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表題作咬み痕に愛

一斗,市街中央区署に勤める刑事で篠の幼馴染み
篠,島国サクラの警察機構,首都署に勤める刑事

その他の収録作品

  • 描き下ろし 暇話

あらすじ

島国サクラの警察機構に勤める刑事の篠と一斗。
幼なじみの二人だが、ここ数年、一斗の様子がおかしい。
所轄内で噂になるほど、篠に執着している。
篠と同じ部署へ異動願いを出し捜査に強引に絡んできた挙句、キスして肉体関係を迫ってきた!
あり得ないと拒絶する篠だが、一緒に過ごした長い時間が邪魔をして、
完全には拒絶できない―――
そんな折、合同捜査に当たることになった二人だが…?

作品情報

作品名
咬み痕に愛
著者
イノセ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796411745
3.5

(32)

(8)

萌々

(8)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
107
評価数
32
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数6

もう少し説明が欲しい

執着攻めは大好きです。
イノセさんの描くイケメン大好物です。

だけど…、萌え切れなかった…。

架空の国の架空の警察機構を舞台にした幼馴染同士の話です。
小学校からずっと一緒だった篠と一斗は、別々の署に配属されて離ればなれに。
そこから一斗の狂気的な執着が始まるのですが、何かに取り憑かれているとしか思えない激しさなんです。
そういうシーンでクローズアップされる一斗の歯と、左手薬指に消えないほどの噛み跡を残す猟奇的な様子から、実は吸血鬼になってしまったとか、狼男の血が覚醒したとかいう種明かしがあると思い込んで読み進めてしまったほど激しい。
そういう種はそもそもなくて、離れる不安から人が変わったかのように凶暴になってしまっただけみたいです。

うーむ…。

一斗の変貌ぶりに戸惑う篠がメインで描かれているものの、2人が追っている事件の方にもがっつりページが割かれています。
事件捜査に出ては車で、張り込みをしては屋外でと、犯人を逃すんじゃないかと心配になるくらい盛ってます、一斗。
その表情に篠への愛おしさよりも、焦燥と怒りしか感じ取れないんですよ。
篠が配属先が離れても平然としていたことや、自分を避けるような態度が気に入らなくて、おもちゃを買ってくれない親に全身で抗議する子供みたいな感情しか見えてこなくて困りました。

こちらが困っているうちに篠は絆されるし、一斗は重傷を負うし。
もう少し回想シーンをがっつり読ませてもらえたら、萌えたかもしれません。
篠が戻りたがっていた高校時代の片鱗だけじゃなく、それこそ出会いからの流れの中で一斗がここまで篠に執着する理由になる出来事があったとか、高校時代もふつうのDK同士にしか見えない回想コマだけじゃなくて、他の友人と親しくしていると割り込んでくるとか、独占欲を感じるようなエピソードが入ったりとか、そういうのがあったら、もっと入り込みやすかったかも。

指に消えないほどの噛み跡をつけるほどの執着と独占欲なんて、かなり萌えやすい設定がありながらも、脳に腫瘍が…?と思うほどの攻めの豹変のせいで、堪能し切れませんでした。
なぜあんなにまでも理性のない獣のようになったのか、納得のいく説明が欲しかった…。

0

どうして?

自分に対しては無理だけど、読むのに関しては大好きな執着です。 が、なんでこうなった?? 離れ離れになる…で急にこの執着なのか?  架空の都市での警察もの。幼馴染で同じ職に就いたけど管轄は違って離れ離れ。 そこから攻めの一斗が豹変した。 好きなのはわかるけど…まぁ我慢してたぶんのタガが外れてこうなったのか。でもそんな一斗を拒絶できずズルズルと関係続けてきた篠も最終的に一斗がいなくなること考えると自分の気持ちがハッキリしないまでも…。 最終的には同じ部署になっていくのですが、その後が読みたいな。 お互い近くにいてどうなるんだろう。

0

全く共感できなかった

え…えー!
全然分からなかった……‼︎

篠と狂犬と呼ばれる一斗は幼なじみで共に警察官です。
一斗は篠に並々ならぬ執着を見せ、
篠の左手の薬指には一斗の噛み跡が!

……的な話です。

2人でATM強奪犯の合同捜査にあたるのですが、
車内で倉庫で一斗が篠を襲いまくります^^;

そもそもなんでここまで篠に執着するのか描かれていないため、
感情移入できません!
狂気を感じるほどの執着なので、
それなりの理由を知りたいのに。

また、捜査中にも関わらず居眠りにレイプまがいのセックスと……
警察ものとしても全然評価できない!
せめて仕事はキッチリやって欲しかった。

絆される篠もよく分からないし、
とにかく2人の気持ちが全く伝わってきませんでした。
優しかった一斗が突然、
狂犬に変わった理由もよくわからないまま終わってしまい、
なんだか消化しきれない作品になってしまい残念です。

元々アンソロで、テーマに寄せていく形の作品は無理があるものが多いです。
本作もまさにその通りで、
いいところも探したけどエロさくらいなものですかね?

