甘党な鬼神×スイーツ男子の人外ラブファンタジー!

小説

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鬼神様はパフェの虜につき

onigamisama waparfait no toriko ni tsuki

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表題作鬼神様はパフェの虜につき

桔梗丸
パフェの虜になった鬼神
長山慶太
スイーツ好きを隠す大学生、18

その他の収録作品

  • エピローグ
  • あとがき・奥付

あらすじ

スイーツ好きを隠す慶太にとって、カフェのバイトは唯一、スイーツに触れられる貴重な時間。ところが新作パフェの試作中に、突然、鬼神・桔梗丸が現れ「積年の恨みを晴らしてやる!」と迫られる。どうやら千年前に主を裏切った鈴鹿御前を探しており、慶太がその美女と名高い鈴鹿御前に瓜二つなのだという。男の自分が鈴鹿御前のはずがないと訴えても、聞く耳を持たない桔梗丸。慶太を見張るためにカフェに通うようになるが、意外にも慶太のつくるパフェの虜になってしまい…?

作品情報

作品名
鬼神様はパフェの虜につき
著者
久我有加 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041073414
3.5

(26)

(1)

萌々

(13)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
89
評価数
26
平均
3.5 / 5
神率
3.8%

レビュー投稿数10

”ぱふぇ”の虜になった鬼神様は情熱的

鬼神と、パフェ!!

なんともアンバランスに思えるその組み合わせが、
読み進めるうちにどこかしっくりきてしまう…

そんな、凛々しく男前(そして大好きな黒髪長髪♡)な鬼神様の
ギャップに萌える、人外ファンタジーでした☺︎

Kindle Unlimitedで読了。
「万人受けするか?」と聞かれると、ちょっと「どうだろう?」とは
なるのですが、自分は楽しく読めました◎

千年前、ご主人様を騙し命を奪った者への敵討ちー

バイト先のカフェに、突然真剣を持って現れた鬼神に
命を狙われー

というなんともスリリングなところから始まる、
鬼神×美人大学生の敵対関係恋物語。
(実際は慶太が一方的に桔梗丸から”敵”認定されているのですが)

殺してやる〜!!!! とはるばるどこかからやって来たのに、
慶太の作ったパフェひとつで(3つぐらい一気に食べてるけど)
懐柔される桔梗丸が可愛すぎます(*´艸`)

新作の栗のパフェ、柿のパフェ、チョコパフェ…
それぞれのパフェを的確な言葉で表現し褒め称え、
素直に感心している鬼神様に、萌え。//

美人あな女顔であることを恥ずかしく思い、
硬派に振る舞おうと”甘いもの好き”をひた隠しにする慶太。

そんな彼が異次元(?)から時代を飛び越えて来た不思議な存在・桔梗丸の
裏表のない言葉に心を打たれ、次第に絆され、特別な感情を抱くようになっていくー

そんな様子が丁寧に描かれていました。
(最悪な出会いからたった2週間で絆されるのは、結構早いな!と驚きつつも)

三つの剣の力が解放され、あわや桔梗丸の意思が消えてしまうー!?
という終盤の展開には、ハラハラどきどき、やきもき。

最終的に落ち着いた場所がなんと、まさかの!という驚きとともに、
ほっと一安心しました(*´˘`*)
落ち着き先の◯◯で(一応、伏せます)、3つの剣は安心してまどろんでいるのかな。。
想像すると、なんとも可愛らしい気がします。

甘くて美味しい”ぱふぇ”に懐柔された桔梗丸だけれど、
「慶太が作ったパフェ」だからこそ魅力に感じる、と囁く後半の甘さに、
蕩けた〜〜!

傲岸不遜な印象だっただけに、心通わせた後のスパダリっぷり、
そのギャップにグッときます(๑•̀ㅂ•́)و✧

久我有加先生の人外ファンタジー、コミカルさとシリアスさの
絶妙な匙加減が楽しい一冊でした✨

0

可愛い鬼神様

関西弁が素敵な好きな作家様のお話。今回の関西弁は、鬼神様でした。

パフェや甘いもの等好きなのに、女性っぽい綺麗な顔立ちの所為で侮られたくなくて素直に公にできない慶太。大学生でアルバイトとしてパフェを考案・制作している知人のお店に入ってきたのはまさかの着物姿の殺気を纏った真剣を持った男。慶太を『鈴鹿御前』という女性だとして斬りつけようとしてきた男の目に入ったのは慶太の作ったパフェ。そのパフェを奪って食べた男は、殺気を消してバクバクと平らげてしまい…
というのが冒頭。

パフェを食べたのが鬼神様なのですが、殺気を放つし慶太を長年恨みつらみが積み重なった女性と勘違いして斬りつけようとするのに、パフェにコロっと心を奪われてしまうめちゃくちゃ可愛い鬼神様です!笑 あと関西弁の色気がすごい…!

