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表題作オレとあたしと新世界 3

しのぶ,マコトのパートナー
小林誠(マコト),会社員

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下(キャラクター紹介/イラスト)

あらすじ

ついに自分の店をオープンすることになったしのぶ。
10年ぶりの社会復帰を気づかうマコトを尻目に、
しのぶはひとりで準備を進めてしまう。
しかし開店直前にアクシデントが発生!
ふたりの蜜月生活に忍び寄る影とは……! ?衝撃の第3巻!

作品情報

作品名
オレとあたしと新世界 3
著者
古宇田エン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
enigma COMICS
シリーズ
オレとあたしと新世界
発売日
電子発売日
ISBN
9784775528037
4.4

(105)

(73)

萌々

(15)

(13)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
465
評価数
105
平均
4.4 / 5
神率
69.5%

レビュー投稿数16

シリアスとコミカルのバランスが秀逸

待ちに待った『オレとあたしと新世界』の3巻目。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。



事故に遭い、10年間も寝たきりだったしのぶを献身的に介護し、そして待ち続けたマコト。
という事で、この二人の間にある愛情は紛れもなく本物なのだと思う。

思うけれど。

この二人には「二人で築き上げてきた歴史」が圧倒的に少ない。

本名も知らなかった、前職が何かも知らなかった。
それでも、お互いにこの人しかいない、という愛情だけでつながっている。

それはそれですごく素敵なことだし、愛がなせる業なのだろうと思うのです。

けれど、10年間。
長いよね。
自分がいなかったこの10年間に、マコが過ごした時間はいかほどだったのか、と悶々とするしのぶの想いがすごくリアル、というのか。

3巻ではしのぶがマコを抱くシーンばかり描かれています。
それは、マコが東條さんに抱かれていたことを顕在化させることでもある。

基本的にコミカルな雰囲気でストーリーは展開していきますが、その明るさの裏に隠した彼らの不安が手に取るようにわかる。しのぶとマコトの間にある愛情は本物で、だからこそ訪れる彼らの葛藤が、非常にリアルで重い内容でした。

3巻に突入し、新キャラが登場します。
しのぶが開店するバー「新世界」で働くことになった佐藤くんと、シェフ見習の浜本くん。

二人ともいい子たちなので明るい雰囲気になるかと思いきや、

東條さん、再登場です。
東條さんもすごく良い人だったので、それゆえに、波風が立つのでは?という危惧も。


ほのぼの、明るく、そして優しいお話を好む方には、ちょっとハードルが高い作品かもです。

が、この作品は、楽しく明るい、日が当たった道だけを描いた作品ではない。
苦しくて、葛藤にまみれ、苦悩する。
そんな「人生」を描いた重みのあるどっしりとしたヒューマンストーリーを描き切った神作品だと思うのです。

ビジュアル的には、古宇田さんの描かれる肉体美だったり、マコのギャルソン姿だったり、眼福でした。

イケメンあり、美しい肉体あり、切なさあり、笑いあり。

これを神作品と言わずなんと言おう。
次巻を早く読みたいです。

15

ポッチ

Maeployさま

コメント、ありがとうございます。

Maeployさまがレビューされている作品は私も既読のものが多いので、もしかしたらツボがご一緒な腐姐さまかなと勝手に親近感を抱いていました。

拙いレビューに嬉しいお言葉、ありがとうございます。励みになります。

ありがとうございました!

Maeploy

神レビューですね!!

サラダ!!! サバ!!!

①②巻ではハッキリとは描かれていなかったタチネコ関係ですが、10年前まではやはりマコ×しのぶだったようですね。
ですが今回しのぶからマコちゃん驚愕の告白が…!!
この2人ならリバありです!
(ですが色々と不穏な空気が…)

しのぶの新しいお店も、アクシデントありつつ無事にオープン出来て良かったです。そしてお店のネーミング(笑)10年間眠っていたしのぶだからこそのあの名前だと思うと、笑顔と涙が浮かびました。

ただ、他の方も仰っているようにだんだんと不穏感が漂ってきます…
しのぶが眠っていた10年の間に東條先生とマコちゃんが付き合っていたことでのあれやこれや、マコちゃんの腰の痣についてetc…