2

執着と狂気の先にある愛

イノセ先生って逆さ表紙絵好きなのかな(^_^)
インパクトありますね~、綺麗ですね~!
思わず手に取ってしまいますよ…やられた。

あ、でもページ開いても表紙負けしてませんよ。
めちゃめちゃ綺麗な絵というわけではないんですけど、なんかイノセ先生の描くキャラって魅力的なんですよね。

CP設定は、攻め君は受けさんの事を好きすぎて愛情通り越して執着、狂気といった怖い感じになってますが、受けさんがそれにおびえる事もなくなかなかの男前です。

一歩間違えるとドロドロ病的なホラーになっちゃいそうなCPですが、イノセ先生の作画がカッコ可愛い感じなので、読み進めるうちに狂気的な攻め君がとても可愛く見えてきました。
受けさんも最終的には「しょうがねえなあヨシヨシ」って攻め君をあやしてる感じ。

なんか「暗いかなあ~重い話かなぁ~」っと躊躇している方はご安心下さい。
結局のところ、めっちゃラブラブな可愛い二人です。

濃厚なラブシーンを繰り広げるわりにはケロっっと犯人追っかけて真面目に仕事してるし。
背景は現代の刑事ものなんですけどなんか不思議な世界、面白い設定だな~っと思います。

ただ、やっぱりですね、前の作品もそうなんですが、どうも描きたい設定を詰め込み過ぎといいますか…色々な要素が多すぎるのですよ。
不思議な世界、現代劇、刑事もの、バディ、狂気、執着愛、幼馴染、両想い、濃厚プレイ、お仕事etc.…
多すぎて読み終わった時に心に残るものが薄くなってしまうというか…せっかく面白い設定の作品なのになんかもったないな~って思ってしまいます。

1

狂気

執着ヤンデレオラオラ系×流されクール美人受けの警察モノです。
絵がきれいでエロも多くて大満足です~。

でもなぜか舞台が日本ではなくて、架空の島国。なぜ?
そして受けの前髪が長すぎて笑うw前見えないww 業務務まるのか?

攻めの性格が本当にあり得ないくらいやばいです、悪い意味で。好きすぎて、自分のものにならないなら殺したいというヤンデレ成分にオラつき狂犬成分が入っています。昔受けに「この指に俺以外の指輪をはめるつもりならそんな指俺が食ってやる」と言い指を噛み、一生残るであろう傷痕をつけます。こえ~

攻めが受けのことレイプしたり乱暴したりするんですが、受けは怒らず(怒るそぶりするだけ)流されます。しかも「優しかったころの一斗を知っているから強く拒絶できない…」とかDV被害者女性特有の思考になっています。
うわ~~~大丈夫かこの二人…と思いながら見ていました。
共依存は抜け出せませんでしたが、最後はハピエンでよかったですw本人たちが良いなら良いと思います!ラブラブ♡

1

その執着ぶりとエロスに萌えます(≧∀≦)

咬み付き癖のある狂犬と、生真面目な美人刑事です。
大好きな作家さんで、発売を楽しみに待ってました。




内容です。
島国サクラの警察機構に勤める刑事・篠。
幼馴染みで所轄が違う刑事・一斗からの、ここ最近の異常な執着ぶりに困惑を隠せずにいます。
そんな中、首都を中心に起こる連続ATM強奪事件。
二人は合同捜査により、共に行動する事になりますがー・・・と言うものです。

まずこちら、大陸の東に位置する架空の島国・サクラを舞台とした刑事ものです。
独立した島と言うより半島でして、国境があったり、首都には2つの所轄があったりと、ちょっと不思議な雰囲気。
とは言え、印象としては現代日本の東京を思わせる感じでしょうか。
で、隅から隅まで読んでみたのですが、「名前」と言うものが出て来ないんですね。主役である二人以外。その主役も「篠」と「一斗」とだけ。
篠や一斗が苗字なのか名前なのか、そもそもそんな概念が存在するのか・・・。
と、不思議な雰囲気に一役かってる感じでしょうか。
既刊でも思ったのですが、こうゆうディテールで独特の世界観を印象付けるのがお上手な作家さんだと思うのですよね。

と、世界観も面白いのですが、何と言っても萌えるのがラブとエロス!
こちら刑事ものであり、警察機構の雰囲気は存分に楽しめるのです。
ただ、起こる事件そのものは単純な印象ですし、捜査で張り込みの最中におっぱじめる二人と、本格的な刑事ものを想像すると肩透かしをくうのでは無いかと。
ただですね、二人の関係にとにかく萌えるんですよ(≧∀≦)

攻めの一斗は、まさに狂犬!!
元々二人は、小中高とずっと一緒。もちろん目指した職業も一緒。
それが違う所轄に配属され、離れ離れになってしまう・・・。
初めて篠と離れた事により、執着心を暴走させと言った所でしょうか。
一斗の悪い噂を聞き、心配して尋ねてきた篠を問答無用で襲い、捜査中でも隙あらば自身の欲情をぶつける。
篠が好きで好きでと属性としてはワンコなのですが、犬は犬でも狂犬。
その暴走ぶりは甚だしいです。
個人的に、受けに異常に執着している攻めと言うのが大好きんですよね。

また、そんな一斗に振り回され気味な篠。
彼は優等生タイプと言いましょうか・・・。
やりたい放題やられてるのに、何故か一斗を切り捨てる事は出来ない。
まぁ何にせよ、美人が無理矢理組み敷かれて青ざめてるのは萌えると言うことで!!

あとこれ、ラストでの篠の言動も見物だったりします。
一方的に一斗が執着してるかと思ったら・・・と。
篠の凄味のある表情は必見です。
これは良いオチ!!

ところで、私は乳首攻めが大好きだったりします。
今作は雑誌に連載されていて、一話毎に「下克上」だったり「○姦」だったり、「ドライ・オーガズム」だったりとテーマがございます。
そんなワケでエロが結構濃厚。
で、イノセ先生の描かれる乳首がめっちゃ好みなのです!!
つやつやプルンて感じで。
ところが今回、乳首攻めは少な目。ちょっぴり残念・・・。
しかし、独房内で柵越しにエッチやカーセックス、そして青姦と、次々と素敵なシチュエーションで萌えさせてくれます。
個人的には、絶倫の回が一番萌えました!!

と、とても好みの作品でした。



8

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