Renta!限定版
「いつものやつ、……する?」 昼夜働く幼馴染×明るくお人よしな大学生
波真田先生作品好きでして未読分を何冊か続けて読もうと思います。まずその1冊目。
幼なじみBLはたくさんあれど、波真田先生らしく舞台(今回は団地)がしっかりしていて、そこに暮らす人々という視点の中、メイン2人の恋愛が描かれる。時間経過が季節で表現されるのも好きです。
夏喜視点で進みますが、忍がかわいいったらない。
大人っぽいんだけど、子どもの頃は内気で素直で。その性格は今も変わっていないのが随所でわかる。
まっすぐに夏喜をずっと好きだったんだろうな。
でもエロいことに慣れている?し、18歳ならいろいろあると言ってたしモテるしそれなりに何かはあったんですかね。
忍の気持ちを想像しながら読むとおもしろいですね。
忍サイドでも読んでみたかったです。
夏喜のいろんな言動に忍がどう感じていたのか。
思った通りのことを口にするシンプル思考かもだけど、夏喜にドキドキしたり初めての時は内心どんなだったのかなど気になります。
続編あるのうれしいです。楽しみに読みます。
波真田先生の「スモークブルー〜」が好きで、他も読んでみようと購入。
幼馴染の間にしかない自他境界がないような親密さから性的関係になる二人。そんな二人が一度離れ再会してお互いを意識し始める。リアルにありそうな話を丁寧に描写するところ。そして、いや仲良いからってないだろというBL的エロスであり萌えどころ。その二つの要素のバランスが上手くついつい引き込まれました。一途な忍と、自分の気持ちに鈍く忍に尽くすが自覚がないため振り回してしまう夏喜は前述の「スモークブルー〜」とも近い関係性です。先生はこういうすれ違いが得意なのだなと感じました。そこ好きでした。お互い想ってるところが良いし、忍のミディアムヘアの黒髪のエロスにもグッときました。続きも気になるところです。
幼なじみの忍と夏喜。団地に住むふたりの優しくて温かくて、たくさんの思い出にあふれたお話でした。
幼いころから忍は夏喜が好きで、不器用ながらもまっすぐにそれを伝えていたけど
なかなか夏喜は気付くことが出来ず…
そのすれ違いにもどかしさもありましたが
大学でいっぱいいっぱいになっても、忍の存在に救われていた時点で
もう同じ気持ちだったんじゃないかなと思いました。
波真田先生の作品はなんでこんなにもほっこりするのだろうか…!
ふたりの恋のお話だけが描かれているわけではないところがすごく良かったです。
絵が綺麗です。表紙も素敵ですね、真っ青な空と舞台の団地の廊下でしょうか?
幼なじみ物です。いいですなー。
若干受けが攻めにほだされた感もあるけど、もうそんなの関係ないくらいラブラブですね。
お話の途中で団地を出て行っちゃうんじゃないかと心配しましたが、仲良く残ってて安心しました。
受けが子供の頃は男前で攻めを守ってたけど成長したら攻めが身長が伸びてモテ出して。嫉妬する受けでしたがもしかしたらそれはすでに恋心があったのかな?
途中までは一途攻めに中途半端にエッチして受けはちゃんと気持ちを受け止めてくれるのか心配でした。結局大丈夫でしたね。
進学せず家族の為に働く設定は罪悪感を感じてしまうのです。
自分も家計の状況を無視して進学して、妹は出来なくて。私のお給料で妹の学費を払うから行かせてあげてと親に頼んだけどダメで。もう20年前のことなのに未だに兄弟の為に自分は働いて兄弟に好きなことをやらせてあげるお話は胸を刺されます。
逞しくなった攻めが廊下を通る足音を待つ受け。いいですね。
お互いの青春エンドロールは団地の皆さんと僕ら。青春っていいな。
受けが何でも引き受けてこなせなくなって友人関係が壊れるかもと心配したけどそれもなくて良かった。
ラブラブな幼なじみの二人のお話。
……と書いてしまえばそれまでなお話なのですが、
それだけの普通のお話をここまで読ませてしまうのが、
波真田マジックなのですよ!
ストーリー的には淡々としているようですが、
実に目まぐるしく主人公の夏喜の気持ちが動いていく。
相対して忍の気持ちは一貫していて全くブレがない。
気持ちが付いて行かないままに身体を重ねる夏喜に、
最初は女の子の感覚からすると違和感を感じるのですが、
リアルな男の子ってこんなものなのかなとも思ってしまう。
浜真田さんにはそう思わされてしまう!
あぁ、浜真田マジック‼︎
特に大事件が起こる訳でも、激しい葛藤がある訳でもなく、
大学生の男の子が幼なじみを思い、想うお話。
実に自然でちょっとありそうなんだけど、どうだろう?
先の方々も書かれているように、
浜真田さんにしてはえっち度高め。
夏喜も忍も気持ちよさそうで幸せそうv
二人の日常はこれからもここで続いていくのだろうかと、
思いを馳せつつ、評価は「萌×2」で!