っちゃったり、クラブのVIPルームに連れ込んでいたずらしちゃったり。

と書くと、奥村くんが外道な青年に思えてしまいますが、奥村くんはほんとに風介のことが好きなだけ。地味っ子で、どちらかというといじられる側っぽい、おとなしい子なんです。

そんな奥村くんに執着している和久井くんとのこれからが、すごく気になりました。

あと、忘れちゃいけない風介の幼馴染・哲平。
すごく好き。
彼のスピンオフ作品、描いてくれないかな。

コミカル一辺倒なストーリーで、切ない恋心とかシリアスなバックボーンとかは一切ない作品ですが、それだけに 楽しんで読むことができる作品かと思います。

カバー下は、本編で風介の高校時代のルームメイトが出てきたことに関連しているのか、芹と風介の高校時代の制服についての小話が描かれています。
風介、良いところのお坊ちゃんなのに(何しろお父さんは大企業のお偉いさん)すごくバカっぽい感じがこれまた可愛い。

で、カバーの裏側まで漫画が描かれてます。
芹がまだ17歳だった時。
ということで、この漫画も高校生の時のお話。
茉莉花さんに、美風さん(風介のお父さん)の息子について尋ねる芹だけれど…。
というお話。

この時の風介は、やっぱりおバカな子でした☆

はー、可愛い二人に再び会えて嬉しかった。
またどこかで会えるといいな。

5

「好きって言え」攻防戦に隠されてる本気愛!

『兄弟失格それ上等』の続編、シリーズ2冊目です。
1冊目には、サイコー of サイコーのお風呂エッチが描かれているので、そちらを堪能してから2冊目を読むことをオススメします♪

義弟・芹に、義兄・風介が、エロから開発されちゃって、二人はエロすぎるくらいエッチなことはしてるのに、まだ ”恋人” じゃない…
続編は、その半年後からスタートします。


芹が寝ている風介を抱きしめながら髪にキスしてるはじまり!
芹ってば、めちゃめちゃ風介のことを愛しちゃってるんだなっていうのを感じます。
風介は朝から授業があるって言ってるのに、芹はエロを仕掛けるのをやめなくて、しっかり抱いてしまう。
そこは好きなら大事にしてあげなよって思うけど、私はこの芹のドSぶりが嫌いじゃない^^

芹は、風介の女好きには耐性ができてるから、昔の女の話をされても妬かないけど、風介に惚れちゃってる奥村(男)が現れると、心中穏やかじゃなく、思いっきり不機嫌に…
女は良いけど、男はダメなんだ?

芹は風介のことを愛しちゃってるし、鬱陶しいライバルまで現れて、早く風介を自分のものにしたいから、風介に「好き」って言わせたい。
お兄ちゃんの風介は、拗ねてる芹がちょっとかわいく見えて、甘やかしたい気も…
でも、芹から仕掛けてきたのに、振り回されるのが気に食わない!

そんな風介の悩みっぷり、1冊目の時は「乙女の気持ちを習得したから少女漫画家になる」宣言をしてて、ほんとアホだなーって笑ったけど、2冊目はさらにアホが加速してますw
風介のアホぶりには愛おしさが止まらない!!!


「好きって言って」「ぜってー言わねぇ!」
2冊目のテーマは、芹、風介、”どっちが先に好きって言うか?” です。

この意地っ張り同士の攻防戦、芹が風介を愛しちゃってるのは一目瞭然。
風介も「まだ自分のモンにもしてねーくせに所有物扱いしてんじゃねぇ」と怒ってるけど、文句のようで、”芹に所有されたい(恋人になりたい)” って本音を言っちゃってるよ?

もうね、両片思いなのが丸わかりだから、どっちでも良いからサッサと「好き」って言って、らぶらぶバカップルになっちゃえよ!って焦れ焦れさせられるんだけど…
芹が風介から「好き」って言って欲しいのには、芹が風介に本気だからこそで、二人の関係を真剣に考えている深い理由があったからなんですよ…


先輩の和久井に罠にはめられ、風介は奥村に乱暴されそうに…
それを助けだした芹が言った言葉、
「風介を大事に想っているから風介も自分のこと大事にして」
ストレートでシンプルな言葉だから、心にグサッとキます!

どっちが先に「好き」って言ったかは本編でお確かめください^^
めちゃくちゃかわいいシーンで、読みながらジタバタしちゃいます!
初めて気持ちが通じあってのエッチは、それまでのエロ度優先とはまた格別の味わいがあって、とてもイイんですよ♪♪♪

エロいことばっかしてた二人の関係に、気持ちが追いついた極甘な展開!

(思えばこのシリーズ、顔はニマニマしちゃうし、ジタバタしちゃうし、完全一人の時しか読めませんw)

シリーズのさらなる続編が『ihr HertZ』で連載中です。
本作は、奥村の登場が不自然だったのがちょっと気になったので、続編のための無理設定はせずに、二人のバカップルぶりを楽しませて欲しいです。

3

萌度増し増し↑↑主導権行ったり来たりなこういう関係大好き!

