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向かいの部屋がこんなに遠い
めっちゃ良くてギュンギュンしてしまった…。ついツンケンしてしまうけど嶋のことが好きな雪。ある日嶋が着ていたジャケット(持ち主は吉川くん)を抱きしめていたらそれを嶋に見られて吉川くんが好きだと勘違いされてしまうが…ってとこから切なさ全開〜!!!!自分の気持ちは言えないし、嶋に応援されるのも辛いしでしんどさ倍増。嶋も雪に惹かれていくわけですがお互い色々すれ違いもあって…もう〜!!ね!気持ちを吐露する場面がすごく心にきた…!良かった!
主人公雪くんのどうにもできない恋心に苦しむ様子が本当に切なく、嶋くんの勘違いによるすれ違いに思わずやきもきしてしまいます。けれども大学寮という舞台が重苦しさを感じさせず、終始爽やかな雰囲気を纏いながらテンポよくストーリーが展開されます。
雪くんが嶋くんへの恋心にどうにか折り合いをつけようと決心したタイミングで嶋くんが認識する雪くんへの恋心。ここの描写がとにかく素晴らしく、立場が逆転した様子を後半は思う存分楽しむことができます。そこからの両想い。告白シーンは空気感や香りまで体感できそうな、これぞココ先生!と唸ってしまう本当に極上の美しいシーンで彩られています。
ココ先生の初期の作品ではありますが、物語に流れる柔らかく優しい雰囲気はまさに相野ココ先生らしさで溢れていて本当に何度も読みたい素敵な作品だと感じます。
少女漫画のような繊細さでした。久しく少女漫画読んでないけど。
片思い期間が長い!幼馴染から社会人まで◯年間片思い〜って作品ももちろんあると思います。こちらはそういうわけではないのですが、片思いを描いている時間が長い!!
飛ばした2年プラス、ひたすら片思いを追ってるのが1年。長い!周囲の友人関係の広がりも最小限で、幼馴染の吉川もかなりのキーパーソンでありながら取り立てて特別に描かれることもなく、ほぼ主役2人の描写です。
先生の絵が徐々にうまくなっていくのも味わい深い作品でした。自分はとても好きかというとそうでもないのですが、この系統が好きな方は絶対もっといると思う!
相野ココ先生らしい、泣き顔がなんとも可愛らしい受け様でした。
片思いの相手が彼女持ちのノンケってだけで既に切ない設定ですが、そのうえ好きな相手を誤解されるというオプション付きでなかなかの不憫受け。
満原の恋の相手・嶋は、満原の好きな人は吉川(満原の親友)だと勘違いします。
これがストーリーの鍵ですね。
吉川には彼女がいるので、叶わない片思いをしてる満原を寂しがらせないために嶋があれこれすることでだんだん距離が縮まっていきます。
しかし嶋はよかれと思ってやるものの、かえって傷つくことも...
そのもどかしさったら、もう...
そんな罪な男、嶋ですが、彼もまた庇護欲そそる闇を抱える人物です。
人一倍寂しがりやなのに、離れる時の怖さを知ってるから決して深入りはしない。
(モテモテの嶋だけどべつにスパダリではないところが大学生らしくて◎)
この嶋の恋愛スタンスが、満原によって変化するところが胸きゅんポイントのひとつだと思います。
ツンデレ受けは好きなんですが
満原は嶋の行動が目に余ると言って口うるさいイメージが冒頭でついてしまって
(言うことはごもっともでしたけど)ツンデレ属性というか…なんとなく女の子っぽい気がしてしまいました。すみません。
嶋は、優しいところもありますが道原の指摘通りデリカシー無いし妙に調子がいいというか。
でも道原のことが気にかかって自分でもどうしてかわからず
戸惑うノンケの葛藤は好ましかったです。
道原は吉川が好きなんだと誤解したままでいましたが
実際吉川の方が良いヤツじゃないかな??
私の中で吉川の株が高かったので嶋×道原を素直に応援出来ない事態になってしまいました。本当に勝手な言い分で申し訳ないですけども…。
あと、猫と比喩するからにはもっとクールにツンツンしていて欲しかったです。