今回もカバー下まで濃い1冊でした。
次巻が最終巻とのことですが、ハラハラドキドキしながら待っております。


今回 個人的にツボだったのは
「……サラダと サバです!」
「サラダ!!! サバ!!!」
でしたwww
あのページ付近を何度も行ったり来たりしてますw

11

とにかく幸せになって欲しい

どんどんマコちゃんの天使みが増してます。

3巻にして初のしっかりした絡みシーン。それも"しのぶ×マコト"です。2巻から、むしろ1巻から知ってましたが、やっぱ東條とのときは…と常にチラついてくる東條に血管が切れそうになり、それ以上に男言葉のしのぶと、エッチすぎるマコトに血管がブチギレそうになります。
東條が悪い訳ではないけど、東條先生すみません。
マコトの「どうしよう…」が何をどうしようなのか分からなくて不安になる。"マコト×しのぶ"も見たい…っていうかマコトの望みを世界の全ての力でもって叶えてほしい。でも主導権握りたくてする行動がフェラと騎乗位だから、ネコで満足してるのかな?

3巻の不穏なラストから、4巻はマコトの出生がらみの話でしょうか。あーなんか長いことマコトの心からの笑顔とか爆笑とか見てない気持ちになってきた。幸せになってくれマコト。

※電子書籍ひかり 白抜き

5

東條×マコトに萌えます。

1巻も最近読んだばかりです。
名作の評判高いですが読み始めてしばらく、ギャグも絵柄もあまり好みじゃないな…と思い一旦寝かせたのですが、ドラマが大きく動いたあの出来事からは目を離せず「神」作品だったと自分の見る目のなさを猛省。
こんなBLありますか…!?10年も寝たきりの恋人を待つなんて…

さて、東條さんです。
東條さんの下克上のチャンスはもう巡ってこないのでしょうか。

10年ぶりのセックスで、受けとして開発されているマコトに勘付いたしのぶ。容赦なくマコトを抱きます。その荒々しさと強さ、言葉攻めエロさ、最高です。
あれだけ強引にやっているのに傷一つ付けないとか…
そしてその場面で私も気づきました。マコト…東條さんに抱かれてたんだね(嬉し泣)

「東條×マコト」推しはちるちるレビュアーさんには少ないのでしょうか。
しのぶ×マコトも良いんですが、1巻でマコトを長きに渡って見つめ、ひっそり支え続け、大人の包容力で包み込み、迫る時に猛烈に優しいオス感を出してきた東條さんに私は参りました。
二人のラブラブだった頃見たいよ~

自分の店を作る事に邁進するしのぶ。その計画性、行動力、資金力(!)、迫力にびっくり。見習いたいものがたくさんあります。
「世界一ムダなカミングアウトしたわ~」というセリフ、思い切り共感しました。
なんだか仕事や人生のあるあるだなと思いました。
すごく大切な事を打ち明けても、仇になること、スルーされることありますよね…。

あと何といっても「サラダとサバ」です!!!こんなマッチョイケメンにこんな男前な給仕されたら一発で常連になる~~♪

3巻で東條さんが再び登場してくれて嬉しい。ていうか、東條さん物分かり良すぎでは…
生涯を共にしたいとプロポーズしたマコトにもっとくらいついて欲しい。
2巻リハビリシーンで、しのぶからの宣戦布告受けて、応えてましたよね…?

ちょいちょい不穏な要素が盛り込まれた3巻ですが、しのぶのスーツ姿に萌え、マコトがエロくて眼福でした。
マコトに受けの才能がこんなにあるなんて…古宇田先生ありがとうございます。もうマコトの受固定で大丈夫です。

3

もしやタイトルの意味って…

エロ多めだったかな?3巻目。
しのぶ×マコになってましたが、
エロシーンだとしのぶの女言葉が抜けちゃって残念でした。
そのせいでマコの中に東條の影がチラチラ。あぁぁぁ。
でも作品へのリバの入れ方とストーリーへの活かし方はすごいです。

二人は小さくすれ違ってますが、
二人ともその感情をまだ自分の中で形にできてないのかな。
小さな違和感があるのは分かるけど、言葉にして話し合うのは無理っぽい。
こういう心が軋む感じのじわじわ増す切なさって辛すぎる!

今回のエロシーンとしのぶの店の名前を見て、
もしかしてタイトルってしのぶ一人のことなの?と思っちゃいました。
お一人様エンディングは嫌だなあ…泣いちゃうよ。

10年分の溝の修復は難しそうだけど、
どう決着を付けるのか楽しみです。

2

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