慶太も自分の容姿が嫌いでパフェ好きも言えなくて鎧を纏っているような子なのですが、鬼神様の素直な褒め言葉や甘い言葉にどんどん絆されていっていくのがわかって良い。

和風な現代ファンタジーが好きで、甘いお話が好きな人にオススメしたいお話でした!

0

鬼神様がかわいい

久しぶりの再読です。
初読時より楽しめたかも、理由はわからないけど。
初読時は、う〜む、萌評価くらいかなと思ったのを覚えてるんですよね。
あと、なんかこれだ!ってのがなくてレビューしづらいな、と。
だから一度でも読んだきりでレビューも書けずに放置してたんだけど、久しぶりに再読してみたら記憶よりも鬼神様が可愛かった。

最初こそ、積年の恨みを今こそ!!!ってな感じで殺気だってるけど、慶太の作るぱふぇにどハマりしちゃった鬼神様。

で、鬼神様ときたら、大真面目に激甘セリフをちょいちょい言うんですよね。
慶太がパフェを作る様子をじーーーっと見つめては「働いているときのおまえは、可愛らしい」だの「おまえは可愛らしい」を連発する鬼神様。

剣術の試合で勝って、見てた?!どーよ!オレ!ってな感じで誇らしげなところもかわいらしい。

記憶より絡みが濃厚でした。
精悍で古風な男前の関西弁かつ低音の「ここ、ええか?」はエロいっ!と思いました。

私もOHBA行ってみたいです。
パフェを一個食べきれる自信はないので
パフェではなくランチ食べながらですが、
精悍な男前がぱふぇを堪能している姿を目に焼きつかせていただければなぁと。


0

お話がコンパクトですね

コンパクトにまとめられてますね。もっとたっぷり読みたいな。

桔梗丸があんなに怨みを持って蘇ったのに慶太のぱふぇにあっさり懐柔されて…。
慶太に付きっきりで鈴鹿御前じゃないかと見張って確かめたり、違うとわかってもそばを離れなくて。
不可思議な力で洋服をまといモデルか?な男前で。

慶太も桔梗丸に可愛いと言われたり、好きなものは好きでいいじゃないかと言ってもらえたり、素の自分を認めて好きになってもらえて。

剣のくだりはハラハラしました。そうか、慶太が!

桔梗丸を愛の力で取り戻した慶太。
その後の甘々エッチは濃厚でしたね。描写が!

無事に二人はずっと一緒にいられるしめでたしめでたしですね。

最後の桔梗丸の「今日の夜、ええか?」にすべてを持ってかれました。
関西弁だとなんだかおじさんみたいな感じがして。スッゴい男前のモデルみたいな桔梗丸がこんなこと言うなんて!

0

ギャップのかたまり

復讐に現れた鬼神がパフェでおとなしくなるって
シュールだな…と思いましたが
慶太の落ち着きっぷりが素晴らしく、
描写だけでも充分美味しそうなのが伝わるパフェ、
やはり甘いものはどんな人(鬼?)でも幸せにしてくれるんだなぁと
妙に説得力がありましたww
栗のパフェ、私も食べたい!!!
(後日改良したピスタチオのムース入りがめっちゃ気になる)

鬼神の桔梗丸、最初こそ疑い深くしていましたが
日が経つにつれ慶太を信用してしっかり聞く耳がありましたし
義理堅さや筋のとおった気質にとても好感が持てました。
個人的に可愛い見た目の受けよりも男らしい感じが好ましいので
慶太は鈴鹿御前のように美しいと言われながらも
ちゃんとかっこいい男性だったので嬉しかったです。
穏やかで順応性のあるところも魅力的でした。

意外なほどに丁寧に慶太を愛撫してくれる桔梗丸についこちらが爆照れ!!
慶太がまぁ可愛らしく啼いちゃって無理もないなぁ……。
離ればなれになることはないようで安心しましたし
きっとこれからもOHBAはお客さんが途切れる事がなく大忙しでしょうね。
秀俊さんの洋食も食べたくなりましたが
パフェもだととんでもないカロリー…。

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