萌えた〜〜〜!
これは迷わず神を付けちゃおう!!!
受けの風介が可愛いのは前巻からですが、今巻は攻めの芹も可愛かったです!
中川カネ子さんの描かれるキャラは受けがハズレなしでとにかく皆可愛い!!って思って読んできましたが、今回初めて攻め可愛い!と思いました。

前巻はテンポのいいラブコメでストーリー性はあんまりなかったのでノリと雰囲気でなんとなく収まるとこに収まったと思っていましたが、実はこの2人依然進展はないという「え、そうだったの?!?!」なところからスタートのシリーズ2巻目でございます。
ノリとテンポの良さは引き続き最高です!
タイトルにくっ付いてる(増)って何かな?と思ったら「芹の嫉妬心と邪魔者と風介の欲求不満が増々」とのこと。OHオイシソウデスネー( ✧Д✧) ‼︎って興奮気味に読み始めましたが、期待以上に良い萌え詰まってました♪

繰り返すけど、この巻は芹がほんと可愛いんだ〜萌萌
包み隠さない丸出しの嫉妬心でメラメラしてます( ´艸`)(余裕ぶってる攻めが余裕なくすのスキー♡♡♡)
風介は少女マンガ好き度が増してて、もはや少女マンガはバイブルな勢いにw
その一方で、お兄ちゃん気質をナチュラルに開花させてて、芹のヤキモチを可愛く思ってたりして。
兄弟感も良い感じに増してました♪
あと哲平(風介の幼馴染み)がキミ何役なのよwってな感じでお気の毒な役回りを押し付けられまくってるんですけど、本人は楽しんでそうだからまぁいっか。

実はまた付き合ってなかった、ということで、どっちもが相手に先に「好き」と言わせたくてすったもんだしているお話です。
こんだけラブラブしてて好き合ってるのも隠さずエッチだってしてるんだからもう言っても言わなくてもいんじゃねーの?なんて思ったりもしましたが、最後まで読むと芹の言うことになるほどねと納得。
セリチャンはしっかり攻めらしく一枚上手だったかと。
風介がますます乙女になるぞってなもんです( ´艸`)
電子のオマケ漫画なんてすっかり小悪魔ヒロイン化してますよ風介さん!(^_−)−☆
余裕を取り戻したのもつかの間、芹はまた振り回されそう。
いいカップルですな。主導権行ったり来たりなこういう関係めっちゃ好き!

本誌では7月号からまた続編が始まったみたいですね!
今度は(愛)ですって。さらなる萌え来るか?!?!
楽しみです!

紙の方には今回もカバー下のみならずカバー裏があるようですが、電子版はやはり残念ながら収録なし。
ハーツも一時期はカバー下あったのになぁ。電子のオマケ付けるようになってもう収録しないことにしたのかなぁ。。

【電子】ひかりTVブック版:修正○、カバー下・カバー裏×、裏表紙×、電子限定描き下ろし(4p)付き

1

嫉妬サイコー

ありふれた設定なのに何でこんなに面白いかと思ったけど
攻めの嫉妬が半端じゃない。ゾクゾクする!!
嫉妬に気付かない受けが鈍感で可愛いし
攻めが雄って感じでキュンキュンした。
それと攻めの髪型がかっこいいw
あ~大満足な一冊だった。

0

執着勝ち

2巻の始まりからエッチです(//∇//)

どっちから好きって言うか言わないかの攻防戦で決着がつかずに終わった1巻。2巻ではついに決着がつきますが、2巻の内容は当て馬くんが登場の回。
この当て馬くん…見た目は奥手で陰キャですが、風介に秘めたる劣情はなかなかのもの。それというのも、風介の先輩の幼馴染みらしく、何やら風介に良からぬことを企んでいる様子…。

風介大好きアンテナが常にビンビンに張りまくっている芹は、風介に危険があることを知らせますが、芹からの強い執着愛とヤキモチのせいでケンカ中の2人…風介は聞く耳を持ちません。

案の定、媚薬的な薬を飲まされて裸にひん剥かれた風介に身の危険が!でも芹が間一髪のところで助けにきます。風介の身体の熱を鎮めるために入ったホテルで、風介の方からついに芹に好きだと告白。

身も心も芹のものになった風介は芹に愛されまくりました。あんなに自分から好きだと言わなかった芹は、好きの解禁。それはそれは風介に好き好き言いまくります^ ^♪

風介に絆されて付き合って欲しくなかったから、という芹の気持ちも分からなくもないけど、結構強引でしたよね(笑)分かりやすーい嫉妬と、風介への甘えとエッチ。
特に2巻は当て馬くんが登場したので、芹のヤキモチがすごかった。芹のヤキモチがなんだか可愛くて、スパダリ雰囲気あるのに余裕のない感じがギャップ萌え。
最後は結婚にも言及していたし、本当に風介のことが好きなんだなーと(^-^)
2人が対面座位で抱き合ってキスをしているシーンがとてもキレイで素敵でした!


当て馬の奥村と風介を罠にハメた先輩・和久井の行く末が気になったので、いつかこの2人のストーリーを番外編等で描いて欲しいなと思いました。

0

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